2017年7月6日更新

ドビーってどんなやつ?ハリーを救った妖精を徹底紹介【ハリー・ポッター】

個性的な見た目と独特な喋り方!登場と同時に「ハリー・ポッター」シリーズになくてはならない存在となったドビー。今回はそんなドビーと屋敷しもべ妖精にスポットを当て解析したいと思います。

ドビーってどんな妖精?屋敷しもべ妖精の生態

『ハリーポッター』ドビー

トビーは屋敷しもべ妖精と言われる魔法生物!背は小さな子供くらいで細長い手足を持ち、身体に不釣合いなほど大きなギョロっとした目玉をしています。顔の両側にコウモリのように先の尖った耳が垂れ下がっているのが特徴的です。 屋敷しもべ妖精は特定の主人をもち、主人のために無償で奉仕する生き物。“屋敷”しもべと言われるとおり建物につくため建物内の家事全般を引き受け、基本的に建物の外に出ることはありません。主人の言うことは絶対で主人に逆らうことがない、つまり自由や意思を認められていない存在なのです。 屋敷しもべ妖精は通常主人の使っている枕カバーやキッチンタオルを体にまといこれを隷属のしるしとしています。屋敷しもべ妖精は大きな屋敷や城など金持ちの魔法使いにつくと言われていることから、屋敷しもべの数が多ければ多いほど資産家である証明となるのです。 イギリス最多と言われるホグワーツには屋敷しもべ妖精が100人以上もいるとか。労働対価を求めることを恥とする屋敷しもべ妖精の中にあって、ドビーは給料をもらって働くことになった初めての妖精です。 ハリー・ポッターのことを尊敬しハリーのためであれば何でも犠牲にできますが、それは元来の主従関係によるものではなくハリーの大切な友達という対等な関係からでした。

マルフォイ家では奴隷だった?ドビーの生い立ち

『ハリーポッター』 ドビー

 

ドビーはマルフォイ家の屋敷しもべとして長い時を過ごしてきました。屋敷しもべ妖精の特性からマルフォイ家の家事全般を請負い、始終忙しくしていたことが想像できます。失敗すると鞭打たれていたとも言っていました。

利口ですが決して要領がよいとは言えない性格のため、失敗も多く鞭で打たれることも多かったことでしょう。また殺すという脅しの言葉もしょっちゅう吐かれていたようで、慣れっこだと発言しています。主従関係とは言えこのように横暴なマルフォイ家にあっては主人を尊敬するのは困難だったでしょうね。

ドビーはマルフォイ親子に直接逆らいこそしなかったものの、ルシウス・マルフォイの企みからハリーを救うために尽力するほど、心の中はハリーのことでいっぱいなのでした。  

ハリーとの交流

『ハリーポッター』 ドビー

ドビーが初めてハリーの前に姿を見せたのは1年生の最後の夏休みのことでした。ダズリー家でつまらない休暇を過ごすハリーの前に現れ「ホグワーツに戻ってはならない」と忠告。その言葉通り、あらゆる手を使ってハリーがホグワーツに戻れないようにしました。

ホグワーツで秘密の部屋事件が巻き起こることを知っていたドビーはハリーを危険から遠ざけよう行く手を阻んだのですが、ハリーにしてみたら迷惑千万です。大事な親友からの手紙を隠され、マグルの前で魔法を使った容疑で魔法省の呼び出しを受け、ホグワーツに向かう列車の入り口を塞がれ……。ロンの父親の空飛ぶ車に乗りなんとかホグワーツの新学期に間に合ったのです。

彼の心配をよそにハリーは秘密の部屋の謎を解き事件を解決しました。事件の首謀者ルシウス・マルフォイはホグワーツの理事を解任された上にハリーの罠に嵌り、マルフォイ家の屋敷しもべであったドビーを解放させられることになったのです。その後自由な妖精としての人生を送りました。

ハリーたちがマルフォイ家の地下牢に監禁されていた時救い出す活躍を見せますが、逃げる途中デスイーターの襲撃によって胸を刺され命を落としたのです。亡骸はハリーによって貝殻の家の庭に埋葬され、その墓碑には「自由なしもべ妖精ドビー ここに眠る」と記されています。

屋敷しもべに生まれ主人の言いつけのままに生きる半生でしたが、ハリーと出会ってからは自らの意思でハリーのために働き死んで行く、満足のいく最期だったのではないでしょうか。

