2018年3月6日更新

ドラマ『HEROES/ヒーローズ』について知っておきたい15のトリビア

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HEROES/ヒーローズ

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海外ドラマ『HEROES/ヒーローズ』って何?

アメリカで製作された連続ドラマで、2006〜2010年まで全4シーズン放送されました。超特殊能力を持つ人々が世界を救うSFアクションドラマです。ある登場人物のセリフが流行語になり、世界中で大ヒットしました。『HEROES/ヒーローズ』の気になる真実を紹介します。

ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のあらすじ

ある日、市議会議員には飛行能力、東京のサラリーマンには時空操作、チアリーダーには自己再生能力、看護師には優れたコピー能力など、ごく普通の人が自分に超特殊能力があることに気づきます。 その超特殊能力を持った人々が、それぞれの能力の謎を解き、そして、未来のニューヨークで起こる核爆発を阻止しようと立ち上がるストーリーになっています。

1.ドラマ『HEROES/ヒーローズ』の初回視聴率は1430万人!

ドラマ『HEROES/ヒーローズ』シーズン1のエピソード1『創世記』の視聴率は1439万人でした。放送局NBCの過去5年間でこのような記録を達しことはありませんでした。シーズン2の初回は、シーズン1の平均視聴率を上回るものでした。 また、ドラマ『HEROES/ヒーローズ』は世界27カ国で放送され、各国で話題の大ヒット作品になりました。

2.不死身の体を持つクレア役ヘイデン・パネッティーアは大ブレイク!

クレアは高校生チアリーダー。複雑骨折しても、大火傷を負っても、体を解剖されても、身体を元どおりに再生できる能力を持っています。クレアは驚異的な身体能力を使って、人助けとニューヨークを襲う核爆発の阻止に立ち向かいます。 クレアを演じたのはヘイデン・パネッティーア。生後4ヶ月でモデル業を始め、1997年ドラマ『アリー my love』キャリスタ・フロックハート演じるアリーの娘役、1998年映画『バグズ・ライフ』で声の出演、2000年映画『タイタンズを忘れない』に出演し、キャリアを積んできました。 『HEROES/ヒーローズ』でクレアを熱演し、トップスターの座につきました。その後、歌手デビュー、モデル業、バラエティ番組の司会、10代の妊娠を防ぐチャリティー活動など多方面で活躍しています。

3.劇中のアイザックの作品は、巨匠ティム・セールが書いたもの

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アイザックはドラック中毒の画家で、未来を予知する能力があります。アイザックは未来に起きる出来事や誰も知るはずのない過去の出来事をキャンバスに描くのです。 ヒロ・ナカムラはニューヨークに来て、アイザックの描いたコミックに自分が登場していることに気がつき、驚愕します。アイザックの作品が『HEROES/ヒーローズ』のストーリー展開の道しるべになるのです。 このアイザックの作品を手がけるのはティム・セール。アメリカの権威ある漫画賞アイズナー賞を受賞経験のある、有名な漫画家、アーティストなのです。MARVELコミックシリーズの『バットマン』『スパイダーマン』『キャットウーマン』などを手がけています。

4.ドラマ『HEROES/ヒーローズ』で大活躍の日本人俳優たち!

ヒロ・ナカムラ/マシ・オカ

ヒロ・ナカムラは東京のサラリーマン、テレポーテーション&タイムスリップができる能力を持っています。同僚のアンドウ君と共に、アメリカに行って、未来に起こるべくニューヨークの核爆発を阻止するために奮闘します。 ヒロ・ナカムラを演じたのはマシ・オカ。1974年、東京都渋谷区生まれ、6歳の時にロサンゼルスに移住しました。デジタル視覚効果アーティストの傍ら俳優を目指し、様々なドラマの端役を務め、ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のヒロ・ナカムラ役を手に入れました。 2010年人気連続ドラマ『Hawaii Five-0』シリーズで、メインキャストの検視官マックス・バーグマンを演じ、同ドラマの人気を支えています。

