ジャック・スパロウの正体・モデルは?死亡説や若い頃に何があったのかも解説【パイレーツ・オブ・カリビアン】
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ジャック・スパロウの基本プロフィール
ジャックの強さ
ジャック・スパロウは武術にも交渉術にも長けていてずる賢く、強運の持ち主です。 劇中で披露している鮮やかな剣術は屈強というよりしなやかで、駆け引きのうまさや運の強さも光っています。 頭がキレて交渉術も巧みで、野蛮かつ打算的でもあるので、簡単に仲間を利用したり人を騙したりします。とはいえ意外と人脈が広いため、強力な仲間ができることが多いというのも彼の強さかもしれません。
ジャックの正体・生い立ち
- 父・海賊ティーグの船上で生まれる
- 海賊として活躍し「スパロウ」の名になる
- 東インド会社で働かされることに
- 奴隷を助けて再び海賊になる
- デイヴィ・ジョーンズと契約してブラック・パール号の船長に
1700年代のある嵐の日、やはり海賊だった父エドワード・ティーグ(現:掟の番人)の船の上で生まれ、幼少期は無法者が集まる「難破船入江」で育ちました。 10代の頃、ジャックは寄せ集めの乗組員とともに盗んだバーナクル号で冒険に繰り出します。そこで海の処刑人ことアルマンド・サラザールを撃退し「スパロウ」の姓を名乗ることに。 しかしその後、当時7つの海を支配していた残虐な海賊組織から海賊をやめて「東インド会社」で働くことを強要されてしまいました。 5年間まじめに働いていたジャック・スパロウは、ある時東インド会社の商船「ウィキッド・ウェンチ号」で謎の島ケルマの伝説の宝を探すことになります。 ところがジャックは住民を奴隷として連れ去ろうとする上司を裏切って船で逃亡。捕らえられて海賊の焼印を押されたうえ、船も沈められてしまいます。 その後「フライング・ダッチマン号」の船長デイヴィ・ジョーンズと取引をして船を取り戻したスパロウは、船の名前を「ブラック・パール号」に変え、船長として海賊生活に戻りました。
死亡したことがある?
デイヴィ・ジョーンズとの取引で、船を修復する代わりに13年後までに借りを返すか、または100年間「フライング・ダッチマン号」で働くと約束したジャック・スパロウ。 シリーズ2作目「デッドマンズ・チェスト」でその期限が迫ると、借りを返そうと奮闘するものの結局返せず……。 結局ジャックはデイヴィが召喚した海の怪物クラーケンに「ブラックパール号」もろとも飲み込まれてしまったのです。そうして“死んだ”ジャックは、「世界の果て」にある「デイヴィ・ジョーンズの墓場(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)」に送られていました。 シリーズ3作目「ワールド・エンド」では、へクター・バルボッサたちがジャックを救うため「世界の果て」へ。無事助けられて生き返っています。
ジャック・スパロウのモデルは?
ジョニー・デップが役作りで意識したのは
キース・リチャーズ
実在した海賊の記録を調べ、海賊は現代のロックスターのようだと考えたデップは、ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズをイメージしてジャックを演じています。 キース・リチャーズと一緒に過ごす機会があったジョニー・デップは、役に取り入れようとキース・リチャーズの仕草やしゃべり方をできるだけ吸収したとか。 第3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年)ではジョニー・デップの熱烈なリクエストで、キーズ・リチャーズはジャック・スパロウの父キャプテン・ティーグを演じました。
ペペ・ル・ピュー
ジョニー・デップはキャプテン・ジャック・スパロウを演じるにあたり、コミカルな部分はルーニー・テューンズというアニメシリーズに登場するスカンクのキャラクター、ペペ・ル・ピューを参考にしたと言っています。 ペペ・ル・ピューは自分の臭さに気づいていません。また、自分がモテると思い込んでおり、常にナンパをしているキャラクターです。確かにジャック・スパロウの一面と重なりますね。
製作側が意識したキャラクター
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)の脚本家、テッド・エリオットとテリー・ロッシオは、キャプテン・ジャック・スパロウにコミカルな要素を持たせようと考えていました。 バックスバニーとアメリカの偉大なコメディアン、グラウチョ・マルクスの延長線上にあるようなひょうひょうとしたキャラクターです。 予測不能で、策略家なのかラッキーなだけなのか、よくわからない人を食ったような性格がジャックの特徴ですね。
髪型とメイクの参考
