2023年10月23日更新

『進撃の巨人』光るムカデ(ハルキゲニア)を徹底解説!ラストの巨木と少年の意味とは?

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巨人化の鍵を握る「光るムカデ(ハルキゲニア)」は、『進撃の巨人』のストーリーを追う上で欠かせない存在です。結局あのムカデは何だったのでしょうか。 本記事ではこのうねうねした生物・ハルキゲニアについて、その正体や目的、ユミルやエレンとの関係、ラストシーンの意味などを解説&考察していきます。 ※この記事は『進撃の巨人』の重要なネタバレを含みます。

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『進撃の巨人』光るムカデ(ハルキゲニア)の基本情報

初登場巻 30巻122話
アニメ初登場回 80話(The Final Season Part2の5話)

ハルキゲニアは始祖ユミルに巨人化の力を授けた存在です。「光るムカデ」という呼称は136話でガビがエレンのうなじから飛び出した生物を形容した際のもので、そのまま読者にも定着しました。 ムカデと言われるように見た目は脊髄のような形をしており、左右から人間の神経系にも見える触手を無数に出しています。 実際にハルキゲニアはカンブリア紀に生息していた原始的な生物の一種です。

光るムカデ(ハルキゲニア)の正体と目的とは?

ハルキゲニアの正体は「全ての有機生物の起源」です。137話でジーク・イェーガーによって語られた、生命の起源の話の中でも、そのコマの中央にハルキゲニアが描かれています。それは物質しか存在しない世界で、最初に生き残った生命とのこと。 ハルキゲニアの目的は、とにかく命を「増やす」ことです。種の存続と繁栄、それが原始的な生物としての根源的な欲求でした。その目的が生きたいと願うユミルと共鳴したことが、すべての始まりとなります。

始祖ユミルとハルキゲニアの関連性

2000年前、死に瀕していたユミルはハルキゲニアが生息していた巨大樹の水たまりへと落ちます。ハルキゲニアは彼女の生への渇望に呼応して彼女と融合、人間よりもより強い不死身の身体=巨人を生み出す能力を与えました。 さらにハルキゲニアはユミルが望む死の存在しない世界を生み出し、ユミルは肉体の死後も「全ての道が交わる座標」であるこの場所で巨人を作り続けます。 その2000年後、座標にやってきたエレンの言葉で自ら世界を終わらせることを望んだユミルは、始祖の巨人の力をエレンへ渡すことに。それによって生まれた終尾の巨人のうなじから光るムカデが出現したため、始祖の巨人の掌握がハルキゲニアの寄生先変更の条件だと考えられます。

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エレンとハルキゲニアの関連性

エレンから切り離されたハルキゲニアは、初登場時とは違ってかなり巨大な姿となっていました。まさに「でけぇ害虫」の姿です。ハルキゲニアは寄生先であるエレン(始祖の巨人)の首に戻るべく、鎧の巨人たちと交戦します。 戦いの中で、ユミルの民を無垢の巨人化させるガスを発生させるなど、おそらく以前は持っていなかったであろう能力も見られました。はっきりとは言及されていませんでしたが、人に寄生した2000年の間でハルキゲニア自体も進化したのかもしれません。 結局ハルキゲニアはエレンの首に戻ることはできず、宿主であるエレンは首を切られて死亡。ユミルにもエレンにも寄生できず、そのままハルキゲニアも消滅したと思われました。

ラストシーンの丘の巨木と少年の関係とは?

エレン死亡後、ラストのコマでエレンの首が埋められたと思しき場所に、明らかに周りとサイズが違う巨大樹が生えています。木の描写や背景、木を見つけた少年と犬の構図など、意識的にユミルとハルキゲニアの接触シーンを重ねているようです。 少年がハルキゲニアに接触したかは不明ですが、最終話では平和になったはずの世界がまた新たな争いを始めている様子が描かれていました。そこに続くこのラストシーンで、歴史は繰り返されることを暗示しているのでしょう。 この少年が次なる始祖ユミルとなるかはわかりませんが、繁殖を求め不死身な巨人を作り出せるハルキゲニアなら、生き延びてまた新たな物語を始めても不思議ではありません。

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『進撃の巨人』はハルキゲニア(光るムカデ)からすべては始まっていた

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

アニメもついに完結する『進撃の巨人』は衝撃の結末を迎えました。うねうねとした見た目で想像する以上に重要な役割を持っていたハルキゲニアに注目して読み直しながら、ぜひ何度も『進撃の巨人』の世界を楽しんでみてください!