2024年1月4日更新

『メイドインアビス』のグロシーンを一挙解説!鬱展開に衝撃が止まらない……

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『メイドインアビス』はグロい?

メイドインアビス
© 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

『メイドインアビス』は、少年少女たちが謎が多く眠る縦穴「アビス」の中で冒険を繰り広げる作品で、未知へ立ち向かっていく力強さが描かれています。未到の地を進んで行くワクワク感が大きな魅力と言えますよね。 しかし、子どもたちが容赦無く悲惨な目にあうシーンが多いのも特徴。これには、可愛いキャラデザインとのギャップも相まって衝撃を受けた人も多いでしょう。 そこでここからは本作でとくにグロいシーンをピックアップし、詳しく解説していきます!

【2巻10話】ナキカバネが探窟家を食べるシーン

深界2層「誘いの森」に入ったリコとレグは、探窟家が助けを求める声を耳にします。しかしその声は2層に棲む巨大な鳥「ナキカバネ」の声でした。ナキカバネは探窟家の声を真似て、自分のテリトリーに獲物を誘き寄せていたのです。 警戒するリコとレグが目にしたのは、ナキカバネに捕食される探窟家でした臓器を啄まれる探窟家の死体の姿は非常にグロく、死体の周りにはハエが飛び、アニメでは生々しい咀嚼音がプラスされました……。 「アビス」は7層までありますが、2層という浅い段階でも非常に危険な地であることを読者に理解させたシーンです。

【3巻19話】レグがリコの腕を折って切断するシーン

次に紹介するのは深界4層「巨人の盃」でリコが毒を喰らった後のシーンです。4層に棲む生物「タマウガチ」はアビスの環境に適応したことで未来予知ができ、攻撃を避けられなかったリコは毒を受けてしまいます。 レグはアビスの呪いを受けることを承知でその場から逃亡。上昇したことでリコは4層の呪いをマトモに受け、全身に激痛・穴という穴から出血を起こします。 さらに腕に受けた毒が深刻で、リコは毒が全身に回る前に自分の腕を切断してくれとレグに頼みます。レグは言われた通りリコの腕を切断しようとしますが、痛みにもがくリコの姿で冷静さを失いうまく切断できませんでした。リコの容体は手の施しようがなく、レグは自分の無力さに打ちひしがれます…… その後助っ人が登場し、後遺症は残りますがリコは一命をとりとめます。一連のシーンのリコの腕は毒で何倍にも膨れ上がり 腕は変色するといった、ショッキングな描写がされました

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【3巻23話】ミーティとナナチが成れ果てになるシーン

ミーティとナナチの2人は孤児であり、アビスの探窟家の最上位「白笛」であるボンドルドにスカウトされアビスにやってきました。探窟家になれると期待を膨らませる2人ですが、実はボンドルドは子供達を探窟家ではなく実験に使用するためにアビスに連れてきたのです。 2人は深界6層「 還らずの都」の上昇負荷の実験に利用され、ナナチはアビスの「祝福」を受け人間の姿ではなくなり、ミーティは「成れ果て」となりました。 ナナチは自我を保ち人間に近い姿に変化しましたが、ミーティは知性をなくしおよそ人間とは言えない姿に成り果ててしまいます。 このミーティが成り果てていくシーンは、体がどんどん崩れていき、あまりの痛みに「殺して」と懇願するミーティとそれを傍で見ていることしかできないナナチの悲惨な表情と叫びが印象的です

【4巻27話】クオンガタリに寄生された探窟家のシーン

深界4層「巨人の盃」に出現した生物「クオンガタリ」登場のシーンも非常にグロい場面です。 深界6層に生息する羽虫であるクオンガタリが4層で発見され、行方不明者が多発する事態が起こります。 クオンガタリは探窟家から愛されている「トコシエソウ」という花に化けた狡猾な生物で、人間に寄生し、幼体を植え付け生きたまま苗床にします探窟家の遺体から這い出る無数の虫の姿は非常にグロテスクで、虫が苦手な人には直視できない映像です。

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【4巻30話】レグの腕の切断シーン

深界5層「なきがらの海」で白笛ボンドルドの管理する「イドフロント」に入ったリコたちは、ひとまず歓待を受けます。しかしレグは人間ではなくロボットだったため、ボンドルドたちの興味の対象として捕まり、腕を切断されてしまったのですロボットとはいえ普通に痛覚のあるレグはたまらず泣き叫び、切断された腕から血がドバドバと流れ、鼻水と尿も垂れ流しました。股間に取り付けられたチューブから尿を採取される光景は、目を覆いたくなるシーンです。

【6巻41話】メイニャが潰されるシーン

メイドインアビス 
© つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会

深界6層「 還らずの都」に降り立ったリコたちは、人間ではなくなってしまった「成れ果て」が暮らす村に辿り着きます。そこでたくさんの成れ果てと交流するリコたちですが、その中に「マアア」と後に呼ばれることになる成れ果てがいました。 「マアア」と鳴き声を出す成れ果てはかわいらしいものがお気に入りで、リコたちが5層から連れてきたプルシュカのペット「メイニャ」を取り上げてしまいます。「マアア」はメイニャを傷つけるつもりはありませんでしたが、力加減を間違えてしまったのか、メイニャを潰してしまいました潰されたメイニャは目が飛び出し、内臓も出てしまいます。死んでしまったかと思われたメイニャですが、とてもやわらかい体をしていたので、飛び出た臓器を中に戻したら復活しました。

