糸師凛(いとしりん)はかっこいいのに気持ち悪い!?兄・冴との関係も解説【ブルーロック】
序盤からブルーロックランキングトップを独走した糸師凛とは一体どんな選手なのでしょうか。本記事では『ブルーロック』に登場する糸師凛の強さや各選考での活躍、兄・冴との関係、魅力などを解説していきます! ※この記事は2023年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『ブルーロック』糸師凛(いとしりん)のプロフィール
糸師凛(いとしりん)はブルーロック招集選手の中で圧倒的な実力を誇るトップランカー選手です。クールに見えて傲岸不遜でエゴイストな性格をしており、加えて誰よりもストイック。持ち前のサッカーセンスに加え、たゆまぬ努力によってあらゆる技術を高レベルで極めたオールラウンダータイプです。 彼の兄・糸師冴(いとしさえ)は、世界的に活躍する天才MF。もともと兄を慕っていた凛ですが、とある出来事がきっかけで現在は決裂状態にあります。そんな兄を潰すことが、凛のサッカーのすべてなのです。
異名 | なし |
---|---|
年齢 | 16歳(高校1年生) |
身長 | 186cm |
出身 | 神奈川県鎌倉市 |
血液型 | A型 |
能力 | オールラウンダー |
BLランキング(最新) | 2位(3次選考時) |
初登場 | 二次選考 |
声優 | 内山昂輝 |
誕生日 | 9月9日 |
星座 | おとめ座 |
出身地 | 神奈川県(鎌倉市) |
家族構成 | 父・母・兄・自分 |
足のサイズ | 27.5cm |
利き足 | 右利き |
好きな選手 | デビッド・ベッカム(キックをリスペクト) |
サッカーを始めた歳 | 物心ついた時(兄ちゃんがやってたのを見て育った) |
座右の銘 | フィールドは戦場」「ぬるい」(口グセ) |
自分が思う自分の長所 | サッカーが出来る所(それ以外どーでもいいだろ) |
自分が思う自分の短所 | 不愛想(嫌なら俺に関わるな) |
好きな食べ物 | お茶漬け(特に鯛茶漬け) |
嫌いな食べ物 | 酢のもの(すっぱいの苦手) |
BESTご飯のお供 | マグロ(醤油とワサビのコンボで優勝だろ。異論は認めない) |
趣味 | ホラーゲーム、ホラー映画を浴びてゾクゾクすること |
好きな季節 | 秋(肌寒いくらいが好き) |
好きな音楽 | King Gnu全般(特に「Prayer X」) |
好きな映画 | ホラー系全般(特に「シャイニング」) |
好きな漫画 | 「ドラゴンヘッド」「シガテラ」 |
キャラカラー | ターコイズブルー |
好きな動物 | フクロウ(なんか魅かれる。眼かな) |
得意科目 | 体育・美術 |
苦手科目 | 書道(教えられたとおりに書かなきゃなのが嫌) |
されたら喜ぶこと | わからない |
されたら悲しむこと | 自分よりサッカーが上手いこと(今のところ兄ちゃんだけ該当) |
昨年のバレンタインチョコ数 | 覚えてないけど全部断って返した |
睡眠時間 | 7.5時間 |
お風呂で最初にどこから洗うか | 眼に温水をあてる |
コンビニでつい買ってしまうもの | 眼をあっためるアイマスク |
きのこ派orたけのこ派 | きのこ |
最近泣いたこと | 泣いてない |
サンタからのプレゼントは何歳まで? | 8歳(兄ちゃんがもらわなくなったから、真似して自分ももらわなくなった。…本当はまだ欲しかったけど) |
サンタからのプレゼントで要求したのは | 兄ちゃんと同じスパイク |
地球最後の日に何をする? | 兄ちゃんと戦う |
休日の過ごし方 | ホラーゲームorホラー映画漬け |
初登場は二次選考
糸師凛が名前とともに正式に登場したのは『ブルーロック』5巻40話です。アニメでは11話が初登場。 ストーリーとしては1次選考が終わり、2次選考の説明のために勝ち残った選手が一堂に会する場面に登場。2次選考の内容に尻込みする選手を尻目に、凛は超絶テクニックを見せつけたうえで颯爽と選考に進んでいきます。
【兄】糸師冴との過去・関係は?
