2022年2月3日更新

『進撃の巨人』マーレの歴史・戦士を徹底解説!モデルは実際にあった迫害の歴史?

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進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

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マーレとは?「壁の外の世界」の歴史やモデルを徹底解説【ネタバレ注意】

進撃の巨人 ガビ
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

マーレとは?

『進撃の巨人』におけるマーレとは、主人公エレン達が見たことがなかった「壁の外の世界」に存在する大陸の国の名称です。原作23巻から始まる新章では、物語の視点がエレン達からマーレ国の戦士に突如移ったため、それ以降の話は「マーレ編」と呼ばれています。 この記事では、『進撃の巨人』の新章の舞台となったマーレについて、独立までの歴史やエルディア人との関係、「マーレの戦士」の正体などを詳しく解説します。 ※この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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マーレの歴史は偽りだった?本当の歴史を解説

1度はエルディアに敗戦する

今でこそ巨大な勢力を持つマーレ帝国ですが、実は1800年以上前にはエルディア帝国に支配されていた過去があります。 その昔、巨人の力を持っていたエルディア帝国は世界中で殺戮を繰り返し、マーレを筆頭に数々の古代帝国を滅ぼして成長。エルディア人の蛮行による民族浄化は1700年あまり続けられました。 しかしおよそ100年前、今では英雄と呼ばれているへーロスというマーレ人が立ち上がり、タイバー家と手を組んで巨人の同士討ちを画策します。そして「巨人大戦」が勃発し、帝国は内部崩壊。当時のエルディア王フリッツはパラディ島へ逃亡しました。 こうして今のマーレ国が生まれ、マーレ人はパラディ島の人間は悪魔と言われるようになりました。

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民族浄化とは

エルディア人は生まれながらに巨人化する能力を持っています。巨人の力は人間にとって大きすぎる脅威であり、当時のエルディア帝国はまさに敵なしといった状況だったようです。 そんなエルディア帝国は、侵略した他民族にエルディア人の子孫を作るよう強制するなどして、1700年にわたって人類の民族浄化を続けてきました。この所行から、エルディア人は世界中で「穢れた血」「悪魔の末裔」などと呼ばれるようになったのです。

伝えられていた歴史は偽りだった

上記の歴史は部分的には正しいものの、マーレ人にとって都合の良い事実が抜き出された偽りの歴史です。エルディア帝国が崩壊するきっかけとなった「巨人大戦」は英雄へーロスが主導したように思われていますが、本当の発起人は当時のエルディア王カール・フリッツでした。 フリッツ王はエルディア帝国の悪魔の所行を嘆き、へーロスや貴族のタイバー家と手を組んで、帝国を自ら内部崩壊させたのです。その後、フリッツ王は自分に賛同するエルディア人と共にパラディ島へ引きこもり、3重の壁を築いて籠城します。 マーレに伝わる歴史とは異なり、実はマーレ国は100年前からフリッツ王に守られてきたのです。

マーレ国においてのエルディア人の扱いは?

「巨人大戦」後に大陸に取り残されたエルディア人は、マーレ国に支配されるようになります。長きにわたり人々を苦しめてきたエルディア人は当然のことながら差別の対象とされ、マーレではエルディア人の居住区はレベリオ収容区のみに限定されるようになりました。 居住区の他にも様々な制約を課されているマーレ国のエルディア人達ですが、教育の機会や「名誉マーレ人」に昇格することは可能です。 このように、マーレでのエルディア人の待遇は、彼らをもはや人間扱いすらしない他国と比べればまだマシとも言えるでしょう。

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「楽園送り」とは?

国に反逆の意思を見せたマーレ国のエルディア人には、「楽園送り」という罪状が与えられます。罪人は巨人の脊髄液を打たれて無知性の「無垢の巨人」にさせられてしまい、パラディ島(楽園)に送り込まれるのです。

マーレの戦士と7つの巨人を一挙紹介!巨人の継承者は誰だ?

