2023年10月16日更新

ヒストリア・レイス/クリスタの夫は誰?『進撃の巨人』の“天使”を最後まで解説

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『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスはウォール・シーナ出身の15歳の女の子です。エレン達の同期として訓練兵団に所属します。身長145cm、体重は42kgと小柄な少女です。 ヒストリアは最初、クリスタ・レンズという名前で登場します。具合の悪くなった仲間を介抱したり、お腹が空いている友人に食べ物を渡したりと、誰にでも優しい性格。 ※この記事は2023年10月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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『進撃の巨人』ヒストリア・レイス/クリスタのプロフィール

身長 145cm
体重 42kg
年齢 15歳
誕生日 1月15日

ヒストリアが「女神」と呼ばれている理由は?

ヒストリアは可愛らしい見た目やその優しい性格から、「女神」などと呼ばれています。彼女のような優しいキャラクターは『進撃の巨人』の中では珍しく、かわいい天使枠としてファンからも愛されているようです。 ですがその一方で、ヒストリアは潜在的な自殺願望を持っています。本来は無表情無感動な性格ですが、「いい人と思われたまま死にたい」という願望から、可愛く優しいクリスタという少女を演じていたのでした。

エレンと同期!104期生ではクリスタ・レンズとして入団

ヒストリアは『進撃の巨人』の主人公であるエレンと同じ、第104期訓練兵団を卒業しています。その時の名前はクリスタ・レンズ。エレンは卒業時5番目の成績で、ヒストリアは10番目でした。 クリスタはみんなの心のオアシス的な存在でとても人気でしたが、エレンはそんな聖女のようなクリスタにむしろ違和感を抱いていました。ヒストリアが自分の名前を明かして本来の性格に戻ってから、エレンは「人間らしくていい」と言っています。 そんなことがあったからか、ヒストリアがエレンに好意を抱いているような描写がいくつかあります。それぞれのキャラクターの心情が丁寧に描写されているのも、『進撃の巨人』の魅力の1つですね。

ヒストリアの出生に隠された秘密とは?

クリスタ・レンズとして生きてきたヒストリアは、実はウォール・シーナの北部の貴族、レイスの娘でした。母親はレイスの妾で、ヒストリアのことを疎ましく思い、ある日姿を消しています。 数年経ってウォール・マリアが陥落した時、ヒストリアは初めて実の父親と対面。そこには姿を消していた母親もいましたが、保身のためにヒストリアとの関係を否定し、その甲斐なく目の前で殺されてしまいます。 レイス家は壁の中の本当の王家で、先祖代々巨人化する能力を受け継いできた家系でもありました。レイス家は5人の子どもがいましたが、エレンの父によって殺されてしまい、唯一の跡取りとなったヒストリアを生かそうとしたのです。 これにより、ヒストリアはクリスタの名前で生きていくことになります。

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複雑!?ユミルとの関係は?

クリスタを語るうえで欠かせないのがユミルの存在。なぜかユミルはクリスタを非常に気にかけており、たびたびお節介を焼いています。ユミルにはどのような意図があるのでしょうか? クリスタとユミルは生まれも育ちも違いますが、ある1つの共通点がありました。それは幼少期に自己否定をされ、孤独に過ごしたという点です。 しかし同じ境遇で育ったといえでも、現状が同じになるとは限りません。クリスタは幼少期の出来事で生に対する執着を失いました。一方、ユミルは生に対する執着を強く持ちます。 このように正反対に育ったからこそ、ユミルは同族嫌悪の意味を含めて当初はクリスタにちょっかいを出していたのです。 しかし、共に過ごすことで互いを大切な存在だと認識していきます。ユミルは「結婚したい」とまでいうほどにクリスタに心を許すようになりました。

新リヴァイ班で本当の自分として生きる

ヒストリアのことを全て理解していたユミルとヒストリアは、「ユミルが正体を明かしたらクリスタは本当の名前を名乗って生きる」という約束をしていました。 そして巨人に囲まれた絶体絶命のピンチの時、ユミルは自分が巨人化の能力を持っていることを明かして、仲間を助けるために命をかけて戦いました。 ユミルのその気持ちに応え、クリスタは自分の名前を明かします。ユミルが自分のために犠牲になろうとしていることを知り、ヒストリアは自分のために生きることを決意しました。 その後ヒストリアは新リヴァイ班にその名を連ね、彼女の身柄を確保しようとしている中央憲兵たちから逃げる生活を送ることになります。

