2017年7月6日更新

チャールズ・チャップリン監督のおすすめ映画ランキングTOP10

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チャップリン

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チャールズ・チャップリン、喜劇王と呼ばれた男

1889年4月16日イギリスのロンドン生まれのチャールズ・チャップリン。彼は後世に語り継がれる作品を多く残し、1977年12月25日に亡くなりました。俳優、映画監督、コメディアンをはじめ、脚本家やプロデューサー、作曲家としても活躍していました。 1914年に映画『成功争ひ』でスクリーンデビュー。翌年に出演した映画『ヴェニスの子供自動車競走』で、後に彼を表すスタイルとなる山高帽、ちょび髭、窮屈な上着、だぶだぶズボン、ドタ靴、ステッキという格好を初披露しました。 そして数々の傑作喜劇映画を生み出し、バスター・キートン、ハロルド・ロイドと並ぶ「喜劇王」と称される大スターとなりました。 その作風は喜劇でありつつ、痛烈な社会批判を込めた作品も多くあり、第二次大戦後のアメリカで容共主義的であると批判され、1952年にアメリカから追放されたこともありました。

10位:チャップリン流、現代アメリカ批判【1957年】

Keimiyazato チャップリン67才の時の作品 反骨心は失われていません、チャップリンを知らない人には古臭い説教臭い映画だろうけど チャップリンの闘いの人生を知り観ると深く味わえますよ
欧州の小国エストロビアからアメリカに亡命してきたイゴール・シャドフ王(チャールズ・チャップリン)は、大臣らに財産を根こそぎ持っていかれ、アナウンサーのアン・ケイ(ドーン・アダムス)の罠に嵌まってパーティではしゃいでいるシーンをTV放送されてしまいますが、TVを観た各種スポンサーからCMのオファーが殺到します。

9位:ナレーション付きの再編集版が後に公開されました【1923年】

yuki12241 チャップリン、ファースト・ナショナル時代の最後の作品。『巴里の女性』で主演を張るエドナ・パーヴァイアンスとの共演です。 設定の印象では、牧師の皮を被った脱獄囚というキャラクターが人間批判的な意味を持っていると深読みしていました。しかし、主人公をチャップリン自身が演じている時点で察してはいたのですが、いつも通りの展開に。もう少し冒険して欲しかったかも、と思う反面悲劇と喜劇のバランス加減は流石チャップリンと言うべき完成度の高さでした。
逃亡中の脱獄囚である主人公の男(チャールズ・チャップリン)は、来ていた囚人服を脱ぎ捨て、牧師の服を盗んで小さな町に辿り着きますが、新任の牧師と勘違いされてしまいます。

8位:チャップリン自身が「最高傑作」と評した名作【1947年】

yuki12241 世界恐慌による不景気を背景として、人間の良心とは何かを考えさせる作品です。オーソン・ウェルズが原案だとか。メジャーなチャップリン作品の中では、珍しいですね。観終わればわかります、彼が演じないことが良い方向に働いている脚本でした。 嘘を巧みにつき続けながら生きる主人公は、決して強い男ではありません。暴力は暴力を呼び、嘘は嘘を呼ぶために、どんどんエスカレートしていってしまうけれど、完全なる悪として描かれてはいません。その時代自体が病んでいて、誰もが第二の彼に成りうる状況だったと言えます。彼のすることは決して許される事ではないけれど、彼もまだ時代の被害者の一人と言えるのかもしれないと思うと、非常に切なくなりました。 見方によっては、冷たい世の中でも少しの親切によって変わることもきっとあると思える、人間に一抹の希望を抱ける映画かもしれません。
30年間勤めた銀行を不況でクビになったアンリ・ヴェルドゥ(チャールズ・チャップリン)は、車椅子生活を送る妻と幼い息子のため、金持ちの中年女性をたぶらかして夫となり、殺害して保険金を巻き上げるというビジネスを始めました。 2人の女性を殺すことに成功したアンリは、妻と息子には「投資で稼いでいる」と説明して、犯行を続けるのでした。

7位:フィルム破損。暴風でセット破壊と、多難を乗り越えた一作【1928年】

Keimiyazato コメディアンチャップリンを楽しめる作品、ライオンのシーンや命懸けのスタント無しの綱渡りの最中に猿が綱を渡って来て一大事なシーン、チャーリーをやたらとしつこく追いかけ回す馬、恋愛も多少します、(^^)
泥棒と間違われて警察から逃げ込んだサーカスで、大道具係からコミカルなキャラクター人気者になった元放浪者の男(チャールズ・チャップリン)は、団長の美しい娘マーナに恋をしますが、マーナは綱渡り師のハリーに夢中。 男はどうにか彼女を振り向かせようと、自分も綱渡りの練習を始めます。

6位:チャップリン喜劇の代表作といえばこちら【1925年】

polo1026 ドタバタコメディの元祖といえば「黄金狂時代」! チャップリン自身も「チャーリーといえば、まずこの作品のチャーリーを思い浮かべてほしい」と口にし続けたそうです。 主人公チャーリー、ゴールドラッシュで一攫千金を求めてアラスカに来たのはいいけれど、猛吹雪に苦しみたどり着いたのはおんぼろ小屋。 寒さと飢えに耐え切れず、自分の靴を鍋で煮て食べるシーンにはめちゃめちゃ笑えます! 奇抜な発想続きのドタバタコメディです。 チャップリンはやっぱりおもしろい~
金鉱を求めて雪深い山にやってきた孤独な男チャーリー(チャールズ・チャップリン)は、吹雪から逃げ込んだ山小屋で、お尋ね者のブラック・ラーセン(トム・マレイ)と、金鉱を掘り当てた男ビッグ・ジム・マッケイ(マック・スウェイン)と出会います。 寒さと飢えのなか食料を探しに出たラーセンは、出会った役人を殺して食料を奪い、ジムが発見した金鉱をも見つけてしまうのでした。

