2024年1月17日更新

スネイプ先生はいい人なのか?本当の正体をネタバレ解説【実はハリーを守っていた?】

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セブルス・スネイプのプロフィール

本名 セブルス・スネイプ
所属 ホグワーツ魔法魔術学校 , 死喰い人 , 不死鳥の騎士団団員
年齢 38歳(最終章時)
別名 半純血のプリンス(自称)
能力 魔法薬の生成 , 闇の魔法 , 開心術 , 閉心術, 決闘術 , 無言呪文

スネイプは無愛想・怖いイメージとは裏腹に実は生徒思いの先生です。 スネイプは学生時代、ハリーの母リリーに恋をしていましたが、彼女はスネイプをいじめていたジェームズと恋仲になってしまいます。ホグワーツ卒業後、スネイプは死喰い人に加わりますが、ヴォルデモートがポッター一家殺害を企てていることを知り、リリーへの想いを捨てきれずに造反。 リリーを助けるためにスネイプはダンブルドアに助けを求めますが、リリーとジェームズは殺されてしまいます。傷心の中、リリーの忘れ形見であるハリーを陰ながら守るべく二重スパイとなりました。

【幼少期】リリーとの出会いとマグルへの軽蔑

スネイプは、魔女の母とマグル(魔法を使えない普通の人間)の父の間に生まれた「半純血」の魔法使いです。彼の生涯を語る上で決して欠かすことができないのが、この血統と、幼馴染にして最愛の人・リリーとの出会いでした。 子供の頃のスネイプはマグルの父との関係がうまく行かずに悩んでおり、幼なじみのリリーにこのことを相談することもありました。 こうしてスネイプは母方の血統を尊ぶようになり、「半純血のプリンス」と自称し始めます。さらにもともとリリーに好印象を抱いていたスネイプは、彼女がマグル生まれの魔女として同じホグワーツに通うことを知ると、大いに喜びました。 その一方で、魔法が使えないリリーの姉・ペチュニアに対しては、軽蔑したような態度を取るなど、徐々にリリーへの恋心へとマグルに対する差別的な態度を強くしていきます。 後に「閉心術」の達人になり、無表情で過ごすことが多くなるスネイプからは信じられないほど、感情表現豊かなエピソードですよね。

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【学生時代①】「闇の魔術」で頭角を現す

スネイプはホグワーツの入学時、ホグワーツ特急でリリーとジェームズ、彼の友人シリウス・ブラックと同じコンパートメントに乗り合わせました。そこでスネイプはリリーにスリザリン寮を勧めますが、闇の魔術とスリザリンを嫌っていたジェームズから「スリザリンに入るくらいなら自分は退学する」と口を挟まれてしまいます。 このことで入学当初からジェームズとその友人たちとは険悪な関係に。スリザリン寮に入ってからも、すでに多くの闇の魔術を知っていることで同じ寮生にも疎まれていました。 スネイプは学生時代から魔術の才能に長けており、ハリーもドラコ・マルフォイとの戦闘で使った「セクタムセンプラ」や、吊り上げ魔法「レビコーパス」などを発明、教科書の端に書き残します。 寮では浮いた存在だったものの監督生だったルシウス・マルフォイやマルシベールなどののちに死喰い人となる人物と友人関係にありました。

【学生時代②】ジェームズによるいじめ

闇の魔術に傾倒していたスネイプは、闇の魔術を嫌うジェームズたちのいじめの標的にされます。とはいえ、スネイプも一方的にやられ続けていたわけではありません。スネイプが反撃することもありました。 こうしたケンカの最中でも、リリーはスネイプの味方をしてくれていました。しかも半純血である彼は、ジェームズたちだけでなく、純血至上主義者の多いスリザリンでもいじめられることが多かったため、彼女の存在はかけがえのないものだったと推測できます。 しかし、そんなスネイプをまたしても悲劇が襲います。 ジェームズが、スネイプが好意を寄せていたリリーの前で下着姿にするといういじめを行ったのです。

