ジョンガリ・Aのスタンド能力が意味不明?幻覚戦闘シーンを最後まで徹底解説【ジョジョ6部】
DIOを狂信する忠実な部下であり、ライフルを白杖に偽装し刑務所内に持ち込む危険な男、ジョンガリ・A。彼はジョジョ第6部「ストーンオーシャン」の主人公である空条徐倫を、刑務所に入れた黒幕でもあります。 本記事ではそんなジョンガリ・Aの基本情報やスタンド能力などについて徹底解説していきます! ※この記事は2022年9月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
ジョンガリ・Aの基本情報
ジョンガリ・Aは『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」にて登場した男性の囚人です。元軍人の狙撃手で、年齢が35歳、身長は185cm、長髪、白内障で視力が著しく低下しています。 第6部にて初登場した彼は空条徐倫との面会に現れた空条承太郎を狙って彼らを強襲します。ジョンガリ・Aはかつて承太郎が倒した第3部のラスボス・DIOを崇拝していました。DIOを殺した承太郎への恨みを募らせた彼は承太郎を殺すために、まず娘の徐倫を罠にかけて刑務所へと送ったのです。
ジョンガリ・Aの性格
ジョンガリ・Aは作中にて次のような言葉を残しています。「『おまえらの血統にとどめを刺す時』オレの人生はやっと始まるッ!我が『心』のささえを奪った復讐には決着をつけなくてはならないッ!!」 血統とはジョースター家、心のささえとはDIOを指しています。第6部はDIOが殺された第3部から24年後を描いた物語です。それほどの長い年月、彼はその復讐心を燃やし続けていたのです。 DIOとの直接的な対面が描かれることはありませんでしたが、この膨大な年月こそがジョンガリ・Aの抱くDIOへの忠誠心の表れでした。
ジョンガリ・Aが使うスタンド能力の名称は?
使用するスタンド能力の名称は「マンハッタン・トランスファー」です。
マンハッタン・トランスファーは本体が放った弾丸を中継し、標的に反射します。気流を敏感に感知できるため攻撃を回避する能力が高く、スプリンクラーの水も避けていました。スタンド自体に自我はなく、基本的には浮いているだけです。
アニメ「ジョジョ6部」でジョンガリ・A役を務めた声優は?
アニメ「ジョジョ6部」でジョンガリ・A役を務めたのは、アクセルワン所属の声優である日野聡(ひのさとし)です。
高い演技力で爽やかなキャラクターから芯のあるキャラクターまで、巧みに演じる彼。代表的な役には『ゼロの使い魔』の平賀才人(ひらがさいと)役や、『弱虫ペダル』の新開隼人(しんかいはやと)役などがあります。
ジョンガリ・Aの存在自体が幻覚?【解説】
「ストーンオーシャン」には難解な戦いが多く、ジョンガリ・A戦もその1つでした。読者の中には、ジョンガリ・Aが幻覚の中の存在であると誤解している人もいるようです。その誤解の理由は、ジョンガリ・Aと承太郎の戦いにあります。 承太郎と徐倫が面会をしていると、ジョンガリ・Aの襲撃を受けます。しかしそれはホワイトスネイクが見せている幻覚、目を覚ました承太郎は本物のジョンガリ・Aと相対することになりました。そこで承太郎は幻覚の中の存在であるはずのジョンガリ・Aに戸惑いながら、戦いは進んでいきます。 つまり幻覚の中にも存在しただけで、彼は実在します。また幻覚を見せていたスタンドはジョンガリ・Aのものではなく、彼のスタンドは非常にシンプルな能力でした。
ジョンガリ・Aのスタンド能力
■破壊力:E ■スピード:E ■射程距離:A ■持続力:A ■精密動作性:A ■成長性:C ※A - 超スゴイ B - スゴイ C - 人間と同じ D - ニガテ E - 超ニガテ(公式から引用) ジョンガリ・Aのスタンド能力「マンハッタン・トランスファー」は宙を漂う衛星のような姿形をもったスタンドです。マンハッタン・トランスファーは命中した弾丸を反射させ標的を狙う狙撃の中継地点のようなスタンド能力です。 空気の流れを読むことに長けたジョンガリ・Aは、気流を漂うこのスタンドの動きを読むことで離れた敵の位置を把握し、狙撃します。多くの人型スタンドのように独自に敵を攻撃したりはできないため、あくまで狙撃手であるジョンガリ・Aをサポートするために特化したスタンド能力です。