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巨人化するのか?女王になったヒストリア

レイス家の思惑が明らかにされるなか、ヒストリアは父親から巨人化してエレンを食うようにそそのかされます。 ヒストリアは自分を大切に扱ってくれた姉がエレンの父親に殺されていたことを知ってショックを受けていたこと、さらに父親に必要とされているという喜びもあって、巨人化の注射を打とうとしました。 ですが以前ユミルがヒストリアに贈った言葉を思い出し、自分自身の意思を再確認。そしてエレンたちと共に生き延びることを選びました。その為、最終的に巨人化はしませんでした。 その後巨人化した父親を殺し、ヒストリアは正式に女王として即位。即位してからは、貧しい人や孤児を救うために施設を運営しています。

「牛飼の女神」として生きる4年後の現在

ヒストリアが女王となってからのこと。敵国マーレ側のジークが、自分とエレンを引き合わせてほしいと要求してきました。そして代わりに、エルディアの安全保障や外交などの支援を提案し始めます。 しかし、提案の推進には少なくとも50年間の「地鳴らし」の発動が前提にありました。「地鳴らし」には、エレンと王家の血筋の接触が必須ですが、ジークは余命わずか。 そこで彼は、獣の巨人の力をヒストリアに継承し、彼女にできるだけ子孫を残すことを提案します。これに対しエレンは、彼女1人に負担を強いるこの提案を拒みました。 なお、エレンとジークが接触すれば、彼女が巨人化する必要はありません。本編では最終的に、エレンとジークが接触し、ヒストリアが巨人化することはないまま完結を迎えました。

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ヒストリアが妊娠!?夫は誰なのか徹底考察

ジークの要求を聞いたヒストリア(クリスタ)は、獣の巨人の継承を受け入れる意思を表明しました。このシーンが回想として描かれた後、本編の時は現時点へと戻ります。そこには、妊娠した彼女と見知らぬ帽子の男のやりとりが描かれていました。なんとも衝撃的なシーンです。 ヒストリアのお腹にいるのはいったい誰の子なのでしょうか。この点については、この帽子の男である説とエレンである説が考察されています。 帽子の男はヒストリアに昔から恋心を抱いていたとあるため、可能性は低くありません。ただ、彼の側に座る彼女の表情がやけに暗いのが意味深です。 エレンとする説は、彼の暴走とヒストリアの妊娠発覚がほぼ同時期であるという点を根拠としています。また、彼が「世界の記憶」を見るために彼女とより深い接触を試みたと考える一説も、有力な根拠の1つです。

もしかして偽造妊娠!?

ヒストリアの妊娠に関しては、原作第130話以降、新たな説が生まれています。それは、彼女の妊娠は偽造されたものではないかというものです。 第130話で、ヒストリアの妊娠は彼女自身の提案だったことがわかりました。この言葉は、憲兵団によるジーク捕食の流れを回避したいエレンとの会話で出ています。つまり、妊娠したと思わせられればよいため、妊娠は嘘でも本当でも構わないのです。 しかし最終的に、彼女が子供を産むシーンが描かれたことからも偽造ではなく本当に妊娠していたことが判明しました。相手は、昔ヒストリアに石を投げていた幼馴染の青年です。

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ヒストリアに死亡説?最後はどうなった?

多くの登場人物が命を落としていく『進撃の巨人』。そんな中で、物語の重要な鍵となるヒストリアは生き残ることができるのでしょうか。 彼女は女王になると兵団からは退き、前線に出ることは無くなります。エレンが「地ならし」を行なっているときも赤ちゃんを抱えている彼女が描写されていました。 「地ならし」が終わった後、アルミン達は平和交渉の大使を務めることになりますが、ヒストリアの詳しい状況については描かれていません。「地ならし」のときもコニージャンの両親を真っ先に保護していたことから、104期生の関係は続いており、その後も続いていくのでしょう。

『進撃の巨人』ヒストリア/クリスタの声優は三上枝織(みかみしおり)

クリスタ・レンズ、ヒストリア・レイスを演じているのは、声優の三上枝織(みかみしおり)です。三上枝織は2008年の第2回声優アワード新人発掘オーディションで、なんと7社からのオファーを獲得した逸材。2012年には声優アワードで新人女優賞を受賞している、最近注目の人気声優です。 今まで演じたキャラクターには、『ゆるゆり』の赤座あかり役、『シュヴァルツェスマーケン』のニコラ・ミヒャルケ役、『ふらいんぐうぃっち』の石渡那央役、『セイレン』の上崎真詩役などがあります。

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『進撃の巨人』ヒストリア/クリスタは巨人の秘密を握るキーパーソン!

天使のようだったクリスタ・レンズは、ヒストリア・レイスとして、女王へと即位します。世界と巨人の秘密が明らかになっていく中、彼女は女王として、エルディア人の未来のためにどんな決断をするのでしょうか。 そんな『進撃の巨人』は、2023年11月にアニメのファイナルシーズン完結編(後編)がついに放送。物語はいよいよ佳境へと突入していくことでしょう。彼女やエレンたちの行動がどう世界を変えていくのか、期待に胸が高鳴りますね。