2023年3月16日更新

『ゴールデンカムイ』インカラマッの正体を徹底ネタバレ解説!谷垣との恋の行方は?

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インカラマッ(正確な表記では「ラ」は小文字)は野田サトル『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌの占い師。作中でアシリパ(「リ」は小文字)も言っているように、狐を連想させるどこか怪しげな雰囲気の美女です。 本記事ではそんなインカラマッのプロフィールのほか、作中での活躍や谷垣との関係についても紹介していきます。どこかつかみどころのない彼女について、徹底的に探っていきましょう! ※本記事では『ゴールデンカムイ』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意ください。

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『ゴールデンカムイ』インカラマッのプロフィール

名前 インカラマッ
生年月日 9月12日
年齢 不詳
初登場 第60話『イカッカラ・チロンヌプ 誑かす狐』
声優 能登麻美子

インカラマッは各地をさすらうアイヌの占い師です。原作漫画の第60話で初登場しました。つり目と薄笑いが印象的な美女で、どこか女狐を連想させます。スタイル抜群で胸も大きく、作中では白石や牛山に言い寄られたことも。 年齢は不詳ですが、公式サイトの質問箱では谷垣よりも年上で白石と同年代であることが明かされました。この情報から、おそらく20代後半くらいなのではないかと予想されます。 聡明で油断ならない女性ではあるものの、まっすぐで心優しいため味方につけると心強いタイプです。ちなみに好きなタイプは「顔に傷のある男性」。これはおそらく、初恋相手であろうウイルクの顔に大きな傷があったからだと考えられます。

インカラマッの発音や名前の由来は?

「インカラマッ」の発音は、最初の「イ」に最も強いアクセントが来ます。なお最後の「ッ」は歯の裏に舌をつけて発音するそうです。 またインカラマッという名前には、アイヌ語で「見る(インカラ)」「女(マ)」という意味があります。未来や運命を見ることができる彼女にぴったりな名前だといえるでしょう。

インカラマッの正体とは?

インカラマッはアイヌの占い師で、アシリパの父・ウイルクの旧友です。つかみどころのない言動のせいでアシリパからは怪しまれていましたが、大切な人の娘を守りたいという想いから行動していました。 ちなみに美人なだけでなくスタイル抜群でもあり、チカパシがことあるごとに胸を触りたがるほど。しかし本作ではセクシー要素は男性に割り振られているため、いわゆるお色気キャラではありません。

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【最後】インカラマッは死亡した?

すぐれた占い師であるインカラマッは自分が死ぬ未来を見ており、その運命に囚われていました。彼女は屈斜路湖で溺れた際、キムンカムイ(羆)が自分を“送る”幻を見て死の運命を受け入れようとします。 しかし危ないところを助けたのが谷垣でした。インカラマッはこの出来事をきっかけに、占いがすべてではないと考えを改めることに。その後も何度か危ない目に遭いますが、最終的には谷垣と結ばれ子どもも出産しています。

【正体】インカラマッはアイヌの占い師

インカラマッは先祖代々受け継いだ「シラッキカムイ(キツネの頭骨)」を使って占いをします。頭の上にした顎の骨をのせ、ゆっくり落として物事の良し悪しをみるという方法です。歯が上になれば良い兆し、下になれば悪い兆しとのこと。的中率はかなりのもので、白石に競馬場へ連れていかれた際にはどの馬が勝つかを次々と当ててみせました。 さらに「ウエインカラ(ラは小文字)」――千里眼も持っており、名乗ってもいない人の名前や素性を当てたり、探し物を探し当てたりするという芸当も見せています。占いや迷信を信じないアシリパには疑われていましたが、どうやら占い師としての実力は本物のようです。

【恋】皆が気になる!インカラマッと谷垣源次郎の関係

【エピソード①】ラッコ鍋を口実にオチウ!?

インカラマッは当初、谷垣を自分の目的のために利用しようとしていただけでした。しかしともに行動しその人柄を理解するうち、彼にどんどん惹きつけられるようになります。 そんな2人の関係に急展開が訪れるきっかけとなったのが、原作漫画12巻で登場したラッコ鍋。2人はアイヌの老人から夫婦と勘違いされ、「必ずふたりだけで食べなさい」とラッコの肉を渡されます。実はアイヌでは、ラッコの肉には発情効果があるとされていたのでした。 結局手違いもあり、ラッコ鍋は谷垣と杉元をはじめとした男性陣で食べることに。ちなみにそのときの騒動は「伝説のラッコ鍋回」として話題になりました。 しかしすべてが終わった後、ひとりで寝ていた谷垣のもとにインカラマッがやってきて、ラッコ鍋を口実にオチウ(性交を指すアイヌ語)を迫ります。この衝撃的な出来事がきっかけで、2人は本格的に恋仲になるのでした。

