2026年1月7日更新

NHKドラマ『東京サラダボウル』最終回結末までのネタバレや原作漫画について紹介!外国人居住者に光を当てた社会派ドラマ

このページにはプロモーションが含まれています

AD

『東京サラダボウル』作品概要・あらすじ!タイトルの意味とは?【ネタバレなし】

タイトル 『東京サラダボウル』
放送日 2025年1月7日〜
脚本 金沢知樹
キャスト 奈緒 , 松田龍平 , 中村蒼 , 武田玲奈 , 中川大輔 , 絃瀬聡一 , ノムラフッソ , 関口メンディー , 朝井大智 , 三上博史
原作 黒丸 『東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー』

タイトルの「サラダボウル」は、多民族が暮らす国を表す「人種のるつぼ」の現代的な表現です。演出の津田温子は「大きなレタスの葉からこぼれ落ちそうな野菜(=人)の手を引っ張り、レタスの葉の上にのせてあげたい、助けたい。そんな想いが込められている」と語っています。

『東京サラダボウル』あらすじ

およそ70万人の在日外国人が暮らす東京。この町で暮らす警視庁の中国語通訳人・有木野了(松田龍平)は、新宿のど真ん中で“サソリ”を食べるミドリ髪の女性を発見します。この女性は、国際捜査の警察官・鴻田麻里(奈緒)でした。 鴻田は国籍を問わず、人への興味に溢れています。一方の有木野は、なるべく人とは関わりたくない性格。相対する2人は、共に捜査をすることになったのです。 最初は合わなかった2人ですが、失踪した観光客の捜索、国を跨いだ密輸ビジネスなどさまざまな事件を共に解決していきます。そして共に過ごすうちに“胃”の合う絶妙コンビへと成長していき……。 仲が深まってきた最中、2人はオーバーステイになった在日外国人を狙う「ボランティア」なる組織と対峙することになります。この事件以降、鴻田は有木野が過去に抱えていた悲しい過去を知ることとなったのでした。 ミドリ髪&ワケありの通訳人のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく物語です。

AD

『東京サラダボウル』各話ネタバレあらすじ解説!有木野の過去とは?

第1話「サソリと水餃子」

警視庁の通訳・有木野は、国際捜査担当の麻里に巻き込まれ、失踪した中国人留学生・キャンディを追うことに。 判明したのは、男に大麻を盛られたキャンディが、中国の厳しい薬物法を恐れて身を隠していた事実でした。麻里の決死の捜査と有木野の機転で、彼女は無事に救い出されます。 事件解決後、麻里は「こぼれカスヒーローズ」としてバディを組むよう誘いますが、有木野は「ご用命があればセンターを通じて承りますよ」と冷たく突き放すのでした。

第2話「始末書とネームタグ」

バッテリー窃盗団を追う麻里は主犯の元暴力団・安藤に襲われますが、同じく彼を追っていた有木野達の機転で救われます。独断で動く麻里に対し、有木野は「あんた堕ちるよ。この組織で向こう見ずに信念だけでやってたら、引き返せなくなる」と警告。 事件後、麻里は有木野の隠された過去を知ります。有木野は三年前、署内の不祥事を情報漏洩したとの噂があったのです。さらにその記事のせいで死者を出ており、記事には「意図的誤訳」の文字があり――。

第3話「赤ちゃんとバインミー(前編)」

幼児誘拐事件が発生し、通訳として入った有木野は、被害者の父が借金返済のために戸籍売買に加担していた事実を突き止めます。 一方、潜入捜査中の麻里は、紙おむつを買う中国人男性ワンと知り合います。しかし、彼の家に誘拐事件の赤ん坊が隠されていたのです。 父親が戸籍を売ったブローカーのアリサが何者かに襲撃されるなど、事態は誘拐を超えた一大事件へと発展。プロの犯行を疑う有木野の予感通り、事件は複雑な多国籍犯罪の様相を呈していき――。

AD

第4話「赤ちゃんとバインミー(後編)」

誘拐事件から数日、麻里は潜入先で知り合った中国人ワンが、ボランティアを装う組織に利用され、赤ん坊を国外へ運ぶ役を担わされていると知ります。 有木野の調査で、彼自身もかつて息子を誘拐された被害者だと判明。報復を恐れ怯えるワンでしたが、麻里の真摯な説得に応じ、子供の命を守るため自首を選びます。 組織の壊滅へ向けて警察が動き出す中、不法滞在で処罰を受けたワンに、麻里はいつか本当の息子と再会できることを信じて生きるよう諭すのでした。