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【6巻41話】マアアが分解されるシーン

メイニャを傷つけたことで、「マアア」は「精算」を受け分解されてしまいます。成れ果ての村には「価値」という基準があり、リコたちにとって大切な仲間のメイニャを傷つけたマアアは自分の持っている価値を支払うことで精算をしなければならなくなりました。 メイニャを傷つけた代償としてマアアは自分が大切にしていたかわいいものを体の中から取り上げられ、それでも釣り合わなかったのか自分の体の一部を持っていかれます。このときのマアアは大切なものを取り上げられたことで悲痛な鳴き声をあげました。 マアアがかわいいデザインをしていることもあって、さすがにかわいそうに感じるシーンです。

【5巻36話】プルシュカがカートリッジになるシーン

次に紹介するのは、白笛ボンドルドの娘プルシュカが「カートリッジ」にされるシーンです。カートリッジはアビスの呪い「上昇負荷」を回避する便利なアイテムですが、その材料はなんと「生きた人間」でした。 容器の中に最低限生存できるだけの人間のパーツを入れ、装着者が受ける「呪い」を肩代わりさせるおぞましい道具です。プルシュカは意識を保ったまま自分がバラバラになるのを眺めることになります……。 ボンドルドは自分の娘であるプルシュカの「一緒に冒険したい」と言う願いを、カートリッジとして加工して持ち歩くという形で叶えたのでした。 ボンドルドはきちんと自分の娘に愛情を注いでいました。にも関わらず自分の娘を切り刻み冒険に持ち歩くことで願いを叶えるという……。彼の狂気がわかる恐ろしいシーンです。

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【8巻50話】イルミューイの子供が「糧」にされていくシーン

メイドインアビス
© つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会

6層で全滅の危機に陥った決死隊「ガンジャ」。理由は水に擬態した「水もどき」を飲んでしまったことで、倒れて動けなくなってしまったからです。しかしガンジャは決死隊についてきた子どものイルミューイのおかげで全滅を免れることになります。 イルミューイは子どもを産めない体でしたが、願いを叶える遺物「欲望の揺籠」によりアビスの中で子どもを産むことができました。 しかし産まれた子どもは人間には見えない小動物のようなもの。「ガンジャ」隊長のワズキャンはその赤ん坊を調理して苦しむ隊員に食べさせ、隊員の症状を緩和させました。 赤ん坊は小動物のような姿ですが、人間のイルミューイから生まれた生物です。つまり人間のようなものを彼らは食べたのです。生き延びるためとはいえ、この背徳的な展開は読者の間でも非常に物議を醸しました……。

【9巻55話】ファプタとレグの戦闘シーン

メイドインアビス ファプタ レグ
© つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス「烈日の黄金郷」製作委員会

第55話では「成り果ての姫」ファプタとレグの戦闘シーンが繰り広げられます。母親・イルミューイの犠牲の上に成り立つ村「イルぶる」を壊滅させようとするファプタですが、レグはそれを阻止しようとファプタと戦闘に入りました。 ファプタは、結婚のような約束までしていたにも関わらず、自分と親しかった頃の記憶を無くしたレグに怒り、レグを一方的に痛めつけます。 頑丈なレグにダメージが入らなかったため、ファプタはレグの口に手を突っ込み、中からダメージを与えようとしました。レグはお腹が膨れ上がるほどの衝撃を受けて悶絶します。 この1話の中でレグは普通の人間ならとっくに死んでいるようなダメージを何度も受けるハメになりました。

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【10巻57話】ファプタがアビスの原生生物に食べられるシーン

第57話では、村の守りが無くなったことで、原生生物がファプタと村人たちに襲い掛かります。獲物を横取りされたファプタは原生生物を排除しようとしますが、数の暴力でボロボロに。 6層の巨大な原生生物に大量に襲い掛かられたファプタの体はいたるところが食いちぎられ、尻尾や腕が無くなり、頭は欠け片目も無くなった状態になりました。 ファプタは「不滅」なのでいくらダメージを負っても再生しますが、回復が追いつかずダウンしてしまいます。そこでファプタを庇ったのはファプタに襲われていた村人たちです。村人たちは自分の体をファプタに差し出し、ファプタは復活を遂げます。 不滅であるがゆえに生きたまま苦しみ続けるファプタの痛ましい姿が印象的なシーンでした

グロシーンを含めて『メイドインアビス』は魅力的な作品!

メイドインアビス
© 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

今回は、『メイドインアビス』のグロいシーンを一挙に解説しました。エログロシーンを取り上げられることが多い『メイドインアビス』ですが、そこに至るまでの悲惨で心を動かされる展開も見どころの一つです。 小さい子どもたちがグロい目にあっても負けずに立ち向かうのがメイドインアビスの醍醐味なので、グロいシーンも含めて『メイドインアビス』を読んでみてください!