2021年2月4日更新

アベンジャーズ・ヴィジョンはマーベルフェーズ4の命運を握る男?弱体化や死亡説の真相に迫る

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『ワンダヴィジョン』
© 2021 Marvel

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マーベル「アベンジャーズ」のヴィジョンはなぜ急に弱くなった?果たして本当に死んだのか【ネタバレ注意】

アベンジャーシリーズのキーマンとして目が離せない存在、ヴィジョン。彼は「エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年)や「シビル・ウォー」(2016年)の頃までは重要な戦力として活躍していたものの、「インフィニティ・ウォー」(2018年)では圧倒的にパワーダウンしてしまっています。 「インフィニティ・ウォー」の終盤では、マインド・ストーンを守りきれなかったヴィジョン。機能停止となってしまった彼は、本当に死んでしまったのでしょうか。 この記事では、ヴィジョンの活躍を振り返り、なぜ弱体化したのか、そして本当に死んでしまったのか考察していきます。「アベンジャーズ」シリーズの最新作、「エンドゲーム」(2019年)までのネタバレを含みますので、まだみていない場合は注意してください!

アベンジャーズの一員・ヴィジョンの人生年表

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2018年)
・アイアンマンの人工知能“ジャーヴィス”だった
・ウルトロン作のボディ、マインド・ストーン、ジャーヴィスが融合しヴィジョン誕生
・ウルトロンと戦って倒す
『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
・ソコヴィア協定賛成派に所属
・軟禁状態のワンダ(反対派)の守護及び監視を請け負う
・ワンダを気遣ううち誤ってウォーマシン(賛成派)に光線を当てる
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)
・ワンダの恋人となりヒーロー活動を一時休止
・マインド・ストーンを狙うサノスの手下に刺される
・キャプテン・アメリカたちに助けられる
・マインド・ストーンを敵の手に渡さないためワンダに破壊させる
・時間を戻したサノスにマインド・ストーンを持ち去られ死亡(?)
『アベンジャーズ・エンドゲーム』(2019年)
・未登場 
『ワンダヴィジョン』(2021年)
・なぜか生きていて、ワンダと一見幸せな結婚生活を送っている

最強人造人間・ヴィジョンが生まれたわけ

ヴィジョンはMCUシリーズ11作目『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)で初登場します。 ウルトロンが自分の意識を入れるためにヴィブラニウムで作ったボディに、ブルース・バナー博士がAIジャーヴィス(J.A.R.V.I.S.)のプロトコルを使用して機能を設定、さらにマインド・ストーンを埋め込むことで誕生しました。 額に埋め込まれているマインド・ストーンは、強大な力をもつインフィニティ・ストーンのひとつです。これはロキがサノスから受け取った「セプター」と呼ばれる杖につけられていたもので、MCU6作目『アベンジャーズ』(2012年)で初めて登場しました。 1度ヒドラに奪われたセプターをアベンジャーズが奪還したため、ヴィジョンの額にマインド・ストーンが埋め込まれることになります。 ウルトロンはアベンジャーズを壊滅させるためにヴィジョンを作りましたが、ヴィジョンは正義感と公正な判断からアベンジャーズとともにウルトロンを倒しました。

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ワンダとの恋の行方

ヴィジョンが人間らしくなっていくきっかけとも言える存在がスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフです。 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にて、自身の能力を使いこなせず一般人の犠牲者を出してしまったワンダに対し、ヴィジョンが優しく気遣うことをきっかけに2人の距離は縮まっていきます。しかし弱ったワンダに気を取られてしまったヴィジョンは、味方のローディを攻撃しまいました。 また『アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、サノスからマインド・ストーンを守るため、ワンダにストーンを粉砕させたヴィジョン。しかしタイムストーンの力でマインド・ストーンはもとに戻ってしまい、ワンダの抵抗も虚しく、ヴィジョンはサノスに石を奪われ死んでしまいます。 『アヴェンジャーズ/エンド・ゲーム』では、ヴィジョンを殺された憎しみを力に変えたワンダが登場。あのサノスさえ押し負けるほどのパワーを発揮しました。 そして放送中のドラマ『ワンダヴィジョン』では、ワンダと死んだはずのヴィジョンが、一見幸せそうな結婚生活を送っています。ヴィジョンは生き返ったのか、それともこれは幻なのか、今後も目が話せません。

