2022年8月12日更新

『ゴールデンカムイ』二階堂はモルヒネ中毒のヤバいやつ!?声優や双子情報など最後まで解説

二階堂浩平は『ゴールデンカムイ』に登場する第七師団の一等兵です。杉元への復讐心を原動力に何度も戦場に返り咲くしぶとさを見せた二階堂について、本記事で徹底解説!双子の洋平との関係や、身体の変化、杉元との最後の戦いまで、その人生を振り返ります。 ※本記事では『ゴールデンカムイ』最終回までのネタバレを含みます。読み進める際はご注意ください。

『ゴールデンカムイ』二階堂浩平の基本情報

二階堂浩平(にかいどうこうへい)は第七師団に所属する一等兵。2巻15話が初登場で、仲のいい双子の洋平も同師団に所属しています。序盤はややキレやすく、暴力的な一面を持つ人物として描かれました。 戦う度に身体のどこかしらを欠損する人物で、薬による幼児退行とあわせて、登場する度に不思議な存在感を残していくことに。彼の身の上に起こっていることはかなり悲惨ですが、子供っぽい奇行と愛嬌のある言動でギャグ枠としても活躍しています。

二階堂の武器「お箸」はどこから出てくる?

二階堂のお箸は、網走監獄襲撃時に失った右手の義手から出てきます。指の先がぱかっと開き、そこに収納されている形です。このお箸入り義手は有坂中将からのプレゼント。後にアシㇼパ確保という重要任務でこの箸が役に立ちます。

アニメ『ゴールデンカムイ』二階堂役の声優は?

アニメ『ゴールデンカムイ』で二階堂浩平・洋平役の1人2役を演じるのは杉田智和です。クセのあるキャラ、ギャグキャラに定評のある実力派声優で、アニメでも二階堂の様子のおかしい姿をコミカルに好演しました。

彼の代表作は『銀魂』坂田銀時役、『涼宮ハルヒの憂鬱』キョン役など。熱血演技も見事なので、復讐心燃やす二階堂にぴったりの声優です。

二階堂浩平が愛する双子・洋平の存在

杉元に殺される洋平

小樽で刺青人皮を追う杉元を拘束後、二階堂兄弟は鶴見中尉の指示で彼の見張りを担当します。鶴見中尉から殺さないように言いつけられていたにも関わらず、2人は杉元の挑発に乗ってあっさり逆上。自分たちで彼を拷問して殺そうとするのでした。 ところが浩平が外で見張りをしている間に、双子の洋平は杉元に首を折られて死亡。その上、杉元は自身が重傷であることを偽装するために、洋平の腸を引きずり出して利用します。愛する片割れを殺された上に、腸まで盗まれたとあって、弟の亡骸の前で浩平は泣き崩れました。 これ以降、浩平の最大の目的は杉元に復讐を果たすことに。杉元を目の当たりにすると周りが見えなくなるほど、彼は復讐心を募らせていきます。

浩平の耳は洋平の代わり?【ヒソヒソヒソ……】

尾形谷垣の造反組と共に動いていた浩平ですが、鶴見中尉に囁かれた「杉元を殺させてやる」という言葉で再度寝返り、鶴見中尉の元へ戻ります。鶴見中尉から拷問を受けた際に削がれた右耳は、首から下げるように。 右耳を亡き洋平の耳に見立て、コソコソと耳打ちをする奇妙な姿がこの頃から増えていきます。いつも一緒だった洋平を失った穴は相当大きく、こうでもしなければ浩平は平常心ではいられなかったのかもしれません。

二階堂はモルヒネ中毒!元ネタはマイケル・ジャクソン

モルヒネで進む幼児退行

クマに左耳を、鶴見中尉を右耳を削がれた二階堂は、次に土方歳三との交戦で右足を失います。右足を斬り落とされた痛みに耐えるために二階堂はモルヒネを多用。 その結果モルヒネ中毒となってしまった二階堂は、「やだやだー!」「誰?ねぇ…… 誰なの?怖いよおッ!!」といった幼児退行をするように。子供のように無邪気な表情を見せるようになり、初登場時よりもかなり幼い印象となります。

