2023年7月28日更新

ドラマ「ドクターX」7期のあらすじ解説!6期のネタバレをおさえて新作に備えよう

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ドクターX

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高視聴率ドラマ「ドクターX」シーズン7のあらすじ&ネタバレ

放送局テレビ朝日
時間帯毎週木曜22時
放送期間2021年10月14日〜
主演キャスト米倉涼子
脚本中園ミホ
主題歌Superfly『99』
SNSTwitter:@DoctorX_tvasahi
Instagram:doctorx_official

2012年よりテレビ朝日系列の「木曜ドラマ」枠で放送されている「ドクターX」シリーズ。米倉涼子演じる大門未知子がフリーランスの女性天才医師として、患者を救いながら病院の権力という闇にメスを入れていく医療ドラマです。 大門未知子の名台詞「私、失敗しないので」の通り、ドラマは失敗しらずの高視聴率をマーク。2019年までに6作が放送されてきましたが、シリーズの平均視聴率は20%を上回っています。 そんな人気シリーズ「ドクターX」待望の7期が、2021年10月より放送開始!この記事では7期のあらすじとネタバレを更新していきます。

「ドクターX」シーズン7のあらすじ

100年に1度のパンデミックによって世界中で医療崩壊が起こるなか、新局面を迎えた東帝大学病院。そこではいまや感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針がとられていました。 かつて花形だった外科は別棟の分院に追いやられ、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭しています。 そんな感染危機と新たな権力が渦巻く東帝大に舞い戻った未知子は、疲弊しきった医療現場でも怯むことなく、確実に目の前の命を救おうとまい進します。しかしそこに、新たな敵が立ちふさがり……。

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「ドクターX」シリーズをおさらいしたい人へ

主演キャストはもちろん米倉涼子

「令和も私、失敗しないので!」

主人公・大門未知子(だいもんみちこ)を演じるのは、もちろん米倉涼子。2年ぶりの「ドクターX」シリーズ復活に「絶対に前作を超えるものを作りたい!」と意気込みを見せています。 シーズン6では東帝大学を去った美智子ですが、未曾有の感染危機にも怯むことなくメスを入れていきます。

今回も豪華キャストが集結!おなじみのあの人も

「ドクターX」7期は、4期・5期・6期と同じ東帝大学病院が舞台ということもあって、お馴染みのキャストが再集結。 シーズン1から未知子の良き相棒として登場している城之内博美(じょうのうち ひろみ)役の内田有紀、未知子と博美が所属する「神原名医紹介所」の所長・神原晶(かんばら あきら)役の岸部一徳は、もちろん今期も未知子を支えるメンバーとして出演。 シーズン2から登場している「御意三兄弟」の長男・海老名敬(えびな たかし)役の遠藤憲一、スピンオフシリーズが制作されるなどシリーズ切っての人気キャラでもある未知子の右腕的存在・加地秀樹(かじ ひでき)役の勝村政信、物腰柔らかな医師・原守(はら まもる)役の鈴木浩介らドラマを盛り上げるキャストも続投します。 シーズン7での最大の敵・東帝大の内科部長兼院長代理を務める蜂須賀隆太郎(はちすか りゅうたろう)を演じるのは、映像作品でも活躍している狂言師の野村萬斎。彼の腰巾着である鍬形忠(くわがた ただし)役は、お笑い芸人の小籔千豊が演じます。 また蜂須賀の右腕として東帝大病院の広報室長を務めるのは、杉田かおる演じる三国蝶子(みくに ちょうこ)。外科医ながら、蜂須賀の手足となって暗躍する興梠広(こおろぎ ひろし)を演じるのは要潤と、これまた豪華なキャストが加わりました。

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失敗知らずの高視聴率ドラマ「ドクターX」シリーズ

2012年に「木曜ドラマ」枠で放送されて以来、2017年までに5作が放送されてきた『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』。 シリーズ平均視聴率が20%を超えているだけでなく、東京ドラマアウォードや向田邦子賞などを受賞し、その脚本力も評価されてきました。 本シリーズの脚本を務めているのはドラマ『やまとなでしこ』や『ハケンの品格』、朝ドラ『花子とアン』、最近ではNHK大河ドラマ『西郷どん』の脚本も務めた中園ミホです。働く強い女性を主人公に据えたドラマに定評がある中園に加え、「TRICK」シリーズなどで知られる林誠人も脚本に参加しています。 大学病院という隠れた権力が渦巻く世界を舞台に、外科医の本質である手術や治療を遂行するため突き進む、妥協を許さない女性医師・大門未知子。そんな彼女を主人公としたドラマは、多くの人が「面白い」と感じる作品となりました。

