2025年1月17日更新

「秘密の部屋」のギルデロイ・ロックハート先生を解説!残念なイケメン先生のその後とは?

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ハリー・ポッターと秘密の部屋
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世界的な人気を誇る映画「ハリー・ポッター」シリーズ。その2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場するキャラクターのギルデロイ・ロックハートは、ホグワーツの先生のなかでもイケメンなのに残念すぎる先生として知られています。 この記事では、そんなロックハートの基本情報からその後の様子、演じた俳優などを紹介!知れば知るほど憎めない彼について、詳しく解説していきましょう。

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ギルデロイ・ロックハートの基本プロフィール

年齢 28歳(「秘密の部屋」登場時)
まね妖怪 ヴォルデモート卿
レイブンクロー

ギルデロイ・ロックハートはナルシストで、自己顕示欲が非常に強い人物です。その場の空気を読まず、常に場違いな行動を繰り返しています。 しかし見た目はハンサムでイケメンなため、異性からの人気が高い魔法使いでもあります。雑誌「週間魔女」のチャーミングスマイル賞は、5回連続で受賞しているそうです。 魔法使いとしての実力は大したものではないのですが、忘却呪文を使って人の手柄を横取りすることでのし上がってきました。自分の失態がバレた時でもうまく言い訳をしてごまかすことで難を逃れてきたため、ある意味賢い人物なのかもしれません。

かつてはレイブンクロー寮の生徒

ギルデロイ・ロックハートは、組み分けに長時間がかかったハットストールの1人でした。組み分け帽子は、スリザリンかレイブンクローかで迷ったのち、マグルへの偏見などがないことも一因したのか、レイブンクローに組み分けされます。今は口先だけの魔法使いですが、在学中は高い能力を持った生徒だったようです。 しかし、その自己顕示欲の強さから、彼の関心は魔法の修行よりもどうやって周囲から注目を集めるかという方向にずれていきます。校長に頼んで、学校新聞に自分の名前を載せようとしたこともあるとか。 ちなみに、彼のナルシスト的な性格は、両親の過剰なまでの愛情が原因だとされています。魔女だった母とマグルの父には3人の子供がいましたが、姉2人が魔力を持たない魔法使い・スクイブだったため、出来合いが加速しました。 卒業後は、他人の記憶を忘れさせる忘却術の技術だけを高めていったロックハート。そして手柄を立てた人間の記憶を消して、手柄を横取りするという悪どい方法を思いつきます。 そうやって得た功績を自分のものとして本を発表し、有名魔法使いとして成り上がっていったのでした。

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ロックハート先生はなぜ「闇の魔術に対する防衛術」の教授になれた?

そんな見せかけだけの魔法使いギルデロイ・ロックハートですが、ホグワーツでは「闇の魔術に対する防衛術」の先生を担当します。 ホグワーツ魔法魔術学校の校長ダンブルドアは、ギルデロイ・ロックハートがペテン師であることを見抜いていました。そして彼の悪事を明るみに出すために、あえて教授として採用したのです。ダンブルドアの目論見通り、次第に彼はボロを出して行き、他の教師たちからも厄介者扱いされ始めます。 そして生徒のジニーが、怪物が住む「秘密の部屋」に拉致されてしまう事件が発生。その際「闇の魔術に対する防衛術」の担当として彼女を救出するように、他の教師達から半ば押し付けられる形で地下へと送り込まれるのでした。

ロックハート先生はその後どうなった?

ハリーポッター 秘密の部屋
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「秘密の部屋」からの生徒救出を押し付けられたギルデロイ・ロックハート。こっそりとホグワーツから逃げ出そうとしますが、ハリーとロンに見つかり共に「秘密の部屋」に向かいます。 途中で隙を見てロンの杖を奪い、ハリーとロンに忘却術をかけようとしますが、ロンの杖が折れていたため魔法は逆噴射。ギルデロイ・ロックハート自身が記憶を失うハメになってしまいました。 原作小説では、以降ギルデロイ・ロックハートは聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院し、5巻でハリーと再会した際にも記憶が戻っていない描写がなされています。聖マンゴ魔法疾患障害病院では、ネビルの両親と同室だったんだとか。 映画版『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のエンディング後には、ギルデロイ・ロックハートが記憶を失ったことに基づいた『私は誰だ?』という本を書いたことが描かれており、転んでもただで起きない人物となっています。

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ギルデロイ・ロックハートを演じたのは、俳優のケネス・ブラナー

ギルデロイ・ロックハートを演じたのは、イギリス出身の俳優ケネス・ブラナーです。 彼は王立演劇学校で演技を学び、首席で卒業。23歳の時よりロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し、数々のシェイクスピア作品の舞台に立ってきました。1989年公開の『ヘンリー五世』では自ら監督と主演を務め、アカデミー監督賞及び主演男優賞にノミネートされています。 その後も監督・脚本・俳優など多方面で活躍。近年では『オリエント急行殺人事件』(2017年)や『TENET テネット』(2020年)に出演しました。

「ハリー・ポッター」のギルデロイ・ロックハートは残念過ぎるイケメン

「秘密の部屋で登場し、ハーマイオニーを含む女性陣のハートをかっさらっていったロックハート先生。彼の輝かしい英雄譚はすべて、他人の記憶で、本当は臆病なナルシストだったことがわかりました。 映画ではあまり語られなかった彼の過去まで、解説しました!