2024年1月10日更新

「スラムダンク」宮城リョータを徹底解剖!ルーツは沖縄?思い出のリストバンドに隠された過去とは

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「スラムダンク」に登場する宮城リョータは、湘北高校バスケ部が誇る問題児PG(ポイントガード)です。本記事ではそんな彼の実力や彩子との関係、名言を映画『THE FIRST SLAM DUNK』で明かされた新事実と共に紹介します! ※この記事は映画『THE FIRST SLAM DUNK』・漫画『SLAM DUNK』の重要なネタバレを含みます。

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「スラムダンク」宮城リョータのプロフィール

身長 168cm
誕生日 7月31日
所属 湘北高校バスケットボール部
ポジション PG(ポイントガード)
声優 TVアニメ/塩屋翼 , 映画/仲村宗悟

湘北高等学校2年1組の宮城リョータは、身長168cmという小柄な体格を活かし、小学生の頃からポイントガードというポジションを受け持っています。 短気でお調子者、ムキになりやすいのに案外メンタルが弱いという、桜木花道と非常によく似た性格の持ち主です。

「スラムダンク 宮城リョータ風髪型」が人気!?

映画も公開された2022年、作中のキャラでも一際オシャレで真似しやすい宮城リョータの髪型は、現実でも人気になりました。 リョータはサイドとバックの刈り上げが特徴的なショートへアで、強いパーマをかけています。作中で多く登場するリーゼントやただの短髪ではなく、髪型にも拘っているのが彼らしくてカッコいいです!

リョータのピアスは何色?

アニメなどの描写から、宮城リョータのピアスは緑色だと言われています。スポーツマンには珍しいピアスですが、実は彼のピアスにはある秘密があるのです。 井上雄彦が「スラムダンク」完結後に発表した読切「ピアス」にて、りょうたと名乗る少年とあやこと名乗る少女の姿が描かれています。りょうたはあやこと出会った際、その場でピアスの穴を開けピアスを付けたのです。 きっと「スラムダンク」に出てくるリョータと彩子の思い出のピアスなのですね。

映画「スラムダンク」での主役は宮城リョータ!?

SLAM DUNK スラムダンク
(C)I.T.PLANNING,INC.

予告やユニフォームなどから、映画『THE FIRST SLAM DUNK』では山王戦が描かれるのではと予想されていました。 実際に2022年12月3日に公開された映画では、山王戦が描かれています。しかし予想外だったのは、主人公が桜木花道ではなく宮城リョータだったのです。 たしかに予告ではリョータが目立っていましたし、ポスターでも真ん中でした。映画では山王戦を舞台に、リョータの過去や葛藤が深く描かれています!

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映画『THE FIRST SLAM DUNK』のあらすじ

湘北高校バスケ部がインターハイ2回戦で当たったのは、常勝校の山王工業高校です。歴だけで言えば素人と言ってもいい桜木花道をスタメンとする湘北は、山王相手に互角な試合を繰り広げます。 湘北の司令塔を務める2年生の宮城リョータは、他の部員とは少し変わった想いを山王戦に感じていました。時間はまだ彼に兄がいた過去に遡り……。

映画で明かされるリョータの過去……思い出のリストバンドとは?

リョータのルーツは沖縄だった!

宮城リョータは元々沖縄に住んでいた事実が映画の中で明らかになります。 彼には同じくバスケをしていた兄・ソータがいました。しっかり者でバスケも上手かったソータですが、彼はリョータと喧嘩をした日に海難事故で亡くなってしまいます。リョータは最後の会話が喧嘩だったことをずっと後悔していたのです。 小さい頃に自宅で父も亡くしている彼。リョータの母は父と長男を亡くし地元にいづらくなったため、神奈川に引っ越してきたのでした。

兄との思い出のリストバンド

宮城リョータが山王戦で付けていた赤いリストバンドは、兄であるソータの物でした。 バスケをしていたソータの生前の目標は、打倒山王でした。他のメンバーも並々ならぬ気持ちを持っているのはもちろん、リョータは兄のリストバンドを付け夢も背負い覚悟を持って試合に臨んでいたのです。

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宮城リョータのその後は……?アメリカ進出!?

映画では山王戦が終了したその後についても描かれています。 神社で自分に必要な経験をくれと願い敗北に涙を流した沢北は、予定通りアメリカに渡っていました。そんな彼の前に敵として立つのは、なんとこちらも渡米していた宮城リョータです。 湘北でアメリカに行きたがっていた人物と言えば、流川楓ですよね。安西先生に直談判までしていた流川ではなく、リョータがアメリカ行きを果たしていたことに多くのファンが驚きました!

リョータは神奈川屈指のポイントガード

湘北高校に進学する前からずっとバスケをやっていた宮城リョータは、地元神奈川でも有名なポイントガードでした。その腕前は神奈川の強豪校である陵南高校の田岡監督に5本の指に入る、と言われるほど。 彼の持ち味は、何と言ってもスピードです。初めてリョータが出場した試合で、相手はとにかくその速さに翻弄されていました。スピードだけで言えば湘北イチで、安西先生は彼がバスケ部にもたらしたのは「スピードと感性」だと話しています。 また身体能力や技術も総じて高く、作中では10cm程度の身長差ならブロックできると語られ、山王のレギュラーをドリブルで抜く描写もありました。湘北高校入学時に自分でも神奈川のナンバーワンガードになる、と豪語していただけのことはありますね。

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対山王戦でのリョータが熱い!

