2023年1月25日更新

糸師冴(いとしさえ)は何故強いのか?モデル選手から凛との関係まで解説【ブルーロック】

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糸師冴 ブルーロック

『ブルーロック』に登場する糸師冴(いとしさえ)は青い監獄TOPの実力者・糸師凛の実兄にして、世界で活躍する「日本の至宝」です。本記事では糸師冴の活躍を振り返りつつ、名言や魅力、凛との過去などを解説します。 ※この記事は2023年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『ブルーロック』糸師冴(いとしさえ)は世界11傑の1人

糸師冴は世界有数の有名クラブ、レ・アール下部組織に所属するミッドフィルダーです。ブルーロックに参加している糸師凛(いとしりん)の実兄にあたります。 彼は作中で世界的プレイヤーとして描かれており、世界が注目している「新世代世界11傑」の1人。新世代世界11傑とは、現実世界でいうところのFIFAにあたる組織PIFAが選んだ新世代最強の11人の選手のことです。 彼は8歳の時点ですでに天才サッカー少年として国内で注目されていました。当時はストライカーでしたが、海外進出を経てミッドフィルダーに転向しています。

「俺様キャラ」な性格

糸師冴の性格はひとことで言えば傲岸不遜な俺様キャラです。とくに自分より下だと感じている者に対してはかなりの上から目線。取材陣を前にしてもそれは変わらず、大胆不敵な発言でいつも周りの大人をヒヤヒヤさせています。 一方で実力を認めた相手には寛容な部分もあり、サッカー選手としてはチームプレーも大事にできるタイプです。

異名 日本の至宝
年齢 18歳(高校3年生)
身長 180cm
出身 神奈川県(鎌倉市)
血液型 A型
能力 オールラウンダー
クラブチーム レ・アール下部組織
声優 櫻井孝宏

【能力】糸師冴は何故ド級の強さを持つのか

全能力がSクラス!

糸師冴のプレーは描写が少ないものの、その実力はまさに超一流。簡単にいってしまうと、ブルーロックトップランカーである糸師凛の全ステータスが上位互換されたような存在です。 ドリブル・パス・シュートいずれもブルーロック選手が置いていかれるほどの高等テクニックを有しており、さらに戦術眼にも長けています。敵の動きを読んで動く、味方の強みを引き出すなど、相手にあわせたプレーを反射的にやってのけ、チャンスを作り出していくのです。 彼はMFながらFW並の得点力も持っており、まさに穴のない万能型といえます。

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敵を「美しく壊す」

糸師冴のサッカー哲学は「美しく壊す」ことです。合理性を突き詰め、最適な解を持って無駄なく相手を崩すことを真髄としています。計算され尽くした合理的なプレーを極めた結果のスタイルで、冴が本気を出すと数列が背後に描き込まれます。 刻一刻と変わるフィールドの状況を瞬間的に把握、さらに反射的思考によって最適解を導き出し、それを実行する。あらゆる能力が高レベルな冴だからこそ可能なプレースタイルだといえます。 対BL11戦でも本気を出す瞬間はありましたが、彼が全力でフル出場した場合は、もっと「美しく壊す」瞬間が見られるのではないでしょうか。

【来歴】糸師冴の初登場シーンや活躍を振り返る

初登場

初登場 1巻4話

糸師冴の初登場は1巻4話。記者のインタビューを俺様な態度で受け答えする世界注目の日本人MFとして登場します。 日本サッカーにすでになんの期待も抱いていない冴は、「死んでも嫌っすね」と国内でプレーすることを完全否定。しまいには「俺は生まれる国を間違えただけです」と取材を終わらせます。 取材後、偶然ブルーロックプロジェクトの記者会見を目にした冴は、このとき初めて日本サッカーに興味を持つように。「この日本にどんなFW(バカ)が生まれるか俺がこの眼で確かめてやる」と日本にとどまることを決めます。

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三次選考

U-20日本代表とBL選抜の試合が組まれることになります。冴は日本代表として出場することになりますが、U-20日本代表の実力は冴にとって満足できるものではありませんでした。 冴にとって彼らのプレーは「クソ」であり「ヘボを煮込んだゲロ」と酷評するレベルのもの。代表を辞退してその場を去ろうとする冴に対し、連合会長は「好きな選手を招集していい」という条件を提示します。 これを聞いた冴はブルーロックの士道龍聖(しどうりゅうせい)のもとへ出向き「お前のエゴが欲しい」と、彼をチームに誘うのでした。

U-20日本代表戦

試合にスタメンで出場した冴は序盤から格の違いを見せつけ、悠々と先制点を取ります。冴はハーフタイム中にシャワーを浴びて帰宅しようとしますが、チームが士道の可能性に賭ける姿勢を見せたことで考えを改め後半も出場。 士道に「主役部隊(ヘッドライナー)は俺とお前だ」と声をかけた通り、士道・冴のコンビネーションでチームは逆転しますが、そこにBL選抜も食らいつきます。ラスト1分、冴はFLOWに入った凛に対して一瞬だけ競り負けてしまい、潔世一の決勝点を許してしまうのでした。 この試合を通じて、冴は日本サッカーへの考えを改めます。

【元ネタ】糸師冴のモデルとなった選手は誰?

