2017年7月27日更新

『進撃の巨人』伏線をネタバレ考察・解説!【ミカサは一体何者?】

今や社会現象ともいえる『進撃の巨人』。2009年に漫画連載が開始、その後アニメ化、実写映画化するなど勢いは止まりません。独特の世界観と伏線の散りばめられたストーリー展開から謎が謎を呼び、様々な考察が飛び交っています。そんな『進撃の巨人』の考察をネタバレ込みでまとめました。

『進撃の巨人』最新考察・解説を紹介!【ネタバレ注意】

2009年、連載開始以降、スピンオフ、アニメ化、小説、映画化などとその人気が衰えることのない『進撃の巨人』。人類に襲いかかる巨人とそれに抗う人間たちを描いた作品ですが、その謎に包まれた世界観が魅力の一つ。 現在も次々と考察や伏線が生まれており、その謎解きに夢中になる人も多いはず。そこで気になる考察ネタをまとめてみました。ネタバレ情報が多いので気になる人は注意してくださいね!

1.第1話のタイトル「二千年後の君へ」とは?巷で囁かれているループ説とは?

『進撃の巨人』はスリリングなストーリー展開とともに、伏線の張り方についても話題になっています。すでに、1巻の冒頭部分から謎めいた描写がなされています。

ミカサらしき人物の言葉「いってらっしゃい」で目が覚めるエレン、ミカサの髪が伸びたこと、また「すっげー長い夢を見ていた気がする」というエレンの発言から、エレンがループしていることへの伏線ではないかという意見があるそうです。

第1話のタイトルが「二千年後の君へ」となっていることを根拠に挙げる考察も多いようです。 またストーリーが進むと、「記憶改竄能力」「世界の記憶」など記憶に関する事柄に言及が進んでいきます。ループ説が正しいのかはわかりませんが、エルヴィンによってレイス王が100年前ほどに人々の記憶を操作したことも推測されるなど、なんらかの「リセット」はあるようですが……。

2.クリスタの秘密

エレンたちと同期の第104期訓練兵団で後に調査兵団へ所属することになる、クリスタ・レンズ。その可憐な外見や性格から、作中で同期からはしばしば「女神」などと例えられていますね。しかしどこか謎を抱えた人物であることもたしか。 そんな彼女ですが、47話では本名が「ヒストリア・レイス」であることが判明。また新リヴァイ班が結成された後には彼女の辛い生い立ちが明らかになります。レイス家の牧場で生まれたこと、母親から一度も愛されたことがないこと、その母親が自分を恨みながら目の前で殺されていったこと、そして王家レイス家の血を引くこと……。 そして王家の血筋を引くヒストリアを女王として即位させるために、調査兵団が奮闘し、父ロッド・レイスが引き起こした超巨大巨人の事件を経て無事69話では即位。無事、その謎が明かされました。 また現在の情報が出ている段階の少し前に、異母姉のフリーダに関する描写からネット上で「エレンと兄妹説」なども出ていましたが、60話あたりでエレンと父グリシャ、フリーダ、そしてヒストリアの関係が判明します。

3.ミカサは一体何者なのか?

本作のヒロイン、ミカサ・アッカーマン。唯一の東洋人の末裔であること、刺青の正体、「……あぁ。また、これか」という頭痛の原因など、彼女もまた多くの謎を秘めています。 特に頭痛については、過去のトラウマが引き起こしているのではないかと言われています。ミカサは「いってらっしゃい」と発言した物語のキーパーソン。アッカーマン家の謎も浮上した今、ミカサの頭痛が示す意味が判明する日は近いかも知れません。※ミカサの謎に関しては次見出しに続きます。

4.ミカサの出自、アッカーマン家とは

ミカサの姓である「アッカーマン」の秘密に関して、徐々に明らかになってきたことがあります。現在、アッカーマンという姓の登場人物は主に3人。ミカサ・アッカーマン、ケニー・アッカーマン、そしてリヴァイ・アッカーマンです。 また、16巻の第65話において ・アッカーマン家はかつて王側近の武家であったが、現在では数人程度になってしまっていること。 ・王の理想は、王族が持つ、記憶を改ざんする能力で人類すべての記憶を塗り替え、一糸乱れぬ平和を実現することであったが、アッカーマン家など一部の血族は、王の能力の影響を受けないこと。 ・王の能力の影響を受けない血族の多くは王に従ったが、アッカーマン家と東洋の一族のみ、王に逆らったため、王に恐れられ根絶やしにされかかっていること が明かされました。アッカーマン家と東洋の一族、2大反逆血族の血を受け継ぐミカサ・アッカーマン。今後の展開の鍵を握っていることは間違いありません。

5.作品の鍵を握る「座標」とは一体?

