ドラマ&原作『A Tale of Thousand Stars』のあらすじネタバレを最終回まで!結末やキスシーンも解説
「千星物語」の別名でも知られるタイBLドラマ『A Tale of Thousand Stars』(2021年)。タイ本国で多くのファンを持つ人気BL小説を実写化した本作は、日本でも大きな話題になり、原作小説の日本語訳版も販売されています。 そこで本記事では、ドラマ『A Tale of Thousand Stars』の原作小説のネタバレを最新話までお届け!その上でドラマと原作の違いについてまとめていきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
原作上巻のあらすじ・ネタバレ
大学生のティアンは、タイの首都バンコクで裕福な家庭に生まれ何不自由無く育ちました。ところが病気で心臓移植が必要になり、ドナー探しが難航します。そんな中、心臓の発作で倒れたティアンでしたが、奇跡的に見つかった心臓を移植されて命を取り留めました。 交通事故に遭い自分のドナーになった女性・ト―ファンについて調べたティアンは、彼女がパンダーオの崖の集落でボランティア教師をしていたこと、彼女がプーパーという軍人に想いを寄せていたことを知ります。 そして、彼女の日記には「大みそかの夜に星を1000個数えて願いを叶えたい」という叶わなかった夢が描かれていました。ティアンはボランティア教師としてパンダーオの崖の集落へ行くことを決意するのです。 そこでティアンとプーパーは出会います。寡黙で頑固な軍人のプーパーは、なぜかティアンにだけ意地悪でデリカシーのかけらもない男。そんな正反対な2人は、少しずつ惹かれ合っていき……。
裕福なおぼっちゃまが、電気も水道もない田舎集落へ。そして出会い頭からいきなり喧嘩を始めるバチバチなティアンとプーパー。そんな2人が惹かれ合っていく様子が、無理やり感なく丁寧に描かれていてトキメキが止まりません!
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原作下巻のあらすじ・ネタバレ
ティアンがパンダーオの崖の集落でボランティア教師として奮闘して2ヶ月。ティアンは教師としても人間としても成長していました。 プーパーとティアンの関係もゆっくりと変わっていき、お互いを愛しく思いはじめています。しかしティアンは、プーパーを想って高なる胸やこの想いは、心臓をくれたトーファンのものなのではないかと悩んでいました。 やがてティアンは集落の人々に、トーファンが亡くなったこと、彼女の心臓が自分に移植されたことを打ち明けます。 ティアンがトーファンを殺したと誤解した人々やプーパーは、ティアンに怒り、失望の眼差しを向けられたティアンは集落を去ることに……。しかしプーパーが真実に気づき誤解が解けます。 ところが、プーパーはあまりにも住む世界の違うティアンのためを思い、冷たく突き放して彼をバンコクへ戻しました。2年後。ティアンはパンダーオの崖の集落に戻り、プーパーと再会するのでした。
【ドラマ】1〜2話のあらすじ・ネタバレ
心臓移植を受けて奇跡的に一命を取り留めたティアンは、心臓提供者に興味を抱き調べるうち、心臓の持ち主がパーパンダーオ村でボランティア教師をしていたトーファンという女性であること、元官僚である父が病院に多額の寄付をしたため移植の順番を繰り上げられて助かったことを知ります。 「千の星の物語」と題されたトーファンの日記を入手したティアンは、彼女が住んでいたパーパンダーオ村に赴き、彼女がしていたボランティア教師として働くことにしました。 村での生活をサポートしてくれる森林警備隊のプーパーに出会ったティアン。実はトーファンはプーパーに惹かれていました。ティアンは慣れない不便な村で任期を全うすることを決意します。
【ドラマ】3〜4話のあらすじ・ネタバレ
ボランティア教師の仕事がなかなかうまくいかないティアンは思い悩みますが、プーパーのアドバイスを受けて奮闘し、なんとか子どもたちと関係を築いていきます。最初は険悪だったティアンとプーパーの仲も少しずつ良くなっていく日々。 そんな中、酔ったティアンを介抱していたプーパーは、ティアンの胸にある手術痕を目にします。またプーパーは時折ティアンにトーファンの面影を感じて複雑な気持ちになっていました。 一方ティアンは、トーファンの日記に書かれていた「大晦日に崖で千個の星を数えられたら願いが叶う」という村の伝説が気になり……。
【ドラマ】5〜6話のあらすじ・ネタバレ
パーパンダーオ村にティアンの友人トゥンが訪れます。プーパーと初めて会った時から胸の高鳴りを感じていたティアンは、トゥンに「自分がプーパーを好きなのか、心臓の持ち主だったトーファンの気持ちなのかわからない」と相談するのでした。 その時、以前ティアンが村で揉め事を起こした相手に絡まれてしまいます。相手は街の有力者で悪質な詐欺師であるサクダの手下でした。 揉め事のせいで村の茶葉が売れなくなったことに責任を感じていたティアンは、茶葉で匂い袋を作って売るアイデアを実行することにして……。
【ドラマ】7〜8話のあらすじ・ネタバレ
匂い袋の保管場所がサクダの手下の放火によって燃えてしまい、プーパーはティアンの身を案じて自分の家に泊まらせます。 ティアンとプーパーが距離を縮める中、村のボランティア医師であるナムがティアンの心臓移植を受けた日とトーファンが事故にあった日が同じであることに気づきました。しかもトーファンを轢き殺した車がティアンのものであることも判明。 ティアンは村人たちの前でトーファンとの関係を打ち明けました。「自分のせいでトーファンは死に、心臓を自分がもらった」というティアンの言葉に村人たちは騒然とします。プーパーに帰れと冷たく告げられ、ティアンの目から涙が溢れました。 しかしティアンが病院に運ばれた時刻よりトーファンが事故にあった時刻の方が遅いことに気付いたナム。トーファンを轢き殺した車を運転していたのは、ティアンが車を貸した友人でした。真実を知ったプーパーは、姿を消したティアンを探します。
【ドラマ】9〜10話のあらすじ・ネタバレ
サクダたちの悪事を目撃したティアンは、証拠を掴もうとして捕まってしまいます。殺されそうになった瞬間に現れたプーパーが、ティアンをかばって銃で撃たれてしまいました。生死を彷徨うも目を覚まし、ティアンは喜びます。 ここでプーパーがティアンの父に頼まれて彼の面倒を見ていたことが判明。がっかりするティアンでしたが、プーパーがティアンに冷たかったのは、バンコクに帰らせるようにと言われていたからだということもわかりました。 ティアンがプーパーの本当の気持ちを尋ねると、彼は「広い世界で輝いてほしい」と答えます。バンコクへ戻ったティアンは、その後アメリカへ行くことに。出発の日、空港にプーパーが見送りに来てくれました。 2年後、パーパンダーオの村に戻ったティアン。プーパーが星を数えたから願い事をしてと言うと、ティアンは「もう離れ離れになりませんように」と願うのでした。
『A Tale of Thousand Stars』の原作とドラマに違いはある?
