2018年6月12日更新

映画『デッドプール』のあらすじ・キャスト【X-MENスピンオフ作品!】

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デッドプール
©20TH CENTURY FOX

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X-MENのスピンオフ、映画『デッドプール』

「X-MENシリーズ」スピンオフ映画『デッドプール』。主役のデッドプールはスパイダーマンや
などのいわゆる一般的なアメコミヒーローとは異なる、いわゆるアンチヒーローと言われています。また公開された予告編がもう既に過激と評判で、なんと中国では上映禁止に指定されてしまったほど!デッドプールを知らない人のために彼の解説や映画の公開情報などまとめていきます!

デッドプールとは一体何者!?

『X-MEN』シリーズに登場する傭兵の一人として知られるデッドプール。その正体はウェイド・ウィルソンという男で、癌の治療のために「ヒーリング・ファクター」と呼ばれる物質を体内に入れたことで回復能力と不死を手に入れたのです。時にヒーロー、時に悪役にもなる、マーベル・ヒーローの中では異色の存在と言えます。

映画シリーズでは
のスピンオフ『ウルヴァリン X-MEN ZERO』でヴィラン(悪役)として登場。ウェイドがデッドプールになる過程が描かれ、その後ローガン(ウルヴァリン)とその兄ビクターと対決しています。 ちなみにネットでたまに見かける「デップー」「俺ちゃん」とはデッドプールのこと。「俺ちゃん」とはコミックスの邦訳での一人称(近年はほぼ「オレ」に統一されているそうですが)に由来します。

コミックと同様、壮絶な復讐劇というあらすじ

映画の大筋はコミックとほぼ同じだと言われています。ヒーリング・ファクターの実験によりデッドプールへと成り果てたウェイド。狂気に満ちた彼が、自身を実験台にして人生を滅茶苦茶にした研究者たちに復讐を果たすことを決意することから物語が始まります。

キャストには個性派俳優が勢揃い

主役のデッドプールにはライアン・レイノルズ

ライアン・レイノルズ
©︎Snapshot/Tobias Seeliger/Future Image/WENN.com
デッドプール役にはカナダ出身の俳優、
がキャスティングされています。彼は『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でもデッドプールを演じている他、『グリーン・ランタン』など他のアメコミ映画にも出演経験があります。ハリウッド女優、
との結婚でも話題になりました。

ヴァネッサ役にはモリーナ・バッカリン

モリーナ・バッカリン
©︎FayesVision/WENN.com
ウェイドと恋に落ちるヴァネッサを演じるのは
という女優です。彼女はTVドラマで活躍しており、最近では『HOMELAND』シリーズに出演しています。

アジャックス役にエド・スクレイン

エド・スクレイン
©Mischa Schoemaker/DPPA/WENN.com
ウェポンX被験者兵士のアジャックスを、『
』新シリーズの主演の
が演じます。彼がデッドプールの人生を破滅に追いやった、今作の悪役として登場します。

ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド役にブリアナ・ヒルデブランド

原作ではテレキネシス能力を持つミュータント、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(名前が長い!)役には新人女優のブリアナ・ヒルデブランドが抜擢。

エンジェル・ダスト役にジーナ・カラーノ

原作では自分のアドレナリンを操って、怪力などを発揮する女ミュータント、エンジェル・ダスト役を格闘家で女優のジーナ・カラーノが演じます。『エージェント・マロリー』で、男たちを相手に大暴れの演技で有名になった彼女ですが、今作でも派手なアクションが披露されるのでしょうか。

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ウィーゼル役にはT・J・ミラー

デッドプールの友人で、情報提供などをするウィーゼル役をT・J・ミラーが演じます。ウィーゼルは「デッドプール」の名付け親でもあります。T・J・ミラーは、『アンストッパブル』や『トランスフォーマー ロストエイジ』といった大作に出演し、また声優として『ベイマックス』にも出演しています。

ミュータントのコロッサスの声をステファン・カピチッチ

Happy Birthday @vancityreynolds !!! Wishing you a most glorious and wonderful year. All the best Ryan!

Stefan Kapicicさん(@stefankapicic)がシェアした投稿 -

コロッサスはデッドプールをX-MENに勧誘するキャラクターです。声を担当したステファン・カピチッチは日本ではあまり知られていませんが、セルビア映画『ランド・オブ・アドベンチャー』などに出演しています。

監督はティム・ミラー

この破天荒なキャラクター「デッドプール」実写映画を担当するのは、長編映画の監督は初となるティム・ミラー。監督としては、短編を2本監督しているほど新人ですが、VFXの世界では知られた人物のようです。

『デッドプール』といえば第四の壁は破られるのか?

「第四の壁(だいしのかべ)」とは、演劇、漫画、映画作品等で観客側と役者(舞台)側に存在する概念的な壁。第四の壁を破る、というのは、映画だと例えば『アニー・ホール』『ファニー・ゲーム』などでキャラクターが観客に話しかけていますよね。 原作でデッドプールはそのメタ的な壁を破って読者や作者に話しかけることができるキャラクターで、物語の進行に文句をつけたりとコミックのコメディ要素に一役買っています。どうやら映画でもその要素は取り込まれるようで、もしかしたらデッドプールがスクリーンの向こう側からあなたに話しかけてくるかも?

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驚異の大ヒット!

