2018年4月8日更新

この名作、こんな理由で観れてなかったりしない?【洋画編】

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ブロマイド写真★『スタンド・バイ・ミー』車に座る4人/カラー/リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコネル、ウィル・ウィートン

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今からでも遅くない、一度は見てほしい名作映画

名作映画と言われると逆に避けてしまうことがありますが、名作にはやはりそう呼ばれるだけの素晴らしさがあります。 見逃していた一本がこれからの人生の心に残る一本になるかもしれません。まだ観ていないならぜひ観てほしい、そしてできれば繰り返し観てほしい、そんな映画を選んでみました。

名作だからよい映画体験ができるまでとっている

希望に満ちた脱獄映画

刑務所で服役中の調達屋「レッド」の目を通して、無実の罪で投獄された有能な銀行家、アンディが絶望的な状況の中でも決して希望を失わず生き抜いていく様を描いています。劣悪な刑務所を共に耐えて堅い信頼関係で結ばれたレッドとの交流や、アンディが会計の知識をいかして刑務所での生活を向上させていく場面など、全編に希望が感じられます。 あっと驚く脱獄方法や、レッドとの再会を果たすラストシーンはまさに気分爽快です。

こんな先生に出会いたかった

規律の厳しい全寮制の進学校にやってきた型破りな教師キーティングが多感な青年たちの人生に大きな影響を与えます。他の教師や親たちは眉をひそめますが、心までも規則に縛られていた生徒たちが自分の頭で考え、行動するようになっていく姿に胸が熱くなります。しかしやがて悲劇がおきて、キーティングは学校を去ることになります。 自分の人生は誰がどんなふうに決めるのか、考えさせられる切ないラストと共に、舞台であるバーモント州の美しい風景が心に残る名作です。

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公開時話題になったけど、今さら観るほどでもない?

観る者の心をゆさぶる歌声に涙

パンを盗んだために19年間服役することになったジャン・バルジャンが愛することを知り、追われる身となりながらも愛した女性の娘を育て、やがて革命に巻き込まれてゆく……歴史の大きなうねりの中で生きる登場人物たちに勇気をもらえます。 厳しいオーディションを経て決まったというキャストの素晴らしい歌声にも心が揺さぶられ、観終わった後もその名曲たちが頭から離れないほどです。強い気持ちで何かに立ち向かう、そんな時に観てほしい1本です。

疲れた心に、小さな幸せを運んでくれます

砂漠の真ん中にひっそりと佇む「バグダッド・カフェ」に集まるのは一癖も二癖もある、どこか生きづらさを抱えた登場人物たち。寂れきっていたそのカフェを訪れたのは一人のドイツ人旅行客でした。けれどもその女性との交流を通してバグダッド・カフェは少しずつ活気と生きる喜びを取り戻していきます。 派手な爆破シーンや目の覚めるような美女、あっと驚くどんでん返しなどなくても、映画は素晴らしいということを感じさせてくれる1本でし。ジェヴェッタ・スティールの歌う祈りのような「calling you」も心にしみる名曲です。

上映時間が長くて手がつけにくい

南部女性の強さと美しさに憧れます

実に3時間58分という大長編ですが、スカーレット・オハラという強く美しく、気性の激しい女性と何北戦争という激動の時代を共に経験し、その長さを全く感じさせなくなる名作映画です。美しいタラの大地の風景、アトランタの大火災のシーンは圧巻の迫力で、見る者の心に残ります。 スカーレットが運命に翻弄されても決して負けることなく逆境に立ち向かう姿は多くの女性に勇気を与えてくれます。スカーレットがつぶやく「Tomorrow is another day」はあまりにも有名。

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全てにおいて圧巻のスペクタクル映画

上映時間3時間44分をかけ、古代ローマ帝国を舞台にユダヤ人ベン・ハーの波乱の半生を、キリストの生涯も織り交ぜて壮大なスケールで描いた名作です。名家の生まれでありながら奴隷となり、苦難を乗り越えて再びローマの市民権を得て復讐のため戦車競走に挑みます。 この戦車競走の場面はまさに映画史に残る大迫力で、思わず手に汗握ることでしょう。このシーンのために実物大の円形競技場がつくられたそうです。3度目の映画化となった本作品はアカデミー賞で11部門のオスカーを受賞しています。

