2020年3月16日更新

ピアノやキーボードを弾くシーンが印象的なアニメキャラ10選!キレイな音色と指の動きに注目

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ピアノキャラ サムネイル

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ピアノ・キーボードを弾くシーンが印象に残るアニメキャラ10選!洗練された美しさ

漫画やアニメには、ピアノやキーボードを弾くキャラクターが時折登場します。 鮮やかに鍵盤をなぞる姿は、美しくも繊細な印象があり、独特の色気を感じる方も多いのではないでしょうか。また、ピアニストは英才教育を受けた紳士・淑女という設定も多く、優雅で浮世離れした魅力もあるものです。 同時に、音楽に打ち込むキャラクターの中には、苦悩や葛藤、努力と挫折を経験してきた人物も多くいます。そうした深いドラマ性も、ファンの心を掴むポイントでしょう。 今回の記事では、そんなピアノやキーボードを弾くキャラクターを、10人紹介していきます。

1.野田恵/『のだめカンタービレ』

野田恵(のだめぐみ)は、クラシック音楽を題材とした作品『のだめカンタービレ』に登場するヒロインです。初登場時は音楽大学の2年生で、愛称は「のだめ」。明るく元気な性格ですが、だらしがなくて変態的という欠点を持っています。 生まれつき耳が良く、絶対音感もあるため、楽器の才能には恵まれていました。しかし、幼少期にピアノの先生からの過激な指導を経験。音楽レッスンを受けることにトラウマができて、音大入学までは、独学で練習する状態になってしまいます。 結果、才能はあって音楽経験が長いものの、知識の足りない音大生となったのでした。当初、恵は学校教員志望でしたが、本気で指揮者を目指す千秋真一との出会いから、向上心を覚えます。楽しみながらも努力し、留学を志すまでになっていくのです。 音楽は天才的でありながら、庶民的でだらしがないという、ギャップのあるキャラクターです。ちなみに、恵には実在するモデルがいるとされます。その人物は、原作者・二ノ宮知子のファンで、ピアノ講師の女性なのだとか。

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2.一ノ瀬海/『ピアノの森』

一ノ瀬海(いちのせかい)は、ピアニストを目指していく少年の物語『ピアノの森』の主人公です。作中では何年もの時間が経ちますが、主に海が10歳~16歳までのエピソードが描かれました。 海は、女子だと見間違われるほど容姿の美しい少年で、力強く優しい性格です。母親と2人で生活しており、小学生時点でバイトをしなければいけないほど、経済的に困窮していました。 習い事をする金銭的な余裕もないため、幼少期は音楽のレッスンが受けられていません。ただし、近所の森に捨てられていたピアノを弾いて遊んでいたため、知らずのうちに音楽的なセンスが開花。 音楽家の家系に生まれた同級生・雨宮修平との出会いを期に、「ピアノと共に生きること」を目指していきます。 海は、ピアノを弾くキャラクターには珍しく、貧しい家庭に生まれたキャラクターです。逆境の中でも夢を追う姿が、多くのファンの心を掴んでいます。

3.有馬公生/『四月は君の嘘』

有馬公生(ありまこうせい)は、中学生の音楽家を描いた作品『四月は君の嘘』に登場する、中学3年生の男子です。容姿の特徴は、黒い短髪と眼鏡。 母親が叶えられなかった「世界的なピアニストになる」という目標を、幼少期から背負わさて育ちます。厳しい指導に耐え、多くのコンクールで優勝しましたが、機械的な演奏のため「ヒューマンメトロノーム」などと揶揄されることもありました。 11歳の頃に母親が亡くなると、公生は自分の弾く演奏が聞こえなくなる病気を発症。ピアノから距離を取ってしまいます。しかし、ヴァイオリニストの宮園かをりとの出会いを契機に、再びピアノに触れはじめます。恋や夢について思い悩みつつ、ピアニストへの道に戻っていくのでした。 物語序盤は感情を押し殺しているものの、徐々に自身の痛みを自覚し、乗り越えていくキャラクターです。

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4.西見薫/『坂道のアポロン』

西見薫は、ジャズと青春を題材とした作品『坂道のアポロン』の主人公です。眼鏡をかけた高校1年生の男子で、繊細で真面目な性格をしています。 父親の仕事の関係で転校が多く、物語開始の時点では仲の良い友達もいませんでした。ストレスで吐き気を催す持病もあり、生きづらい生活をしていたのです。唯一の趣味はピアノで、小学生の頃からクラシックを弾いていました。 同級生の川渕千太郎に挑発されたのをきっかけに、薫は意地になってジャズを演奏。以前にも増してピアノに熱中していきます。また、千太郎の幼馴染・迎律子とも知り合い、薫は恋愛感情を抱きはじめるのでした。 音楽や友達との出会いを通して、人と心を通わせるようになる、人間らしく感情移入しやすいキャラクターです。

5.渚カヲル/『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

渚カヲルは、『エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターです。2012年11月に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では、ピアノを弾く印象的な描写もありました。 容姿の特徴は、グレイの髪と赤い瞳。穏やかな態度の美少年で、登場時点では素性不明の人物でした。そんなカヲルの真の正体は、作中で人類と敵対している存在・使徒の魂を、人間の肉体に宿した生命体。強力なバリア・A.T.フィールドや、浮遊能力を持っており、ヒトとは異なる存在なのです。 「新劇場版」では、地球が荒廃して孤独に陥った主人公・シンジに寄り添い、世界の真相を語りました。また、シンジをピアノの演奏に誘い、2人で並んで連弾を行うシーンも名場面となっています。 テレビアニメ版でも、「新劇場版」でも悲惨な死を遂げますが、最期まで柔和で達観した表情でした。文字通り人間離れした、ミステリアスなキャラクターです。

