【推しの子】東京ブレイドの元ネタ・モデルは?アニメ2期「2.5次元舞台編」をネタバレ解説
「東京ブレイド」は「推しの子」に登場する鮫島アビ子が描く大ヒット漫画です。「2.5次元舞台編」では「東京ブレイド」が舞台化され、アクアやかなが出演します。 この記事では作中の大人気漫画「東京ブレイド」にスポットを当て、元ネタやあらすじ、「2.5次元舞台編」の内容をネタバレありで解説していきます! ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
アニメ2期【推しの子】2.5次元舞台編の東京ブレイドとは?
「東京ブレイド」は作中の世界で大ヒットしている王道少年漫画です。星野アクアや有馬かな、黒川あかねらメインキャラが、「東京ブレイド」の舞台版に出演することに。5巻から始まる「2.5次元舞台編」では、稽古から本番までを業界あるあるを織り交ぜて描いていきます。 「東京ブレイド」は東京を舞台に、伝説の刀「盟刀」を巡って「渋谷クラスタ」と「新宿クラスタ」の2大勢力が争うバトルもの。盟刀は持ち主に特別な力を与え、21本すべての盟刀に認められた者は、「國盗り」という強大な力が与えられます。 新宿側のブレイドが主人公。仲間とともに国の王を目指しますが、心優しい鞘姫(さやひめ)が率いる渋谷クラスタと抗争が勃発して……という内容です。
「東京ブレイド」登場人物・配役一覧
星野アクア/刀鬼役
「東京ブレイド」のキャラクター | 刀鬼 |
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声優 | 大塚剛央 |
刀鬼は渋谷クラスタ所属の3本角の男性キャラで、鞘姫の恋人兼許嫁です。彼女の懐刀を自称しているだけあって、刀鬼にとっては鞘姫の指示がすべて。彼女に強い感情を抱いています。 抗争後には当初敵だった新宿クラスタのつるぎと相棒のような関係に。鞘姫の許嫁設定が霞んでしまうほど、読者の間では刀鬼とつるぎのカップリングが人気になっているそうです。 アクアは感情演技が要となる刀鬼の芝居で壁にぶつかることになります。
有馬かな/つるぎ役
「東京ブレイド」のキャラクター | つるぎ |
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声優 | 潘めぐみ |
有馬かなが演じるつるぎは、新宿クラスタに所属するボブカットの少女。戦闘狂な一面があり、戦いも生き生きと挑みます。もとはブレイドの持つ盟刀を狙って彼を襲いますが、負けたことで配下に。彼の相棒的なキャラです。 負けそうになったり焦ったりすると、急に訛りが出るコミカルなところがあり、作中屈指の愛されキャラ。 稽古ではかなは周りの芝居を「受ける」芝居をしていましたが、本番のなかで天性のスター性を発揮します。
黒川あかね/鞘姫(さやひめ)役
「東京ブレイド」のキャラクター | 鞘姫 |
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声優 | 石見舞菜香 |
黒川あかねが演じる鞘姫は渋谷クラスタを率いる人物です。ボス的な存在ではありますが、争いを好まない優しい少女で、抗争に対して葛藤を抱くことに。 鞘姫が持つ盟刀は自分が負った傷を他人に移し替えることができる「傷移しの鞘」。作中ではキーアイテムとなっています。 当初の脚本の鞘姫は原作よりも好戦的で、あかねは役作りに苦戦していました。修正後の脚本で違和感が消えたことにより、あかねらしい没入型の芝居を披露します。
姫川大輝/ブレイド役
「東京ブレイド」のキャラクター | ブレイド |
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声優 | 内山昂輝 |
劇団ララライの看板役者・姫川大輝(ひめかわたいき)が演じるのは主人公のブレイドです。「東京ブレイド」は盟刀を手にしたブレイドが、最強の国の王を目指すという物語。作中では多く語られていませんでしたが、少年漫画の主人公にふさわしい熱いキャラなのでしょう。 普段の姫川は気だる気ですが、芝居のスイッチが入ると圧倒的な存在感で共演者たちを飲み込んでいきます。かなもあかねもアクアも、彼に触発されどんどん芝居がよくなっていきました。
鳴嶋メルト/キザミ役
「東京ブレイド」のキャラクター | キザミ |
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声優 | 前田誠二 |
「芸能界編」で大根役者として登場した鳴嶋メルトは、新宿クラスタの配下の1人・キザミを演じます。眼帯が印象的な自信家なキャラです。2.5次元舞台の経験が豊富な鴨志田朔夜(かもしださくや)が演じる渋谷クラスタの匁(もんめ)と戦うという役どころ。 演技力も舞台の経験値も圧倒的に足りないことを自覚しつつも、努力を重ねたメルト。芝居の楽しさを感じながら、「東京ブレイド」のなかで大きく成長します。
鴨志田朔夜/匁(もんめ)役
「東京ブレイド」のキャラクター | 匁 |
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声優 | 小林裕介 |
2.5次元舞台の人気俳優・鴨志田朔夜(かもしださくや)が匁(もんめ)を演じます。
アニメ2期「2.5次元舞台編」のネタバレあらすじを紹介!