第5話「ティエンと進」

介護施設で起きたタブレット盗難事件で、ベトナム人職員のティエンが疑われます。 しかし、真犯人は、彼に嫉妬した同僚の早川だったのです。孤独な自分に対し、仲間や家族に恵まれたティエンを疎ましく思った末の犯行でした。麻里の仲裁で過ちに気づいた早川は涙し、2人は和解します。 ティエンの通訳をしていた今井もみじは、「外人が来れば犯罪が増える」と極論を語るティエンの先輩スタッフ・別島に対して「彼らを排除してもあなたの居場所は守れない。同じ社会を生きるものとしてせめて受け止めなきゃ、あなたが苦しくなるだけ」と語りかけました。

第6話「海と警察官」

麻里は有木野との食事の席で、20年前に密輸事件で会えなくなった韓国人の友人・スヒョンへの想いから、誰も見捨てたくないと語ります。さらに8年前の代々木通り魔事件で、自分を救った警察官への憧れを明かしました。 有木野は、その恩人が元同僚の織田だと理解します。実はあの時、織田は麻里を助けたあと血まみれの有木野を見て激昂し、犯人に暴行を加えていたのです。 事件後、ロッカールームで織田は「お前が大事なんだ。他の誰よりも」と涙ながらに訴え、有木野も彼を抱きしめました。

AD

第7話「神様とバディ」

警部補・阿川が着任し麻里と組むことになりますが、有木野は彼を信じるなと警告します。4年前、誤訳事件と情報漏洩を巡り、有木野の恋人で阿川のバディだった織田が自死していました。 警視庁の観察官・豊角は、東新宿署国際捜査係が追うボランティアと阿川の関係性を洗い出すためだと有木野に説明しますが、有木野も「織田のように麻里に何かあったら許さない」と言い返します。 麻里は織田がかつての恩人だと知り真相を追いますが、「織田」の名前を出した協力者が殺害される事態に。有木野は「過去は永久に埋める」と拒絶しますが、麻里は彼を理解したいと強く願います。

第8話「鳩とコインランドリー」

麻里は4年前の真相にたどり着きました。観察官・豊角の依頼で、織田は中国人の取調べを担当する阿川の"意図的誤訳"の不正を暴くため、隠しカメラで撮影。撮影データの検証を有木野が行っていました。 不正を知った織田は、有木野を巻き込まぬよう独りで告発に踏み切りましたが、阿川の脅迫後に自死。有木野は「織田と恋人だった」と過去を麻里に打ち明け、彼を救えなかった後悔を吐露します。 「ずっと話したかった。あんたにしか話せなくて」と涙ながらに明かす有木野。麻里は有木野の腕をそっと支えるのでした。

AD

9話(最終回)「Love and lettuce!」

有木野は麻里に織田への想いを打ち明けた後、真実を追うため捜査を再開。2人は織田のライターに隠されていたメモリーカードから阿川の人身売買への加担を暴きます。 阿川は「有木野との関係を暴露する」と織田を脅迫し、死に追いやっていた事実も明らかになりました。阿川はこれまでのボランティアとの関係性を自供後、組織の幹部シウに刺され重体となります。 組織の全貌は未解明ですが、有木野は自責の念を乗り越え「麻里を支えるため通訳人を続ける」と織田の墓前で誓いました。 麻里は本庁の国際犯罪対策課への異同を決めます。有木野は「まさか同じ職場になるとはね」と笑いますが、仲良く歩く2人の後ろには白いフードを被った新たなボランティアらしき男が歩いていました……。

『東京サラダボウル』登場人物・キャスト紹介!シウ(ボランティア)役を演じた俳優は誰?

有木野了役/松田龍平

松田龍平

中国語通訳人・有木野了(ありきの・りょう)を演じるのは、松田龍平です。有木野は過去の悲しい出来事から警察官を辞め、通訳人に。鴻田との出会いから、過去と向き合うことになります。 演じる松田は、『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)や映画『わたくしどもは。』(2024年)など話題作に多数出演。本作では、色んな国の言葉が飛び交う現場が楽しみと語っています。

鴻田麻里役/奈緒

奈緒

ミドリ髪の東新宿署・国際捜査係の警察官・鴻田麻里(こうだ・まり)を演じるのは、奈緒です。鴻田は国籍関係なく、、助けを求める人に手を差し伸べていく警察官。世界各国の料理が大好きな、エネルギッシュな女性です。 演じる奈緒は、2024年10月期には『あのクズを殴ってやりたいんだ』で主演を務めています。ドラマへの出演だけでなく、2024年には映画『先生の白い嘘』、『傲慢と善良』など各方面から引っ張りだこの女優です。

AD

シウ(ボランティア)役/絃瀬聡一

人身売買を行う黒い組織「ボランティア」の一員であるシウを演じるのは、絃瀬聡一(いとせそういち)です。 演じる絃瀬は、『集団左遷!!』(2019年)で俳優デビューし、『Eye Love You』(2024年)や『クジャクのダンス、誰が見た?』(2025年)などに出演しています。