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【学生時代③】リリーとの決定的な溝

リリーの前で恥をかかされたスネイプは怒り、ジェームズに反撃を試みますが、これも失敗。リリーに慰められる中、情けなさから彼女のことを「穢れた血」と、禁断の差別用語で罵ってしまいます。 もちろん、スネイプが本心からリリーを罵るわけがありません。彼は何度もリリーに謝罪し、関係を修復しようと試みますが、彼女は振り向いてはくれませんでした。 そうしてリリーとスネイプが不仲になる中、成長したジェームズはかつてのような傲慢さが抜けていき、リリーはジェームズと親密に。やがて2人は結婚に至ります。 最愛の人が、宿敵の妻になってしまったのです。これにより、スネイプはジェームズに対して一層憎しみを募らせることになったのです。

【死喰い人時代】リリーの死から二重スパイへ

リリーと絶交状態になったスネイプは、ホグワーツ卒業後に死喰い人(デスイーター)の一員としてダンブルドアの結成した不死鳥の騎士団をスパイする役割を担います。 スネイプはなぜ、リリーが嫌っている闇の魔術に傾倒し続けたのか。それは彼女が闇の魔術を嫌っていると気付くことができなかったからです。孤独なスネイプには闇の魔術しか頼るものがなく、そこにしか価値観を見出せなかったことが、一番の要因でしょうか。 そのためむしろ彼は、リリーの心を取り戻すためには最も優秀な「闇の魔法使い」であるデスイーターになるしかないとすら思い込んだのです。 しかし、スネイプが占い学の教授トレローニによる「ヴォルデモートを倒す者が7月の終わりに生まれる」という予言をヴォルデモートに密告したことで、リリーを含むポッター一家が狙われることに。 リリーを守りたいという一心でスネイプはダンブルドアに助けを請い、不死鳥の騎士団と死喰い人の二重スパイとして働くことになります。しかしその必死の働きも虚しく、リリーとジェームズはヴォルデモートによって殺害され、息子のハリーだけが生き残ることになるのです。

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【教授時代①】人知れずハリーを守る一面も

リリーの死後スネイプは、ダンブルドアから息子・ハリーを守るよう諭されます。 『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)では、クィディッチの試合中クィレルがかけた呪文に対して、反対呪文で対抗。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)では狼人間となったルーピンからハリーたちをかばっています。 そして『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)ではダンブルドアを探すため、ハリーに真実薬を使おうとするアンブリッジに対して「真実薬はもうない」と嘘をついて手助け。ピンチの際にはいつもハリーを守ってきたのです。

【教授時代②】ダンブルドアを殺害するが……?

ドラコ・マルフォイはダンブルドア殺害をヴォルデモートから命令されますが、怖気づき殺害できません。そしてダンブルドアはその場にやってきたスネイプに「頼む」と伝えた後、スネイプによって殺害されてしまうのです。

スネイプはなぜダンブルドアを殺害する必要があった?

ヴォルデモートが復活した後、再び死喰い人と不死鳥の騎士団の二重スパイとして働くことになったスネイプ。ダンブルドアを殺害した理由はヴォルデモートから部下として信頼されるため、そしてドラコを守るためでした。 実はこのダンブルドアの殺害は本人と計画したもので、彼の亡き後、スネイプはその肖像画と計画を練りながら影でハリーを支えることになります。

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【最期】ヴォルデモートの蛇、ナギニにより死亡

残念ながらスネイプは、ヴォルデモートの腹心である蛇のナギニによって致命傷を負わされ、絶命することに。 ヴォルデモートがスネイプを殺害した理由は魔法界最強「ニワトコの杖」の所有者になるため。ダンブルドアを殺したスネイプが所有者と考え殺害したのです。そしてスネイプは最期まで愛したリリーと同じ瞳をしたハリーに自分の「記憶」を託し、死を迎えます。 瀕死のスネイプの側に駆け寄ったハリーに、自分の涙を取って「憂いの篩」に入れるように促します。それがこれまでのスネイプの「記憶」であり、すべてなのです。 そしてスネイプはハリーの瞳を見て、「私を見てくれ」と最期の言葉を残しました。映画版ではその後に「リリーと同じ目だ」と言います。最期までリリーのことを想い、その面影をハリーの中に見たかったという強い意思を感じさせました。 ハリー陣営が勝利したのはスネイプのはたらきがあってこそ。彼のリリーを愛する気持ちがハリーたちを助けたのはいうまでもありません。

スネイプ先生は結局いい人なのか?J.K.ローリングがコメント!