【ネタバレなし】「ドクターX」シーズン6のあらすじ

シーズン6の舞台となるのは、シーズン4・5と同じ国内最高峰の医療施設である「東帝大学病院」。 AIを活用した高度な医療技術が進む中、東帝大学病院はかつてないほどの大赤字に見舞われ、倒産寸前というところまできていました。そんな同院に「ハゲタカ」の異名を持つ投資家・ニコラス・丹下(たんげ)がやってきます。 丹下指導のもと、経営再建の道を歩き始めた東帝大学病院。丹下が大胆なコストカットを実行したため、リストラに遭う医者や、患者の命が一番であるべき医療現場でビジネスを優先させる場面なども出てきます。東帝大学病院は、ますます権力争いの場へと変わっていきます。 丹下の一声で病院に戻ってきた大門未知子は、新たな権力争いが勃発する中、再び戦いに挑むことになるのです。

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【ネタバレ】木9ドラマ「ドクターX」6期の1話から最終回までの各話あらすじをおさらい

第1話(10月17日):大門未知子が再び東帝大病院に!コストカッター丹下との出会い!

山の中を歩いていた未知子(米倉涼子)は、山小屋で日系ブラジル人の丹下(市村正親)と出会います。2人は意気投合し盛り上がっていました。すると鮫島(武田真治)という男が岩に腕を挟まれ叫び声を上げます。未知子は斧で腕を切断し救急車を呼ぶと、かつて東帝大病院で働いていた加地(勝村政信)がやってきました。丹下は未知子の活躍に感動していました。 その頃東帝大病院では赤字が問題となり、院長の蛭間(西田敏行)がコストカットを打ち出していました。そのために海外投資ファンドの丹下を呼び寄せ大幅な改革を打ち出します。丹下は未知子も呼び寄せており丹下が副院長に就任し、鮫島は新事務長となります。

丹下は食堂で得意の料理を振舞っていたところ、一子(松坂慶子)という食堂のおばちゃんが胸の痛みを訴えます。未知子はすぐに入院を勧めます。丹下が取り入れているAIが一子を肺塞栓症と診断し手術するも、一子は再び血を吐いて倒れてしまいます。丹下はAIに従っての再手術なら認めると言い、未知子が再手術をします。すると途中でAIの指示を無視し右肺中葉切除をやり始めたのです。「私失敗しないので」と言いAIが見落とした手術までも成功させたのです。 AIの診断間違いを苦慮する丹下に、新しくインテリジェンス外科部長に就任した潮(ユースケ・サンタマリア)は特殊な例は予測から外れることもあると説明します。未知子が一人ひとりと向き合った手術をしていることを痛感した丹下でした。 一方、コストカットは蛭間にまで及び、高額医療機器購入に関する談合の容疑でなんと逮捕されてしまいました。

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第2話(10月24日): 生体ドミノ肝移植!?2人の命を救えるか!

ニシキグループの社長、二色(モロ師岡)が入院することになり東帝大病院は慌ただしくなります。しかし、二色は肝移植せざるを得ない状況ですが、家族から嫌われているため誰も肝臓を提供する人がおらず……。 その頃、肝がんで入院していたドミノ師の古沢(清原翔)が治療費を滞納し退院するも、病院で倒れてしまいます。そこで未知子(米倉涼子)は古沢を再び入院させることに。その後また退院しようとした古沢の元に、彼女の由理(上白石萌歌)がやってきて自分の肝臓を古沢に提供すると言いますが、家族以外の生体肝移植は認められていません。そこで、未知子は2人に結婚を勧めます。しかし由理の父親が結婚に反対しているようでした。 古沢と幼馴染の若手外科医、多古(戸塚純貴)はうっかり由理が二色の娘であることをバラしてしまいます。実は、由理は二色を毛嫌いしていてドナーになることを嫌がっていたのです。さらに古沢と由理が一緒にいるところに出くわした二色は、まだ付き合っているのかと怒鳴ります。 誰が説得してもドナーになることに応じない由理に、未知子は古沢を救うために二色のドナーになるよう提案します。

