2023年6月22日更新

Netflix『THE DAYS』あらすじネタバレをキャストとともに!実話ベースの結末とは?

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『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

2023年6月より、Netflixでドラマ『THE DAYS』の配信がスタートしました。主演は役所広司で、2011年に起きた福島第一原発事故をリアルに描いた作品となっています。 この記事では、『THE DAYS』のあらすじやキャストまで、詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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『THE DAYS』の感想・口コミ

THE DAYS』の総合評価
4.5 / 2人のレビュー
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30代女性

2011年3月11日。誰もが記憶に残るこの日に、まさかこんなことが起こってるなんて思わなかった。内容は衝撃的で、本当に事実なのかと疑いたくなるような描写も多かったです。しかし日本で生きていく上で、必ず知っておかなければならない事実。多くの方が観るべき作品だと感じました。

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50代男性

思わず目を背けたくなるようなシーン、決断が多く、涙なしには見ることができませんでした。今もなお解決していない原発の問題。原発がなければこんなことにはならなかったのに…と思いつつ、今まで何も知らなかった自分が恥ずかしくなった。

『THE DAYS』のあらすじ

2011年3月11日。いつもの日常から一変、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。東京から200キロ以上も離れた福島第一原発を、高さ15メートルの大津波が襲いかかり……。やがて4基の原子炉が暴走し始めたのです。 そしてメルトダウンや水素爆発など、次々と危機が迫ります。国家の命運をも左右する事態の中、政府、会社、最前線の現場、それぞれの場所では何が起こっていたのか。 世界で最も深刻と呼ばれるレベル7に分類された原発事故について、実話に基づき3つの視点から、緊迫の7日間を描きます。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

2011年3月11日。東日本で震度7を超える大きな地震が発生します。福島第一原発の所長・吉田(役所広司)は、原発周辺の情報を集めながら対策本部を設置。本部長に任命されます。 一方福島第一原発中央制御室の当直長・前島(竹野内豊)は、原子炉が無事に自動停止したことを確認。前島は若い社員の桐原(鈴鹿央士)と高比良(岡本智礼)に、原子炉の地下をチェックするよう指示を出しました。 すると瞬く間に津波が押し寄せ、電源は喪失。システムが停止してしまい、地下には桐原の遺体が浮かんでいたのでした。

第2話のあらすじ・ネタバレ

内閣総理大臣の東(小日向文世)は、原子炉の専門家たちが自分の質問に答えられずイライラを募らせます。 原発は冷却装置が稼働しなくなり、原子炉を水で冷やす必要が。前島は古谷(小林薫)や大杉(六平直政)といったベテランたちに、バルブを開ける作業を頼みました。 しかしすべてのバルブを開けることはできず、東は電源車を手配するよう指示。線量もどんどん高くなっていき、原子炉を冷却できないという壁にぶち当たってしまったのでした。

第3話のあらすじ・ネタバレ

余震も続き、がれきなどで電源車が2号機までたどり着けず、ケーブルを200メートルも引っ張ろうとします。しかし危険なため、作業は中断せざるを得ず……。 吉田は原子炉の圧力を下げるために、MO弁とAO弁を人力で開く「ベント作戦」を決行すると決断します。 吉田は前島に、線量の高い建屋に入ってベントをする作業員を決めるよう、指示します。前島は葛藤の末、古谷や大杉などベテランを選出。その頃総理官邸は「原発からの放射性物質は微量」と発表し、東は福島に向かうと言い出し……。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

ベント作戦の第一班である、古谷と大杉が原子炉建屋内に突入します。無事にMO弁を開くことに成功し、前島も吉田も安堵しました。 続いて第二班が建屋内に入ろうとしますが、あまりにも線量が高く……。結局中に入ることを断念せざるを得ませんでした。 吉田の右腕で原子炉主任技術者の木下(音尾琢真)は、自ら中央制御室への移動を申し出ます。第三班として突入しようとした時、白い煙が……。前島は慌てて木下たちを引き戻したのでした。

第5話のあらすじ・ネタバレ

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

新たに、コンプレッサーを繋いでAO弁を開閉するという作戦が実行されます。すると再び余震が起こり、原子炉で水素爆発が発生。原子炉が壊れ、格納容器が破損して放射能が漏れ出すのではないかと危惧されます。 吉田はこの事態から、自衛隊の速水(高橋和也)に海水を原子炉に注入するよう頼みます。速水は吉田の指示を理解し、すぐに作業を開始しました。 しかし官邸や東電の副社長・村上(光石研)が「海水は安全性が分からない」と中止の指示を出し……。官邸と東電、現場にズレが生じる中、吉田は中止の指示に従うふりをして、海水を注入させたのでした。