キャプテン・ジャック・スパロウのメイクや衣装は、当初の計画ではもっと地味だったそうです。ジャックを演じるジョニー・デップの意見を取り入れ、みなさんのよく知る姿になりました。 ジャックはドレッドヘアを海賊風のセンスでアレンジし、赤いバンダナを巻いていて、その髪にはビーズなどさまざまなものが結びつけられています。これはモデルになったキース・リチャーズが、ツアーで回った国々のお土産品を集める習慣があることをヒントにしたそう。 デップは各地を渡り歩く遊牧民からもインスピレーションを得ました。アラビアなどの女性が太陽光から目を守るために用いるコール墨をまね、目の下に黒く太いアイラインを入れています。 また、ジャックの金歯はジョニー・デップが普段からつけているもので、1作目の撮影が終わってから金歯を取り忘れていたことに気づいたのだとか。そのため、2作目以降も金歯をつけることになりました。
衣装の参考
ジャック・スパロウのトレードマークとも言える三角帽については、ジョニー・デップと衣装デザイナーのペニー・ローズが話し合い、革の帽子を厳選しました。 三角帽自体は他のキャラクターもかぶっていますが、革製のものはジャックだけです。彼が他の登場人物とは違うということを示しているのですね。 ふつう衣装は何着も用意するものですが、ジョニー・デップは同じものを着るのが好きなのだとか。そのためジャックのシルクツイードのコートは、1作目からずっと同じものを着用しています。 第1作目のときに製作した衣装は、ほとんど全てが着用することができなくなってしまったため、スタントシーン用に強い素材で作り直すことになりました。その際ジャックが腰に巻いていた布は、トルコで作られたハンドメイドのものということがわかり、探すのに大変苦労したそうです。
ジャック・スパロウの人間関係
シリーズ3作目までで活躍してきたウィルとエリザベスはジャックの大事な仲間のような存在。たびたび仲間割れしますが、結局いつもともに戦う運命にあります。 4作目では死を恐れた黒ひげとアンジェリカがジャックを利用しようと登場。アンジェリカはジャックの元恋人です。 5作目で登場したキャプテン・サラザールはかつてジャックが魔の三角海域に追い込んだ海の処刑人。死んだと思われていましたがアンデッドと化して復讐を狙ってきます。
ジャック・スパロウの各作品での活躍
1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
10年前、ブラックパール号の船長キャプテン・ジャック・スパロウは、乗組員の反乱にあい船を失ってしまいました。置き去りにされた無人島からなんとか脱出したジャックは、乗組員のひとりだったビル・ターナーの息子ウィルと出会います。 ふたりはジャックの宿敵バルボッサにさらわれたエリザベスを助けるため、仲間を集めて救出に向かいました。
牢屋からの脱出、いざ出航!
ウィルの協力を得てジャックは脱獄に成功しました。その後ふたりは、東インド会社最速の船インターセプター号を盗み、出航します。 このとき追っ手が来ることを予測していたジャックは、2番目に速い船をあらかじめ動けないようにしていました。 しかも見た目にはわからないように壊されていたので、東インド会社の面々が船が動かないと気付いたときには、すでにほとんど航行の準備ができていました。 これでさらに時間を稼ぐことができる、海賊ならではの機転です。
バルボッサとの交渉
エリザベスではなくウィルが「靴ひものビル」の血縁であることを知ったバルボッサたちは、早速ウィルの血で呪いを解こうとします。 しかしジャックは、東インド会社の船が彼らを狙ってすぐそこまで来ていることを教え、不死身の体のうちに彼らを追い払った方がいいと説得。 バルボッサ一団はその助言を受け、闘いを仕掛けます。これでジャックにとって邪魔な東インド会社の面々を遠ざけることに成功しました。
イチかバチかの作戦
ジャックは隙を見てアステカの金貨を一枚盗み、自らに呪いをかけました。これは、バルボッサとの闘いで命を落とさないための作戦です。 闘いのなか、密かに自分の手のひらを切り金貨に血をつけたジャックは、自分のものとウィルの血のついた金貨を、宝箱のそばにいたウィルに投げます。 これでバルボッサの呪いは解け、ジャックは無人島に残されたときに渡された一発の銃弾でバルボッサを殺すことに成功。作戦を見通していたウィルとの見事な連携で報復しました。
2作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
海賊であるキャプテン・ジャック・スパロウを手助けした罪で投獄されてしまったウィルとエリザベス。ウィルは釈放の条件として、ジャックのコンパスを持ってくるよう言われます。 一方ジャックは、13年前に幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズへの返済期限が迫っていると、ウィルの父ビルから警告を受け……。
ブラックパール号の危機を救う!