鶴見の「ダメッ!」の元ネタはマイケル・ジャクソン

10巻94話、モルヒネ中毒の二階堂から鶴見中尉がモルヒネを取り上げるシーンが登場します。鶴見中尉は「ダメッ二階堂ダメッ!!」と指をクロスさせるようなジェスチャーで、二階堂を諭しました。 これはマイケル・ジャクソンと彼の愛猿バブルスとのやり取りが元ネタになっていることを、作者の野田自身が発信しています。実際マイケルがやっているジェスチャーは「おすわり」を意味するそうですが、作中では「ダメッ」というニュアンスで登場しました。

お箸が出てくる義手や義足は有坂中将からのプレゼント

義手と義足

足を失いモルヒネ中毒となった二階堂は、自暴自棄になってしまいます。そんな二階堂のために、鶴見中尉は天才的銃器開発者・有坂中将に義足制作を依頼。これによって二階堂は散弾銃が仕込まれた義足を手に入れ、ウキウキで次の戦いに挑みます。 対杉元戦でこの義足を使う機会が訪れますが、逆に杉元に散弾銃を利用される結果に。今度は右手を失ってしまうのでした。 加えて復讐対象である杉元の死亡を聞かされたことで、二階堂は意気消沈。食事も取らなくなってしまったため、有坂中将は彼を元気づけようとお箸入りの義手をプレゼントします。

お箸が最強の武器に!?

お箸入り義手をもらった二階堂は、手からお箸が出てくるというふざけたギミックにショックを受けていました。お箸が出てもその右手ではお箸も握れませんからね……。 ところが260話でまさかのお箸活躍エピソードが登場!札幌麦酒工場での三つ巴の攻防戦の末、アシㇼパは第七師団の手からなんとか逃れます。そんなアシㇼパがばったり遭遇したのが二階堂でした。 二階堂の指から発射されたお箸がアシㇼパのおでこに直撃。「おはしが役に立った!やった、捕まえたぞ!」と二階堂はアシㇼパ回収という大役を果たすのでした。

二階堂の最後を解説

杉元との命をかけた戦いッ!!

ゴールデンカムイ
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

最後の五稜郭での決戦、二階堂は鬼神のごとく進む杉元を見つけると、「ニカイダーキック」を顔面に放ち義足から散弾銃を発射。杉元の頬は抉られますが、負けじと杉元も銃剣で二階堂の肩を貫きます。 「洋平を返せ!」と、杉元をバラバラにして洋平と再び一緒になることを夢見ながら戦う二階堂。二階堂のお箸に顎を貫かれながらも、不死身の杉元は臆することなく突っ込み、ついに二階堂の腹に銃剣を突き立てます。 すると二階堂は股間に隠し持っていた手榴弾のピンを抜き、「ぶっ飛ぼうぜ杉元!!」と杉元を巻き込んでの自爆をしようとするのでした。

二階堂の最後はかわいそう?【考察】

爆発直前、杉元は手榴弾ごと二階堂を塹壕へと投げ込みました。爆風によって腹に刺さっていた銃剣が吹き飛び、それと同時に二階堂の身体が縦真っ二つに引き裂かれる形に。 二階堂は裂けて半分になった自分の半身と再会します。「おや?」とお互いの存在に気づいた2人(身体の半身)は、互いに「やあ浩平」「やあ洋平」と久々の再会を喜びながら、手を繋いで最期の時を迎えました。 二階堂がかわいそうという感想も多い最期のシーンですが、二階堂の中では念願の再会が最期に叶った形です。 客観的には痛々しい死ですが、すでに認識の狂っていた彼にとってはこれ以上ないハッピーエンドだったのかもしれません。

『ゴールデンカムイ』二階堂は弟想いのヤバくてちょっと可愛い奴!

ゴールデンカムイ
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

多くの狂気が飛び交う『ゴールデンカムイ』において、文字通り薬物中毒によって狂ってしまった二階堂浩平について紹介しました。何度も死にかけながらも戦線に復帰する生き様は、不死身の杉元を追うにふさわしい姿でしたッ! 死亡キャラも多い中、終盤までしぶとく生き残った二階堂。完結済みの漫画でその活躍を一気に追ってみてはどうでしょうか。