ドビーの靴下

ソックス

当初ドビーの勝手な行動に腹を立てていたハリーでしたが屋敷しもべ妖精としての人生を知るほどに怒りは解けて、現在の環境から救い出すことを企てたのです。屋敷しもべ妖精は主の家で使用した枕カバーやキッチンタオルを体にまとうことで隷従を示し、主人から衣類をもらうことで初めて主従関係を断つことができます。

屋敷しもべ妖精を失いたくないマルフォイ家ではドビーを怒鳴ったり鞭打ったりはしても、決して衣類を手渡すことがないように気をつけていました。秘密の部屋事件解決後、事件の主犯ルシウス・マルフォイに対しハリーは罠を仕掛けました。急いで脱いだ自分の靴下を日記に挟みルシウスに手渡したのです。「この日記を返します」。

ルシウスは憤怒の表情を浮かべたまま日記を手に取り靴下を投げつけました。この靴下をドビーが拾いハリーの作戦は成功しました。主人から衣類をもらうことになり、晴れてマルフォイ家から解雇されることとになりました。

奴隷を奪い取られたルシウス・マルフォイは怒りを露にしましたが「ハリー・ポッターに手を出すな!」というドビーの魔法で吹き飛ばれてしまったのです。これまで以上にハリーを敬うようになったのは言うまでもありません。

ドビーの救ったピンチ

『ハリーポッター』 ドビー 2

ドビーはハリーのためなら後先省みず動きます。時には独りよがりでハリーにとっては迷惑以外の何物でもないこともありますが。ここではドビーが救ってくれたピンチについて紹介します。

鰓昆布

『ハリーポッター』ドビー 3

ハリー・ポッターが三大魔法学校対抗試合に参加している時のこと。第2の課題“海の中で呼吸するには?”という命題が解答が見当たらず半ば諦めかけていました。そんなハリーに鰓昆布を差出し「ハリー・ポッターはその課題をやります!」と励ましてくれたのです。鰓昆布は口に入れると一定時間水の中でも呼吸ができるようになる効果をもつ薬草だったのです。

映画では薬草学に詳しいネビル・ロングボトムがドビーになり代わって登場しハリーを助けてくれました。

ダンブルドア軍団に“必要の部屋”を案内

ダンブルドア

ダンブルドア軍団が集合場所をどこにしようか困っている時に必要の部屋のことを提案。必要の部屋は使う人の目的によって内装や中に置いてある道具が変わる部屋で、メンバーが28人と大人数であること、何よりも秘密裏に行わなければならないという厳しい条件をクリアできる打ってつけの場所でした。

映画ではドビーではなくネビル・ロングボトムがこのとっておきのアイデアを披露しています。

ハリーを救出

『ハリーポッター』ダニエル・ラドクリフ

アルバスの弟、アバーフォース・ダンブルドアに指示でマルフォイの館に監禁されていたハリーを助けにきました。救出には成功したものの逃げる途中敵方の攻撃を受けドビー自身が命を落とすことになったのです。

ドビーの魔法がすごい

『ハリーポッター』 ドビー

屋敷しもべ妖精は杖なしで魔法が使えます。また魔法使いが使う魔法と屋敷しもべ妖精が使う魔法は別のものなので、魔法使いが使用を制限されている場所でも屋敷しもべ妖精ならば使えるという利点があるのです。それでは具体的に紹介します。

姿現わし・姿くらまし

特定の場所で姿を消し(くらまし)、また別の場所で出現する(現わし)魔法。

魔法使いでいうと17才以上の大人のみに受験資格が与えられる難易度の高い魔法。失敗すると体がバラバラになる危険性があるので合格者以外は使用を禁止されています。

浮遊術

手を使わずに物を持ち上げたり落としたりできます。ハリーが1年生最後の夏休みをダーズリー家で過ごしている時、ドビーが浮遊術でメイソン夫人のケーキを引っくり返しハリーのせいになったことがありました。  

その他の屋敷しもべ妖精

クリーチャー

性別は男性。気難しい性格を物語るように眉間にしわを寄せた風貌。見た目通りぶつぶつ嫌味を口にする癖があります。クリーチャーはシリウスの実家ブラック家に仕える屋敷しもべなので根っからの純血主義者です。

教え通りに純血主義者として成長したレギュラス・ブラックを心から尊敬、その逆に純血一族に生まれながら家の教えに反した行き方を選んだシリウスのことをよく思っていません。

そんなシリウスの遺言でクリーチャーはハリー・ポッターに仕えることになったのです。マグルの両親から生まれたハーマイオニー・グレンジャーのことはもちろん、混血のハリーのことも快くは思っておらず、渋々動く様子が見受けられました。