ジャックたちの乗ったブラックパール号は、デイヴィ・ジョーンズが操る海の怪物クラーケンに襲われてしまいます。ウィルやエリザベスをはじめ乗組員たちが必死に戦うなか、コンパスを手にしたジャックはひとりボートで脱出。 クラーケンが迫るなか、ウィルたちが準備した即席の大型爆弾を爆発させるため、銃を手に必死に見晴らし台に登ろうとするエリザベスを止めたのは、引き返してきたジャックでした。 ジャックは見事爆発させることに成功。打撃を食らったクラーケンが一時撤退している間に、ブラックパール号の乗組員たちは逃げることができました。
3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
ウィル、エリザベス、バルボッサ、ティア・ダルマたちは、ジャックが送られたという「デイヴィ・ジョーンズの墓場」にたどり着き、無事にジャックを救出します。 東インド会社の海賊狩りが厳しくなっているなか、バルボッサの目的は9人の伝説の海賊を集めて海の女神カリプソを解放し、海を支配する権利を人間から神に戻すことでした。
古い海図を解読!
シンガポールの海賊長、サオ・フェンから入手した世界の果てへの海図を使って「デイヴィ・ジョーンズの墓場」にたどり着いた一行。 しかし古い海図の解読は難しく、帰りの航路がわかりませんでした。誰もがあきらめようとしたとき、ジャックは”上は下”というキーワードを見つけます。 この意味を理解したジャックは乗組員全員で船を揺らし、船を転覆させることに。作戦は成功し、生者の世界に戻ることができました。
デイヴィ・ジョーンズの心臓を奪取!
前作でノリントン卿はジャックからデイヴィ・ジョーンズの心臓を盗み、地位を取り戻すための手土産として東インド会社に渡しました。心臓を持つものは相手を操ることができるため、ジョーンズは東インド会社に逆らえません。 命令を受けたフライング・ダッチマン号とブラックパール号が激しい戦闘を繰り広げるなか、ジャックはジョーンズの心臓が入っているチェストを盗み出すことに成功します。 ジョーンズに見つかり争奪戦になるものの、最終的にはジャックが手にしました。
ウィルを助けるための苦渋の決断
ジャックが心臓を手にいれたことで優位に立ったかと思われましたが、心臓を手にデイヴィ・ジョーンズを脅している間に、ウィルが致命傷を負わされてしまいます。 怒ったウィルの父ビルが挑みかかったとき、ジョーンズは突如死んでしまいます。ジャックはウィルを救うために彼の手にナイフを握らせ、ジョーンズの心臓を刺したのでした。 デイヴィ・ジョーンズを殺した者はその跡を継いでフライング・ダッチマン号の船長になり、海で死んだ者を死者の世界に導く仕事をしなければなりません。 ウィルは不死身の体になりましたが、10年に1日だけしか陸地に上がれなくなってしまいます。
4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
手元にあった地図をもとに、永遠の命をもたらすという”生命の泉”を探し始めたキャプテン・ジャック・スパロウ。 そこに元恋人のアンジェリカと、その父で冷酷な性格で知られる海賊黒ひげが現れます。同じ目的を持った彼らは、ジャックに道案内をさせることにして……。
反乱失敗…が、結果オーライ?
船長がジャックでないことに不満を募らせていた乗組員たち。 ジャックは船の名前が「アン女王の復讐号」であることから、船長は黒ひげだと知ります。しかし、船長は部屋から一切出て来きませんでした。 実際の船長は黒ひげではないのではないかと疑ったジャックは、乗組員たちと反乱を起こします。 ところが、甲板での騒ぎを聞いた黒ひげが船長室から出てきました。反乱の首謀者として捕らえられたジャックは、黒ひげと直接話すために反乱を起こしたとうそぶいてみせました。
機転を利かせて人魚の群れを撃退!