スネイプが善人か悪人か、というのは難しい問題です。 2017年には、原作者のJ・K・ローリングが劇中でスネイプを殺害したことについての謝罪を述べるツイートしたところ、ファンの間でスネイプの擁護派と否定派がぶつかる事態に。 先述の通り、スネイプはシリーズ屈指の人気キャラクターではありますが、彼に対する「ハリーやハーマイオニーに対する扱いがひどい」「自分勝手」などの否定的な意見があるのは否めません。 原作者のJ・K・ローリングは、スネイプはかなり「グレー」な人物で、悪魔でもなければ聖人でもないといった趣旨のツイートをしたこともあります。 このように多面的な人物として描写されたところがスネイプの魅力の1つではありますが、それゆえにファン同士の争いは避けられないのかもしれませんね。

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リリーへの愛情でハリーを守り続けたスネイプ

スネイプはリリーに恋心を寄せており、ヴォルデモートの「ポッター一家を殺害する」という計画を聞き、彼女を守るためダンブルドア側に付くことを決意。 リリーを守れなかった後悔を抱きながら、ハリーを守り抜いたのです。 スネイプのリリーへの想いはどんな時でも変わることがなく、たとえ外見が憎き恋敵のジェームズにそっくりなハリーであっても、おそらく“リリーから託された”との思いから守り抜くことを誓っていたのではないでしょうか。 ダンブルドアから二重スパイを任されたこと、そしてそのダンブルドアを“計画的に”死に至らしめたこと、スネイプのこの重要な2つの行動がなければヴォルデモートを倒すことはできなかったでしょう。 結果的にはダンブルドアにもヴォルデモートにも信頼されていたスネイプ。それでもホグワーツの面々にはダンブルドアを殺害したことで非難を受けました。そんなことは百も承知で、それでもリリーへの愛を貫いた人でした。

スネイプとリリーの守護霊は同じ

幸福な思い出をもとに限られた魔法使いのみ出せる守護霊(パトローナス)。実はリリーとスネイプは同じ雌鹿の姿。スネイプの強い愛によって同じ守護霊になったと考えられれます。* 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』(2011年)では、ダンブルドアはスネイプの守護霊を見て驚き「今でもリリーを愛しているのか?」と質問し、スネイプは「いつだって」とリリーへの永遠の愛を明かしました。

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スネイプ先生の交友関係を深堀り

ドラコ・マルフォイ

父であるルシウス・マルフォイはスネイプ入学時の監督生でホグワーツ入学初日からの仲でした。 ドラコに対しては授業中ハーマイオニーが回答したにも関わらず後から茶化すドラコを褒めるなどいつでも贔屓する存在。憎きジェームズの息子ハリーのライバルであるということもドラコを持ち上げる理由と言われています。 ドラコはスネイプを尊敬していましたが、任務に失敗した父の地位をスネイプが脅かしていると思い始め次第に関係性が悪化していきました。

マローダーズ

スネイプがホグワーツに在籍していた当時、グリフィンドールの生徒で結成された「マローダーズ」というグループがありました。ハリー・ポッターの父ジェームズ・ポッター、シリウス・ブラック、ピーター・ペティグリュー、リーマス・ルーピンによる4人組で、いたずらで有名なグループです。 「マローダーズ」はスリザリンの生徒たち、特にスネイプと敵対しており、スネイプに対してひどいいじめを仕掛けはじめます。 マローダーズのメンバーは、ホグワーツ入学時からスネイプの闇の魔術とスリザリンに対する傾倒ぶりを嫌っており、それが原因で度々スネイプをいじめの対象にしていました。 スネイプもそれに対してやり返していたようですが、リリーがいつもスネイプをかばっていたことも、もしかしたらジェームズが気に入らないところだったのかもしれません。 のちにリーマス・ルーピンは危険な狼人間であることを隠して、ホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教師に着任しますが、スネイプが「うっかり」ルーピンが狼人間であると口を滑らしてしまい、1年で退職しています。 しかしその一方で、スネイプはルーピンの為に毎月狼に変身するのを抑える薬を調合していました。