TVアニメ「進撃の巨人」Season2 2017年4月より放送開始! #shingeki #進撃の巨人 #超大型巨人

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『進撃の巨人』を読み解く上で重要なのが、「座標」という力。現在わかっている情報を整理すると、 ・巨人を操ることができる ・ただし全ての巨人に力が効くわけではない ・発動条件は叫び、あるいは巨人との接触 といったところでしょうか。エレンが叫び、仇の巨人に接触した時発動したので、「叫びの力」とも呼ばれるこの能力。幾つか不明な点がある「座標」ですが、こちらもまとめると、 ・「座標」は複数存在できるのか? アニや獣の巨人なども巨人に命令を下しているから、同じような能力を持つと思われる。 ・王家の持つ「記憶改竄能力」とは一緒なのか? フリーダをはじめとしたレイス王家には記憶改竄能力があると思われるが、それは座標保持者としての能力なのか。エレンが発動していないことから、「王家の血」+「座標」による力なのだろうか。それとも熟練度? ・「座標」は継承可能か、どのような手段で継承されるのか。 これに関しては、過去の継承者からフリーダ、彼女からグリシャ、そしてエレンへと引き継がれていること、またライナーが座標を「取り戻す」ために奮闘していることから可能だと思われる。そして手段は現在、捕食ということが(ほぼ)判明しているが様々な条件など詳細は不明。

6.リヴァイ兵長のモデルから推測できること

スピンオフ作品まで制作された大人気キャラクターのリヴァイ兵長。 作者は過去に自身のブログにてリヴァイ兵長のキャラクターイメージとして、アメコミ作品『ウォッチメン』に登場するヒーローの一人・ロールシャッハを挙げています。

リヴァイのイメージは、「映画」の「ウォッチメン」の「ロールシャッハ」です、 ※原作ではなく、ただひたすらカッコいい「映画」のロールシャッハ

ロールシャッハは、悪を根絶やしにするためにはどんな手段でも使う苛烈なヒーロー。異常なまでに悪を憎むところは、リヴァイの埃を憎む潔癖症にも反映されている? また注目したいのが、己の正義を貫いて死んでいったロールシャッハの最期。リヴァイは今後作中で亡くなってしまうのでしょうか。それとも……?

7.リヴァイ生い立ちと今後について

69話ではリヴァイに関しては生い立ちも明らかに。 実はケニー・アッカーマンの妹クシェルの子供、つまりケニーの甥だったことが判明。兄と生き別れたクシェルは、娼館で働いていたのでした。兄と再会したときにはすでに病気で死亡、客との間に出来た子リヴァイが残されていました。ケニーは力さえあれば妹のようにならないと、徹底的にリヴァイを鍛え、彼が十分に強くなると彼のもとを去ったのです。 巨人化できる薬をケニーから託され、兵団の分析後再度エルヴィンから託されていることから、リヴァイは今後巨人化するのか?などという考察も生まれています。

8.世界観のモチーフは北欧神話

作者である諌山創氏によれば、北欧神話を知っていれば『進撃の巨人』のネタバレになるとか。北欧神話とは、キリスト教化される前の北ゲルマン民族の信仰や物語が集約されたものです。 はじめに誕生した巨人ユミル、巨人から変形させられた人間、人間のための王国とユミルのまつ毛から造られた巨大な塀……少しだけ北欧神話の設定をおさらいしただけでも関係があることは明白でしょう。 やがて北欧神話ではラグナロクと呼ばれる終末の日を迎えます。『進撃の巨人』の世界にもラグナロクはやってくるのでしょうか。

9.「獣の巨人」に新展開が!

