ドン=フリークスの正体を考察!ゴンとジンの父親でまだ生きている?【ハンターハンター】
ドン=フリークスは「ハンターハンター」に登場する『新大陸紀行』の著者。ゴンと同じフリークス姓を持ち、暗黒大陸を旅したとされる人物です。本記事ではドンとフリークス家の関係やその正体について考察! 作者・冨樫義博がTwitterを開設し、連載再開間近と噂される『HUNTER×HUNTER』の謎の1つに迫ります。
ドン=フリークスの基本情報
ドン=フリークスは300年前に発行された『新大陸紀行』の著者。彼は単独でメビウス湖沿岸を探検してこの本にまとめました。 トップクラスのハンターですら調査を断念するほど過酷な環境であり、ネテロ曰く「入り口で引き返したお化け屋敷」のような場所。ドンは沿岸とはいえそんな土地を調査し、各国が恐れる5大厄災に関しても記したのです。 彼の偉業のおかげで、後世の人々は暗黒大陸への足がかりを掴むことができました。
ドン=フリークスの初登場はいつ?
ドン=フリークスの初登場は第344話「著者」。暗黒大陸について語るジンが、かつて『新大陸紀行』という本が書かれ、それが今も暗黒大陸調査の際の基本情報になっていること、著者がドン=フリークスであることを説明しました。
ドン=フリークスは生きているのか?
ドンは存命中の可能性が大。ネテロやマハは推定120歳前後なので、300歳で生きているのもありな気がします。また暗黒大陸には長寿食や万病に効く香草があるため、その力によって生きていても不思議ではありません。
『新大陸紀行』西版は執筆途中?
ドンが書いた『新大陸紀行』は東版と西版のセットで完結すると考えられています。西版は未発見なことから、ジンは今もなおドンが探検を続け、西版を鋭意執筆中の可能性を示唆していました。 上述したように暗黒大陸には常識では考えられない生態系が広がっています。ドンも何らかの方法で不老不死に近い状態となって、本を書き続けているのではないでしょうか。 東版が出版されたのは300年前です。探検を始めたときにすでに成人済み(もしくは10代後半)で、東版の執筆にも数年費やしたと考えると、ドンは現在生きていたら300歳以上になるはず。 執筆に300年かかっているとすると、西側は相当厄介な土地なのかもしれません。
考察①ゴンやジンの父親説
ドン=フリークスの名前を聞いて最初に思い浮かぶのが、同じくフリークス姓を持つゴンやジンとの血縁関係です。順当に考えれば、年齢的にドンはゴンやジンの祖先にあたる人物でしょう。 一方で、ドンが不老不死の場合、ドンがジンとゴン両方の父親の可能性も。ここからさらに詳しく、ジンとゴンの兄弟説について見ていきましょう。
ゴンの父親はジンではなかった?
物語序盤、ゴンは父・ジンの背中を追ってハンターを目指します。ジン自身も父親を自称しており、ゴンの母親にあたる人物とはすでに別れたとのこと。 このように2人は一応親子として描かれていますが、ジンは赤ん坊のゴンを連れて帰郷したのみなので、ジンが誰かから子供を託されただけの可能性も大。容姿についても、ツンツンの黒髪という共通点はあるものの、眼の形などは似ていません。 345話でゴンはジンについて「やっぱりジンは父親っていうより噂に聞いていた親戚のすごい人っていう感じ」だったと述べています。この感覚に従ってか、それ以降ゴンはジンを「親父」と呼ぶのをやめ、ジンと呼ぶようになりました。 このゴンの直感と呼び方の変更は、2人が親子ではないという伏線かもしれません。「親父に会う」が最後まで本作の主題だとすると、「本当の親父=ドン」に会うことがクライマックスとなり、ゴンとドンが親子ということになります。
ゴンとジンは兄弟関係?
実家に戻ったゴンが、ミトや曽祖母からジンについての話を聞いた8巻65話。このときゴンはジンの居場所についての手がかりなどではなく、ジンが小さかった時の話を聞かせてほしいとおねだりをしました。またジンについて「名前で呼んだ方がしっくり来る気がするんだけど」と言っています。 その後、ようやく再会を果たしたゴンとジン。ゴンは実際にジンに会った結果、父親という印象を受け取らなかったのです。 直感鋭いゴンのこれらの反応を見てみると、やはり2人は親子では無さそう。とはいえジンが特別にゴンを目にかけている様子から、知人の子を引き取ったという感じでもありません。そうなると、2人は兄弟説が濃厚になってきます。
考察②ジンはドン=フリークスの生まれ変わり説
ジンがゴンに残した謎の箱の音声再生時、作中で初めてジンらしき人物が描かれました。しかしその人物は暗黒大陸のものでないと説明がつかないくらい、異様に大きな生物の背に乗っています。 ここから考察できるのが、ジンとドンは同一人物ではないかという説。会長選挙編でジンはゴンに、「ゼッテー死んでたまるか」と本気で思わないと出ない能力をカイトに教えたと語っていました。詳細は不明ですが、カイトと言えば死後、カイトちゃんとして転生しています。 もしジン(ドン)が転生する方法を知っていてそれがドンにも使えるものだとしたら、東版執筆後にドンからジンへと転生。そうして今はジンとして存在しているのかもしれません。
考察③ドン=フリークスと浦飯幽助は同一人物?
3つ目のこのドン=フリークスと浦飯幽助が同一人物説は、可能性は低めではありますが、冨樫作品ファンは気になるところでしょう。 ドンはいまだ名前のみの登場で、その姿は不明。ドンとジンが親子で、ジンがドンに似ているとすると、ツンツンの黒い前髪に勝ち気な三白眼が印象的な人物が想像できます。 冨樫作品にそんな人物がいますよね。そう、それが『幽☆遊☆白書』の主人公・浦飯幽助です。 ちなみにこの説の可能性が低い理由は、すでに作者自身がネタにしているから。過去に4コマ漫画で浦飯幽助を登場させ、浦飯に「誰がジンだ、あ!?」とメンチを切らせています。一連の流れから、両者は似ているけどなんとなくキャラデザが似てしまっただけ説が濃厚でしょう。
ドン=フリークスは作中トップクラスの強さ?
ドン=フリークスの強さは作中トップクラスと考えられます。並み居るトップハンターたちが断念せざるを得ない、かつ挑戦するにしても適切な編成と作戦とを必要とする暗黒大陸で、たった1人生き延び続けていることが、その最大の根拠です。 暗黒大陸には5大厄災レベルの脅威が蔓延していて、ドンはそこですでに厄災の攻略法を編み出している可能性も。キメラアント以上の生物と互角に渡り合えるだけの、相当な戦闘力と精神力を兼ね備えているでしょう。
暗黒大陸の鍵を握るドン=フリークスの全貌が待ち遠しい!
連載再開への期待と共に注目が集まるドン=フリークスについて、判明している情報からその正体や強さを考察してきました。いまだ謎が多く、ジンやゴンとの関係も分かっていないドンですが、彼が「フリークス家」の鍵を握ることは確かでしょう。果たして彼はゴンにとってどんな存在となるのか。今後の展開が楽しみですね。