第6話のあらすじ・ネタバレ

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

2号機に海水を注入しようとしますが、内部の圧力が高すぎて水を入れることができません。そこで車のバッテリーを繋いでSR弁を開くことにし、無事2号機の圧力を下げることに成功しました。 しかしどんどん線量は高くなっていき、吉田は必要最低限の人間だけを残して、他の者は避難させたいと村上に申し出ます。しかし村上や東は「退避など許されない」と却下し、吉田の葛藤が続くことに。その頃東は、アメリカ政府とのやり取りに苦労していました。 そんな時3号機で水素爆発が起き、40名が行方不明になってしまいます。原子炉が暴走を始め、福島の未来を考え始めたのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

行方不明だった40名は無事見つかりますが、ネットでは桐原たちが作業中に逃げたというデマが回ります。 そんな時桐原と高比良の遺体が発見され、桐原の父(遠藤憲一)と母(石田ゆり子)にようやく安否の連絡が入りました。母はずっと鶴を折り続け、息子の無事を祈っていて……。 吉田は、4号機の地下にある水を注水する作戦を速水に指示します。そして村上に「撤退基準を決めてくれ」と伝えました。吉田は最小限の人員を残し、他の人を退避させます。 残った人員は最後になるかもしれないと、全員が家族にメールを打ったのでした。

第8話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

東はこのままの状態が続くと「福島の250km圏内、東京にも人が住めなくなる」という可能性を告げられ、「日本崩壊だ」と絶句します。自衛隊は、上空から原子炉へ水をかけることに。 吉田は日本原子力警備サービスの新木(でんでん)のおかげで、消防車から海水を引き上げて注入することに成功。建設会社が提供したコンクリ機械で原子炉に水をかけ、徐々に原発は落ち着いていったのです。 その後も東電社員たちの努力は続き、アメリカの支援などもあり少しずつ復興していきます。吉田は「吉田調書」をまとめましたが、癌が発覚。2年後の2013年に癌で亡くなりましたが、原発が原因なのか、ストレスと煙草が原因なのかは分かっていません。 そして2023年現在も、福島第一原発の解体作業は続いていくのでした。

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どれくらい実話に基づいている?

『THE DAYS』はかなり実話に基づいて制作されたと思いますが、全てが全て実話ではないと思います。 ドラマの中でかなり重要な立ち位置にいた当直長の前島は、今作のために作られたフィクションのキャラクターです。総理の東もかなり強烈な人物でしたが、実際の官邸で同じようなことが行われていたかは分かりませんね。 ただ津波や余震、行った作戦などはかなり事実に近いのではないでしょうか。現場の人々の心情や行動なども、実話に基づいているのではないかと予想します。 吉田が亡くなったこと、原発問題は現在も解決しておらず問題提起されている点も、事実ですね。

『THE DAYS』のキャスト

福島第一原発所長役/役所広司

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

事故当時の福島第一原発所長をモデルにした主人公を演じるのは、役所広司です。 このドラマを制作するにあたり、脚本を担当する増本は「並ぶ者がいない日本一の役者」である役所にオファーをしました。役所がオファーを快諾したことによって、この作品のキャスティングはスムーズに進んだようです。 役所広司は2023年、『Perfect Days』で第76回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しました。

1・2号機当直長役/竹野内豊

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

複数の責任者の立場にある人物をモデルに、今作のために作り上げたキャラクターである1・2号機の中央制御室の当直長を演じるのは、竹野内豊です。この当直長は、静かな強い意志を持つ人物。心に秘めた責任感を上手く表現する竹野内が、この役に抜擢されました。 竹野内豊は2011年、『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』で第54回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞しています。

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内閣総理大臣役/小日向文世

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

当時の内閣総理大臣を演じるのは、小日向文世です。この役は苛立ちをぶちまけることが多く、作品の中では悪役となります。小日向にとっては珍しく嫌われ役となりますが、「嫌われればいいんでしょ?」とオファーを快諾したとのことです。 小日向は多数の作品に出演しており、映画『イチケイのカラス』、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」、『大名倒産』など2023年だけでも3本の映画に出演することが決定しています。

1・2号機 ベテラン運転員役/小林薫

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Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

1・2号機のベテラン運転員を演じるのは、小林薫です。ベント決死隊1班に所属し、皆のために頑張る真っすぐな人物。小林の繊細で独特な雰囲気のある芝居から、役に抜擢されました。 小林も多数の作品に出演歴があり、『Dr.コトー診療所』シリーズ(2003年~)や『深夜食堂』シリーズ(2009年~)など、代表作も多数あります。

『THE DAYS』のあらすじネタバレ・キャストを紹介しました

『THE DAYS』
Netflixシリーズ『THE DAYS』6月1日(木)より独占配信中

入念なリサーチを行い、丁寧に制作された『THE DAYS』。脚本だけでなく役所広司などキャストの演技にも注目が集まっており、とても期待値の高い作品となっています。 『THE DAYS』の配信開始日は6月1日です。是非チェックしてみてくださいね。