2023年3月16日更新

『ゴールデンカムイ』怖くてやばい宇佐美上等兵を徹底解説!尾形との過去や鶴見中尉との関係性は?

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『ゴールデンカムイ』に登場する宇佐美時重は、第七師団に所属する上等兵です。ぶっ飛んだ行動をとることが多く、ファンからは「怖い」「やばい」と評されることもあります。本記事ではそんな宇佐美について、彼の変態エピソードも交えながら詳しく紹介していきます! ※本記事では『ゴールデンカムイ』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際は注意してください。

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宇佐美時重(うさみときしげ)のプロフィール

名前 宇佐美時重(うさみときしげ)
誕生日 2月25日
年齢 26歳
出身 新潟県新発田
初登場 第117話 網走へ
声優 松岡禎丞

宇佐美時重は第七師団に所属する上等兵。両頬にホクロが1つずつあるのが特徴です。鶴見中尉と同郷で幼少期から面識があり、彼に絶対的な忠誠を誓っています。 当初は網走監獄で潜入捜査をしていましたが、門倉看守部長に正体がバレて脱出することに。報告の際、鶴見中尉に罰として(?)ホクロに棒人間の落書きをされてしまいます。しかし本人は大喜びで、絵が消えないように入れ墨にするという狂気じみた選択をしました。そのせいでなかなかシュールな顔面になっています。

宇佐美は死亡した?

宇佐美は原作漫画第26巻第256話で死亡しています。尾形との乱闘のすえ、彼に銃で撃たれて死ぬという最期でしたが、鶴見中尉に看取られ幸せそうに息を引き取りました。

【性格】宇佐美の性格は?

とにかく変態でやばいやつ!

宇佐美は変態ぞろいの『ゴールデンカムイ』の中でも特にアブない人物で、公式ファンブックのキャラクター紹介では、作者にも「作中でトップレベルの危険な男」と言われてしまっています。 鶴見中尉関連のことになると暴走しがちなのはもちろんですが、特にヤバいエピソードとして知られているのが「精子探偵」です。 宇佐美は娼婦連続殺害事件を追う中、犯人が殺しで興奮する変態だと推測。敵が犯行現場で自慰行為をしていたと仮定し、自分もその場で自慰をすることで犯人の足取りを追うというとんでもない特技を披露しました。 あまりに下品で意味不明な行動に、変態に慣れているファンの中でも拒否反応をしめす人たちがちらほら。来たるアニメ4期でカットされるか否かも注目を集めています。地上波では間違いなく放送できないと思われますが、果たして……。

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異様な忠誠心と嫉妬心

宇佐美の最大の特徴ともいえるのが、鶴見中尉に対する異様なほどの忠誠心です。彼は鶴見中尉の役に立つことを最優先事項としており、「駒」として使われたいと公言してさえいます。 一方で非常に嫉妬深い性格でもあり、鶴見中尉と自分の仲を邪魔する相手には一切容赦しません。過去にはその強すぎる嫉妬心のせいで、親友を殺してしまったこともあります。 本編で宇佐美の過去が描かれた際には、途中でアシㇼパがアイヌ犬について“忠誠心が強く嫉妬深い”と評するシーンが挟まれ、彼の性格がアイヌ犬に似ていることが示唆されました。

【過去】親友の高木智春を殺した過去

宇佐美は少年時代、地元にある道場に通っていました。当時の彼は一見したところ普通の少年で、家族との仲も良好。作中では弟とじゃれ合う姿も描かれています。また高木智春という同じ道場に通う親友もおり、2人はいつも一緒に行動していました。 智春は次の春に上京することになっていました。彼は親友である宇佐美と離れ離れになる前に、別れの前に一度だけ「乱取り」したいと言い出します。これまで一度も宇佐美に勝ったことがなかったため、最後の思い出を作りたいと思ったのでしょう。 しかしなんと宇佐美はそんな智春の喉を思い切り踏みつけ、死に至らしめてしまいます。

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なぜ親友を殺した?

宇佐美は当時から、同門の先輩である鶴見に強い憧れを寄せていました。彼はできるだけたくさんの時間を鶴見と過ごしたいと思っていたので、ことあるごとに間に入ってくる智春を邪魔に思うように。 そもそも宇佐美は自分が農民出身であることにコンプレックスを抱いていました。鶴見を敬愛するようになったのにも、彼が自分を「一番才能がある」と言ってくれたからという理由が含まれています。 だというのに、宇佐美は最後の乱取りの前、鶴見が智春に「智春くんのほうが強くなる」と言っているのを聞いてしまいます。そのせいで彼の堪忍袋の緒は切れ、嫉妬心を暴走させて親友を殺してしまったのです。

【関係】鶴見中尉への異様な憧れ

ゴールデンカムイ
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

幼少期のエピソードや現在の奇行からもわかる通り、宇佐美は鶴見中尉に異常なまでの憧れと愛情を寄せています。 しかし完全に盲目的というわけではなく、鶴見中尉の行動の裏にある真意を読み取ったり、自分が駒であることを自覚していたりと、妙に冷静なところも。おそらく、相手がどんな人間であろうと愛を貫けるタイプの人間なのでしょう。 宇佐美は常々鶴見中尉の一番の駒になりたいと考えており、その願いは最期に最高の形で叶えられることになりました。彼は尾形に撃たれて致命傷を負ってしまうのですが、虫の息となったところを鶴見に抱きとめられます。さらに今わの際に、「時重くんは私の中で一番のひととして生き続けんだれ」と耳元でささやかれるのです。 愛する人の腕の中で、しかも1番欲しい言葉をもらった宇佐美は、最期にこの上なく幸せそうな笑顔を見せて逝きました。

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【関係】尾形との確執

宇佐美と尾形は同じ第七師団の上等兵ということもあり、決して仲良くはないものの気安い関係を築いていました。尾形は腹違いの弟・花沢勇作を殺した過去を持ちますが、彼が殺害を実行したのは宇佐美がそそのかしたからでもあります。 しかし、いつしか尾形が鶴見中尉から目をかけられていることを察知した宇佐美は、内心怒りを煮えたぎらせることに。彼の怒りは根深いようで、尾形が大怪我を負って入院した際には、彼が造反組を煽っていたことを引き合いに出して「わきまえろよ!!」「可愛さ余って憎さ百倍で執着してるんだろッ」とウザ絡み。しかも尾形から「一番安い駒」と言い返されてブチ切れてしまいます。 宇佐美はこの「安い駒」発言を根に持っており、任務中にばったり尾形と出くわした際には、自分の仕事そっちのけで彼をタコ殴りにしてみせました。このときの乱闘のすえに撃たれて殺されてしまうのですから、宇佐美は尾形との確執が原因で命を落としたことになります。

【声優】アニメで宇佐美を演じるのは松岡禎丞

宇佐美の声を担当したのは、アイムエンタープライズ所属の松岡禎丞です。「ソードアート・オンライン」シリーズのキリト役や『五等分の花嫁』(2019-21年)の上杉風太郎役などの代表作で知られています。 さわやかなイケメンからぶっ飛んだ狂人まで、幅広い役柄をこなす演技派です。

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『ゴールデンカムイ』宇佐美はやばい鶴見信者!

鶴見に心酔し、彼の駒として使い捨てられることもいとわない宇佐美。ホクロの入れ墨や幼少期に親友を殺した過去など、衝撃的なエピソードには事欠かないヤバい人物です。 変態慣れした読者でも引いてしまうほどの変態ではありますが、そのキャラの濃さはいろいろな意味で心に残ります。ぜひ実際に本編を読んで、彼のヤバさを実感してみてください。