2020年11月24日更新

「マッドマックス」フュリオサの生い立ちに迫る新作スピンオフの内容を大予想!【2023年公開】

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「怒りのデス・ロード」大隊長フュリオサを主役にしたスピンオフが2023年6月23日に全米公開!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)のヒロイン・フュリオサの過去を暴くスピンオフ映画『フュリオサ(原題) / Furiosa』が2023年6月23日に全米公開決定! 「怒りのデスロード」で最強の女ヒーローとして活躍するフュリオサですが、作中で彼女の過去が明かされることはありませんでした。 しかしなぜ義手になったのか?イモータン・ジョーにかけた「Remember me(私を覚えてる)?」の言葉の真意は?など、過去に関係のありそうな謎がいくつも残されています。 この記事では「怒りのデスロード」でのフュリオサの活躍をおさらいしつつ、彼女がどのように最強の女戦士になったのかスピンオフ映画の中身を大予想します!

まずは「怒りのデス・ロード」フュリオサの登場シーンをおさらい!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc.

『マッドマックス 怒りのデスロード』は、前作以来27年ぶりに製作された「マッドマックス」シリーズの第4作。まずはそのあらすじとフュリオサの登場シーンをおさらいしましょう! 核戦争により荒廃した世界。元警官マックスは、資源を独占する独裁者イモータン・ジョーが支配する「シタデル」に輸血ドナーとして囚われてしまいます。 ある日ジョー配下の部隊が「ガスタウン」へ向かう任務に就き、その部隊を率いる大隊長として登場したのが、左腕に義手を着けた女戦士・フュリオサでした。 フュリオサは反逆を企てており、ジョーが監禁していた5人の妻たちを密かに彼女の車「ウォー・タンク」に隠して彼女の故郷「緑の地」を目指して逃走します。 マックスはジョーの手下ニュークスの「輸血袋」として車に結び付けられ、彼女を追って砂漠のデス・ロードを爆走。自由と命をかけた、激しい追跡劇&バトルが始まります!

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フュリオサがかっこよすぎる!ド迫力の名シーンを振り返ろう

ジョーに家族を奪われた主人公マックスと反逆者フュリオサは、ともに戦うことになります。迫力満点のバトルがノンストップで繰り広げられるこの映画、何と言ってもフュリオサの戦闘姿がとにかくかっこいいんです! 目を奪われるほどかっこいい、フュリオサの名シーンを紹介します。

マックスVSフュリオサ

追撃戦の中で手足の拘束が解かれたマックスですが、気を失ったニュークスとチェーンで繋がれたままでした。マックスは自由を手に入れるためフュリオサからウォー・タンクを奪おうとします。 後方にはジョーの軍団が迫っており、フュリオサは妻たちを守るためにもマックスに車を渡すわけには行きません。隙をついてマックスに体当たりし、激しい攻防戦に。 途中でニュークスも目を覚まし、2対1の構造になってしまいます。義手を外していたため左腕前腕部が無いにも関わらず2人の男と互角に戦う驚異的な身体能力とその勇敢さに、心が奪われる名シーンです。

イワオニ族のバイク軍団の攻撃

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc.

フュリオサは事前に、イワオニ族にガソリンを渡す代わりに彼らの縄張りである渓谷を通過させてもらう取引をしていました。しかし彼女を追うジョーの大軍が想定より多すぎたことから、交渉は決裂。武装したイワオニ族のバイク軍団がフュリオサたちに襲い掛かります。 バイクでジャンプしながら投げつけられる手榴弾により、爆発の火が上がるウォー・タンク。フュリオサは車のサンルーフから身を乗り出し、猛スピードで走るバイク軍団を銃で撃ち落としていきます。 ほとんど百発百中の銃の腕と、運転するマックスとの見事な連携射撃が鮮やかなシーンです。

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腹部を刺されるフュリオサ

フュリオサたちはマックスの提案でシタデルへ引き返すことになりますが、ジョーの部隊から再び攻撃を受けます。 ウォー・タンクの上での戦闘中に転落しかけたマックスを、運転中のフュリオサが義手でキャッチ。しかしそこへ敵の男が現れ、フュリオサの腹部をナイフで刺します。 痛みに絶叫するも、右手は運転を、左手はマックスを離すのをやめないフュリオサ。目にじわりと涙をためつつ、自分を奮い立たせるかのようにジョーの車に捕らわれてしまった妻の1人を見つめ続けるのです。 その強い瞳とどんな状態でも仲間を諦めず戦い続ける姿には、心を動かされます。

イモータン・ジョーの最後

イモータン・ジョー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc.