ヤエコ/田村英里子

田村英里子
ヤエコはシーズン2からの登場人物。1671年の京都にタイムスリップしたヒロ・ナカムラが出会う鍛治職人の娘です。ヤエコはのちに、ヒロに恋をすることになります。 ヤエコを演じたのは、田村英里子。1989年アイドル歌手としてデビューし、日本レコード大賞新人賞を受賞しました。女優業の代表作に1994年映画『首領を殺った男』ヒロイン・ジェーン役、1996年NHK大河ドラマ『秀吉』で細川ガラシャ役があります。

5.ヒロ・ナカムラの名セリフ「ヤッター!」の誕生秘話。

劇中での、ヒロ・ナカムラがテレポーテーション能力でニューヨークへの移動が成功した時に、タイムズスクエアのど真ん中で「ヤッター!」と叫ぶシーンはシリーズを通してとても有名です。ヒロが叫ぶ「ヤッター!」というセリフは同ドラマのヒットを後押ししました。 当初台本には「バンザイ!」と書かれていたのですが、「バンザイ!」だと、ボンサイ(盆栽)を想像させてしまうとので、オカの提案で「ヤッター!」になりました。台本は全て英語で書かれているのですが、オカが日本語に訳して演じているとのことです。 ヒロの名セリフの「ヤッター!」や「大ピーンチ!」は、もっとも有名な日本語の一つになりました。

6.突然の打ち切り!スピンオフ・シリーズ誕生!?

ドラマ『HEROES/ヒーローズ』は2010年2月8日にシーズン4の最終回が放送されました。番組の最後にはお決まりの「TO BE CONTINIED(次回に続く)」のクレジットがあったのですが、2010年5月14日にTV局NBCがシリーズ終了の発表をしたのです。 2014年に『HEROES/ヒーローズ』のスピンオフドラマ『HEROES reborn/ヒーローズ・リボーン』の放送が発表されました。このことは『HEROES/ヒーローズ』スタッフ・キャスト陣には知らされてなく、衝撃的だったと、のちにマシ・オカがコメントしています。

7.『HEROES reborn/ヒーローズ・リボーン』の気になるあらすじ

ドラマ『HEROES/ヒーローズ』のスピンオフドラマ『HEROES reborn/ヒーローズ・リボーン』が2015年9月24日からアメリカで放送されました。 ストーリーはチアリーダーのクレアが死んで5年後。あるテロ事件をきっかけに、特殊能力を持つ人たちは「危険な存在」と扱われ、身を潜めて生きていました。 その一方で、特殊能力を利用する新たな陰謀が頭角を現し、特殊能力者を追い詰めます。特殊能力者はスリリングな出来事を乗り越えながら、自らの能力を磨き、世界を救うために奮闘します。

8.『HEROES reborn/ヒーローズ・リボーン』のメインキャストには日本人俳優の祐真キキ!

ミコ・オオトモ/祐真キキ(スケザネ・キキ)

ミコ・オオトモは刀を抜くと、エバーナウというゲームの世界に入れるという能力を持っています。ゲームを開発した父の帰りを待っているというキャラクターです。 謎の刀ガール・ミコを演じたのは祐真キキ。1989年京都府生まれ。21歳の時に俳優養成所に入り、その後ロサンゼルスに移住。アンジェリーナ・ジョリーに憧れて、女優になるか難民支援の仕事に就くか迷っていたこともあったそうです。

9.ノアの名刺に隠された仕掛け

表向きはプリマテックという製紙会社で働く普通の会社員ですが、実は裏組織に所属しているジャック・コールマン演じるキャラクター、ノア・ベネット。 彼が持っている名刺には "www.primatechpaper.com”.というアドレス以外は名前や電話番号といった連絡先の情報が何も記載されていませんでした。 このアドレスにアクセスすると、プリマテック製紙会社の簡単なホームページを見ることができる仕掛けがなされていました。そのページは入社希望の申込みまでできるこだわりようです。2014年6月から『HEROS』オフィシャルサイトから該当ページにアクセスできるようになっています。