空条承太郎はジョンガリ・Aの最大の敵?関係性を解説
ジョンガリ・Aは元々DIOの部下で、DIOを狂信していました。そのため第3部でDIOを倒した承太郎を憎んでおり、娘である徐倫も共に抹殺したいと考えています。 最初は徐倫が投獄されたのは、ただ彼氏と弁護士に裏切られたからだと思われていました。しかし実際はすべて、刑務所の中からジョンガリ・Aが仕組んでいたのです。
空条承太郎・徐倫との難解な戦闘シーンを解説
前提として、ジョンガリ・Aはエンリコ・プッチと共謀して承太郎と徐倫を狙っていました。承太郎は敵が2人であることを知りません。 プッチのスタンド「ホワイトスネーク」の能力は大きく分けて“敵に幻覚を見せながらその身体を溶かす”、“敵の記憶とスタンド能力をDISCとして取り出せる”の2つです。作中で最初に描かれたジョンガリ・Aとの戦いは全て幻覚の中での出来事。 プッチの策略によりあえて本物のジョンガリ・Aとマンハッタン・トランスファーを見せられた承太郎は、現実でジョンガリ・Aと交戦した際、“なぜ幻覚と同じスタンドが現実に存在している?これも幻覚なのか?”という僅かな疑念を抱きますが、弾丸から徐倫を庇う為に承太郎は「スタープラチナ」で時を止めます。 しかし背後に潜むホワイトスネークを発見したことで、敵が2人居たこと、一連の出来事が‟承太郎が絶対に時を止める瞬間”を作り出すために仕組まれていたことを理解します。 徐倫を救うためにスタープラチナで弾丸を殴り落とす承太郎には、背後から迫るホワイトスネークを防ぐ術がありません。こうして承太郎の記憶とスタンドはプッチによって取り出されることになりました。
ジョンガリ・A激闘の末に……!死亡シーンを解説
徐倫との戦闘での敗北後、満身創痍のジョンガリ・Aの前にプッチのスタンドであるホワイトスネークが現れます。ホワイトスネークに対して助けを求めたジョンガリ・Aでしたが、最期は仲間であるはずの彼の手にかかり頭を銃で撃ち抜かれてしまいます。 一連の出来事においてプッチの本体は関与せず、離れた場所からホワイトスネークを操作していたため、彼の関与を知る者はジョンガリ・Aを除いて存在しません。プッチは口封じと看守殺しの罪をジョンガリ・Aに着せるために彼を抹殺しました。
ジョジョ3部時点で11歳のジョンガリ・Aは何をしていた?
西尾維新によって執筆されたスピンオフ小説「JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN」は第6部の24年前、つまり第3部のDIOとの決戦後に、承太郎が焼却したDIOのノートを復元、再現したという体で綴られています。 このノートによるとジョンガリ・Aはプッチを護衛するために彼とともにアメリカへと渡っていました。タロットカードやエジプト9栄神の暗示から外れた存在だったジョンガリ・Aならば、ジョースター一向に悟られずプッチを護衛できる、というDIOの思惑があったのです。
【ジョジョ6部】盲目のDIO信者ジョンガリ・A
今回は『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」にて登場したスタンド使い「ジョンガリ・A」について解説を行ってきました。第6部の序盤で訪れるジョンガリ・Aとの戦いは、ストーンオーシャンにおけるひとつのターニングポイントです。 そして2022年に放送を開始したアニメ「ストーンオーシャン」でも、原作通りジョンガリ・Aの活躍が描かれています。2022年10月から2クール目がスタートするので、ぜひ漫画とあわせてアニメもチェックしてください!