腹部を刺され重症のフュリオサですが、ジョーの運転する車の上に乗り移り、ドアの外から運転席へと近づきます。そしてジョーが付けているマスクにチェーンを引っ掛け、車のホイールに巻き込ませます。 マスクごと顔を引き千切られたジョーは、あっけなく最期を遂げるのでした。 フュリオサは最後、ジョーに怒りを込めた声で「remember me(私を覚えてる)?」と問いかけます。これまでジョーが彼女にしてきた仕打ちを想像される、胸が熱くなるセリフでした。

フュリオサはその後どうなった?ジョージ・ミラー監督の見解は

「マッドマックス」シリーズ全作で監督兼脚本を手がけるジョージ・ミラーは、フュリオサのその後について2つの可能性があると語っています。 1つめは水や資源を解放し、理想郷的な世界を作りだす展開。2つめはジョーのように暴君になるという展開です。 人は自ら守ったものを強く愛するものであり、フュリオサも自ら守ったシタデルの資源を他人に奪われないよう、人々を支配し始める可能性があるというのです。 確かにフュリオサは、完璧な善人ではないでしょう。しかし彼女は支配者を憎み、反逆を実行した人物です。自分自身はジョーにはならないように、また自分のような存在がもう生まれないように、シタデルを統治し、故郷である「緑の地」のような場所を作り上げるのではないでしょうか?

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演じた女優シャーリーズ・セロンが語るフュリオサの過去

シャーリーズ・セロン
WENN.com

映画『マッドマックス 怒りのデスロード』では、フュリオサの過去はほとんど語られませんでした。左手を失った原因や意味深なセリフなど、まだまだ疑問が残っています。彼女はいったいどんな過去を背負っているのでしょうか?

「個人的には、この物語世界で欠陥品とみなされたキャラクターを演じる機会を与えてもらったことを、心から感謝している。 彼女は幼いときに略奪され、独裁者の子供を産む役割を強要された。でも、それができないことが判明すると、役立たずとして捨てられたの。イモータン・ジョーとフュリオサとの間には長い過去があって、映画の中では説明されないんだけど、演じる上でバックストーリーは役に立った。イモータンはひどいやり方で彼女を捨てた。その時に彼女は片手を失ったの。つまり、これは彼女にとっての復讐なの。 女たちを連れ去るのは、イモータンにとってもっとも大事なモノを奪ってやるためなの。 決して善良な気持ちだけで動いているわけじゃない。 そういうグレーな部分を持ったタフな女性を演じることができて、本当にラッキーだったわ。」 引用元:公式パンフレット

過去では意外な関係だったジョーとフュリオサ。これを知っただけでも、フュリオサがジョーを殺す時にかけた言葉「remenber me?」の意味が、より重く感じられます。 映画『タリーと私の秘密の時間』(2018年)では約23kgの増量もこなすなど、徹底した役づくりで知られるシャーリーズ・セロン。本作でもフュリオサが負った傷と味わった恐怖、そして復讐心を想像しながら、徹底的にフュリオサ像を作り上げたのでしょう。

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最初はロングヘアだった!?アカデミー賞最優秀衣装賞の衣装完成秘話

