2015年公開のおすすめ映画ランキングTOP15【邦画編】

2015年もさまざまなジャンルの邦画が公開され、多くの感動や興奮を呼びました。若者の青春や友情を描いたもの、ラブストーリーやヒューマンドラマなど、2015年に公開された邦画の中からおすすめの15作品をランキング形式でご紹介します!
目次
- 2015年の邦画は粒ぞろい!ランキング形式で15作品をご紹介します!
- 【15位】「食べること」を通して人生を見つめ直すスローフード・ムービー
- 【14位】アイドル映画の枠を超えた青春感動作
- 【13位】あまりの過激さに出版拒否され続けた小説が原作
- 【12位】全篇にブッチャーズの楽曲を使用したロック映画
- 【11位】ベストセラー少女漫画を実写化した青春ラブコメディー
- 【10位】落ちこぼれ女子高生が一発逆転!
- 【9位】アンジェラ・アキの名曲を新垣結衣主演で映像化
- 【8位】好きに向かって全力で突っ走る青春ロードムービー
- 【7位】笑って泣ける時代劇
- 【6位】累計1500万部超の大ヒット漫画を映画化
- 【5位】愛について描く群像劇
- 【4位】今の日本の姿を痛々しくも切実に描いた傑作
- 【3位】原作ファンも納得の是枝監督最高傑作
- 【2位】語りついでいかなくてはいけない「痛み」
- 【1位】日本が誇る大女優・樹木希林の存在感に脱帽
2015年の邦画は粒ぞろい!ランキング形式で15作品をご紹介します!
2015年に公開された多くの邦画の中からCiatrの編集部が特におすすめの15作品を、予告編や観た人の感想と共にご紹介していきます!
既に観たという人も、まだこれからという人も、是非ご参考にしてください!
【15位】「食べること」を通して人生を見つめ直すスローフード・ムービー
ただまっすぐ素直に「食べること」について考えさせられました。景色も音も作られる料理も全て心地良くて、ため息が出る映画。
いただきますとごちそうさまはちゃんと言おうと思います。


五十嵐大介の同名漫画を元に2014年8月に映画化された『リトル・フォレスト 夏・秋』の後篇となる作品。
都会の暮らしに挫折した主人公・いち子(橋本愛)が故郷岩手県の山村に帰り、自然に囲まれた自給自足の生活で自分を見つめ直していく姿を描いています。
季節を切り取った美しい映像と、旬の食材を使った美味しそうな料理が魅力的な作品です!
【14位】アイドル映画の枠を超えた青春感動作


『踊る大捜査線』シリーズの本広克行と『桐島、部活やめるってよ』で脚本を担当した喜安浩平が青春小説『幕が上がる』を映画化。
人気アイドルグループ「ももクロ」こと「ももいろクローバーZ」の5人を主演に迎え、ある高校の弱小演劇部員たちの友情と成長の物語が描かれています!
【13位】あまりの過激さに出版拒否され続けた小説が原作

過激過ぎる描写で電子書籍のみでの販売となった丸野裕行の同名小説を、俳優としても活躍する榊英雄が映画化した衝撃作です!
四肢を失いながらも闇金融の取り立て屋として生きる主人公をベテラン俳優遠藤憲一が熱演。
【12位】全篇にブッチャーズの楽曲を使用したロック映画


ロックバンド「bloodthirsty butchers」の楽曲から着想を得て制作された石井岳龍(いしいがくりゅう)監督作品。
染谷将太演じる主人公大黒と闇の組織との戦いが、激しくもクールな映像で描かれています。
【11位】ベストセラー少女漫画を実写化した青春ラブコメディー

コメディーが多めなので ラブストーリーを求めちゃだめ。 女子より男子の方が高評価になる気がする。

幸田もも子による同名人気少女漫画を映画化した本作は、幼馴染みと結ばれるはずだと信じる自信過剰な少女がさまざまな騒動を巻き起こすラブコメディーです。
ヒロイン桐谷美玲の変顔や丸刈り姿は必見!
【10位】落ちこぼれ女子高生が一発逆転!

衝撃の実話を元に書かれたベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』を映画化。
監督に『ハナミズキ』の土井裕泰、主演に有村架純を迎え、成績学年最下位の女子高生が目標に向かって突き進む姿を描く感動作となっています。
【9位】アンジェラ・アキの名曲を新垣結衣主演で映像化

アンジェラ・アキの名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフにある中学の合唱部員と悲しい過去を抱える臨時教員のピアニストの交流を描いた作品。
舞台となった長崎県五島列島の美しい景色と、主演を務めた新垣結衣の瑞々しい演技に注目です!
【8位】好きに向かって全力で突っ走る青春ロードムービー