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ヴォルデモート

スネイプはダンブルドアを殺害したことで、闇の帝王・ヴォルデモートの隣に座ることを許される死喰い人のトップとなります。表向きはヴォルデモートに忠実なスパイでありつつも、実際にはダンブルドア側に着く二重スパイです。 部下の死喰い人はスネイプをスパイではないかと疑いますが、ヴォルデモートだけはスネイプを深く信頼していました。ダンブルドア陣営の正確な情報を流し続けた事と優れた閉心術によってスネイプは最後まで信頼を得ていたのです。 時空や並行世界を飛び交うストーリーが展開する映画『ハリー・ポッターと呪いの子』ではヴォルデモートが勝利して生き残った世界が存在しており、そこではロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーと共にレジスタンスをする姿がありました。

ダンブルドア

スネイプにとってダンブルドアは母校の校長でしたが、卒業後はデスイーターとなったため、敵対することになりました。不死鳥の騎士団をスパイしていましたが、「予言」を告げ口したためにハリー一家が危険にさらされることに。 ダンブルドアにリリーの保護を頼み込みますが、ダンブルドアの指摘で、一家全員の保護を願い出ます。リリーとジェームズを救うことはできませんでしたが、これを機にリリーに対して犯した過ちを償い、リリーの意志を継ぐためにもハリーを命がけで守り抜くことを誓いました。 それ以降、闇の陣営と不死鳥の騎士団の双方を行き来する二重スパイの役目を負うことに。ダンブルドアに忠実に行動し、固い信頼関係を築き上げました。そのため、ダンブルドア殺害計画やハリーが迎える「死」についてはやり場のない怒りもあらわにしてしました。

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セブルス・スネイプの性格

スネイプは一見すると、冷徹で陰湿で狡猾な性格です。かつて自身が所属していたスリザリンを露骨に贔屓しており、ドラコ・マルフォイを持ち上げたり、正しい解答を言ったハーマイオニー・グレンジャーを減点したりします。 特にハリー・ポッターには侮辱したりすぐに罰則を与えたりと陰湿な嫌がらせをしていました。それはかつて自身をいじめており、愛するリリーと結婚したハリーの父・ジェームズへの憎しみが原因でした。 また幼少期の歪んだ家庭環境から何事にも不安を覚えやすい性質であること、リリーが死んでしまったことなども、彼の性格が歪んだ理由であると考えられます。 しかしスネイプはリリーを深く愛しており、ハリーを守るために危険な二重スパイの任務を遂行するなど、愛情深く勇敢な魔法使いでもあります。

セブルス・スネイプの能力

「魔法薬学」の教師として登場したスネイプは、魔法薬の調合に優れた魔法使いです。学生時代に魔法薬学の教科書の間違いを訂正し大幅に改良してしまうほどでした。 また学生時代に闇の魔術に傾倒していた彼は闇の魔術にも詳しく、「闇の魔術に対する防衛術」の教授になることを希望していました。さらに閉心術にも長けており、ヴォルデモートすら騙すことに成功しています。 「セクタムセンプラ」「レヴィコーパス」などの呪文の開発者でもあり、リーマス・ルーピンいわく、相手の身体を切り裂く「セクタムセンプラ」はスネイプの得意技でした。

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セブルス・スネイプを演じたのは名優アラン・リックマン

スネイプ役のアラン・リックマンは最初期から唯一スネイプや物語の行く末を知っていた人物だと『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』(2022年)で明かされています。 大広間で生徒が寝る撮影では、おならの音が出る装置を仕掛けるなどスネイプとは真逆な一面がありました。 アラン・リックマンは2016年、膵臓がんによって69歳でこの世を去っています。

アラン・リックマンがスネイプについて思っていたことは?