『マッドマックス 怒りのデスロード』製作当初、フュリオサはロングヘアで、フランスのSFコミック『バーバレラ』(1968年)の主人公のようなイメージだったそうです。 しかし途中で衣装デザイナーが変わり、本作でアカデミー賞最優秀衣装賞を受賞したジェニー・ビーヴァンになりました。 シャーリーズ・セロンはそのデザイナーと「フュリオサは長い旅をするのだからもっと実用的な服が必要だ」と意見を一致させ、自ら監督に電話をかけてイメージの変更を提案したのだといいます。 「もっと中性的で地に足の着いたキャラクターにするべき」と伝えると、監督は彼女を信頼しアイデアを受け入れました。その結果、彼女は美しいブロンドヘアを刈り上げ、坊主頭になったのです。 ちなみにこの変更のせいで何千というキャストが髪を剃ることになり、不満の声も上がってしまったのだとか。

フュリオサの過去を描いたスピンオフ公開決定!女優はアニヤ・テイラー=ジョイ

アニヤ・テイラー=ジョイ
©Oscar Gonzalez/NurPhoto/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

公開が決定しているスピンオフ新作『フュリオサ(原題)』は、ジョージ・ミラーが引き続き監督を務め、フュリオサの壮絶な過去が描かれることになっています。 若きフュリオサを演じるのは、若手女優のアニヤ・テイラー=ジョイ。 シャーリーズ・セロンの容姿をCG技術で若く見せて演じるというアイデアもあったようですが、結局1996年生まれの彼女が演じることに決定しました。 アニヤ・テイラー=ジョイは、映画『スプリット』(2017年)や『ミスター・ガラス』(2019年)などに出演しており、2020年10月に配信された話題のNetflixオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(2020年)では主人公を演じています。 「もう1度シャーリーズ・セロンのフュリオサが見たい!」というファンの声も多いですが、新しいフュリオサの姿も楽しみですよね!

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フュリオサの過去を描いた続編の内容を、コミック版から徹底予想!

2015年の『マッドマックス 怒りのデスロード』公開時、映画の前日譚にあたるコミックがDCコミックスから発売されました。監督のジョージ・ミラーと映画本編に携わった脚本家たちが監修し、計4冊に渡ってさまざまなストーリーが展開されています。 そのコミックとシャーリーズ・セロンが語ったフュリオサの過去、映画で語られた情報などから、スピンオフの内容を予想してみました!

【予想】スピンオフ映画『フュリオサ(原題) / Furiosa』の内容はこうなる?

「緑の地」で生まれたフュリオサは、まだ少女の頃に母と共にシタデルへ拉致されますが、その3日後に母は亡くなってしまいます。 そしてフュリオサはジョーの子産み女となることに。しかし子供が産めない、もしくは反抗して産まないフュリオサに対してジョーは怒り、激しく暴行するようになります。フュリオサはその過程で左手を失うのです。 やがてジョーは彼女を戦士として扱うようになり、フュリオサ自身も感情を殺し兵器として生きることを決めるのでした。 時が経ち、シタデルのある区画にはジョーの5人の妻たちが監禁されていました。大隊長へと上り詰めていたフュリオサは、妻たちの警護を任命されます。 ある夜フュリオサは、妊娠している1人の妻が自ら堕胎を試みているのを発見。初めは彼女を怒るものの次第に妻たちと親密になっていきます。そして遂には、彼女たちを解放させることを決意するのです……。 ここまで予想してみましたが、もう少し大きな展開や「マッドマックス」シリーズらしい派手なシーンもありそうです。どんな内容になるのか楽しみですね。

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フュリオサの過去が明らかになる新作に期待が高まる!続報を待とう

アカデミー賞6冠に輝いた大ヒット映画『マッドマックス 怒りのデスロード』。登場人物のなかで一際存在感が強く魅力的だった女ヒーロー・フュリオサには、映画では語られなかった悲しく悲惨な過去がありました。 そんな彼女の過去に焦点を合わせたスピンオフ作品『フュリオサ(原題) / Furiosa』は、「マッドマックス」シリーズのイメージを引き継ぎつつ、感動と興奮をくれる作品になるのでしょうか?若きフュリオサの活躍とアニヤ・テイラー=ジョイの演技にも期待が高まります!続報を待ちましょう。