2016年5月公開の注目映画期待度ランキングトップ10!

2017年7月6日更新

話題作・注目作が相次いで公開される2016年5月の映画界。多彩な邦画、ハリウッドの大作映画、ヨーロッパ映画など、タイプもさまざまでどれを選ぶか迷うところです。おすすめの10作品をランキング形式で紹介します。

10位:人気漫画がハイパー・アクションエンタテインメントに!【5月7日公開】

福満しげゆきの人気漫画で、彼の代表作との声も高い『生活【完全版】』がついに映画化!ハリウッドの大作ヒーロー映画に負けないハイパーアクションが話題です。

ひねくれた、へたれの元サラリーマン・フリーターが、ある出来事をきっかけに自警団を結成、仲間と協力しながら、ちまたに蔓延する悪事を退治していくストーリー。

主人公の中津秀利を演じるのは、2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』、ドラマ『あまちゃん』や『ごちそうさん』などで、一躍人気俳優となった東出昌大です。初のコメディー作品で、また新しい一面を披露しています。共演は他に、窪田正孝、小松菜奈、村上和成、黒田大輔ら。そこにベテランの船越英一郎、片岡鶴太郎、お笑いの山崎静代(南海キャンディーズ)らが加わり、絶妙なキャスティングも話題になっています。

9位:愛媛県を舞台にした若者たちの欲望と狂気【5月21日公開】

『イエローキッド』や『NINIFUNI』を監督し、本作が商業作デビューとなる期待の真利子哲也が、若手演技派俳優とタッグを組み、地方に住む若者たちの鬱屈した青春を鮮やかに描きます。

愛媛県の小さな港町に2人で暮らす兄と弟。荒れて喧嘩三昧だった兄の泰良が、ある日、町を出て松山に向かい、市街で裕也という青年と出会います。一緒に暴力行為に身を投じ、乗っ取った車に乗り合わせたキャバクラ嬢・那奈とともに、危険なドライブが始まります。

暴力の虜になった主人公・芦原泰良には『誰も知らない』でカンヌ映画祭、史上最年少の最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥が扮します。ほとんど台詞のない狂気の青年をすごみのある存在感で演じています。相棒になる裕也を『共喰い』の菅田将暉、那奈を『渇き。』の小松菜奈、弟を『2つ目の窓』に出演した村上虹郎が演じ、若手演技派俳優の熱い演技合戦が見ものです。

8位:ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞!約2時間の出来事をワンカットで描く衝撃作【5月7日公開】

2015年ベルリン国際映画祭で最優秀芸術貢献賞(銀熊賞)を受賞、さらにドイツ映画祭でも作品賞はじめ主要6部門を独占した問題作がついに日本に上陸します。

舞台は夜明け前のベルリンです。3か月前にマドリードからベルリンにやってきたスペイン人女性のヴィクトリア。クラブ帰りに路上で若者4人に出会ったことで、ふりかかる約2時間あまりの悪夢を、全編ワンカット、カットなしで撮影した大変な力作です。

彼らの行動をひたすら追いかけ、またアドリブやハプニングもそのまま撮影した緊張感が圧巻。ヴィクトリアを演じたのは、スペインの新進女優、ライア・コスタです。

7位:超人気漫画が二階堂ふみと山崎賢人主演で実写映画化【5月28日公開】

累計発行部数450万部を突破し、2014年にはTVアニメ化もされた、八田鮎子による超人気少女コミックが満を持して実写映画化されました。

恋愛経験ゼロなのに見栄っ張りの女子高生・篠原エリカと、学校一のモテ男でありながら実は腹黒で超がつくドSの同級生・佐田恭也。エリカの事情で二人は偽カップルになりますが、条件は恭也の「犬」になることだった、というストーリーです。

エリカを演じるのは、今や若手演技派の筆頭、二階堂ふみ。恭也を演じるのは、少女漫画の実写化において引っ張りだこなイケメン俳優、山﨑賢人です。

6位:億万長者が主人公、オランダ発のロマンチック・コメディ【5月28日公開】

『キャラクター 孤独な人の肖像』で見事第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した実力派、マイケ・ファン・ディム監督が、人生のすばらしさを描くコメディータッチの作品です。

人生に嫌気がさし、自殺願望を持つ大富豪の青年が、自殺ほう助をしてくれる葬儀屋で出会った女性と共に、さまざまな騒動に巻き込まれる物語です。主人公のヤーコブを演じるのは『LOFT 完全なる嘘』で注目されたイェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘです。タイトルどおり、どんなサプライズな結末を迎えるのかは見てのお楽しみです。

5位:2012年に公開され大ヒットした『スノーホワイト』の続編【5月27日公開】

有名なグリム童話の『白雪姫』に大胆な解釈を加え、スリリングなアクション大作として話題になった前作は、日本はもちろん世界中で大ヒットを記録しました。待ちに待った続編が、ついに日本公開です。

前作でスノーホワイトとエリックによって滅ぼされた邪悪な女王ラヴェンナが復活し、新たに「氷の女王」と呼ばれる妹のフレイヤと手を組みます。恐ろしい力を持つ姉妹に、再びエリックらハンターたちが戦いに挑みます。