映画版でスネイプを演じたアラン・リックマンは、原作者も認めるほど見事にスネイプの魅力を表現していました。 しかしアランの残した資料やインタビューでの発言などから、彼がいつも自分の演技やスネイプの描かれ方に満足していたわけではなかったことが判明しています。 スネイプは物語の核心に関わるキーパーソンで、その真意は終盤まで明かされることはありません。ですが、原作者のJ・K・ローリングは彼に真実を全て伝えることはなく、断片的なヒントを与えるだけだったそうです。 アランは映画第1弾を撮影していた時、当時まだ原作は3巻までしか刊行されていない状態でスネイプを演じることとなり、未完の作品の謎めいた男を演じる上での苦労があったそうです。 一方、劇中のスネイプの扱いに対しての不満を書いたメモなども見つかるなど、役に対する深いこだわりと愛着が伺えるエピソードも明らかになっています。

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セブルス・スネイプにまつわるトリビア3つ

ハリーの息子の名前はスネイプ先生から取っていた

実際ハリーは自身の子供の1人に、アルバス・セブルス(アルバスはダンブルドア、セブルスはスネイプそれぞれの名前)と名付け、彼のことを次のように話しています。「父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」と。 なおハリーの3人の子供のうち、残る子供の名前は、ジェームズ・シリウス・ポッターとリリー・ルーナ・ポッター。 ジェームズ・シリウス・ポッターは、ハリーの父・ジェームズと尊敬するシリウス・ブラックの名前をもらった男の子。リリー・ルーナ・ポッターは、ハリーの母・リリーとハリーの妻であるジニーの友人ルーナ・ラブグッドから名前をもらった女の子です。 両親、そして敬愛していたシリウスやダンブルドアと同じ名前を我が子につけたことからも、真実を知ったハリーがいかにスネイプのことを尊敬していたかが伺えますね。

守護霊を呼び出せる唯一のデスイーター

守護霊(パトローナス)は「幸せな記憶」がないと呼び出せないため、闇の魔法使いのほとんどが守護霊を呼び出すことができません。原作および映画の中で、唯一守護霊を呼び出したデスイーター(死喰い人)がスネイプでした。 スネイプの幸せな記憶はハリーの母リリーとの思い出だったため、彼の守護霊はリリーの守護霊と同じ雌鹿です。ハリーたちがディーンの森に隠れていた時にやってきた雌鹿の守護霊は、スネイプが呼び出したものでした。

原作と映画では最期の言葉が違っている

原作でスネイプの最期の言葉は「私を見てくれ」のみでしたが、映画では「私を見てくれ。リリーと同じ目だ」と一言加えられています。 原作では言葉ではなく「緑の目が黒い目をとらえた」と場面描写が入ることでハリーからリリーの面影を感じていると読み取れますが、映画では伝わらないため付け加えられたと予想されます。

セブルス・スネイプの名前の由来

セブルスの由来は作者J・K・ローリングが、以前住んでいた街で「セブルス・ロード」と書かれた看板を毎日見ていたため。またラテン語で「冷酷・厳格」などの意味があります。 そしてスネイプの由来はイギリス・ヨークシャーのスネイプという村から来ていると言われています。 地名とキャラクターのイメージが合わさった名前になっているのです。

スネイプ先生の最大の魅力は、愛のために動く人間らしさ!

この記事では、アラン・リックマンが演じたスネイプ先生の魅力について解説してきました。 2016年1月に69歳で亡くなったアラン・リックマンに対して、ハリーを演じたダニエル・ラドクリフは、「 (アラン・)リックマンが、僕が共演した人たちの中で最も偉大な人物の1人なのは明らかだ。 」とコメントしています。 物語の中でも、現実でも深く愛されてきたスネイプは、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。