チートすぎる?マーベル随一の強さを誇るヴィジョンの能力を徹底解説

アベンジャーズをはじめとするマーベルヒーローたちは数多く存在しますが、なかでもチート級の能力を持つと言われているのがヴィジョンです。マーベル随一の強さを誇るヴィジョンは、一体どのような能力の持ち主なのでしょうか。1つずつ確認していきましょう。

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体の密度を変えられる

ヴィジョンのボディは、ナノロボットと呼ばれる人工細胞でできています。このナノロボットは自由に分解・生成が可能なため、自由に肉体の形を変化させたり、密度を操ったりすることができるのです。 そのため体を透けさせたり透明になったり、無重量化して空を飛んだり、物質を通り抜けさせることもできます。

ソーのハンマー、ムジョルニアを持ち上げることができる

ソーのハンマー・ムジョルニアは、高潔な心の持ち主にしか持ち上げられないと言われています。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で、アベンジャーズのメンバーたちが次々と持ち上げようと挑戦するも、誰ひとり持ち上げることはできません。 しかしヴィジョンはいとも簡単にムジョルニアを持ち、それを使ってソーとの連携プレーも見せました。 ヴィジョンがムジョルニアを持ち上げられた理由として考えられるのは、「エイジ・オブ・ウルトロン」の作中で誕生したばかりの彼が、全知全能の能力を持ちながら、無垢な状態だったためと思われます。

額のストーンから高音のビームを出すことができる

ヴィジョンは額にあるマインド・ストーンから太陽エネルギーを吸収して活動していますが、集めたエネルギーを使ってビームを照射することもできます。ビームは200℃から16,649℃まで温度調節が可能です。 マインド・ストーンは「人間の心を操る能力」も持っていますが、その能力をヴィジョンが使っているシーンはありません。

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聴力操作や声帯操作など、能力の多さは語り尽くせない!

もともとはAIであることから、極めて冷静で的確な判断能力が備わっているヴィジョン。高度な計算能力や超人的腕力と持久力、聴力操作や声帯操作、スキャン機能やホログラムを映し出す機能、さらには高速飛行まで、さまざまな能力を持っています。 そんなアベンジャーズ随一の強さを誇る彼が、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて急激にパワーダウンしてしまったのはなぜなのでしょうか。

ヴィジョンの謎1【弱体化の理由】

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の序盤にて、ヴィジョンはサノスの手下であるブラックオーダーの1人、コーヴァス・グレイブに槍斧を突き刺されてしまいます。 この時ヴィジョンは、体の分子密度を変えることができませんでした。彼を突き刺した槍斧には、ヴィジョンの能力を無効化させる力があったのかもしれません。 さらにもう1つ弱体化の要因として考えられるのは、ワンダとの恋愛関係です。ヴィジョンはもともとAIだったので、常に冷静沈着な判断で能力を使いこなせることが強みでした。 しかしワンダと恋に落ちて人間的な感情を覚えたことで、冷静さを欠いてしまったことが、弱体化の原因になった可能性があります。 とはいえ誰かを守りたいという愛の力は、人の強い原動力となり、奇跡をもたらすこともあるので、もしヴィジョンが生き返ったら、以前よりもパワーアップしているかもしれません。

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ヴィジョンの謎2【死亡シーンの真実】

『ワンダヴィジョン』
© 2021 Marvel

マインド・ストーンをサノスに奪われたヴィジョンは機能停止してしまいます。マインド・ストーンは、人体における脳のようなもの。つまり彼は死亡したということになるでしょう。 しかし『ワンダヴィジョン』ではヴィジョンは生きています。彼が生存している可能性はあるのでしょうか。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、シュリがヴィジョンとマインド・ストーンの分離手術を実行していました。 この時にシュリがマインド・ストーンのデータをコピーできているならば、改めてヴィジョンのような肉体を開発した場合、再びデータをインストールして生き返らせることができるかもしれません。