インターハイで2年間無敗の3連覇を成し遂げた秋田県の強豪校、山王工業高校との試合で宮城リョータは大活躍します。 前日には過去試合のビデオを見て自信喪失していたリョータでしたが、試合の中で自信を取り戻し、冷静に状況を判断していきます。他のチームメイトたちのことも励ましつつ、自身の体格を最大限に生かした名プレーを見せます。 山王高校の沢北と深津のチームを素早いドリブルですり抜け、得点へと繋げます。この時リョータが放った「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ」は、心に残るセリフの多いスラムダンクの中でも特に輝いてる名セリフです。

桜木花道との共通点

まさに「単純バカ」といったわかりやすい性格が憎めない主人公・桜木花道と、宮城リョータには共通点がいっぱいあります。 まず、その性格。常に傍若無人でビッグマウス、そして生意気な態度、短気でお調子者、そして案外ナイーブでメンタルが弱いところまで、2人は本当に似た者同士です。 惚れっぽいところも共通しており、2人とも高校入学当初から数十人の女生徒に振られ続けています。 そんな花道とリョータは最初反発を覚え、しばらくは喧嘩ばかりの日々が続きますが、境遇と性格に似通ったところがあることに気づき、すっかり意気投合、以後は大親友となります。

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「リョータ」とカタカナ表記なのも花道が理由

作中では花道が人の本名を呼ぶとき、必ずカタカナで呼びますよね。作者の井上雄彦は、花道に「リョータ君」と呼ばせていたら漢字を当てられなくなったと語っています。彼がカタカナ表記である理由も、花道にあったのです。 また、作中では、花道が「リョーチン」と呼ぶこともありますね。ファンにとってはこちらの呼び方の印象が強いかもしれません。リョータは漢字よりも、スタイリッシュにカタカナ表記の方が合っていますね!

彩子に惚れ続ける純粋さがかっこいい!作中ではキスシーンも?

宮城リョータは、高校入学当初からたくさんの女生徒に振られ続けていますが、心の中にあるのは1人の女性だけです。リョータは、湘北高校バスケ部のマネージャーである彩子のことだけを一筋に想い続け、彼女から相手にされない悲しさを埋めるために他の女の子に声をかけていたのです。 リョータがバスケ部に入部すると決めた直接的な理由も、彩子への一目惚れでした。作中でも彼女に背中を押され、奮起する描写が多くあります。家には彩子の写真が飾ってあり、試合の前には頬を赤らめながら写真にキスをしていました。 そんな2人が出会ったのは、おそらく小学生の頃。リョータが出会った「あやこ」がマネージャーの彩子かは明言されていませんが、2人は小さい頃から特別な存在だったのでしょう。 喧嘩をしないよう訴えていたリョータが彩子に危害が加わった途端キレたりと、その一途さがカッコいいですよね!

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今すぐ使いたい!リョータの名言3選

「いちばん過去に こだわってんのは アンタだろ…」

71話

目立っていたリョータは不良である三井に因縁をつけられ、狙われてしまいます。体育館までやって来て、バスケ部をめちゃくちゃにする三井。木暮はそれを見て、三井の知られざる過去を話し始めました。 昔の三井は中学MVPを獲るほどの選手で全国を本気で狙っていたものの、怪我がきっかけで道を間違えてしまったとのこと。過去は関係ないと動揺する三井に向け、リョータは冷静にこのセリフを口にしたのです。 何度も殴られた相手にこの言葉を言えることから、リョータの器の広さもわかります。

「そいつを倒して俺がトップになる!」

91話

県予選で県内屈指の強豪である翔陽と戦う湘北は、県内トップガードの呼び声高い藤真の実力に苦しみます。彼が入ったチームはこれまでとは別物で、流れを持っていかれてしまいました。 湘北が取ったタイムアウトが終了する間際、リョータは彩子に呼び止められます。そして相手が県内トッププレイヤーであることを再確認し、イカした笑顔でリョータは彩子に藤真を倒すと宣言したのです。 自信満々で前向きなところが、リョータの1番の長所でしょう!

「しっかりしろォ!! 流れは自分たちでもってくるもんだろうがよ!!」

244話

インターハイ2回戦、湘北高校は絶対王者である山王工業高校と激突します。前半は互角に戦う彼らでしたが、後半に入ると逆転が難しい点差まで一気に離されてしまいました。 何とか後半初得点を決めた湘北ですが、肝心の流川、赤木、三井が満身創痍です。ミスも目立つ中で、リョータは渾身のディフェンスをみせます。そして自らが体現し、このセリフを口にしたのでした。 司令塔として奮闘するリョータの、熱い男気が滲みでる名言です!

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「スラムダンク」の宮城リョータは小さくても輝くPG

「スラムダンク」の宮城リョータは、熱く素直で確かな実力を持った名PGです。湘北は彼の活躍に、何度もピンチを救われました。 またそのカッコよさから、リョータは作中屈指の人気キャラでもあります。そんな彼が主人公である映画をチェックし、ぜひあの頃の熱さを思いだして原作も読みなおしてみてください!