兄からの期待を受けてサッカーを始める
当時8歳の兄・冴はこの頃すでに天才サッカー少年として注目される存在でした。この頃の凛はまだサッカーをしておらず、優しくてサッカーもうまい自慢の兄が大好きな普通の少年です。 ある日、兄の試合を見ていた凛が試合に割り込みゴールを決めるという出来事が起きます。凛のプレーに可能性を感じた冴は凛をサッカーに誘い、凛のサッカー人生が始まるのでした。 冴が世界1位、そして凛が世界2位のトップストライカーに。それが2人の夢でした。凛のサッカーの原点には、つねに冴の存在があったのです。
1on1を経て憧れは憎悪に
兄が海外に渡った後も、凛はかつて冴と約束した夢を胸に練習に励んでいました。 ところが世界の強さを知った冴は、勝手に夢を世界1のミッドフィルダーになることへと変えていたのです。夢を諦める冴が納得できない凛に対し、冴は1on1を持ち替けその実力差を叩きつけます。 それでもなお縋る凛に対し、冴は「サッカーのできないお前に価値なんかねぇんだよ。消えろ凛、俺の人生にもうお前はいらない」と言い放つのでした。兄にとって自分は共に夢を追う同志ではなく、単なる練習相手でしかなかったと痛感した凛の心はぐちゃぐちゃになってしまいます。 これ以降、凛は冴を潰すことを原動力にサッカーに没頭していったのです。
U-20日本代表戦以降は……
U-20日本代表戦後、冴に声を懸けられ凛は一瞬嬉しそうな表情を見せます。ところが冴は「お前の本能を呼び起こし、日本のサッカーを変えるのは潔世一かもしれない」と、自分の成長を褒めてくれないどころか、こともあろうに潔を評価したのです。 凛の表情は期待から一転、絶望へ。この一件で兄弟の溝は埋まるどころかさらに広がり、凛は兄に一目置かれた潔をも憎悪の対象とするようになります。
【能力】ランキング1位!糸師凛の強さの秘訣とは
キック精度
凛はサッカー選手として必要な要素をまんべんなく高レベルで習得しているタイプの選手です。 登場時、読者やBLメンバーの度肝を抜いたのが、異次元なキック精度でした。凛は時間差で打った2本のシュートを空中で命中させるという離れ業をしてみせました。 2次選考ではセンターラインやコーナーキックからシュートを決めており、FWに欠かせない決定力の高さをアピール。また頭上一閃高速FK(ピンポイント高速フリーキック)では、パスの選択肢を排除して自ら点を取るというBLにふさわしいエゴイストっぷりを発揮していました。
予見力
敵味方の思考を予想できるのも凛の大きな強みの1つ。相手の思考を読んだうえで意のままに支配、最終的にフィールドを操る戦法を得意としています。 主人公の潔世一(いさぎよいち)もずば抜けた予測能力と空間認識能力を持ちますが、凛は自分の動きを予想してくる潔の思考をさらに予測して、そのうえで罠にはめるという戦い方を見せていました。もちろん凛も高い空間認識能力を有しています。 また兄の冴ほどではありませんが、凛もフィールドを支配することで味方の潜在能力を引きだすことも可能です。
【魅力】糸師凛はBL最強のエゴイストでかっこいい!
凛は倒したい相手に対して「殺す」という言葉を使います。それほどまでに、彼は文字通りサッカーに命を懸けているのです。その並々ならぬ信念と、それをエゴイスティックに表に出す熱さ! クールに見えて実は熱い、しかも努力の鬼というかっこいい要素が揃っているキャラクターです。兄を憎んでいるとはいえ、冴を前にするとちょっと幼く見える年相応なかわいさも魅力。 とはいえ1番はやはり圧倒的な強さ!周りとの関係はこじれまくっていますが、「醜く壊す」先にどんなプレーを見せてくれるのか、毎回ワクワクさせられます。
糸師凛が気持ち悪いと言われているのはなぜ?