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【エピソード②】死の運命から解放!谷垣と歩む未来

インカラマッは都丹庵士による襲撃事件の際、小船で逃走中に湖に落ちてしまいました。泳げない彼女はそのまま深みへと沈んでいき、静かに死を受け入れようとします。かつて占いで自分の死の運命をみていたこともあり、彼女の中には「やはり占いのとおりになった」と満足する気持ちすらあったのです。 しかし谷垣が命を懸けて助けてくれたため、彼女の運命は書き換わりました。これをきっかけに、インカラマッは「谷垣ニシパと未来へ進みたい」(ニシパのシは小文字)と願うようになり、やがて彼と将来を誓い合うまでになります。

【エピソード③】逃げる二人!強い愛がここに!

網走監獄襲撃事件の際、キロランケに刺されて重傷を負ってしまったインカラマッ。彼女は第七師団に保護されることになりますが、言ってしまえば谷垣にとっての人質という形で利用されてしまったわけです。しかも彼女はこのときすでに、谷垣との子どもをそのお腹に宿していました。 鶴見中尉からインカラマッが妊娠していることを聞かされた谷垣は、危険を冒してでも一緒に逃げることを決意。2人の動きに気づいた月島に殺されかけますが、家永が捨て身で助けてくれたことで逃走に成功します。

【恋②】インカラマッの出産!谷垣と作る素敵な家庭

逃げる2人をしつこく追い続ける月島。谷垣は妊婦であるインカラマッを守りつつ必死で逃走しますが、その途中でインカラマッが破水してしまいます。そこで彼は、アシリパのフチ(祖母)がいるコタン(村)へと逃げ込むことに。 谷垣は皆を守るため敵を迎え撃とうとしたところで、一足早かった月島に銃を奪われ殴られてしまいます。しかしそこに現れた鯉登が、月島に“上官として”2人を殺さないよう命令したことで、彼らは殺されずに済むのでした。 直後インカラマッが産気づいたため、男性陣はコタンの女性の指示に従ってお産の手伝いをすることに。ついさっきまで殺し合っていたのに言われるがまま動く彼らの姿は、コミカルでどこか微笑ましいものがありました。 皆の協力のおかげもあってか、インカラマッは無事元気な女の子を出産。後日談によると、彼女は最終的に15人もの子どもを産むことになりますが、長女以外は全員男の子だったとのことです。

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【関係①】インカラマッはウイルクの旧友!

インカラマッは幼い頃に放浪生活を送っており、その道中でウイルクと出会います。彼女は当時北海道に来たばかりだったウイルクに、北海道アイヌの文化や言葉、土地についてあれこれ教えました。そして毎日楽しい時間を過ごすうち、彼に恋心を寄せるようになります。 結婚することになったウイルクのもとを去ってからも、インカラマッは彼のことを想い続けていました。彼にもらった着物をいまだに着続けていることから、その想いの強さがうかがえます。 だからこそインカラマッは、ウイルクの娘であるアシリパを守りたいと考え、そのためだけに行動していました。見かけによらず、一途で義理堅い女性なのです。

【関係②】鶴見中尉と繋がっていたそのわけは?

ゴールデンカムイ
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

インカラマッは鶴見中尉とつながっていたため、裏切り者なのではないかと疑われていました。しかし作中で本人が語っている通り、彼女は鶴見中尉を利用していただけでした。 彼女はウイルクの死の真相について知るためあれこれ探るうち、鶴見中尉と出会います。その後彼に協力を持ちかけられ、アシリパたちの情報を流すことに。 しかしインカラマッの目的はウイルクの一人娘であるアシリパを守ること。鶴見中尉のスパイとして動いていたのも、アシリパを確実に守れるのは彼の陣営だと考えていたからでした。

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謎多き美人占い師「インカラマッ」

ゴールデンカムイ
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

本記事ではミステリアスで美しい占い師・インカラマッについて紹介してきました。一見したところ胡散臭いものの、実はまっすぐで心優しい彼女。谷垣とのラブストーリーからも目が離せませんでした。 もとは死の運命に囚われていたものの、最終的に谷垣と幸せな家庭を築くことができて何よりです。魅力たっぷりの彼女の活躍は、ぜひ本編でチェックしてみてくださいね!