ワンダヴィジョン、そしてフェーズ4は今後どうなる!?原作コミックからヴィジョンの今後を考察

ヴィジョン 1 (MARVEL) (日本語) 単行本(ソフトカバー)

マーベルの原作コミックにおいて、ワンダは現実改変能力を駆使することができます。つまり今とは違う現実を作り出す力があるのです。そのため『ワンダヴィジョン』で再び登場しているヴィジョンは、ワンダの現実改変能力によって生み出された、もう1つの世界の中で生きているのかもしれません。 さらにまた別のコミックの『VISION』では、ヴィジョンがワンダではない人造人間と結婚。普通の家庭を築こうと試みるも失敗してしまいます。 ドラマ『ワンダヴィジョン』でも普通の家族になろうとしてうまく行かない描写が見られるので、ドラマがこのコミックを参考に作られているとしたら、同じような悲しいラストが待っているかもしれません。

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ジャービス時代からヴィジョンを演じ続けている俳優ポール・ベタニーを紹介!

ポール・ベタニーは、イギリス・ロンドン生まれの俳優。22歳の頃、舞台「インスペクター・コールズ」(1993年)でデビューを果たしました。 『ドッグヴィル』(2003年)や『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)などに出演しているほか、近年では『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』(2015年)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018年)に出演。 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でヴィジョン役を演じる前にも、「アイアンマン」シリーズや『アベンジャーズ』(2012年)に、ヴィジョンの知性のベースとなるジャービス(J.A.R.V.I.S)として、声のみ出演しています。

ヴィジョンにまつわる撮影裏話&トリビア4選

ここからはヴィジョンにまつわる撮影秘話や、トリビアを紹介していきます。

服を着ている理由

『ワンダヴィジョン』
© 2021 Marvel

ヴィジョンは戦闘をしていない時には普通の服を着ています。あの紫色の顔で、服を着ていることに違和感をもつ人も多いのではないでしょうか。 機械の体にAIが搭載されているヴィジョンは、一般的な言い方ではアンドロイドですので、服を着る必要はありません。しかし彼は人間に魅力を感じており、できるだけ「人間らしく」振る舞おうとしているとポール・ベタニーは明かしています。

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ポール・ベタニーはドラマ依頼をクビ宣告と勘違い

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長から電話がかかってきた際、ポール・ベタニーは呼び出しを自身へのクビ宣告と勘違いしたのだとか。 ちょうど契約が満了した時期だったこともあり、オフィスへと呼ばれたということはもうヴィジョンを演じられないということだと思ったようです。 実際にはドラマ『ワンダヴィジョン』のオファーの連絡で、1度は辞めるために感謝の気持ちを口にし始めていたポール・ベタニーですが、そのすぐあとにドラマ依頼を引き受けました。

J.A.R.V.I.S.のモデル・エドウィン・ジャービス(人間)が「エンドゲーム」に出ていた!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』にて、アイアンマンは時を遡り、自身の父親・ハワードの元へ向かいます。 そのシーンでハワードの執事が登場。彼は『エージェント・カーター』(2015年)でも登場していたエドウィン・ジャービスで、ヴィジョンの知能の元となるJ.A.R.V.I.S.のモデルでした。

ヴィジョンは「エンドゲーム」のポストクレジットシーンに出演予定だった?

ポール・ベタニーはエリザベス・オルセンとの対談にて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のポストクレジットシーンに出演するはずだったことを告白しています。エンドロールのあとに、将来ヴィジョンが復活することを示唆したシーンが挿入されるはずでした。 最終的にはカットとなってしまいましたが、今後ヴィジョンが復活する可能性には期待できそうですね。

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「アベンジャーズ」にヴィジョンは今後復活するのか?今後に期待!

まだまだ謎多き存在のヴィジョン。ドラマ『ワンダヴィジョン』はどのように展開していくのか、ヴィジョンとワンダをどのようなラストが待ち受けているのか、期待が高まります。 『ワンダヴィジョン』をより楽しむためにも、「アベンジャーズ」シリーズを見直してみるのもいいかもしれません。1度は弱くなって死んだように見えたヴィジョンですが、パワーアップして完全復活してくれることを願って、今後も動向を見守りましょう!