由理は二色のドナーになることを決意し手術が始まりますが、由理を説得したにも関わらず未知子は手術をさせてもらえません。その代わりに、潮(ユースケ・サンタマリア)が二色の手術をしていると、AIが過小グラフト症候群を発症する恐れがあるのでインオペしろと指示します。AIの指示は絶対だと閉じようとする潮の元に未知子が現れ、術式を追加し手術を成功させます。 無事に終わったかと思われましたが、未知子は取り出した二色の肝臓を持ち出し、古沢の手術を始めます。術前に未知子は、二色の肝臓を他の患者に移植するための同意書を取り付けていたのです。無事古沢の命も助かり、古沢と由理は結婚することに。未知子が成功させた生体ドミノ肝移植の手柄は潮のものとなり、東帝大病院は二色から10億の寄付も受け取ることができ丹下(市村正親)は喜んだのです。

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第3話(10月31日):失言大臣が癌!?外科と内科の対立!

失言大臣として話題の厚労大臣・梅沢(角野卓造)が東帝大病院にかくまってほしいと入院してきます。しかし丹下(市村正親)がそれを拒否したため、梅沢の秘書は拘置所にいる蛭間(西田敏行)に不起訴を約束する代わりに入院させてほしいと頼みます。 不起訴になった蛭間は病院に戻り、梅沢を入院させます。たまたま梅沢の口の中を見た未知子(米倉涼子)が検査をし、舌癌ステージⅡであることが判明。48時間で治せるという未知子に対し、長く入院させ治療費を稼ぎたい丹下は内科部長の浜地(清水ミチコ)の化学療法を勧めます。 化学療法を選んだ梅沢は神原名医紹介所を訪ね、未知子に手術を頼んだのに断ったことを謝罪します。梅沢と一緒に麻雀をした未知子は、彼の言い間違いに疑問を覚えます。その頃浜地と丹下はある国会議員と食事をしていました。

未知子はもんじゃを食べている時に酔っぱらった海老名(遠藤憲一)がつけていたソースを見て何かに気づきます。翌日梅沢のオペを勝手に始めた未知子は、梅沢の目の手術を始めていました。彼は「脈絡膜悪性黒色腫」に侵されていたのです。目の手術だけするように言う丹下ですが、未知子は舌の手術まで終わらせていたのでした。 梅沢は退院するも、早々に「下々の皆さん」などと失言し、結局辞任することとなりました。神原(岸部一徳)が丹下に請求書を渡すと、勝手に手術したと拒否します。しかし新厚労大臣は丹下が親しくしていた国会議員だということを指摘されると、「承知しました」と支払いを受け入れたのでした。

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第4話(11月7日):母がアルツハイマー!?陸上エースの選手生命は一体どうなる?

ある日世界記録を持ち、日本陸上で活躍している四日市(岡田健史)が東帝大学病院に入院します。恒例のカンファレンスでは蛭間(西田敏行)と海老名(遠藤憲一)、そして未知子(米倉涼子)しか集まらずついにハブられるように。 潮(ユースケ・サンタマリア)はAIが膝の滑膜肉腫のステージⅢと診断し自分が手術すると意気込みます。そこに潮の母・四糸乃(倍賞美津子)がやってきてネギを配ります。しかし、四糸乃はその前に偶然会っていた未知子に対し、まるで初対面かのように接したのでした。 潮は四糸乃をAIで診断すると、85%の確率でアルツハイマー型認知症と診断されます。そこで潮は、母に告げて薬で治療を行うことにします。 一方の四日市に手術の説明をすると、「陸上に復帰できないのは死ぬのと同じことだ」と言い、退院しようとします。そこに現れた未知子は「オペしないと死ぬよ」と言ったのでした。

翌日、四糸乃はもう息子のことがわからない状態になっていました。未知子がそんな四糸乃の後をつけると、トイレに行きたくなったが間に合わなかったり……と他の病気の可能性が浮上。 そして未知子は四糸乃の手術を開始します。四糸乃はアルツハイマーではなく、特発性正常圧水頭症だったのです。潮は文句を言うも、AIではなく患者を見ろと未知子に説教されます。その後、四日市のカルテを見た潮は自家培養軟骨移植なら陸上に復帰できるのではと考えるようになります。 そこで四日市に自家培養軟骨移植を説明し、手術を開始。しかし想像以上の肉腫の広がりに手が止まります。そこに現れた未知子が執刀を代わり無事に手術は成功しました。丹下(市村正親)は潮の世界初症例として論文を書くよう指示し、四糸乃は喜んだのです。

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第5話(11月14日):看護師のドンが治療拒否!その理由は女の秘密?