”生命の泉”が効力を発揮するためには、人魚の涙を一滴入れる必要がありました。人魚を捕まえるため生息地にやってきますが、美しい見た目と違って凶暴な人魚たちに逆に襲われてしまいます。 水中での素早さと力の強さに乗組員たちも悪戦苦闘しているなか、ジャックは近くにあった灯台に登ります。 灯のもとになっている油の入ったタンクを破壊し、大爆発を起こしました。壊れた灯台の破片が海に飛び散り、人魚たちは退散していったのです。
5作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
ジャック・スパロウが最も恐れる存在である、海の地獄魔の三角海域に幽閉されていた海の死神「サラザール」が解き放たれてしまいます。一方、ウィルとエリザベスの息子ヘンリーは、「フライング・ダッチマン号」で使命を果たし続ける父ウィルの呪いを解くため、ジャック・スパロウを探していました。 サラザールを阻止するために、そしてウィルの呪いを解くために彼らが探しているのは、どんな呪いも解くことができる「ポセイドンの槍」。その在りかを示す日記を持っているのは、美しさ天文学者カリーナでした。
仲間のためにひと肌脱いで、海賊全滅を阻止!
5作目「最後の海賊」でのジャック・スパロウは、全てのツキに見放された無一文の男。起死回生を図っても失敗ばかりです。そんな彼が欲しいものがある方角を指すコンパスを手放してしまったことで、海の死神サラザールを解き放ってしまいます。 そして本作の主人公は、ウィルとエリザベスの息子ヘンリーと天文学者カリーナ言っても過言ではなく、ジャックは落ちぶれた酔っ払い男……。 それでもヘンリーやカリーナのためにはひと肌脱ぎます。最後には「ポセイドンの槍」を発見して破壊し、自らの命と海賊たち、そしてウィルを救うのでした。
ジャック・スパロウの愛用品・目印
- 魔法のコンパス
- バルボッサに渡された自殺用ピストル
- 三角帽
- 海賊長の証拠である「銀貨」
- スズメのタトゥー
①コンパス
ジャックのコンパスはブードゥー教の予言者、ティア・ダルマから交換で受け取ったものです。普通のコンパスと違って北を指さず、手にしている者が今一番欲しい物がある方角を指します。 ただし、欲しい物がないときやそれを欲しいと自分で認められない場合は、コンパスはどこも指しません。この魔法のコンパスはシリーズのどの作品でも鍵になっており、当然ジャックから奪おうとする者もいます。
②ピストル
第1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)でジャックが持っていたピストルは、「ブラックパール号」を乗っ取りジャックを無人島に置き去りにした元部下・バルボッサが残したものです。ジャックの自殺用として、1発だけ弾が入っていました。 しかしジャックは、このピストルでバルボッサを殺すことを決意。そしてのちに決意の通りバルボッサへの復讐を果たしました。 その他の場面でジャックが使用している武器はピストルは1760年代、剣は1940年代にロンドンで製造されたものをモデルにしています。
③三角帽
キャプテン・ジャック・スパロウはお気に入りの三角帽を常にかぶっており、それが彼のトレードマークともなっています。 デイヴィ・ジョーンズから逃れる途中で海に落としてしまいましたが、その後も代わりになる帽子をずっと探していました。結局はクラーケンがもとの帽子を吐き出し、取り戻すことができました。
④銀貨
太平洋、大西洋、インド洋、黒海、地中海、アドリア海、南シナ海、カスピ海、カリブ海には、それぞれの海域を治める海賊長がおり、各人は自分が海賊長である証拠として「銀貨」を持っています。それは実際の銀貨ではなくガラクタや小物であり、「銀貨」は通称です。 カリブ海の海賊長キャプテン・ジャック・スパロウの場合は、モロッコビーズと古代タイの金貨を「銀貨」として持ち、頭の赤いバンダナの上にぶら下げています。他の海賊長たちの「銀貨」は聖餐杯、カード、眼鏡、フォーク/音叉、牙、壊れたボトルネック、ネックレス、木の義眼などさまざまです。
⑤スズメのタトゥー
キャプテン・ジャック・スパロウはいくつもタトゥーを入れていますが、特に印象的なのは右腕に押された焼印の上の夕日の中を飛ぶスズメのタトゥーでしょう。 これは彼の名前にちなんだもの(英語でスズメ=sparrow)でもあり、船乗りの間では七つの海を旅してきた証としても知られています。 絵柄はスズメというよりツバメのようですが、スズメは陸上で生活する鳥なのでスズメが見えたら陸地が近い証拠、と言われているようです。 ちなみに自身もボディアートを楽しんでいるジョニー・デップは、1作目の撮影終了後同じタトゥーを入れ、その下に息子の名前”ジャック”と入れたそうです。
ジャック・スパロウから学ぶ人生の教訓&名言
キャプテン。キャプテン・ジャック・スパロウだ。
