「ハンターハンター」フェイタンの能力や人気の秘密を解説！死亡フラグ考察や声優情報も

フェイタンは『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』に登場する幻影旅団団員No.2。多くが描かれていないものの人気の高いフェイタンの強さや性格、出身地、今後の動向などを本記事で徹底解説します！ ※この記事は2022年10月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

幻影旅団の初期メンバーの1人で団員No.2のフェイタン。小柄な体格と鋭い眼光、ツンツンとした黒髪が印象的な人物です。語尾に「ね」をつけるエセ中国人風の喋り方をします。好戦的かつ残虐な性格で、団内では拷問も担当。 小柄ツリ目の片言喋り、かつ残忍で強いというキャラクター性がファンに受けて、幻影旅団屈指の人気キャラに。登場時は糸目だった作画も登場する度に目が開いていって、冷酷美人な造形になったキャラでもあります。

フェイタンは冷酷非道という言葉がぴったりな人物。幻影旅団への報復を叫びながら死んだマフィアに対して、冷たい笑顔で「家族？なにそれ？」と言い放つような冷酷さがあります。子供のゴン相手でも容赦なく、「調子乗ってるね」と爪を剥ぐ拷問にかけようとしました。 一方で相棒のような存在のフィンクスに対して「乙女ちくね」とからかったり、盗んだゲームを最初にプレイしたがったりと、仲間内ではかわいらしい一面も見せています。

フェイタンの念能力「許されざる者(ペインパッカー)」は自分の受けた痛みを糧に、増強させたオーラを放つ力です。このオーラを灼熱の玉に変えたものは「太陽に灼かれて(ライジングサン)」と呼ばれていました。 激怒すると発動できる技で、技発動を確認した団員が見えなくなるほど距離を取ったことから、その威力は広範囲に及ぶ模様。含みを持たせた発言から、オーラは炎以外のものにも変えられると考えられます。

団員腕相撲ランキングはヒソカが2位でフェイタンが5位。俊敏性では小柄なフェイタンがわずかにリードしているでしょうか。 ヒソカもフェイタンも残忍という共通点がありますが、ヒソカのほうが狡猾で、フェイタンのほうがやや怒りっぽく短絡的という印象。またヒソカは異常なほどに打たれ強くそれすら悦ぶ変態的な人物なので、拷問好きなフェイタンとの相性が悪く、フェイタンが劣勢になるのではないでしょうか。

団内の腕相撲ランキング5位のフェイタンは、手練揃いの幻影旅団の中でも上位に食い込む人物でしょう。キメラアントの師団長・ザザンとの戦いでは、片腕を折られるなど劣勢かと思いきや、激怒して念能力を発動、圧勝しました。 その戦いは見ていたカルトが「考えられない」と呆然とするほどのものでしたが、本調子ではないとのことなので、彼の強さの底は依然不明です。 痛みを負う必要があるという点が弱点になりそうですが、ただ念を使わずとも彼は銃と刀を仕込んだ傘と高い基礎戦闘力とでノブナガやフランクリンとも渡り合えそう。タフネスを誇ったウヴォーギンやキレ者のヒソカがトップレベルとすると、その次くらいの強さを誇ると考えられます。

初期メンバーということで流星街出身だと長らく考えられてきたフェイタンですが、36巻で彼と似た訛りのキャラが登場し、カキン出身説が登場し始めました。そのキャラはカキン王国のシャ＝ア一家の構成員ソンビンです。 ソンビンの場合は「飼えないヨ」といった具合に訛りはカタカナ。一方でフェイタンの語尾はひらがな表記と区別されているので、フェイタンはカキン出身ではないという作者からのメッセージかもしれません。 フェイタンはキレると漢文のような漢字のみの言語を話します。フェイタンのルーツを考えるなら、この言語を話す地方が本当の出身地となるでしょう。そんな国が登場するまでは、訛りもキャラ設定の1つで、出身地は流星街と考えていい気がします。

暗黒大陸編で幻影旅団は渡航船BWに乗船中。団員2人を殺したヒソカに対し、クロロはヒソカ抹殺命令を出し、団員たちは船内をヒソカ捜索中です。 フェイタンはフィンクスと共に、武器を回収しに向かうノブナガに同行。1人で行きたがるノブナガに対し、フェイタンは「全力で奴を狩るよ」と共同戦線を持ちかけていました。「殺すのが先 「誰が」も「手段」も二の次ね」という口ぶりからフェイタンのヒソカへの強い殺意がうかがえます。 まだヒソカに接触できておらず、死亡フラグというほどのものは最新話時点でなし。36巻表紙でイルミの持つ花がフェイタンに向いているのがやや気になりますがフラグというほどではないので、連載再開が待たれます。

アニメは1999年版と2011年版が制作されました。声優陣も一新されたため、フェイタンを演じた声優も2人います。

旧作でフェイタンを演じたのは日比野朱里(ひびのあかり)です。女性が演じたことで中性的な印象のキャラに。声変わり前の少年のような雰囲気もあり、平坦なトーンとあわせてフェイタンのミステリアスさが引き出されていました。 彼女の代表作といえば『キャプテン翼』の大空翼役。ほかにも「るろうに剣心」の沖田総司役などが有名です。

新作のフェイタン役は山口勝平(やまぐちかっぺい)です。色気と不気味さをまとわせた演技は迫力がありました。新作では対ザザン戦がアニメ化されたので必見です！ 山口の持ちキャラでは『DEATH NOTE』のL役に近い演技を披露。『名探偵コナン』工藤新一役や『ONE PIECE』ウソップ役と比べるのも楽しいかもしれません。

幻影旅団でも人気の高いフェイタンについて紹介しました。残忍性とかわいさのバランスが、多くのファンの心をくすぐっているフェイタン。『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』連載再開で描かれるであろう対ヒソカ戦が楽しみです！