初顔合わせ
母・アイの父親探しのなかでアクアが目星をつけていた劇団ララライ。ちょうどこの劇団ララライを主体に、「東京ブレイド」の舞台化が決定し、アクアもキャスティングされることになります。 お互いに役者として意識しているあかねは、顔合わせ後の本読みの段階からかなの芝居が気になる様子。かなは姫川のグイグイくる芝居に適応してみせ、自分を曝け出すような芝居で周りを飲み込んでいきます。 対するアクアは最初から敗北宣言をしていてどこか本気になっておらず、あかねも脚本上の鞘姫の解釈違いな描かれ方に苦戦していました。
アビ子先生の暴走
稽古場にやってきた原作者のアビ子は、「うちの子たちはこんな馬鹿じゃないんですけど」と脚本の全修正&脚本家・GOAの降板を要求。稽古は一旦止まることになります。 アビ子は舞台のことは何もわからないまま原作者としてのこだわりを要求として制作サイドに投げていました。彼女の意見は、間に編集や権利管理部門、プロデューサーが挟まり、もはや伝言ゲーム状態。 そこでアクアは、GOAが手掛ける他作品の舞台チケットを、アビ子が師と慕う「今日あま」の作者・吉祥寺頼子(きちじょうじよりこ)に託します。
アビ子先生と脚本家が仲直り
舞台を観たアビ子は感銘を受け、制作サイドに一歩歩み寄ることにしました。周りの調整と説得によって、アビ子とGOAが直接通話しながら脚本を修正していくことに。 間に雑音を挟む必要がなくなったことで、2人はお互いの意図を汲み取り合いながら双方が納得するより良い脚本を書き上げることができました。最後にはすっかり意気投合していた2人が生み出したのは、以前の脚本よりもはるかに役者の技量に比重が置かれた脚本でした。 かないわく「役者の演技に丸投げ」の「キラーパス脚本」。舞台が生きるも死ぬも、あとは現場の役者陣に任される形となったのです。
アクアがトラウマを発症
脚本変更により、アクアも感情演技が求められます。しかし、大切な人の死というシチュエーションがアクアにアイの死を想起させ、アクアは発作が起きてしまいます。 五反田監督からの「演技を楽しむな」というアドバイスをヒントに、アクアはトラウマすらも利用することに。役者として芝居を楽しむ心を捨て、「俺にとって演じる事は復讐だ」と、死にゆく鞘姫にアイを重ねてアクアは痛々しいまでの感情演技をしてみせました。 行き詰まっていたメルトもアクアのアドバイスで一皮むけ、舞台「東京ブレイド」は大盛況で幕を閉じます。
アクアと姫川の関係が明らかに
アクアは稽古と同時進行で劇団関係者のDNAを採取していました。舞台の打ち上げで姫川と2人きりになったアクアは、DNA鑑定の結果わかったある事実を彼に伝えます。 それはアクアと姫川は同じ父親を持つ異母兄弟だということ。気になる姫川の父親は、売れない役者・上原清十郎(うえはらせいじゅうろう)でした。ところが上原は、姫川が幼い頃に妻ともども心中していたのです。 復讐すべき自分の父親=上原清十郎が故人だと知ったアクアは、これで復讐が終えられると思ったのか安堵の表情を浮かべ「2.5次元舞台編」が終わります。
「東京ブレイド」とアビ子先生のモデルとは?
「東京ブレイド」のモデル
「東京ブレイド」のモデルとなった作品については明言されていません。刀系の少年漫画といえば『鬼滅の刃』が有名ですし、鬼や現代といった世界観だと『桃源暗鬼』なんかが思い浮かびます。 盟刀という特別な刀の存在は『刀剣乱舞』を彷彿とさせますし、すべてに認められれば願いが叶うというのは『ドラゴンボール』的でもあり、王道の要素をうまくまとめた作品といえるでしょう。
アビ子先生
アビ子に関しても明確なモデルはいないようです。原作者の赤坂アカは本作制作にあたり、各方面の関係者に取材をしたとのこと。そういったところから出てきたリアルなエピソードに、個性的なキャラ性を持たせて生み出したのがアビ子先生なのでしょう。 トラブル回避のためにも下手に実在する人物をモデルにすることはしていないはずです。
【推しの子】アニメ2期の東京ブレイドに期待大!
2024年7月開始のアニメ2期で放送される「2.5次元舞台編」。漫画だとかなりボリュームがあるエピソードです。アクアやかなの神がかった芝居も観られる劇中劇「東京ブレイド」がどう表現されるのか、原作を復習しながらアニメ放送を待ちましょう!