【推しの子】姫川大輝とは誰？劇団「ララライ」の看板役者はアクアの異母兄弟だった？！

姫川大輝(ひめかわたいき)はアニメも話題の赤坂アカ×横槍メンゴ作品『【推しの子】』に登場する実力派俳優です。劇団ララライの看板俳優である姫川とは一体どんな人物なのでしょうか。 本記事では姫川のプロフィールから主人公アクアとの関係、両親、本当の父親などをまとめて紹介します。 ※この記事は「推しの子」の重要なネタバレを含みます。

姫川大輝は第5章「2.5次元舞台編」で登場した、劇団ララライの看板役者です。アクア(星野愛久愛海)が出演した舞台「東京ブレイド」では姫川が主演を務めていました。 彼は映像でも活躍しており、月9主演もある実力派俳優。作中では帝国演劇賞最優秀男優賞も受賞したと紹介されていました。 漢字が苦手だったり女好きだったり普段はダメなところが目立つ姫川ですが、スイッチが入ると豹変する天才肌の役者です。 本名は上原ですが、母親姓の姫川で活動しています。

姫川大輝は後述するように、主人公のアクアと深い関係性にあります。しかし「2.5次元舞台編」ではいまいち姫川のことは掘り下げられていません。他の主要キャラに比べ、姫川は主演にも関わらずあっさりとした印象でした。 さらに役者としてのオーラを消している無精髭にボサボサ頭、メガネ姿の姫川は転生前のアクア＝雨宮ゴローにそっくりです。 いまいち掴みどころのない怪しさを放つ姫川が、今後キーパーソンとして動く可能性は十分に秘めています。

アクアはアイやゴロー殺害の黒幕が、自分たち双子の父親だと踏んでその正体を探ります。父親候補が劇団ララライ関係者だと考えたアクアは、舞台稽古の傍ら関係者のDNA鑑定を進めました。 その結果、姫川大輝とアクア・ルビーの父親が同じであることが判明。つまり姫川とアクアは異母兄弟だったのです。 この事実を聞いた姫川は、父親は売れない役者・上原清十郎(うえはらせいじゅうろう)、母親は売れっ子女優・姫川愛梨(ひめかわあいり)であることを語ります。こうしてアクアは自分の父親が上原だと考えるようになりました。

姫川の両親は約15年前、彼が5歳のときに心中しています。2人は軽井沢のコテージで遺体が発見されており、姫川は才能のあるタレントに手を出していた父親の女性関係が原因で起きた悲劇だと考えているようです。 姫川いわく、父親は芸能界で輝く才能ある女性を抱くことで、才能のない自分をごまかしていたのだろうとのこと。この話の流れから、アクアも当初はアイが上原に手を出されたのだと考えます。 アクアにとって復讐相手になるはずだった上原はすでに故人で、彼の復讐劇も1度は終わったかのように見えました。

上原の死亡が15年前と判明したことで、ある矛盾が生まれます。アイが死亡したのは12年前なのです。 アイは事件の直前、父親らしき人物に電話をして新居の住所を伝えていました。これが黒幕(父親)が実行犯をアイの自宅に送り込む決め手になったわけですが、このとき上原はすでに故人です。彼が事件に関わった可能性はほぼゼロと言えます。

時系列の矛盾から、アクアの父親は上原ではない可能性が浮上します。それを決定づけたのが、8巻のルビーの墓参りシーンです。アイの墓参りをする謎の男性は、見かけたルビーを自分と君(アイ)の子供だと言っていました。 彼が本当の父親だとすると、アクアとルビー、姫川の父親は故人の上原清十郎ではなく、この人物ということになります。

10巻でアクア・ルビー・姫川大輝の本当の父親がカミキヒカルだと判明します。この人物はかつて劇団ララライに所属していた元役者で、一見すると物腰柔らかな良識的な人物です。 11巻では彼が才能ある人物を壊すことに悦びを感じる猟奇殺人犯であることが描かれました。計算すると、彼は11歳で姫川愛梨、15歳でアイと関係を持ち、姫川やアクアたちが生まれるに至ったということになります。かなりサイコパスな人物の様子です。 カミキヒカルの行動の真意はいまだ不明で、読者の間では転生者説もささかやれています。

主人公アクアと同じ父親を持つ天才役者・姫川大輝は、アクアの父親への復讐劇でも大きなカギを握りそうです。 原作漫画では「映画編」が動き出し、いよいよアクアの復讐も最終段階。そのなかでどう姫川が活躍するのか、カミキヒカルの動向とともに注目したいですね！