人気ロックバンド「クリープハイプ」のファンである福岡の女子高生4人が、ライブのため自転車で東京を目指す物語。
主演の4人全員が当時本当の現役高校生で、さらにはそのうち3人が演技未経験だったということもあり、リアリティ溢れる若さと熱いエネルギーが全開の青春映画になっています。
【7位】笑って泣ける時代劇


劇作家・井上ひさしが11年をかけて執筆した時代小説を映像化。
政府公認の縁切寺を舞台に江戸時代の離婚事情をコミカルに描いた傑作です!
主役の御用宿の居候役に大泉洋、離縁を求めて寺に駆け込む女たちを戸田恵梨香、満島ひかりらの実力派が演じています。
【6位】累計1500万部超の大ヒット漫画を映画化


『デスノート』の大場つぐみ・小畑健コンビによる大ヒット漫画『バクマン』を完全映画化。
コンビを組んで漫画家を目指す主演の2人を演じた佐藤健と神木隆之介の共演や原作とは異なる結末にも注目です!
【5位】愛について描く群像劇
自分の思い通りには 何も動かない。
抱きしめてあげること、 抱きしめられること、 その尊さ。
何一つ解決なんてしてないけど、 希望は感じる。 同時に絶望だってある。
人生は長いけど、 みんなが愛し愛されて欲しい 抱きしめ抱きしめられて欲しい。


学級崩壊や児童虐待を通して愛について描いた中脇初枝の小説『君はいい子』を映画化した作品です。
高良健吾演じる学級崩壊に悩む新任教師や尾野真千子が演じた子供を虐待してしまう母親など、さまざまな側面から愛という普遍的なテーマに迫ったヒューマンドラマ。
【4位】今の日本の姿を痛々しくも切実に描いた傑作
橋口監督はこの映画を撮影するにあたって、演劇ワークショップを開き、意図的にほぼ無名の三名を主役に据えたそうです。「アマチュアに近い俳優たちが、それぞれの限界を超えるものでなければ、彼らの未来につながるものになりません。」映画を観終わって、パンフレットのこの一文を読んだとき、ああ、この映画がこんなにも救いに満ちているのは、監督のこの優しさゆえなんだな、と、体の中心がジワリと温まるような思いがしました。この、監督の親心を受けて、期待通り限界を超えた主演三名のひりひりするような演技は、衝撃的ともいえるものです。
最後半に、主人公が博多弁で独白するシーンがありますが、それこそ「恋人たち」についての独白なのですが、そのシーンがあまりにも魅力的で、胸に詰まりました。印象的とかそういう言葉で片付けられないほど突き刺さりました。変な話ですが、羨ましいとすら思った。そこまで想われること、想うことを。
恋人を殺された男、恋した人に裏切られた男、夢物語にすがろうとした女。小狡くみっともなくも、懸命に愛そうともがく三人は、醜く愛おしくて、終始心がひっかきまわされました。 日常に転がる、死にたくなるような絶望の中でも、空は青くて、優しい人はいて、思わず笑っちゃうことだってあって、死にきれない。なんとか生きていく。 「笑うのはいいんだよ。腹いっぱい食べて笑ったら、人間なんとかなるからさ。」
こんなの、泣くしかないじゃない。
余談ですが、映画界において煙草と言えば、ハードボイルド、アウトローを演出する小道具なので、ここまで喫煙を醜くみっともないものとして切り取った映画って珍しい気がします。


『ぐるりのこと。』で高く評価された橋口亮輔監督が7年ぶりに手がけた長編映画。
妻を通り魔に殺害された男を中心に、家族と生活しながらも孤独を感じている主婦や、同性愛者の弁護士など、さまざまな事情を抱えた人々の物語を丁寧に紡ぎだした感動の人間ドラマです。
【3位】原作ファンも納得の是枝監督最高傑作


突然届いた父の訃報をきっかけに3人から4人となった姉妹のそれぞれの心情や新しい生活を丁寧に描き出したヒューマンドラマ。
主演の4姉妹を綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという豪華キャストが演じています。
【2位】語りついでいかなくてはいけない「痛み」


1951年の同名小説をもとに、第2次世界大戦中のフィリピンで極限状態に追い込まれた日本兵の姿を描き出した塚本晋也監督『野火』。
目を背けたくなるほどの刺激的な映像は、今までの戦争映画とは比べ物にならないほど戦争の苛酷さや無情さをまざまざと描き出しています。
戦争を知らない全ての人が見るべき傑作です。
【1位】日本が誇る大女優・樹木希林の存在感に脱帽


ハンセン病の元患者と、中年のどら焼き職人の交わりを描いた『あん』。
監督は世界で活躍する河瀨直美、主演は日本を代表する名女優の樹木希林が務めました。
老女が尊厳を失わず生きようとする姿を丁寧に紡ぐ人間ドラマは高く評価されています。
河瀨直美の持つ文学性と重厚なテーマ、ストーリーが完璧に融合した傑作。Ciatrが自信を持っておすすめします!