阿川博也役/三上博史

三上博史

有木野が抱える辛い過去に関わる警部補・阿川博也を演じたのは、三上博史です。第7話ラストで初登場し、最終回ではボランティアとの関係性にも踏み込んでいきます。 演じる三上は、映画『私をスキーに連れてって』(1987年)や『君の瞳をタイホする!』(1988年)など、トレンディドラマ全盛期に大活躍。平成ドラマでは『プロポーズ大作戦』(2007年)の妖精役としても人気を博しました。

織田覚役/中村蒼

中村蒼

有木野の恋人であり、三上が関わる事件で自死してしまった織田覚を演じたのは、中村蒼(なかむらあおい)です。織田は麻里が警察を志すきっかけとなった人物でもあります。 演じる中村は、2005年のジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリで芸能界入り。2025年は映画『室町無頼』や『宝島』など話題作に出演し、2026年2月公開の『教場 Requiem』出演も発表されています。

AD

原作は黒丸による漫画『東京サラダボウルー国際犯罪対策課ー』!最終回まで結末をネタバレ解説

2021年から2024年2月まで「Palcy」で連載され、単行本は全5巻で既に完結している原作漫画「東京サラダボウル」。原作者の黒丸は、過去に映画やドラマ化もされた「クロサギ」を手掛けた大人気漫画家でもあります。 本作は外国人居住率3.98%と言われる東京で、国際捜査係の鴻田麻里とゲイの警察通訳人・有木野了が一癖も二癖もある難事件に挑みます。国際犯罪の全貌と関係者の過酷な現実を浮き彫りにする、リアルとリンクする警察漫画です。

原作漫画の最終回ネタバレ解説

最終回では、鴻田の相棒として阿川が東新宿署に着任。鴻田は有木野から「阿川を信じるな」と忠告され、鴻田はこの時犯罪組織「ボランティア」について調べていました。 鴻田は3年前の不祥事に阿川、有木野、有木野の恋人・織田が関わっていることを突き留めます。しかも織田は、阿川に有木野のLGBTを暴露すると脅され自殺していたことが分かり……。 阿川は捜査の為に中国人と繋がろうとしていましたが、気がつくと犯罪組織に手を貸していました。織田は、阿川から有木野を守るために自殺。しかも阿川は何者かに首を切りつけられますが、何とか一命を取り留めました。 その後鴻田と有木野は本庁の「国際犯罪対策課」に配属され、これからも共に事件を追っていくのでした。

AD

原作漫画はなぜ打ち切りになった?

原作漫画は全5巻で完結していますが、以前に"打ち切り"があったようです。というのも2022年5月に、理由もなく突然の休載が発表。その後原作者の黒丸が「クロサギ再起動」の執筆があったため、休載になってしまったと説明をしました。 その後2023年6月に連載が再開され、2024年2月25日に連載が終了。単行本も全5巻で完結しています。

『東京サラダボウル』はどんな人におすすめ?感想を紹介

吹き出し アイコン

クロサギの黒丸さんの作品ということで、読む前から期待大。内容は難しいものがテーマとなっていましたが、まだLGBTが理解されていない時代の難しさを痛感しました。この作品がドラマ化とは、とっても嬉しい!

吹き出し アイコン

日本に暮らす外国人も、近年だいぶ増えているなという印象。たくさんの人が暮らす東京で、助けを求めている人がこんなにもたくさんいるのかと現実を目の当たりにした作品でもあります。黒丸さんの作品は、本当に胸に刺さる……。

吹き出し アイコン

現代社会の中で知っておかなければならないことが、しっかりと描かれている。日本は平和だと勝手に思っていたけれど、いろんなことがあるんだなと痛感しました。奈緒さんと松田龍平さんで実写化されるとは、豪華!阿川役が三上博史さんということで、すっごく濃くて豪華なドラマになりそう!!

難しいテーマでありながらも、現代社会のリアルを描いた作品。現実社会で何が起こっているのかを知りたい人、またこれまでにない新たな警察物語を見てみたい人におススメの作品です。 また主人公の鴻田は、無知の怖さに立ち向かって人々を救っていく強い存在です。そんな存在がいることに、勇気をもらえる作品になるかもしれません!

AD

ドラマ『東京サラダボウル』はこぼれ落ちる人生を掬う社会派ドラマ

ドラマ『東京サラダボウル』(2025) 奈緒
©黒丸/講談社 ©2025NHK

『東京サラダボウル』は外国人居住者の人生という見過ごされがちなテーマが見どころの作品です。 2025年1月7日よりドラマ放送開始となり、年末の12月27〜29日には再放送されるほどの人気ドラマに。テーマ、キャスト、言語などこれでもかと個性が詰まっており、かなり見ごたえのある作品になっています。 ドラマにハマった方は、5巻完結と比較的読みやすい原作漫画を読むのもオススメです!