戦争映画が苦手

明日への希望をもたらす嘘とは

残酷な戦闘シーンではなく、悲惨な状況下でも希望やユーモアを忘れずに生きる家族の姿を通して、戦争の恐ろしさを描いた傑作映画です。第二次世界大戦によって強制収容所に送られたあるユダヤ人家族。父は息子が怖がらないよう、「これはすべてゲームなんだよ」と言って笑顔で楽しいお芝居を続けます。 無邪気に父の言葉を信じる息子の笑顔が楽しそうであればあるほど、戦争の悲惨さ、ユダヤ人をとりまく現実の過酷さが浮き彫りになり、観る者の涙を誘います。題名の通り、美しい人生を生きた家族の物語です。

1000人以上のユダヤ人の命を救った男とは

第二次世界大戦中、ドイツ軍の占領下にあったポーランドで強まる迫害にくるしんでいたユダヤ人を、私財を投げ打って救ったドイツ人の実業家、オスカー・シンドラー。ユダヤ人を安く使える労働力としてしか見ておらず、金もうけにしか興味がなかった彼が、いったいどんないきさつで、どんな方法でユダヤ人の命を救うことになったのでしょうか。 ドイツ人という立場から、目の前で多くのユダヤ人が収容所に送られ、殺されていく様子を見てきた彼の心を動かしたものとはいったいなんだったのでしょう。モノクロに近い映像の中で目を引く赤い服の少女のイメージが、戦争の恐ろしさを強烈に伝えます。

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有名すぎてあらすじや結末を知っているから

超豪華客船の悲劇とロマンス

豪華客船を舞台に、上流階級の娘と貧しい青年が激しい恋におちますが、この船タイタニックは氷山に衝突し、多くの乗客と共に悲劇的な最期を迎えます。レオナルド・ディカプリオの出世作であり、主題歌も世界中で大ヒットした、豪華絢爛な映画です。総製作費は2億ドルとも言われ、そのセットの美しさや上流階級の人々の衣装にうっとりしつつ、2人の運命的な恋の結末に涙することでしょう。

作りこまれた世界観の美しさ

資源が枯渇しようとしている未来の地球に住む人類は、豊かな資源が眠る惑星、パンドラに目をつけます。パンドラに住む住民、ナヴィと交渉するため遠隔操作で動かせるアバタ―を使ってパンドラに降り立ったジェイクはナヴィと友好関係を深めていきますが、資源を力づくで奪おうとする上層部の計画を知って、ある行動を起こします。 緻密につくりこまれた惑星パンドラの美しさとナヴィの持つ世界観に思わず引き込まれます。資源だけではない、パンドラの豊かな生活を冷酷に奪い取ろうとする人間と、必死に生活を守ろうとするナヴィの戦闘シーンは切ないです。現在は続編が製作されています。

シリーズものに手がつけにくい

色あせない痛快タイムトラベル【バック・トゥ・ザ・フューチャー】シリーズ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 (ゼータ)
©T.C.D / VISUAL Press Agency

カリフォルニアの高校生マーティが親友の科学者ドクの開発した車、デロリアンでタイムトラベルして大冒険を繰り広げるシリーズです。1作目では30年前の過去にとび、自らの存在を賭けて両親の中を取り持ちます。part2、part3が製作され、過去や未来を行き来しながら家族やドクの人生を救う大人気シリーズとなりました。 ドクの天才的発明や、過去を変えてはいけない、未来の情報をお金儲けに使ってはいけない、といったタイムトラベルならではの設定もあってどの作品もハラハラドキドキです。また、タイムトラベルに使われた車、デロリアンも大人気となりました。

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マフィアの家族の愛と復讐の絆【ゴッド・ファーザー】シリーズ

ニューヨークのマフィアとして大きな勢力を誇っていたコルレオーネ家の盛衰を描くシリーズで、1972年に公開された第1作は当時の興行記録を塗り替える大ヒットとなりました。都会のアンダーグラウンドで生きる一族の絆、愛、裏切り、復讐、抗争などを通して男たちの生き様が美しいです。 キャストも素晴らしく、特に第1作でマフィアのドンを演じるマーロン・ブランド、あとを継ぐアル・パチーノの凄みを感じる演技は圧巻です。第1作のみでも十分に楽しめるのですが、part3まで通して観るとまた1作目の味わいが深まりますので、ぜひシリーズ通して観て頂き、じっくりと余韻に浸るのがおススメです。

誰もが知っている題名なのに、いろんな人がほめ過ぎてかえって避けたり、なんとなく見るタイミングを逃してしまったり……そんな映画こそ実際に観てみると「もっと早く観ていればよかった!」と思うことでしょう。名作映画、観て損はありません。