丹下(市村正親)がパリに行っている間、好きなだけオペをして良いと言われ喜んでいた未知子(米倉涼子)。その間、看護師会名誉会長の三原(岩下志麻)は東帝大病院で講演をしていました。 未知子と再会した三原は以前孫の手術をしてもらったお礼をしつつ、未知子の服装にダメ出し。その際胸のあたりを気にするので検査を勧めるも、三原は頑なに拒んだのでした。 後日海老名(遠藤憲一)が三原の家を訪ねると、そこで三原は倒れてしまいます。急いで東帝大病院へ搬送し検査をしようとすると、三原が承諾したのは血液検査だけ。検査ができず病名が特定できない中、未知子は「ダンベル型神経鞘腫」ですぐにオペしないと危険だと言います。 半年前のCT画像を入手して確認すると、未知子の言う通りダンベル型神経鞘腫と断定。しかし三原はうつ伏せでの手術はドクターにお尻を向けることになると断固拒否し続けます。 蛭間(西田敏行)は三原が病院で亡くなっては大変だと転院させることに。すると三原は吐血してしまい、未知子が呼ばれます。三原の背中を見るも、未知子は咄嗟に隠しました。そのまま検査をしますが、未知子はMRIを撮らないと言い、三原に手術させて欲しいとお願いします。

極秘オペということで、手術室に入ったのは未知子と麻酔の城之内(内田有紀)、さらに看護師の正子(今田美桜)のみ。手術室前は看護師がガードしていました。 浜地(清水ミチコ)は極秘オペに気づき蛭間に連絡。背中ではなく側方から手術していることを尋ねた蛭間に対して、未知子は「女は墓場まで持って行かないといけないことがある」と言い、そこにいた浜地と蛭間の妻(藤真利子)は納得します。 三原は未婚の母でしたが、一度だけ患者を好きになったことがあり、それが息子の父親であると明かします。その相手は極道で、三原の背中には一面の入れ墨がありました。手術のお礼に三原は入れ墨を見せ、未知子はその迫力に圧倒されました。こうして無事に治療は終わったのでした。

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第6話(11月21日):未知子と城之内がバトル!?病院は命のビジネスなのか

神原名医紹介所に実業家の六角橋(平岡祐太)がやってきます。六角橋はキッズビジネスでかなりの資産を持っていました。そしてその相談内容は、「お金はいくらでも払うから難病の7歳の少女の手術をしてほしい」というものでした。 さっそく東帝大病院で未知子(米倉涼子)が手術をするも、2回に分けて行う予定を未知子は突然1回で終わらせると言い、城之内(内田有紀)は文句を言います。さらに六角橋も子供の手術をSNSにアップし、売名行為に使っていたのでした。 六角橋は城之内を誘い食事へ。するとそこで突然倒れてしまいます。検査の結果肝細胞癌ステージⅢであることが分かり、六角橋は城之内に執刀医を決めてほしいと言います。名乗り出たのは未知子と海老名(遠藤憲一)ですが、城之内は海老名を指名します。

六角橋は珍しい血液型で自己血輸血が必要なため、採血を3週間行うことに。それにケチをつける未知子ですが城之内は「でしゃばらないで」と言い返します。 六角橋は病気を公表しないようにしていましたが、どこからか情報が漏れてしまいます。容態が急変し急遽手術を行うことになりますが、自己血はまだ3分の1しかありません。さらに海老名が手術中に血管を傷つけたので大量の出血が起こると、城之内は「執刀医チェンジ」と言い未知子が現れます。未知子は無事に手術を成功させたのです。 いつものように昌(岸部一徳)が請求書を持ってくると、丹下(市村正親)に六角橋の病気を漏らした人物に心当たりがないか尋ねます。命をビジネスにしてはいけないと言う昌に対し、「病院そのものが命を利用したビジネスだ」と丹下は答えたのでした。

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第7話(11月28日):未知子が植毛手術!?蛭間VS丹下の争いも激化!