「マーレの戦士」とは、マーレ国が保有する7つの巨人の力のうちどれかを継承したエルディア人のこと。戦争では主戦力となって戦うことになりますが、「マーレの戦士」に選ばれた者は「名誉マーレ人」に昇格することが出来ます。 マーレは高い軍事力を誇る巨大な国でありながら、その戦力のほとんどをエルディア人に頼っていました。しかし、科学技術が発展するにつれて巨人の優位性が失われつつあったため、焦りを抱いたマーレ国は9つの巨人の元締めである「始祖の巨人」をパラディ島から奪還することを目標に掲げるように。 こうしてマーレは始祖奪還作戦のために「マーレの戦士」をパラディ島へ送り込むようになったのです。

戦士候補生とは

マーレ国で保有している7つの巨人の力は、エルディア人の中でも幼い頃から訓練を受けた「マーレ戦士候補生」から選ばれた者だけが受け継ぐことが出来ます。 戦士候補生は5~7歳の健康な男女から選出され、選ばれた者は厳しい訓練が課せられます。その中でも優秀な成績を残した者だけが「マーレの戦士」に選ばれるのです。 『進撃の巨人』の物語開始時期は、「マーレの戦士」となったベルトルトやライナー、アニ、マルセルがパラディ島に始祖を奪還しにやってきた時と重なっています。 ここからは狭き門を通り抜けた選ばれし戦士達「マーレの戦士」のキャラクターを紹介します。

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ベルトルト・フーバー(超大型巨人)→アルミン・アルレルト

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「超大型巨人」の継承者。気弱で控えめな性格ですが、同郷のライナーとは仲が良く、よく一緒に行動しています。エレン達と共に104期訓練兵団に入団した後、エレンをマーレへ連れ帰ろうとして正体が明かされました。

ライナー・ブラウン(鎧の巨人)

「鎧の巨人」の継承者。大柄な体型に男前な性格をしており、104期訓練兵団では頼りにされる存在でした。任務のためパラディ島に潜入したものの、良心と罪悪感の板挟みで二重人格を発症。エレン達に正体がばれるきっかけとなりました。

アニ・レオンハート(女型の巨人)

「女型(めがた)の巨人」の継承者。卓越した身体能力を持ち、104期訓練兵団ではエレンを体術で圧倒していました。ベルトルトと同じ目的でパラディ島に潜入したものの、アルミンに正体を見破られて結晶化。「地鳴らし」開始まで、ずっと眠りについていました。

マルセル・ガリアード(顎の巨人)→ユミル→ポルコ→ファルコ

「顎の巨人」の継承者。ベルトルト達と共にパラディ島へ潜入するも、上陸直後に「無垢の巨人」だったユミルに食べられて命を落とします。その後、「顎の巨人」はユミルからポルコ、そしてファルコへと受け継がれました。

ジーク・イェーガー(獣の巨人)

「獣の巨人」の継承者。ベルトルト達の上官にあたる存在で、名字からも分かるようにエレンの異母兄でもあります。「エルディア人安楽死計画」の首謀者としてマーレ国で暗躍し、己の目的を果たすためにエレンを利用しようとしていました。

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ピーク・フィンガー(車力の巨人)

「車力の巨人」の継承者。いつもけだるげにしている黒髪の女性です。四足歩行である巨人の姿の際は、砲台などの荷物を背負う運搬係として重宝されています。

ラーラ・タイバー(戦鎚の巨人)→エレン

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「戦槌の巨人」の継承者。マーレ国で唯一差別を受けていないエルディア人であるタイバー家の現当主、ヴィリー・タイバーの妹です。防御力に特化した巨人でしたが、強度の高い牙を持つ「顎の巨人」を利用され、エレンに巨人の力を奪われました。

マーレとエルディアのモデルは?

マーレはナチス、エルディアはユダヤをモデルにしていると考えられます。作中でのマーレ人によるエルディア人の迫害の様子は、実際の歴史と似ている点があるからです。 また、中東連合はアメリカ、ヒィズル国は「日出ずる国」から連想されるように日本がモチーフになっていると考えられます。特にヒィズル国の将軍の末裔であるミカサは黒髪に黒い瞳をしていることからも、アジア人がモデルになっていると考えられるでしょう。 ちなみに、作者の諫山創がマーレ編は「100年ほど前の現実を模した世界」と語っているように、マーレ編以降で登場する飛行船や化石燃料の登場なども20世紀初頭の歴史を思わせる内容となっています。

伝えられている歴史が全てとは限らない……「マーレ編」はクライマックスへ

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

原作23巻から始まったマーレ編では、『進撃の巨人』の世界の謎がついに解き明かされていく衝撃の展開が続きました。パラディ島が壁に閉ざされていた理由やエルディア人とマーレ人の凄惨な歴史などは、物語の内容により一層深みを与えたのではないでしょうか。 2021年3月現在、『別冊少年マガジン』にて最終話に向けて怒涛の展開を繰り広げている『進撃の巨人』。ぜひあらすじを確認して、最終話の感動に備えましょう!

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