エリックを演じるクリス・ヘムズワース、ラヴェンナ役のシャーリーズ・セロンは、前作に続き出演。フレイヤには『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラント、ハンターのサラ役で『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインが新たに加わります。特に、セロンとブランドの姉妹ぶりが強烈! 壮大な映像とファンタジーは、もっぱら前作以上との評判です。

4位:豪華スターが勢ぞろい!コーエン兄弟の最新作【5月13日公開】

『ファーゴ』『バートンフィンク』『ノーカントリー』など、数々の傑作を生みだし、アカデミー賞やカンヌなど世界中の賞を受賞している、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作は、ハリウッド黄金時代の撮影所を舞台にした群像劇です。超豪華オールスターキャストも話題です。

1950年代のハリウッド。超大作映画『ヘイル、シーザー!』の撮影中に、主演俳優の世界的大スター誘拐事件が発生し、撮影所が大混乱に陥ります。スタジオの何でも屋雑用係を中心に、さまざまな個性的過ぎるスターたちを巻き込み、事件の捜査が行われます。ミュージカルシーンや、ドラマティックな結末が用意され、コーエン兄弟の集大成ともいえる作品だと評価されています。

何でも屋にジョシュ・ブローリン、世界的大スターにジョージ・クルーニー、セクシー女優にスカーレット・ヨハンソン、ミュージカルスターにチャニング・テイタムら、すべて主役級の豪華スターが勢ぞろいしました。さらに、ジョエル・コーエンの実生活の妻でもあるフランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒルらも登場し、込み入った人間模様に多彩な色を添えています。

3位:横山秀夫の傑作ミステリーが映画化!二部作での公開も話題【5月7日公開】

原作は、『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』などで知られるベストセラー作家の横山秀夫の同名小説。2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2013年「このミステリーがすごい!」第1位など、文字通り傑作と評される警察小説です。テレビドラマ化に続き、ついに前編・後編の二部形式の大作として映画化されました。後編は6月11日公開です。

「ロクヨン」、つまり7日間しかなかった昭和64年に起きた、女児誘拐殺人事件は未解決のまま14年。また、ロクヨンを真似たような新たな誘拐事件が発生します。かつて刑事部の刑事として捜査にあたった、広報官の三上義信を主人公に、記者クラブ、刑事部、警務部など様々な対立や葛藤に巻き込まれながら、事件を追いかけます。

主人公の三上に扮するのは佐藤浩市。共演は、綾野剛、榮倉奈々、永瀬正敏、三浦友和ら、若手からベテランまで豪華なキャストが集結しました。様々な人間が複雑な絡み合う重厚なドラマ展開と、また原作とは異なる映画ならではの結末も話題になっています。監督は『ヘブンズ ストーリー』の瀬々敬久です。

2位:是枝裕和監督の最新作は、老いた母と息子の家族のドラマ【5月21日公開】

『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』など数々の話題作を発表してきた是枝裕和監督の最新作は、大人になりきれない中年男と、彼の老いた母を中心にした家族の物語です。

主人公は、15年前に文学賞をとったきりの売れない作家、今は探偵事務所勤めの良多で、いまだ離婚した妻の響子と11歳の息子・真悟に未練を持っています。ある日、団地に一人住まいしている老母・淑子のところにみなが勢ぞろいし、台風で一夜をともに過ごすことになります。

良多を演じる阿部寛は、映画『歩いても 歩いても』と『奇跡』、テレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』に続き、是枝監督とは4度目のタッグです。母親役には樹木希林、妻を真木よう子が演じるほか、小林聡美、リリー・フランキーら、是枝作品おなじみの達者な演技派が脇を固めているのも注目です。

1位:感動ベストセラー小説の映画化、今年最も泣ける映画と評判【5月14日公開】

原作は、映画プロデューサーである川村元気による同名小説、略して「せか猫」です。2013年に本屋大賞にノミネートされ、日本のみならず、中国や韓国、台湾でも出版されて累計発行部数100万部を突破したベストセラーが、ついに映画化されました。

脳腫瘍で余命宣告された青年の前に、青年とそっくりな悪魔が現れます。大事なものと引き換えに1日の延命をくれるという悪魔に従っているうち、青年は元恋人と再会を果たし、さまざまな過去を振り返りながら、人生最後の日を迎えるという感動ストーリーです。

函館や小樽、アルゼンチン、ブラジルでロケを敢行し、素晴らしい映像も話題です。特に、世界遺産のイグアスの滝でみせるシーンは圧巻です。

青年と悪魔の二役に挑むのは佐藤健、そして元恋人を宮﨑あおいが演じます。親友を濱田岳、疎遠だった父に奥田瑛二、亡き母を原田美枝子が演じる他、愛猫のかわいらしさも必見です。脚本は『いま、会いにゆきます』などで知られる実力派の岡田惠和が手がけ、音楽を人気プロデューサーの小林武史が担当しているのも話題です。