木村文乃のプロフィール
木村文乃は1987年10月19日東京都生まれの女優です。 2011年NTTドコモのCMで桑田圭祐と共演し話題を呼びました。しかし、女優としてそれ以前から活動しており、2006年には既にNHKの大河ドラマ『功名が辻』に出演、2008年には連続テレビ小説の『だんだん』にも出演していました。
実は苦労人だった
NHKからは早くからその演技力を注目されていたものの、その後はあまり出演作に恵まれず、2009年にはケジメとして一旦は引退をします。 引退後はファミレスや病院の受付などのアルバイト生活を送っていましたが、2010年に友人が出演する芝居を観に行き、その際にスカウトされ復帰。 2011年に出演したちふれ化粧品のCMで、透明感のある姿が関係者の目に留まり、それまではほぼ無名だった木村文乃がわずか4か月で立て続けに4社のCMに起用されました。
朝ドラ『梅ちゃん先生』に出演していた!
堀北真希が主演を務めたNHKの朝ドラ『梅ちゃん先生』(2012年上半期に放送)。戦後の日本を明るくたくましく生きるヒロイン・梅子が医師を目指す姿を描いたヒューマンドラマです。 木村文乃は小出恵介演じる梅子の兄・竹夫の妻で、看護師として働く静子を演じています。クールビューティな役どころでした。
ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』に刑事・猪熊夕貴を熱演
ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』に猪熊夕貴として出演しました。機動捜査隊・里見偲と猪熊夕貴は仕事上のコンビで、私生活でも恋人同士という役どころ。 大人しいイメージの強い木村の明るく活発なキャラクターや、松坂桃李演じる里見とのコンビネーションが話題をよび、ヒット作となりました。 ある日、変死体発見現場で謎の女性・橘カラと出会います。その後も、次々に起こる猟奇殺人事件現場に必ず現れるカラ。 そんなカラに二人は疑問を持つようになり……。 猟奇殺人事件解決のために二人の機動捜査隊員が奮闘する姿と恋の行方が描かれます。 機動捜査隊・里見偲を松坂桃李、猪熊夕貴を木村文乃、そして謎の女性・橘カラを菜々緒が演じています。 コスプレを披露するなど体当たりな演技に挑みました。
ドラマ『神の舌を持つ男』では”ウザカワ”なヒロイン・ひかるを演じる!
2016年7月スタートの金曜ドラマ『神の舌を持つ男』は、向井理演じる主人公の朝永蘭丸(ともながらんまる)が、舌にのせたものを分析できてしまうという特殊な能力を武器に難事件を解決していくという一風変わったミステリードラマです。 木村文乃は、ひょんなことから蘭丸と行動を共にするようになる2時間サスペンスドラマおたくのヒロイン・甕棺墓光(かめかんぼひかる)を演じています。 ドラマ『TRICK』シリーズを手掛けた堤幸彦が演出を担当しています。
放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』
NHKで放送される守り人シリーズ『精霊の守り人』に二ノ妃 役で出演します。本作は全22話からなる3部作で2016年から2018年にかけて放送されます。シーズン1は全4話で2016年3月放送開始。シーズン2は全9話で2017年1月から放送開始、シーズン3も全9話で2018年から放送されます。 主人公バルサを演じるのは女優の綾瀬はるか、11歳のチャグムを演じるのは子役の小林楓です。そのほかにも東出昌大、林遣都、吉川晃司、藤原竜也らと共演します。
木村文乃の主な出演映画
『風のダドゥ』(2006)
木村文乃の初主演映画です。生きる意欲を失った少女が牧場の馬と共に過ごすにつれ再生していく物語です。榎木孝明や井上晴美、萬田久子など、年の離れた俳優との共演になりました。
『太陽の坐る場所』(2014)
2014年10月4日公開の映画『太陽の坐る場所』に水川あさみとダブル主演しました。木村文乃演じる今日子と、水川あさみ演じる響子のふたりのキョウコ。10年ぶりに再会したクラス会で明かされる真実とは。
『イニシエーション・ラブ』(2015)
映像化不可能と言われた原作の人気小説を堤幸彦監督が映画化。前田敦子と松田翔太が主演を務め、誰もが騙されてしまうミステリアスな世界を作り上げました。 木村文乃は、松田翔太演じる鈴木を誘惑する同僚石丸美弥子を演じています。
『ピース オブ ケイク』(2015)
ジョージ朝倉原作の人気漫画『ピース オブ ケイク』が、多部未華子と綾野剛を主演に迎え実写化されました。多部未華子演じる梅宮志乃は、恋愛に依存しがちで流されるままに男性と付き合ってしまうダメ女。一方、綾野剛演じる菅原京志郎は、恋人がいながら梅宮志乃にも惹かれてしまう年上の男性です。 木村文乃は梅宮志乃の親友・ナナコ役で出演しています。共演には松坂桃李、光宗薫、菅田将暉、柄本佑など。
『十字架』(2016)
重松清の同名小説を映画化した2016年2月6日公開の映画『十字架』。いじめにより自殺した中学生・藤井俊介の友人と家族の苦悩が描かれた本作に木村文乃が出演しています。
『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』(2016)
残留思念を読み取る男・仙石和彦と相方のマイティ丸山が様々な事件を解決する姿が描かれる今作。 木村文乃はある日突然失踪したピアノ教師・沢村雪絵を演じ、野村萬斎、杉咲花、宮迫博之らと共演をしています。2016年GWに公開されています。
人一倍の気の強さが女優魂の根源
小さい頃から男勝りで、女子と遊ぶよりは男子と遊ぶ事が多かったそうです。 本人はインタビューなどで「自分の女の部分を見るのが嫌」、「サバサバした性格」と自己分析しており、気の強さが垣間見えます。 また、2歳下の弟と喧嘩をする時、段々弟が大きくなって力で勝てなくなると噛みつくと言う程の負けず嫌い。その気の強さ、気丈さが主役を食ってしまう程の演技に現れているのでしょう。 清楚で大人しそうなイメージの彼女ですが、正反対の性格の様で強烈な女優魂の持主と言えます。
鉄道が大好き!鉄子の一面も
2013年1月からJR東日本のCM「行くぜ、東北」に出演している木村文乃は、新聞のインタビューやテレビ番組などで鉄道好きであることを明かしています。 移動するのが好きで、旅をする時には観光よりも移動をメインに楽しんでいるそうです。車内では流れゆく外の景色を眺めているそうです。 鉄子としての目標は、日本中の寝台特急に乗ることだそうです。2013年11月19日に放送された『笑っていいとも』に、テレホンショッキングのゲストとして出演した際には、北斗七星とカシオペアに乗った思い出を語っていました。
我が道を行く木村文乃
木村文乃に対する周囲の評価は一言「変」です。それは彼女は人が右へ行くと言うと左に行きたくなる性格だからだとのこと。本人曰く、最初は何も考えず無意識に人の反対に行きたくなるが、後になって何故そうしたのだろうと意識的に深く考えるそうです。理由を掘り下げて考えるところに役者として役を掘り下げる事に繋がっているのでしょう。 何事においても無意味なことはないと考える彼女だからこそ、役を高いレベルで昇華する事が出来ると言えます。視聴者も人と同じものは見たくありません。我が道を行き、彼女だからこそ見せる事が出来る演技を望んでいるのです。そして、それに応えているからこそ多くの出演作があると言えるのでしょう。
ドラマに映画に大活躍の木村文乃。これからの活動にも期待しましょう!