ジャックは名前をとても重要なファクターとして扱います。彼は名前を呼ばれるとき、必ず「キャプテン」を含めさせます。それは名前の威力を知っているからでしょう。ただのジャックではなく、キャプテンとしてこそあることが大事なのですから。 まさに名は体を表す。望みを叶えたいとき、まず名前から入ってみてはどうでしょうか。
ラム酒を隠せ
これは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』でジャックがエリザベスと再会して直後に言ったセリフです。 人生片時もラム酒を手から離さない、海賊の典型のようなジャックですが、前の映画ではエリザベスにラム酒を燃やされたことがあります。 そんなエリザベスのような仕事仲間がいるのならば、趣味も酒もTPOを選びましょう、ということです。
達成するまで見栄を張れ
最初ジャックは登場したときから、小さなボートに乗っているにも関わらず自分をブラックパール号のキャプテンと名乗ります。 そうしてその後、見事ブラックパール号のキャプテンに返り咲きました。言霊とも言いますし、言い続ければいつか現実になる、ということでもありますね。別の言い方をすれば、有言実行ですね。
自分を説明する必要はない
自分の行動に信念さえあれば、誰かにとっての答えを出したり、他人に左右される必要はありません。自分の目標に向かって努力することが大切なのです。
のびのびと生きろ 無人島に見捨てられたら、順応しろ
生命の泉で人質にとらえられても、常にあわよくば一飲み、を狙え。実際は怪しい川や泉の水を飲んだりしてはいけませんが。いつでも柔軟になりましょう。どんなシチュエーションでも、自分のやりたいことを、あわよくばと狙いましょう。
人生は白黒つけられない
ジャックが言うように、そして映画全体が示すように、狂気と名誉は紙一重で、善と悪も表裏一体です。ジャックたち海賊もそうですが、ベケットらの貿易会社のビジネスマンもそうでしょう。 なかなか考えるには難しいことですが、そうゆうものです。いつの日か、なにか新しいことがわかるかもしれません。
真の友を知れ
ジャック・スパロウにとって、ミスター・ギブスは常に親友です。裏切ることが前提の海賊達ですが、ジャックにとってギブスは特別です。たとえ再会したときに豚に囲まれて眠っていても、親友は親友です。誰しもがそういう、頼れて、話せて、信じられて楽しい友達が必要なものなのです。
物だけが全てじゃない
全ての宝物は金銀財宝ではありません。一部はそうでしょうが、他にもたくさん、物ではない宝物もあります。名誉、家族や友達、ロマン、恋人やチョコレートなどですね。狙う宝も人それぞれでしょう。
でも、知ってるだろう?
このセリフは、イギリス海軍士官、ノリントンに、「疑いようもなく、おまえは私の知っている最悪の海賊だ」、と言われたときにジャックが答えたものです。名前は力ですね。悪名だろうと高名だろうと、知れ渡れば名は力となります。なにをするにも、有名というのは悪いものではないのでしょう。
アクセサリーにやり過ぎなんてことはない
ジャック独特のファッションはとても格好いいですね。真面目に、大胆なアクセサリーのつけ方はカッコよく見えてくるものでしょう。なにごとも中途半端はやめて、伸るか反るかにしましょう。自分のセンスを信じて貫きましょう。そうすれば、いつしか誰もが真似をしたがるでしょう。
演じるのはジョニー・デップ!
ジョニー・デップは1969年生まれ、ケンタッキー州出身の俳優です。15歳で学校をドロップアウトし、ミュージシャンとして様々なバンドを渡り歩いていましたが、結婚を機にボールペンのセールスマンとして働くようになります。 あるとき妻とロサンゼルスを訪れたジョニー・デップは、妻の元恋人だったニコラス・ケイジに会い、俳優になることを勧められました。付き添いで訪れたオーディン会場で出演のオファーを受け、1984年に『エルム街の悪夢』で俳優デビュー。 その後、テレビシリーズ『21ジャンプストリート』(1987〜1990)で一躍アイドル俳優となりましたが、そのイメージを嫌い、以降は映画出演に専念するようになります。 インディペンデント映画を中心に鑑賞年齢制限のある作品に多く出演していた彼は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」への出演で、やっと自分の子供たちに見せられる作品に出られた、とよろこんだそうです。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウは永遠にヒーロー!
自分勝手でマイペースだけどどこか憎みきれず、むしろかっこいい海賊ジャック・スパロウ。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で繰り広げたいくつもの冒険と決闘の中で、活躍と名言を残しています。 シリーズを見直して、ジャック・スパロウの新たな魅力を探してみてください!