『名探偵コナン』灰原哀は死亡する！？作者の発言の最終回で迎える悲しい結末とは

中身は大人、見た目は小学生な灰原哀は『名探偵コナン』最終回でどんな結末を迎えるのでしょうか。 この記事ではネット上で囁かれている灰原哀死亡説を中心に、彼女が迎える結末について徹底予想。どんな結末があり得そうか、6つの説について考えると同時に、そもそも死亡説が噂された理由についても紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。

2024年3月現在、灰原哀が死亡したという事実はありません。APTX4869(アポトキシン4869)で幼児化した大人とはいえ、見た目は子供です。登場シーンの多くを小学生の姿で過ごしてきた灰原が死ぬという展開は、少年漫画的にもこれまでの「コナン」的にも考えにくいところがあります。 現時点で灰原は死んでいませんし今後彼女が死ぬという展開もないのではないでしょうか。

灰原哀が死亡する可能性は低いと述べましたが、検索では彼女の名前とともに「死亡」というワードがサジェストされます。火のないところに煙は立たないと言いますが、なにかしら彼女が死亡する可能性が示唆されたのでしょうか？ なぜ灰原哀死亡説が囁かれるようになったのか、次の見出しからその理由を見ていきましょう。

灰原哀の死亡説が囁かれた裏には、作者・青山剛昌のインタビューでの発言があります。雑誌のインタビューで、哀が幸せになれるのかどうかという質問に対し、青山は「名前が哀だからなぁ」と回答。 この発言から灰原哀は悲しい結末を迎えるのでは？と解釈したファンが多く、悲しい結末＝ラストで死亡するという話に飛躍したようなのです。ちなみに作者は「最後にちょっといい思いをする」という発言もしていました。 作者が灰原は死亡すると明言したわけではないので、死亡説は読者の妄想の産物といえます。

読者にとって1番悲しい結末は、灰原哀が死んでしまうことです。 彼女の置かれている状況的にも、いつ組織に消されてもおかしくありません。薬の研究者として加害者側に回っていた過去もあり、レギュラーキャラのうち誰か1人が死ぬとしたら、1番可能性が高いのは業を背負っている灰原な気もします。 コナンの正体を知っていて、コナンと同じく組織に追われる身である灰原は、クライマックスでも事件の渦中にいることになるはず。そう考えるとやはり他キャラよりも死亡の可能性が高い気がしてしまいます。好きな新一をかばって死亡の線もあり得そう。

「哀」から連想すると、失恋するというのも可能性が高い気がします。新一と毛利蘭はすでに両思いです。ラストでコナンが無事にもとの新一の姿に戻れれば、2人は晴れて普通の高校生カップルに。幼馴染カップルなので、そのままゴールインもあり得るでしょう。 もしラストで2人の結婚が描かれるとなると、コナンに秘かな想いを抱いてきた哀は自然と振られる形に。ラストということで、ちゃんと告白して振られる玉砕エンドもあり得ます。 死亡説に比べればかなりマシですが、コナンと哀の恋を応援してきた勢にとっては悲しい結末です。

灰原はもともと黒の組織の研究員。両親の遺した資料をもとにAPTX4869(アポトキシン4869)を復活させたり、それ以外にも別の薬を研究していたことをほのめかしたりしています。黒の組織が解体されたあかつきには、組織との関わりを償うために自首するかもしれません。 APTX4869は実験過程で死者も出しているので、責任感の強い彼女ならまず自分の罪を償うことを優先しそう。逃げも隠れもしない潔さもあると思うので、わりと可能性の高い説です。

ラストではコナンも灰原も元の姿に戻るハッピーエンドが待っていると多くの読者が期待しているはずです。ですがなんらかの理由で灰原だけ元の姿に戻れない……となれば、たしかに悲しさ漂う結末となりますね。 安全に戻れる解毒薬を1人分しか作れず、その事情は隠してコナンに飲ませた。これもあり得そうです。それこそ自分の研究で苦しんだ人がいたという事実に罪悪感を感じて、贖罪として幼児のままの姿でいることを選ぶかもしれません。

阿笠博士とはすっかり祖父と孫のような関係です。家族を失い天涯孤独の身となった灰原にとって、博士が家族のように大切な存在だというのは間違いないでしょう。 元の姿に戻ってほしい派からすると悲しい結末かもしれませんが、祖父のように思う阿笠博士を放っておけないという優しい理由で阿笠家に留まるという可能性もゼロではなさそう。この場合は灰原にとってというより、読者にとって少し物足りない結末といえるでしょう。

赤井秀一と灰原は従兄妹の関係にあたります。赤井は灰原から姉・明美を奪ってしまったこともあり、つねに彼女を気にかけている様子。 そのため最終回までにお互いの関係性が明らかになって和解という展開はあり得そうですが、さすがに一緒に暮らすというのは可能性が低そう。たとえ和解したとしても、赤井は灰原にとって姉を騙した男です。なんらかの理由で一緒に暮らすことになってしまうと、灰原にとっては辛すぎる結末です。

「灰原死亡」というワードは、実は『名探偵コナン』だけでなく『呪術廻戦』界隈でも多く検索されているのです。『呪術廻戦』に登場する灰原雄というキャラは作中ではすでに故人なのですが、彼の死亡シーンは回想という形で印象的に描かれています。 灰原雄と灰原哀。字面が似ているので、「呪術」の灰原死亡を「コナン」の灰原死亡と勘違いしてしまった人がいたのかも。どちらの作品も詳しくない人であれば、混同してしまう可能性もありそうです。

灰原哀を待つ「哀」な結末は、いまだ作者のみが知る状態。人気を支えるキャラの1人として明るい未来が待っていてほしいものですが、はたしてどうなるのでしょうか。『名探偵コナン』の今後の展開を見届けましょう！