コミックス9巻で登場する、巨人を操り、かつ話すことも出来るなど脅威かつ謎の存在「獣の巨人」。彼の情報についてまとめると、 ・人間を巨人にする能力を持つ(と思われる) ・巨人を操ることが出来る(座標を持っている?) ・巨人体のまま話すことが出来る ・立体機動装置を知らないなど壁内についての知識は浅い ・「座標」を求めている そんな「獣の巨人」ですが、70話にて再び登場。前回の退場からライナー・ベルベルトらと行動していたらしく、アニを助けに向かいたいライナーと戦い見事勝利したようですが、肝心なのはその正体が判明! それは、2014年に開催された「進撃の巨人展」で情報が明かされた、「ヒゲをたくわえたメガネの中年ほどの男性」だったのです。「物語の鍵を握る男」「最後の謎を目撃せよ」と称されていたその人物ですが、果たしてその正体は? 獣の巨人に関して一時はマルコ説、グリシャ説などがあったようですが、ネットでは、外の世界の住人ということで、風貌が同じではないにせよ、似ていることからグリシャの親類なのでは?などの説も。

10.あの鬼教官が実は..

エレンたち104期訓練兵団を鍛え上げた鬼教官、キース・ジャーティス。スキンヘッドと恐ろしい眼光でお馴染みの彼ですが、最近新事実が発覚。 エルヴィンの前の団長がキースであること(第1話の「なんの成果も!!得られませんでした!!」の人がフサフサ時代のキースです。)は周知の事実ですが、70話・71話でエレンの父グリシャや母カルラと親交があったことが明らかに。そこで特別な存在だと思っていたけれど、団長になり、次々犠牲を増やしていく自分を凡人だと自覚するキースの過去も語られます。 またエレンの姿勢制御訓練の時、金具が壊れていたのを覚えていますか?その犯人も実はキースであったことが判明。そこも伏線だったのですね。

11.西から昇る太陽の謎

「進撃の巨人」の世界観に関わる謎の一つとして、「西から昇る太陽」という要素があります。本項で細かい検証は避けますが、作中良くみると、幾つかの場面で確かに確認できるこの謎。 それと合わせて、2015年10月より放送しているスピンオフ漫画を原作としたアニメ「進撃!巨人中学校」のエンディングに登場する時計が逆に回っているという指摘があります。以上から、「進撃の巨人」の世界では時間が逆行している?という考察が生まれています。

12.「エレン・イェーガー」という名前について

主人公エレン・イェーガーはドイツ語が由来になっていることにお気づきの方も多いでしょう。“イェーガー”姓はドイツでは割とポピュラーですが、名前の方“エレン”について諸説あるようです。 綴りがErenであればトルコでは男性名、Ellenとなると欧米において女性名になります。ただし『進撃の巨人』のエレンはErenと表記するので男性名には違いありませんが、響きだけを考えてエレンが女性的な意味を持った場合、ストーリーの根幹に関わってくる可能性があるようです。 ちなみにイェーガーの意味はドイツ語で狩人を意味するので、名前自体は狩人エレン、転じて巨人を狩る者ということなのでしょう。

13.一体地下室には何がある?

あけましておめでとうございます!いよいよ今年の4月からseason2放送開始です!お楽しみに!#進撃の巨人 #shingeki #season2 #アニメ

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物語の初期から伏線、といいますか秘密として残されていたエレンの家の地下室。グリシャはなぜエレンにその謎を託したのか。1話から存在していた謎なので、定番の考察としては、 ・外の世界についての情報、例えば書籍などが保管されている ・タイムスリップやループ説に関係した装置や空間がある ・巨人化に関する薬が保管されている などといったところでしょうか。 69話で内政についての話が落ち着いたので、調査兵団はウォールマリア奪還作戦を展開しようとしていますが、72話で地下室の重要性に触れられています。エルヴィンは『世界の記憶』があれば良いと考えているようですね。果たして作戦は成功し、地下説の謎はいつ明かされるのでしょうか?