日本では知名度が高いとは言えないデッドプールですが、一足先に公開されたアメリカでは驚異的に大ヒットを記録しています。オープニング興行収入はなんと20世紀フォックス史上最高の1億3,243万4,639ドル!日本円にすると150億円超になります。 興行収入だけでなく、映画ファンや批評家からも高く評価されており、映画評価サイトIMDbでは10点満点で8.5点という高得点を獲得しています。

映画が終わっても席を立たないほうがいい?【ネタバレ注意】

全米では日本より一足先に公開されて、以前から脚本家が語っていた『驚くべきポストクレジット』の存在も明らかになりました。公開の一ヶ月前に関係者から「ポストクレジットが入ることになるだろうけど、それは素晴らしいよ。 まだ計画の段階だからまだ実際に組み込まれるのかはわからないけど、僕たちはやるべきだと感じてるんだ」という発言がメディアによって発信され、ネット上のマーベルファンによって話題になっていましたが、実際にポストクレジットが組み込まれることが公開と同時にわかっています。 ここではその内容を述べると大きなネタバレになってしまうのであまり述べないことにしますが、エンドロールまでは絶対観るように!

『デッドプール』の感想・評価はどうだった?

1.予告編の期待を裏切らなかった!?

元々『デッドプール』は長編映画にする予定ではなかったそうです。2014年、ライアン・レイノルズが出演したパイロット映像がリークされたことで状況は変わります。 20世紀フォックスはその映像を削除しますが、映像を見たファンのリアクションは驚くほどポジティブなものでした。 後に公式予告映像が公開されると『デッドプール』への期待は高まる一方、その期待に応えた本作はハリウッドでレアなケースと言えるでしょう。

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2.新たなアプローチで挑んだヒーロー映画!?

現在、スーパーヒーロー映画のジャンルは飽和状態になりつつあります。多くのスピンオフやリブートが製作されネタ切れ寸前です。 しかし、『デッドプール』は例外です。ある意味で本作はマーベル映画の『バットマン・ビギンズ』と例えることが出来るでしょう。 新たな方法でジャンルにアプローチしたことで、これまでのMCU(マーベルシネマティックユニバース)とは一線を画した作品となりました。

3.観客にウィンクしてくれる!?

デッドプールコミックの最大の特徴のひとつが、デッドプールが読者に向けて直接語りかけてくることでした。しかし、映画でこの方法を採用すると、アクションや物語が停滞するなどリスクがあります。 映画でもデッドプールが観客に向けてウィンクしたり、軽口を叩く場面が存在します。 しかし、素晴らしいタイミングでそういった場面が挿し込まれるため、映画を停滞させるどころか本作の魅力になっています。ぜひ本編をご覧になって確認してみてください!

4.デッドプールを演じるために生まれてきた男!?

映画『デッドプール』の成功はライアン・レイノルズ(デッドプール)無しではあり得ませんでした。 ライアン・レイノルズはDCコミックヒーロー“グリーン・ランタン”を演じてあまり良い評価を得ることができなかった俳優。彼に期待するファンは多くあまり多くなかったようです。 しかし、ライアン・レイノルズが演じたデッドプールはセクシーでとても魅力的です。ライアン・レイノルズはデッドプールを演じるために生まれてきたという声が上がるほどファンの心を掴んでいます。

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5.ドラマティックな展開が魅力!?

マスクの下のウェイド・ウィルソン(デッドプール)は基本的に気に障るほどの自惚れやですが、決して感情移入出来ないキャラクターではありません。 デッドプールのオリジンストーリーやヴァネッサとのラブストーリーはヒーロー映画ジャンルの中でズバ抜けてドラマティックです。

6.サポートキャストが素晴らしい!?

映画『デッドプール』には主役ライアン・レイノルズ以外にも素晴らしいサポートキャストが数多く出演しています。 昨年『トランスポーター』のリブート作に出演した俳優エド・スクライン(フランシス)や『エージェント・マロリー』なで知られる女優ジーナ・カローナ(エンジェルダスト)は見事なヴィランを体現しました。 

7.過去の失敗を潔く認めている!?

デッドプールは『ウルヴァリンX-MEN ZERO』(2009)に出演していましたが、その時デッドプールがあまりにコミックとかけ離れた姿をしていたためかなりの不評でした。 映画『デッドプール』にはそんな過去の失敗をジョークでセルフパロディする場面が含まれています。

8.原作コミックに忠実!?

映画『デッドプール』がここまで愛される作品になった最大の要因のひとつはオリジナルコミックに忠実に制作されたことにあります。 デッドプールが観客に話しかけてくる他にも、コスチューム、作品のトーン、過激なバイオレンス描写などコミックの大事な要素に忠実な造りになっています。

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9.ヒーロー映画では考えられないほど過激!?

2015年に公開された『デッドプール』予告編は年齢制限がかけられたほどバイオレンスや下ネタが満載でした。 公開された映画本編も今までのヒーロー映画では考えられないほど過激な内容のようです。今まであまりヒーロー映画に興味がなかった人たちが劇場に運ぶなど『デッドプール』は大人のエンターテインメントとして好評を博しています。

10.クライマックスバトルに注目!?

映画『デッドプール』のクライマックスバトルに他のスーパーヒーロー映画シリーズに大きく関連した場面が登場します。今全てを明かすことは避けますが、劇場でそのバトルを目撃すればこれが何を意味するのか必ず分かるはずです。