2017年10月20日更新

【考察】ダーズリー家がハリーをあんなにも憎む本当の理由とは

ハリーポッター

『ハリー・ポッター』を見た人なら必ず思う、「なぜダーズリー家はあんなにハリーを毛嫌いするのか」という疑問。原作や映画ではこの真相に焦点をあてられることはありませんでした。しかし、原作者のJ・K・ローリングはこのことについてmtv.comに語っています。

目次

「ハリーポッター」のダーズリー家に関する考察?なぜハリーを憎むのか?

「ハリーポッター」シリーズで主人公ハリー・ポッターが普段過ごしているダーズリー家。本編をみた人はわかると思いますが、彼らのハリーへの扱いは目を背けたくなるほどとても酷いものです。 なぜそんなにハリーは憎まれているのか?本記事ではその理由を徹底的に考察します。

ペチュニアとリリーの姉妹関係

ペチュニアはハリーの母親であり、実の妹であるリリーを嫌っていますが、そもそもなぜ嫌い始めたのかというと、それはリリーへの嫉妬心からです。

これに関して映画では全く描かれていませんが、もともとリリーとペチュニアは仲の良い姉妹だったのですが、リリーが魔女になれるのが羨ましく、ペチュニアはリリーを徹底的に嫌うようになりました。ペチュニアはダンブルドアに「自分もホグワーツに入れてほしい」という手紙まで書くほどでした。

リリーだけが魔女になれるという羨望が嫉妬や憎しみに変わり、彼女を嫌うようになっていきました。そのため必然的に彼女の子供であるハリーに対しても嫌悪感を抱くようになったと考えられます。

ジェームズVSバーノン

『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、リリーがホグワーツ魔法魔術学校最後の年にダーズリー家とポッター家の確執がはじまったことや、リリーがペチュニアと当時婚約者だったバーノンにジェームズを紹介するため食事会を開いた際に、バーノンとジェームズのケンカが勃発したことなどが描かれています。ローリング氏はこれについて以下のように振り返っています。

バーノンがジェームズをからかうために不愉快にさせる質問をし続けた結果、事態はドロドロになり、話は次第に政治的になっていきます。バーノンは魔法使いが失業手当で生活していることが許せず、ジェームズはそれに反論するように、彼の両親が自分のために生前貯金していた財産が保管されているグリンゴッツ魔法銀行のことを持ち出します。
引用:www.mtv.com

両者の関係は一向に良くなることはなく、結局ハリー誕生の知らせを最後に、リリーはペチュニアに手紙を送らなくなります。

ジェームズとセブルス・スネイプの関係

またローリング氏は、バーノンがハリーを軽蔑する理由はセブルス・スネイプと通ずるものがあると説明しています。

ホグワーツ魔法魔術学校の教師であるスネイプはリリーやジェームズの同級生ですが、スネイプがリリーにスリザリン入寮を奨めるのを聞いていたジェームズが「スリザリンに入るくらいなら退学する」と口を挟んできたことから激しく対立し、関係性は悪化。少なからずリリーに好意を抱いていたスネイプは、そんな最悪な相手とリリーの関係に嫉妬していたと思われます。

バーノン同様、スネイプも同級生だったジェームズとは犬猿の仲だったので、ハリーを見る度にジェームズを思い出してしまうのです。

そこまで嫌う甥っ子を追い出さない理由とは

ヴォルデモートにより両親が殺され、ハリー自身もヴォルデモートによる死の呪いを受けましたが、リリーは彼を守ろうと死ぬ直前に、愛による「護りの魔法」を無意識にハリーに残しました。以後、この護りの魔法はハリーの血の中で生きることになったのですが、この魔法の仕組みに気づいたのはダンブルドアただ一人でした。

ダンブルドアはこの護りに細工を加え、「ハリーがリリーと同じ血が流れる者の元を家とすれば、この保護は継続する」状態にしました。そして、ダンブルドアはこのことを手紙に書いてペチュニアに伝え、ペチュニアはハリーを引き取ったのです。ペチュニアはハリーを嫌っていますが、彼女はダーズリー家の中で、ヴォルデモートというのがいかに恐ろしいかや魔法界で何が起こっているかを理解する唯一の存在です。

ペチュニアはこのことをバーノンにも話さず、ダンブルドアの命令を一人で守り抜いたのです。

ペチュニアの複雑な思い

一方、ペチュニアはハリーを憎むことに少しためらいを見せる部分もあるとローリング氏は言います。

私は最終巻で妹リリーに対する、遠く昔に忘れてしまった愛情のようなものを表現したかったのです。それはハリーを見送るときにペチュニアが見せる、認めたいけど認めたくない、長く葬られていた複雑な感情です。読者のなかには、この別れの場面のペチュニアをもっと見たかったと言う人もいますが、これまでの全巻で彼女の思いや感情を一貫して表現してきたと思っています。
引用:www.mtv.com