14. エレンの家の地下室への考察と眠っていた謎

エルヴィンが非常に気にしていた地下室の謎がいよいよ明かされましたね。それまでも、グリシャがエレンに注射をしているシーンがありましたので、巨人化には何か薬のようなものが必要でその薬が地下にある。グリシャは地下で巨人化の研究をしていた、などは早い内から考えられていた要素です。 また、エレンが外に出たがっていることを知りグリシャは「真実を教えよう」と伝えていることから、グリシャは外の世界のことを知っていて、壁の外に真実があるということを伝えようとしていたことなどが伺えました。 そして実際に地下にあったのは、外の世界で戦争があったことや巨人化能力のこと、外の世界などが記されていました。物語における全てと言っても過言ではない量の真実が眠っていたのですね。

15.グリシャの行動の謎や目的

地下の真実が明らかになるとグリシャが一体何者でどんな目的をもって行動していたのかが気になるところ。振り返ってみれば1話からエレンに「帰ったら真実を話そう」と言っていたところが伏線になっていたのでは?と考えられます。何故「帰ったら」だったのか。それは帰る前に何か目的を果たす必要があったからなのでしょう。 これについてはグリシャがレイス一家を襲ったタイミングと壁が壊されたタイミングが同じことから、グリシャがエレンに話す前に行いたかったのは「レイス一家を襲撃すること」ではないかと思われます。グリシャは外の世界のことを知っていて、襲われる日も知っていた。だから、レイス一家を襲ってその力を手に入れる必要があった。 更に言うならば、エレンに巨人の力を継承させた上で話そうとまで思っていたのかもしれません。

16.ジーク戦士長の正体と役割

獣の巨人であったジークですが、獣の時に言語を操れることやライナーたちが認めていることなどから、立場上特別な人物であろうこと。コニーの村でコニーの母そっくりの獣の巨人が発見されたことなどから、獣の巨人は人間を巨人化できるだろう、などの考察はありました。 ジークがグリシャとダイナの息子で、かつてエルディア復興派を密告したなどの過去が明らかとなりましたが、気になるのはジークが「王家の血を引いている」ことをマーレの人たちに隠しているということです。この狙いについては謎ですが、ジークはまだ何か隠していることがありそうです。 これについては、ジークがエレンの血縁者であり、エレンの知らないグリシャの過去を知っているであろう事実なども絡んできそうですね。最終的にはエレンの前に立ちはだかる強大な敵として登場するのではないでしょうか。

17.四年間でパラディ島に何があったのか?エレンの変化は?

地下室の真相により、エレンたちは自分たちの住む町がパラディ島にありマーレという大陸があるなど驚くべき真実が次々と明らかとなりました。こうしてようやく町の外へと出て海を始めて知った彼ら。 その後の4年間はマーレへの侵入のため、研究や鍛錬に費やしてきたと思いますが、気になるのはエレンの変化です。1つは巨人化能力について。マーレ潜入時のエレンには足がありませんが、途中で治癒している姿があります。これは巨人能力をかなり使いこなせるようになったという証拠でしょう。4年間の間に鍛錬したと考えて良さそうです。 残りの巨人がそのまま健在な所を見ると、まだ始祖の巨人の能力は発動できていないようですが、その能力の行く末などが今後気になりますね。また、エレンの性格が随分と残酷な性格に変化しており、彼の心境の変化が展開にどう影響するかも見ものですね。

18.マーレでユミルは死んだのか?ライナーはどうなるのか。

エレンたちが外の世界に出た直後。突如4年後のマーレが登場しましたが、そこではもう巨人が近代国家の戦力に押されつつあるという驚きの事実が描かれていました。かつてパラディ島で争っていた時とは別の時代のようですね。 マーレではライナーが現役の鎧の巨人として活躍するほか、顎の巨人も登場。ユミルが持っていたはずの能力が何故、と思いますが、どうやらユミルは自らの意志で能力を譲った模様。詳しくは書かれていませんが、彼女なりの思惑があったことでしょう。 パラディ島での作戦に失敗し、追い詰められたライナーの今後も気になりますね。もしかして最期を迎える可能性もあるかもしれません。 また、マーレは戦争のためにパラディ島の資源を狙っていてそのために始祖の巨人の力を欲していますが、それ以外にも目的がありそうです。今後激しくなっていくであろう、マーレとパラディ島の戦争から目が離せませんね。

伏線が気になる『進撃の巨人』の考察まとめ

『進撃の巨人』に張り巡らされた伏線の数々についてをまとめて一気にお届けしました。諫山創の描く進撃ワールドが今後もどのように展開していくのか要注目です。 様々な考察が生まれていますが、今後もどんどん伏線を回収していってくれるのでしょう。これらの考察を踏まえて『進撃の巨人』を読み返してみるのもオススメです!