初登場時はクール系キャラで「かっこいい」と言われることの多かった糸師凛ですが、検索すると「糸師凛 気持ち悪い」といったワードが出てきます。見た目も爽やかで人気の高い彼が、巷ではなぜ気持ち悪いと言われているのでしょうか。 ここでは糸師凛が気持ち悪いと言われている理由について、その原因も交えながら詳しく紹介します。このことを知ると、彼がより人間らしく魅力的な人間に見えてくるかもしれませんね。
糸師凛は拗らせブラコン!?
かつては兄である冴と非常に仲が良かった凛は、幼いころの夢に「お兄ちゃんと世界一になること」を掲げていました。しかしスペインのサッカーチームに行って帰ってきた冴の様子はすっかり変わっており、凛はその姿に非常にショックを受けています。 兄への感情を拗らせるあまり重すぎるように見える凛の姿は少し気持ち悪さすら感じますが、兄が好き過ぎるせいでそうなっているのかと思うと少しいじらしさすら感じられますよね。
覚醒後の姿が気持ち悪い?
凛がFLOWに突入すると、瞳孔が開いたような目、半開きでよだれと舌を垂らした姿となります。目の周りは血管がピキピキと浮き出ていて、それはまるで破壊衝動に取り憑かれた悪魔のような姿です。 普段の美人な凛とは違ってやや気持ち悪い姿ではありますが、その振り幅も含めてファンからは「かわいい」と愛されています。
糸師凛のモデルを予想!
フィールドの支配力を持つ万能型な糸師凛は、日本代表の大迫勇也がモデルの候補だと予想されます。「大迫半端ないって」でおなじみの選手ですね。 ゴールへの嗅覚が優れていて、かつ万能型FWという点が凛と共通しているように思います。大迫選手は細かい動きを駆使した駆け引きにも長けており、フィールドの支配者然としている凛に通じる部分があるのではないでしょうか。 ちなみに凛と同じく万能型な兄・冴は、リオネル・メッシ、メスト・エルジなどが候補ではないかと言われています。
【覚醒】糸師凛の覚醒シーンを解説!
U-20日本代表vsBLイレブン戦、日本代表チームには凛の宿敵・冴がいます。凛は前半から冴とマッチアップしますが、世界屈指の冴には敵いません。試合終了2分前、凛は冴のコーナーキックの読みを外したのに対し、自分に劣るはずの潔はそれを止めてみせたのです。 これが引き金となり、凛の中には「ぐちゃぐちゃにしてやる」という敵味方関係のない敵意が芽生えます。 合理的戦術を捨てた「相手を醜く壊す」やり方で、凛は一瞬だけ冴を超えるプレーを見せるのでした。
【来歴】糸師凛の活躍を時系列で振り返る
二次選考
凛の初登場は2次選考会場。絵心甚八の説明を聞くやいなや、凛は2つのシュートを打って空中で当てる離れ業を見せて、ライバルたちを震撼させました。 1stステージを1位通過した凛は、2位の蟻生十兵衛(ありゅうじゅうべえ)・3位の時光青志(ときみつあおし)とチームを組みます。潔チームに圧勝し、凛たちは4thステージへ。 同ステージで潔チームと再戦した凛は、勝負には勝ったものの予想以上のプレーを見せた潔に敗北感を感じることに。潔の実力を評価した上でチームに引き込み、ともに2次選考を突破します。
三次選考
世界選抜チームとの試合では、先制点を決めた凛。しかし本気を出した彼らには手も足も出ず……。そんななかで唯一最後まで本気で勝とうとして悔しがっていた凛の姿が印象的でした。 次に凛はU-20日本代表戦のスタメン入りを懸けたトライアウトに挑みます。その時点でNo.1の凛はNo.2の士道龍聖(しどうりゅうせい)とともにチームAを率いることに。しかし士道との相性が最悪で、2人はずっと衝突していました。 チームとしてはうまく機能しなかったものの、最多得点を挙げた凛は日本代表戦のセンターフォワードに決まります。
U-20日本代表戦
前半では兄・冴とのマッチアップするも敵わず。前半終了間際、凛のゴールで1点リードで折り返します。 後半終盤、凛はFLOWへと突入。敵の得意分野を引き出したうえで、ラフプレーも交え「醜く壊す」戦術へとシフトします。 ラスト、冴との一騎打ちで動きを読み切った凛がボールを弾き、それが潔の決勝ゴールへとつながりチームは勝利しました。 試合後、冴は凛に日本サッカーを変えるのは潔かもしれないと伝えます。一瞬だけ冴を超えたにも関わらず、潔が評価されたことで、凛は潔に「次は殺す」と憎悪を募らせるのでした。
最終選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
凛は5カ国のうちジュリアン・ロキが指導者ストライカーを務めるフランスを選びます。初戦となるイタリア戦でレギュラーを順当に勝ち取った凛は、チーム3点のうち2点を決める活躍を見せました。決勝点を決めたのも凛です。 この最終選考で日本代表メンバーになるには、入札年棒価格ランキングで上位23位以内に入ることが条件。初戦を終えての凛の入札年俸額は3600万円。ブルーロック参加の選手のなかではトップの年俸額となり、3次選考終了時に2位となった凛は暫定的に1位に返り咲いています。
糸師凛は主人公・潔の宿敵!