5位:初めて素顔で出演したチャップリン【1952年】

Keimiyazato 言葉を得たチャップリンはやたらと饒舌、この作品でもクドい程 人生論を語ります、それをもって若い頃は駄作だと思ってましたが 今ではすんなり゛名言゛として受け止められます、テリーのテーマもチャップリン作の名曲。
かつて道化師としてロンドンにその名を轟かせつつも、中年になり落ちぶれて酒浸りのカルヴェロ(チャールズ・チャップリン)は、自殺を試み意識不明で倒れていたバレエダンサーのテリー(クレア・ブルーム)を発見して救います。 テリーは自分のレッスン費用のために姉が娼婦をしていたと知り、ショックで足が麻痺して、絶望に打ちひしがれていたのでした。

4位:チャップリンによる、悲劇と喜劇の融合【1921年】

movetothemars チャップリンの出演作の中で、いわゆる“大傑作”と呼ばれる、モダンタイムスや独裁者等に世論上は含まれていないが、個人的にはダントツで本作品がピカイチの大傑作だ、とオススメする。 無声映画ならではの、迫真の演技、また感情に見事リンクさせた音楽、 そして何といっても、チャップリンと世紀の子役のジャッキー・クーガンとのすべてのやり取りが何とも微笑ましく、胸をキュンキュンさせる。
男に捨てられた女が、車中に子供を置き去りにするシーンを目撃した浮浪者の男(チャールズ・チャップリン)は、衝動的にその子を育てることを決意します。 5年後、大きくなった子供キッドと共に、男は詐欺まがいのガラス屋を営んでいましたが…。

3位:機械化されていく世界へチャップリンが込めた風刺【1936年】

movetothemars 効率化を至上主義にする現代社会への風刺。 チャップリンが機械の歯車に巻き込まれるシーンが象徴的だが、まさに「社会の歯車の一部」をいわんとする。これほどまでに社会の行く末を直接的に批判する映画があっただろうか。
ベルトコンベヤーで運ばれてくる部品のネジをひたすら締めるという仕事をしている工員のチャーリー(チャールズ・チャップリン)は、単純作業と給食装置の実験で精神に異常をきたし、精神病院に収容されます。 いよいよ退院となった日、トラックから落ちた赤旗を拾って追いかけたせいでデモ隊のリーダーと勘違いされ、今度は警察に逮捕されてしまうのでした。

2位:反ナチズムを喜劇で描いたチャップリン【1940年】

yuki12241 反ナチズムを掲げているチャップリンによる痛烈なヒトラー批判映画。まさにナチスドイツの全盛期だった時代にこの作品を作ることがどれだけの勇気かと考えると震えますね。真面目なドラマ映画も多く作っている彼ですが、本作では非常にシリアスなテーマを用いりつつも、表現が喜劇の枠からブレないところが彼なりの皮肉だったのでしょうか。一つ一つの演出が実に楽しくて、ある意味で戦争を描いている作品だという事を度々忘れさせられます。 ラストの演説では、チャップリンがこの映画を通して伝えたい事が凝縮されていました。本気で思っている事を本人自身で演説しているからでしょうか、聞いているだけで涙が出て来ました。この映画が公開されたのが1940年、ホロコーストは未だ大々的には行われておらず、この演説が行われた後に惨劇が起きてしまうわけですが、作品を観たとされるヒトラーや他の人々は何を思ったのでしょうね。彼が望んだ世界は全くの理想論で、実現することは不可能なのかもしれないけれど、そんな日がいつか来ればと願うばかりです。
第一次大戦末期である1918年。敗戦濃厚なトメニア(架空の国)に属するユダヤ人の床屋(チャールズ・チャップリン)は、戦闘中に将校のシュルツを救い、重要書類を本国に届けるべく飛行機に乗り込みますが、燃料切れで墜落してしまいます。 床屋が墜落で記憶を失い、戦争が終わって20年の歳月が経ったトメニアでは、なんと床屋とそっくりの、ヒンケルという男が(チャールズ・チャップリン:一人二役)が独裁者として君臨していたのです。

1位:大いに笑わせ、ラスト5分で泣かせる傑作【1931年】

polo1026 花を売る盲目の娘に恋をしてしまった放浪紳士チャーリー(チャップリン)。 ふとした誤解から娘はチャーリーをお金持ちだと誤解する。 チャーリーは「お金持ちのフリ」をして毎日彼女から花を買い続ける。 愛する娘のために自分が損をしてでも助けようとひたむきに頑張る姿がとっても素敵。 ネタバレになるのでラストの展開はコメントしませんが、ラストシーンは泣けます! サイレント・白黒でも色あせることないチャップリン映画は何回見ても飽きないです。
目の不自由な花売りの娘(バージニア・チェリル)に一目ぼれした浮浪者の男(チャールズ・チャップリン)は、娘の目を治してやりたい一心で、知り合いである酔っ払いの金持ちから手術費用を巻き上げようとします。