ところがハリーからレギュラス・ブラックの使っていたロケットを形見代わりにプレゼントされると態度を一転!ハリーを敬いハーマイオニーにまで頭を下げるようになりました。ハリーに仕える者としてホグワーツの屋敷しもべ妖精たちを引き連れてホグワーツの戦いにも参戦しています。

ウインキー

原作のみの登場。母親のように愛情深い性格で高所恐怖証です。純血の旧家クラウチ家、中でも魔法省のエリート官僚であるバーテミウス・クラウチ・シニアを主人としています。バーテミウス・クラウチ・ジュニアがポリジュースを使ってアズカバンから脱獄した後、クラウチ家で世話をしていました。

家の中に幽閉状態であったジュニアを不憫に思い、自らが始終見張っておくことを条件に外に出てクィディッチワールドカップを観戦する許可を得たのです。ところが透明マントに身を包みこっそりと表に出たジュニアはウインキーの目を盗んでハリーの杖を勝手に用いて闇の印を打ち上げ、デスイーターが集まる騒ぎを起こしました。

ジュニアを監視する任務を全うできなかったウインキーはバーテミウス・クラウチ・シニアから解雇を言い渡されます。クラウチ家解雇後にはホグワーツに就職したもののウラウチ家のことが忘れられずに毎日涙に暮れていたとか。ホグワーツの戦いに際してはクリーチャーに先導され参戦しました。

ホキー

原作のみの登場で、映画には出てきません。女性の屋敷しもべ妖精。ヘルガ・ハッフルパフの末裔であるヘプシバ・スミスに仕えています。ヘプシバ・スミスの骨董店に若き日のトム・リドル(ヴォルデモート卿)が訪れハッフルパフのカップとスリザリンのロケットを目にしました。

その後に残ったのは猛毒入りのココアを主人に誤って飲ませてしまったというホキーの記憶とトム・リドルと会った2日後にヘプシバ・スミスが亡くなってしまったという事実。合わせて2つの骨董品、カップとロケット消えてなくなってしまいました。

ハリー・ポッターはトム・リドルがカップとロケットを奪うためにホキーに嘘の記憶を植え付けヘプシバ・スミスを殺したのであろうと予測しています。

ドビーの名言集

ドビーと言えばこの言い回し

『ハリーポッター』 ドビー 4

見た目もとても個性的ですが、その喋り方が独特でつい目を奪われてしまいます。悪いことを口にした時に「ドビーは悪い子!」と繰り返しながら壁や柱に頭をぶつけて自分を責めるのです。

作品の中で何度となく登場するこのシーン、印象に残りますよね。その他にシリーズの中で口にした名言を紹介します。

“はい。ハリー・ポッター!そして、ドビーが失敗したら、ドビーは、いちばん高い塔から身を投げます。ハリー・ポッター!”

ハリー・ポッターがドビーとクリーチャーにドラゴ・マルフォイの尾行を頼んだ時に、ハリーの期待に応えようと誓った言葉。(『ハリー・ポッターと謎のプリンス』より)

“ドビーは働くのが好きです。でもドビーは服を着たいし、給料をもらいたい。ハリー・ポッター……ドビーめは自由が好きです!”

ホグワーツで働くことになった経緯をハリー・ポッターに説明している時の台詞。(『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』より)

ドビー役の声優高木渉ってどんな人?

ドビーの声を演じた高木渉は1966年7月25日生まれの声優・舞台役者で千葉県君津市の出身です。1987年『ミスター味っ子』の作業員役で声優デビューし、『名探偵コナン』の小嶋元太役や高木刑事役、『ゲゲゲの鬼太郎』(第5作、2007年4月から2009年3月まで放送)のねずみ男役を担当したことで有名。 声優業界では“アドリブを入れる役者”として認知されており、最初は現場を和ませようと始めたことでしたが今では作品全体を盛り上げるものとして高木渉のハイレベルな笑いに期待が集まっています。 高木渉は声優の他に舞台役者としての顔を持っていて、2002年に山口勝平、関智一と「さんにんのかい」というユニットを結成し芝居を上演しました。 その他自身が代表を務める「劇団あかぺら倶楽部」従え精力的に活動しています。無類の日焼けサロン好きとしても知られ、50才を超えた現在でも同業者と「焼き過ぎた?」「焼きすぎました」といった会話を交わしているとか。2016年1月から放送の『真田丸』の小山田茂誠役がテレビドラマへの初出となりました。