2019年9月20日更新

ぽっちゃり女優・富田望生がドラマや映画で唯一無二の存在になるまで

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チア・ダン 富田望生

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富田望生(とみた みう)が切り開く新しい女優像。おすすめドラマ・映画を紹介

富田望生(とみた みう)は、福島県出身で、2000年2月25日生まれ。2019年9月現在、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属し、女優として活動しています。役作りのために15kg増量し、いわゆる「ぽっちゃり女優」として名を馳せた富田。その演技力の高さによって、出演する毎作品で存在感を見せています。 子どもの頃は和太鼓を習い、その後吹奏楽部でパーカッションを担当し、クラリネットやドラムも得意でダンス好きという、芸達者な一面も彼女の魅力の一つ。この記事では、彼女が唯一無二の女優になるまでの過程を、出演ドラマ・映画とともに紹介します。

富田の今後のおすすめ出演作をまずは紹介

映画『HiGH&LOW THE WORST』(2019年10月4日公開)

HiGH&LOW THE WORST
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会

「HiGH&LOW」シリーズと『クローズ』『WORST』の世界観をミックスさせたスピンオフ作品『HiGH&LOW THE WORST』が2019年10月4日に公開。富田が本作で演じるのは、「希望ヶ丘団地」の幼馴染グループの一人・石井マドカ。お嬢さま高校に通っているため、男勝りで勝気だという本性は隠しているそう。 また、吹奏楽部に所属しているという設定のため、本作でも富田によるクラリネットの演奏が見れるかもしれません。

ドラマ『チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』(2019年10月3日放送)

10月3日(水)24時9分から日本テレビで放送されるドラマ『チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』にも富田は出演。本作は、詐欺師を騙す「チート」という集団の痛快な騙しと、本田翼演じる主人公・星野沙希のアイドルとしての成長が描かれるドラマです。 富田の役所は、沙希と同じグループに所属するアイドル・マイ。自分に自信がないものの、一生懸命活動に取り組む真面目な性格の持ち主です。本作には他にも、風間俊介や金子大地、福原遥らが出演します。

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ドラマ『教場』(2020年新春)

フジテレビ開局60周年を記念した特別ドラマ『教場』が木村拓哉主演で2020年新春、2夜連続で放送されます。警察官を目指すための警察学校を舞台に、冷徹な教官・風間公親の厳しい管理下に置かれる生徒たちの様子と、そこで起こる薬物や窃盗などの事件が描かれるミステリー作品です。 富田は本作で、風間の下で指導を受ける生徒の一人・枝元佑奈を演じます。元レスリング選手という異色の肩書きを持っているという設定。本作には他にも、三浦周平や林遣都、川口春奈らが出演します。

富田望生の過去作を振り返る。『ソロモンの偽証』で鮮烈なデビューを飾る!

エキストラの出演歴はありましたが、本格的な女優デビューは2015年に公開された映画『ソロモンの偽証』でした。『ソロモンの偽証』は、宮部みゆきのミステリー小説を映画化した作品で、学校内で起こった生徒死亡事件の真相を、生徒のみの学校裁判で解明していくというストーリーです。 本作には大勢の生徒が登場しますが、主人公を含む1クラス分の生徒役は、大規模なオーディションを行い1万人を超える中から決定したそうです。富田が演じたのは、物語のカギを握る生徒のひとり浅井松子。彼女は役作りのために15kg増量したのだと言います。映画初出演とは思えない自然体の演技が高い評価を受け、鮮烈な女優デビューを飾りました。

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映画『モヒカン故郷に帰る』ではクラリネットを披露!

『ソロモンの偽証』でその存在感を示した富田の映画2作目は、2016年4月全国公開の『モヒカン故郷に帰る』でした。本作は、妊娠した恋人を連れ数年ぶりに実家に帰った松田龍平演じる売れないバンドマン・田村永吉が、父親の重い病気とその余命を知り、父のために奮闘するホームコメディです。 父親の田村治は柄本明、妊娠中の恋人の由佳は前田敦子が演じ、富田が演じたのは田村治が指導する中学校の吹奏楽部部長の清水役でした。 富田は、ロケ地である広島県の仁方中学校吹奏楽部のメンバーと共演し、得意のクラリネットを披露。 演奏したのは、『結婚行進曲』や矢沢永吉の『アイ・ラヴ・ユー,OK』などで、演技だけでなく音楽シーンでもその実力を印象付けています。 また、前出演作の『ソロモンの偽証』での浅井松子役も吹奏楽部員で、やはりクラリネットを吹く場面がありました。前述したように、富田は実際に吹奏楽部に所属し楽器に親しんでおり、こうした経験が女優業にも大きく活かされているようです。

映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』ではキレキレのダンスで魅せる

2017年3月11日に公開された映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』は、普通の女子高生たちがスパルタ教師の元でチアダンスの腕を磨き、全米制覇するまでの実在の記録が描かれた作品です。主演はのちにプライベートで親友となる広瀬すずで、彼女との共演はこれが初となりました。 富田は本作でチームのメンバーの一人である東多恵子を演じました。実は彼女には渡辺直美に憧れている裏設定があり、それを知った富田は渡辺のビヨンセダンスを意識したダンスに変更を申し出たのだそう。そのため、作中では富田によるダイナミックでキレキレのダンスを見ることができます。

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映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では明るいムードメーカーのコギャルに

2018年8月31日に公開された映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は韓国映画を篠原涼子、広瀬すず主演でリメイクした作品。余命わずかの親友のために、高校時代の仲良しグループ「SUNNY」を再結成するまでの様子が、高校時代と現代シーンを交互に映し出しながら描かれます。 富田が演じたのは「SUNNY」のメンバーの一人の林梅。グループの中のムードメーカー的存在で、渡辺直美と同役を担当しました。本作には他にも、中条あやみや真剣佑が出演しています。

ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』では勘違い柔道女子で存在感を放つ

2019年1月から放送された、菅田将暉主演の『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』は、主にSNSを中心に話題となったドラマ。ある生徒の死の謎を解明するために、担任教師によって教室に閉じ込められた3年A組の生徒と教師の交流が描かれた作品です。 本作で富田が演じたのは、生徒の一人である魚住華。柔道部に所属し、スポーツ推薦での大学進学を狙っています。また、ポジティブな性格で「ビースト(野獣)」と言われたのを「ビューティーの最上級」だと勘違いしたことも。 富田はオーディションを勝ち抜きこの役をゲット。片寄涼太や今田美桜、永野芽郁などの人気俳優が出演している中、彼らに引けを取らない存在感を見せました。

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連続テレビ小説『なつぞら』では再び広瀬すずと親友役に

2019年春のNHK連続テレビ小説『なつぞら』は広瀬すずがヒロインに抜擢され、富田は高校の同級生役として登場。本作が3度目の共演となりました。 富田が演じる居村良子は、広瀬演じるなつのクラスメイトで手芸が得意だという設定。なつが演劇部に入部する際に、裏方として入部します。また、作中で披露された『白蛇伝説』のシーンでは白蛇役として登場し、お茶の間にほっこりした笑いを届けました。

富田望生の名バイプレイヤーへの道は順調な模様。今後の活躍も期待!

どんな役でもぴったりはまり、抜群の存在感を魅せる富田。さらには、明るく素直な性格もあって、多くのファンを虜にしています。 2019年9月現在、19歳にして既に名バイプレイヤーの片鱗を見せている富田の、今後の活躍からますます目が離せませんね!