糸師冴の武器は完璧なオールラウンダーという点です。そこから、現代サッカーのスターにしてミスターパーフェクトとも称されるリオネル・メッシ選手がモデルではないかと予想。 卓越したボールコントロールをはじめ、パス・ドリブル・シュートいずれも世界最高峰レベル、計算されつくしたような無駄のない完璧な動きのレフティーという点が共通しています。MFとFWを兼ね備えたような動きをする点も似ていますね。

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【過去】糸師冴は神童だった

気づいたらサッカーをしていたという糸師冴は、8歳にして「天才サッカー少年」としてメディアも注目する存在でした。試合に出れば1人で何点もゴールを決め、MVPを獲得したり所属チームを優勝に導いたりと、まさに神童と呼ぶにふさわしい選手だったのです。 次第に「日本の至宝」は世界にも注目されるようになり、冴は13歳のときに世界1のクラブチームのスカウトを受けスペインへと渡ります。

【弟】凛と仲が悪い理由は?

もとは仲のよかった冴と凛は、ともにストライカーの頂点を目指していました。しかし世界の実力を知った冴が夢を「世界一のミッドフィルダー」へと切り替えたことをきっかけに関係が悪化します。 兄弟の夢を終わらせた冴に対し、当初凛は泣いてすがる姿勢を見せました。冴はこれも「凛消えろ 俺の人生にもうお前はいらない」と切り捨て、兄弟の決裂は決定的なものに。 U-20代表戦後、兄弟は久々に言葉を交わすものの、冴が凛ではなく潔を認める発言をしたことで、凛に対する兄への憎悪はさらに大きくなる形となりました。

【魅力】糸師冴は俺様エゴイストでかっこいい!

糸師冴は作中屈指の実力派選手であり、凛にも負けずとも劣らない俺様な性格です。ですが、実際に世界を知る彼が放つ言葉は説得力がありますし、見栄を張っての俺様な態度ではないため好感が持てます。 記者とのやりとりだけを見るとちょっとアレですが、U-20日本代表戦での実力を見れば、あの態度になるのもうなずけます。圧倒的実力を持つゆえに孤高という点もときめきポイントでしょう。 普段はクールな冴ですが、気に入った士道には連絡先を教えてあげるなど、ちょっとかわいい部分があるのも魅力です。

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【名言】天才の放つ台詞に痺れる

世界一にしか興味のねぇ俺とは 欲の深さが違ぇんだよ

巻数・話数 13巻110話

U-20日本代表メンバーとのミーティングで、冴が現エースの閃堂秋人(せんどうしゅうと)に対して放った言葉です。 国内トップ選手だと自負する閃堂。しかしとっくの昔に日本サッカーに失望している冴にとって、閃堂の語る国内での功績はどうでもいいものなのでしょう。 冴は「お前の器じゃ世界一には届かねぇから引っ込んでろ」とも言っており、冴の眼中には世界しかないことが伝わってきます。

ゲームレベルを上げる… ついて来れるバカだけに次の景色を見せてやる

巻数・話数 16巻139話

U-20日本代表対BL選抜戦のラスト15分。次々とFLOWに入っていくBL選抜選手によってフィールド全体のレベルが上がったことを感じた冴は、このセリフとともに一気に対峙した潔を抜き去ります。 これまでも別格の強さを見せていた冴が、まだ本気を出していなかったことが分かってゾクゾクするシーン。誰にも止められずに一気にゴール前まで駆け上がっていく描写も痛快です!

【声優】糸師冴を演じるのは櫻井孝宏

櫻井孝宏

クールでプライドの高い天才・糸師冴を演じるのは、声優の櫻井孝宏(さくらいたかひろ)です。 『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役のような正統派主人公キャラから、『ダイヤのA』御幸一也役や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』アバン役のような先輩先生キャラまで幅広く担当。 ほかにも裏切りそうな胡散臭さがあるキャラや真意の読めないキャラも得意としており、冴のミステリアスな雰囲気を引き出しています。

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糸師冴(いとしさえ)は『ブルーロック』のラスボス!?強さの底が見えない

ブルーロック
©K,N/K

『ブルーロック』のキーパーソンになるであろう糸師冴について紹介しました。冴は主人公のライバル・凛の超えられない壁として登場しているだけに、潔と冴が今後どうなっていくのかにも注目したいですね!