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6.ニコル・アマルフィ/『機動戦士ガンダムSEED』

ニコル・アマルフィ(画像左下)は、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するパイロットの1人です。容姿の特徴は緑色のくせ毛。同作の主人公側から見ると敵兵ですが、性格は温厚で謙虚でした。 生い立ちなどの詳細は本編で描かれていませんが、ピアノの演奏が得意な少年です。休暇時にはコンサートを開いて、同じ隊のアスラン・ザラを招待するエピソードもありました。音楽好きの平和主義でありながら志願兵となったのは、祖国を守りたい正義感のためだったようです。 パイロットとしても十分な実力があったものの、オーブ連合首長国近海での戦闘時、劣勢の中でアスランを援護しようとして失敗。同作主人公のキラ・ヤマトが操る、ソードストライクガンダムの大剣によって、コクピットごと斬り裂かれました。 戦死の直前にニコルが言い遺した「僕の……ピアノ……」というセリフは、多くのファンの胸を打ったものです。作品途中で退場しましたが、物語の転機となる重要なキャラクターとなりました。

7.琴吹紬/『けいおん!』

琴吹紬(ことぶきつむぎ/画像左)は、軽音楽部の日常を描いた作品『けいおん!』に登場する女子高生です。キーボードを担当し、「ムギ」という愛称で呼ばれています。 作中で明言されていないものの、金髪に青い瞳の容姿ですので、親族に外国人の方がいる模様。優しくおっとりとした性格で、英才教育を受けたお嬢様です。実家がお金持ちらしく、お菓子や楽器などの高級品の数々を、部員のために提供してくれます。 幼少期からピアノを習っており、音楽コンクールでの入賞経験も多数。ゆるい日常を描いた作品のため、細かい音楽技術は言及されていませんが、作曲も担当しています。センスに任せた演奏だけではなく、音楽理論も実践できているようです。 演奏力のあるお嬢様でありながら、優しく穏やかな性格で、親しみやすいキャラクターとなっています。

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8.聖川真斗/『うたの☆プリンスさまっ♪』

聖川真斗(ひじりかわまさと)は、アイドルを目指す少年たちのメディアミックス作品『うたの☆プリンスさまっ♪』に登場する少年です。容姿の特徴は、青みがかった長めの髪と、白い肌。性格は真面目で、いつも礼儀正しい態度です。 財閥の長男として生まれ、父親の真臣から英才教育を受けて育った結果、古風で自分に厳しい考え方になりました。幼少期から執事の藤川にピアノを習っており、生まれ持った手先の器用さも相まって、演奏技術は卓越しています。 アニメ版では、ピアノを弾きながら歌うシーンも登場。普段は奥手の真斗ですが、自分で作詞した歌詞には、熱い愛が込められていました。押し殺していた感情を開放するように、奇抜な歌詞を口にする場面は、シュールでありながら感動的です。

9.桜内梨子 『ラブライブ!サンシャイン!!』

桜内梨子は、スクールアイドルを題材とした作品『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する高校2年生です。メディアミックスの多い同作は、媒体によって設定が異なりますが、アニメ版では次のようなキャラクターとなっています。 容姿の特徴は、黒みがかった赤髪と釣り目。幼少期からピアノを弾いており、全国大会での入賞を周囲から期待されていたほどの実力者でした。しかし、中学生時代にスランプに陥ります。 それでもピアノを諦めたくない梨子は、自ら環境を変えようと決意。高校2年生のときに、アニメ本編の浦の星女学院に転校します。物語序盤でアイドル活動を拒否していたのも、ピアノとの両立に自信がないからなのでした。 ちなみに、実は梨子が転向前に通っていた高校は、同シリーズの伝説的アイドルグループ「μ's(ミューズ)」の母校・音ノ坂学院。ただ梨子は、自分はアイドルをはじめるまで、その事実に無自覚だったようです。ピアノに全力を注いでいたからこそ、流行に関心がなかったのでしょう。

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10.冬馬かずさ/『WHITE ALBUM2』

冬馬かずさは、冬の三角関係を題材とした作品『WHITE ALBUM2』のヒロインです。容姿の特徴は、ロングの黒髪と白い肌。怠惰でありつつも、プライドの高い性格をしています。 母親は世界的なピアニストの冬馬曜子。母親の収入が莫大なため、幼少期から自宅の地下には音楽スタジオがありました。母譲りの才能と、練習し放題の環境のおかげで、幼くして驚異的な演奏技術を習得。 しかし、非嫡出子のため父親がおらず、母も多忙だったため、愛情を感じられずに成長します。結果、自暴自棄な不良となり、高校3年生の時点では、ピアノからも離れていたのでした。 転機は、同作主人公の北原春希が、かずさをバンドに勧誘したことでした。当初こそ難色を示したものの、かずさは音楽の道に復帰するのです。ただし、そのバンド結成が、悲痛な三角関係のはじまりに――。 かずさは雪に日に生まれる氷柱ように、尖っていて美しく、同時に繊細で脆いピアニストの少女です。冬の季節の恋愛がモチーフとなった、同作の象徴となるキャラクターでしょう。

ピアノキャラの独特な色気がたまらない

今回は、ピアノやキーボードを弾く姿が印象的なキャラクターを紹介しました。ピアニストは、上品な色気に溢れたキャラクターが多く、容姿だけでも惹き込まれるものがありますね。 また、人並み外れた演奏技術を持ったキャラクターは、ほとんどが幼少期から努力してきた人物です。挫折や栄光、苦悩や感動などの深いドラマを背負っており、共感や憧れを覚える人も多いでしょう。 彼らの人物紹介を読んでいるだけでも、心が揺さぶられるものがあります。本編も感動的な作品ばかりですので、気になる作品があった場合は、ぜひチェックしてみてください。