10.ドラマロゴに隠されたメッセージ

『HEROES』のロゴは回転する地球をイメージしたものです。その地球の一箇所に光が当たっていますが、その場所はメキシコのユカタン半島の位置を示しています。 ユカタン半島は、太古に小惑星が落下し、その影響で恐竜が絶滅して哺乳類が地上で活躍するようになったとされている場所です。 このことには、特殊能力に目覚めた一般人たちが活躍するという『HEROES』のストーリーになぞらえて、新しい存在が跳躍していくというメッセージが込められています。

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11.透明人間クロード・レインズの名前の由来は

クリストファー・エクルストン演じるキャラクター、クロード・レインズの特殊能力は透明人間になれること。世捨て人で、常に自身の体を透明にして放浪生活を続けているという設定です。 彼の名前はある有名な作品へのオマージュです。その作品とは、SFの父H・G・ウェルズの小説を映画化した1933年の『透明人間』。映画の中で透明人間になったジャック博士を演じたイギリス人俳優、クロード・レインズの名前を拝借しています。

12.マーベルコミックと『HEROES』の隠された共通点

アメリカの老舗コミックレーベル、マーベルが生み出した人気シリーズ『X-メン』。超能力を持った人間が活躍するという設定ですが、『HEROS』はこの『X-メン』からの影響を受けているのか、共通点がたくさん存在します。 『X-メン』の原作者であるスタン・リーは、『HEROS』シーズン1の第13話にカメオ出演しましたし、2001年の実写版『X-メン』にトード役で出演していたレイ・パークは、シーズン4に登場するエドガー役でドラマに出演しています。 また、マイカがマーベルコミック本をいくつか受け取るシーンがあったり、ヒロとアンドウが訪れたコミックストアで、マーベルコミックについて話をするというシーンも登場します。 製作者の中にもマーベルコミックファンが多いのではないでしょうか。

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13.ゲイのキャラクター、ザックにまつわる秘話

クレアの幼馴染で、彼女の能力を唯一知っているキャラクター、ザックはゲイという設定でした。当初のシナリオでは、ザックが自身がゲイであると告白するセリフがあったのですが、ザックを演じたトーマス・デッカーのマネージャーがこのセリフをカットするよう要求します。 結果、ザックがゲイであることはストーリー中でほのめかされつつも、ちゃんと言及されることはありませんでした。しかもザック自体、シーズン1以降登場しなくなってしまいます。これは、当初デッカーがドラマ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ 』のジョン・コナー役に選ばれたため、影響を気にしたマネージャーの配慮の結果だそうです。 しかし、デッカー自身はザックがゲイという設定を予め知らされてなかったことに激怒し、ちゃんと初めからゲイとしてザックを演じたかったと語ったともされています。また、デッカー自身もゲイで、同性婚をしたことものちに発表しています。当時のマネージャーの取り越し苦労だったのかもしれません。

14.カジノシーンにまつわるトリビア

シーズン1第5話で、ヒロ、アンドウがカジノを訪れ、イカサマを計りますが結果バレて騙した相手にボコボコにされるというエピソードががあります。 このとき、ヒロとアンドウがカジノで儲けたお金を使って正装し、エスカレーターで降りていくシーンは1988年の映画『レインマン』へのオマージュです。 ちなみに二人が訪れたカジノは、2003年にNBCで放送されたドラマ『ラスベガス』にも登場した架空のカジノです。

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15.『HEROES/ヒーローズ』は普通と違う脚本の制作方法?

『HEROES』の脚本家ブライアン・フラーによると、ドラマの脚本は他作品とは一風変わった手法で執筆されていたそうです。 その手法とは何人かの脚本家にそれぞれの担当キャラクターが与えられ、キャラクターごとに脚本を執筆するというもの。フラーはクレアとノアの担当だったそうです。 この手法だからこそ、多数の個性的なキャラクターが生み出されたのかもしれません。