未知子(米倉涼子)を誘ったランチの中で、丹下(市村正親)は突然胸を抑える仕草を見せました。落ち着いた丹下は、未知子に海外セレブの手術を依頼します。それはなんと植毛手術。気分の乗らない未知子は、患者の銀行家・セブン(アラン・ロワ)と言い争い、彼を怒らせてしまいます。 しかしその直後セブンは腹部の痛みを訴え、結果胃がんステージIBであることが判明。未知子が手術に名乗り出るも、セブンの意向で加地(勝村政信)が担当することになります。 セブンの問診に加地と原(鈴木浩介)、多古(戸塚純貴)が訪れるも、全員が英語でうまく会話できず、セブンの機嫌を損ねます。アレルギーはあるかと聞いたところ「イエス」と答えたため、ないものと思った3人。お互いの英語力に頼り、セブンの英語を全く理解できていませんでした。 未知子のもとにセブンの妻ナタリー(アナンダ・ ジェイコブズ)がやってきて、未知子と一緒に浅草に行きたいと言うのです。仕方なく一緒に行くと、歌舞伎の恰好でアルバイトしている海老名(遠藤憲一)を発見。そしてナタリーからセブンの父親が盲腸の手術後に高熱で亡くなったことを聞き、未知子は疑問を抱きます。 その頃蛭間(西田敏行)は海老名を呼び出し、丹下の計画を阻止するために弱みを見つけるよう命じます。海老名はアルバイト先からいろいろ情報を仕入れていました。ナタリーは未知子にセブンの手術を依頼するとセブンの病室を訪ね、父親のことを聞き出そうとします。そこに再度問診をしようと加地がやってくると、セブンは血を吐いて倒れてしまいました。

緊急手術が始まるも、未知子は執刀させてもらえません。手術中セブンの血圧と体温が上がり、加地はセブンにアレルギーがあるのではと考え始めます。そこに現れた未知子が、セブンは悪性高熱症だと言い執刀。無事胃がんも摘出した未知子は、問診をきちんとしなかった加地と原を「ふざけんな」と怒鳴りつけました。 蛭間の策略により、海老名は丹下のインサイダー取引の情報を掴んでました。それを元に東京地検が押し寄せ、丹下は逮捕。丹下にとっては、セブンの銀行から多額の融資を受け喜んでいたタイミングでの逮捕となりました。

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第8話(12月5日):失敗しないプリンセス?失敗しない理由とは

元ミス東帝大で、現在はボストンで「失敗しないプリンセス」と呼ばれている外科医・中山麻里亜(松本まりか)が東帝大に現れます。男性医師たちは麻里亜をちやほやし、未知子(米倉涼子)を相手にしません。 しかし麻里亜のオペを見た未知子は、「あんたオペ下手だから」と助手につくことすら嫌がります。その頃、次期総理大臣候補で政界のプリンス・八村正義(竹財輝之助)が虚血性心疾患で入院することに。 八村のオペは潮(ユースケ・サンタマリア)が執刀し、麻里亜が助手につくことになります。八村は病名を世間に公表したくないと言うも、麻里亜は国民に勇気を与えるためにも公表すべきと説得。八村は思い直し、記者会見で病名を公表しました。蛭間(西田敏行)はその際に執刀医は潮ではなく麻里亜だと発表。麻里亜は未知子に「失敗しないおまじないがあるから大丈夫」と告げるのでした。 かつて麻里亜の指導をしていた潮は、一度助手を断ります。麻里亜が今度は加地(勝村政信)に助手を依頼すると、潮はやはり自分がやると言うのでした。 未知子は珍しく八村のオペを見学します。

すると麻里亜は手術に行き詰まり、「お願い、助けて」と甘えた声で他の医師に助けを求め始めました。さらに誤って血管を傷つけてしまうとそのミスを潮に押し付け、とうとう潮も怒り出します。 麻里亜が失敗しないというのは、女を使って他の医師に助けてもらっていただけだったのです。そして海外に頼れる医師がいなくなったために日本に戻ってきたと暴露しました。 誰も助けてくれなくなったところに未知子が現れ、八村を救います。手術後、麻里亜に「医者を辞めたほうがいい」と告げる未知子。すると麻里亜はあっさり「辞めます」と答えました。 なんと「失敗しないプリンセス」麻里亜は「政界のプリンス」八村と結婚することになり、さらに蛭間がキューピッドとして世間には広まるのでした。

第9話(12月12日):ロックスターの本当の病名は!?厳しいオペに未知子は!