大まかなストーリーは一緒だけど、ドラマ化できなかったシーンあり!
原作小説とドラマは、大まかなストーリー展開は同じです。ただ、ドラマの最終話の空港シーンは真逆と言ってもよいほど違いました。 ドラマではティアンが自らアメリカで勉強することを選び、プーパーが愛情たっぷりに見送ったこのシーン。小説ではプーパーが冷たく突き放し、ティアンは泣きながらバンコクへ戻るのです。 またドラマはラブシーンが控えめでしたが、小説にはドラマ化できないようなNCシーン(ベッドシーン)がありました!ドラマはイチャイチャが少なくてちょっと物足りなかった、という方はぜひ原作をチェックしてみてください。
原作では2人の心情がしっかりと描かれている
ドラマ『A Tale of Thousand Stars』は、主人公の2人はあまり多くを語らず、見事な演技力でキャラクターを表現していました。特にティアン役のミックスさんの繊細な表情には惹き込まれます。 一方、原作小説はその時々で2人の心情が丁寧に描写されていました。ドラマを観た後に原作小説を読むと、同じシーンで「この時彼ははこう思っていたのか」と分かるので、答え合わせのような感覚を味わえますよ。 またキャラ設定にも違いがあります。原作では軍人だったプーパーはドラマでは諸事情により森林警備隊になり、それにより展開も変更されました。ティアンは原作小説の方がかなり自己中なおぼっちゃまなので、最初は驚くかもしれません。
ドラマ版ではキスシーンが描かれる?
ドラマ『A Tale of Thousand Stars』で話題になったのが、プーパーとティアンのキスシーンです。過激なラブシーンが登場することも多いタイBLドラマ全般に比べて、本作はラブシーンが少なく、2人がくっつくまでの過程がゆっくりと描かれています。 しかし最終話で登場する空港でのキスシーンがとても素敵で、おでこにキスするだけなのに決して物足りなく感じさせません!
Earth (アース)のキスシーンはアドリブ?
最終話でアメリカへ旅立つティアンを空港へ見送りに来たプーパーは、ティアンのおでこにキスをします。このシーンはなんとプーパー役の俳優アースのアドリブで、「旅立つティアンにプーパーが何か愛情表現を示すなら」と考えたアースのアイデアだったのだそう。 バチバチの対立から始まって紆余曲折あり、ようやく心が通じ合ったけど離れ離れになってしまう……。そんな2人の別れのキスシーンにぴったりな“おでこキス”が俳優のアドリブだったなんて、視聴者へのご褒美でしかありません!
ドラマ版のキャスト相関図
ドラマ版のキャスト紹介
ティアン役/サハパー・ウォンラート(ミックス)
心臓移植により命を取り留め、ドナーの女性と同じくボランティア教師としてパンダーオの崖の集落を訪れた大学生ティアン。 演じたのは「ミックス」の愛称で知られるタイ人俳優、サハパー・ウォンラートです。『A Tale of Thousand Stars』が本格的な俳優デビュー作品となりました。 ドラマ『Fish Upon the Sky』(2021年)にも出演したほか、2022年の『Cupid's Last Wish』では再びプーパー役のアースとW主演を務めています。
プーパー役/ピラパット・ワタナセッシリ(アース)
パンダーオの崖の集落で森林警備隊の隊長(原作では軍人)を務めるプーパー。 演じたのは「アース」の愛称で知られるタイ人俳優、ピラパット・ワタナセッシリ。2017年にドラマ『Water Boyy The Series』で主演を務め、『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』のタイプ役や『Theory of Love/セオリー・オブ・ラブ』のアン役でも知られる人気俳優です。
『A Tale of Thousand Stars』原作&ドラマのあらすじネタバレを最終回まで
自然豊かな美しいタイの田舎村を舞台に、わがままぼっちゃまと寡黙な軍人が惹かれ合っていくドラマ『A Tale of Thousand Stars』。 原作とドラマでは大まかな流れは同じですが、全く違う部分もあるので、ぜひ両方をチェックして比べてみてくださいね。
原作を