選考序盤は凛にとって潔は取るに足らない存在でしたが、二次選考での対戦を経て、凛は潔への態度を変えていきます。 とくに4thステージでは凛の想像を超えるプレーを潔が見せたことで、「ぶっ潰したい人間が1人増えたぜ」とその実力を認めるように。凛は自分が世界一になる姿を1番近くで見せてやると、潔を自チームに引き抜きました。 いい意味で切磋琢磨しあう関係になるかと思いきや、U-20日本代表戦では潔のプレーに敗北感を味わった凛。さらに冴が潔を評価したことで、凛にとって潔は「宿敵(ライバル)」という「絶対殺す」憎悪の対象となります。
糸師凛の狂気な名言を紹介!
殺し合いなんだよ 俺にとってサッカーは
6巻45話。二次選考の3rdステージで潔のチームと対戦した際に、潔たちのぬるいプレーに凛が発したセリフです。一通り潔チームのプレーを見ると、凛はサッカーはスポーツではなく「殺し合い」であり、フィールドは「戦場」だといいます。 センターラインからの驚異的なシュートと相まって、これまで謎に包まれていたトップランカー・凛のサッカー哲学が狂気じみたものだと実感できるシーンです。 さらに凛はサッカーでの敗北は「“死ぬ”と同義」と言っており、彼が凡人には計り知れない覚悟を持っていることがコマからひしひしと伝わってきます。
俺がこの歓声を悲鳴に変えてやる
14巻115話。U-20日本代表戦、序盤から冴の天才的プレーが炸裂し観客は大熱狂。この試合の主役が冴だと痛感する潔に、凛は「飲まれんな潔 お前は俺だけを見てろ」と一言。さらに「90分後 俺がこの歓声を悲鳴に変えてやる」と宣言します。 自分たちBL代表がヒール役と理解したうえで、日本代表を一泡吹かせてやろうという実に凛らしい宣戦布告です。選考で蹴落としあう敵だと考えると恐ろしい凛ですが、味方にいてくれたら最高に心強いですね。潔との関係が試合後に悪化することを踏まえて読むと、また感慨深いシーンです。
糸師凛を演じる声優は内山昂輝
アニメで糸師凛を演じるのは内山昂輝(うちやまこうき)です。内山は子役を経て、子供の頃から声優業もやってきた実力派。やや影のある声質が特徴です。 凛に似た兄コンプレックスを抱えるキャラとしては『ハイキュー!!』の月島蛍役が近いかもしれませんね。ほかには『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔役や『呪術廻戦』の狗巻棘役、『機動戦士ガンダムUC』バナージ・リンクス役などが有名です。
『ブルーロック』糸師凛(いとしりん)のかっこいいプレーを見逃すな!
主人公・潔の最強のライバルとなりそうな糸師凛について紹介しました。最終選考に入って次々とBL参加者たちが覚醒していますが、そのなかで凛はどんな成長を見せてくれるのか。アニメも盛り上がりをみせる『ブルーロック』から、今後も目が離せません。