ロックスターの九藤(宇崎竜童)が入院し、ファンである原(鈴木浩介)は主治医になれて大喜びします。そこにシンガーソングライターの新津(川谷絵音)も入院し、先に新津が特別室を使ってしまったため九藤は不満を漏らします。 未知子(米倉涼子)のことを女版九藤だと気に入り、会見に一緒に出るように言いますが、未知子は断ります。さらに九藤は痔で入院していましたが、ギターを弾く動作のときに一瞬止まるのを未知子は疑問に思い始めます。 会見では嘘の病名を発表するも、九藤は突然倒れてしまいます。検査をすると後腹膜肉腫ステージⅢであることが分かり未知子は驚きます。九藤に病名を告げる原は、手術で治るという問いかけに答えられずにいました。 実は未知子もかつて同じ病気になったことがあり、九藤の腫瘍はそれを超えるものだったのです。九藤はショックからか病院からいなくなり全員で探します。

その後、未知子はおでん屋で飲んでいる九藤を見つけます。九藤に対し正直に「五分五分かそれ以下」の可能性であることを告げました。九藤はお酒を未知子にぶちまけ、未知子は涙ながらに自分も同じ病だったことを話し始めます。そして未知子は九藤を必ず治すと誓ったのでした。 加地(勝村政信)と原は以前未知子の手術をしていたので、助手につくことに。想像以上に癒着がひどく未知子はハイブリッド人工血管で置換すると提案します。 しかし用意していなかったところに原が「持ってきて」と一言。実は彼がこっそり用意していたのでした。無事に手術は成功し、九藤は会見でチャリティーコンサートに一緒に出る天才ピアニストの少年を紹介します。そして、重病の少年を未知子に治してほしいと会見で豪語したのでした。 未知子は拘置所にいる丹下(市村正親)に会いに行きます。丹下は修正大血管転位症を患っており、未知子は丹下のオペがしたいと頼みます。しかし丹下は聞く耳を持たず……。

【最終回】第10話(12月19日):丹下は助かるのか、未知子の決断は?

丹下(市村正親)は相変わらず治療を拒否しながら拘置所にいました。一方の鮫島(武田真治)は全て丹下の指示だったと証言し釈放され、手を組もうと蛭間(西田敏行)を誘います。 九藤(宇崎竜童)が会見で紹介した天才ピアニストの和十(城桧吏)が入院。和十は丹下の支援で海外の音楽院に進んでおり、丹下に感謝していました。 未知子(米倉涼子)は必ずピアノを弾けるようにすると約束し、和十の手術をします。しかし手術後、彼の右手は思うように動きません。原(鈴木浩介)は未知子が手術に失敗したと指摘するのでした。 丹下はついに拘置所で倒れ、東帝大病院に搬送されます。未知子が懸命に蘇生しなんとか一命を取り止めた丹下に、手術を受けるよう説得します。 マスコミの前で蛭間は会見を開き、丹下の病状は高齢での手術の成功例はないと断言。蛭間は副院長の座を海老名(遠藤憲一)と潮(ユースケ・サンタマリア)に争わせ、絶対に丹下の手術を阻止するよう指示します。 鮫島は和十にチャリティーコンサートを開いてもらい、そこで出資を集めようと蛭間に提案。一方海老名は体調不良を訴え、癌に侵されていると加地(勝村政信)に相談します。

コンサートでは和十の懸命なリハビリの結果、右手が動かせるようになっており、その姿に原も感動。そしていよいよ丹下の病状が悪化し、未知子は手術に踏み切ります。止めに入る海老名に良性の検査結果を見せ、その隙にオペを始めたのでした。 コンサートを見ていた他の外科医たちは、医師生命が危ないと迷っていましたが、命は見捨てられないと丹下の手術室に向かいます。焦った蛭間は潮になんとかしろと命じますが、潮も手術室で新たな術式を提案していました。 オペは見事成功し、未知子は蛭間に対して「今日はみんな医者だった、あんた以外は」と吐き捨てたのでした。 丹下のオペに関わった医師はみんな解雇され、新たに海外の医師たちがやってきます。実は蛭間も解雇されており、中には新たな院長も。しかし英語の分からない蛭間は、笑顔で医師たちを迎え入れていたのでした。