実写「東京リベンジャーズ2」キャスト&ビジュアル一覧!再現度100%と言われる姿を原作と比較しながら紹介
実写映画「東京リベンジャーズ2」では、原作でも人気の「血のハロウィン編」が描かれ前編は4月21日(金)、後編は6月30日(金)に公開。場地圭介役に永山絢斗、羽宮一虎役に村上虹郎など魅力的な新キャストも見逃せません。 この記事では実写版「東リベ2」のキャスト情報に加え、「血のハロウィン編」について解説していきます。
原作『東京卍リベンジャーズ』を
実写『東京リベンジャーズ』のキャスト一覧を紹介!
血のハロウィン編を予習するなら
実写映画「東京リベンジャーズ2」キャラ相関図
本作のキーマンとなる人物は芭流覇羅の羽宮一虎です。彼は元東京卍會のメンバーであり、マイキーとも親しかった様子。しかしとある事件をきっかけに仲違いし「血のハロウィン編」では敵として戦うことになります。 また稀咲鉄太の動向も見逃せません。愛美愛主からなんと東京卍會に入る流れになり……。マイキーは何を思って彼を引き入れるのでしょうか。
原作『東京卍リベンジャーズ』
血のハロウィン編を
映画『東京リベンジャーズ』のキャスト・原作キャラ比較
主人公のタケミチ役に北村匠海、マイキー役に吉沢亮など、映画『東京リベンジャーズ』のキャストには“超強力”な最旬実力派俳優たちが大集結! ここからはメインキャストを紹介していきます!
原作「血のハロウィン編」を
花垣武道(タケミチ)役/北村匠海
タケミチこと花垣武道(はながきたけみち)はタイムリープ能力に目覚め、“現代あるいは過去にいるナオトと握手する”ことで、過去と未来の行き来が可能になりました。 主人公を演じるのは北村匠海です。原作ファンだった北村は、特に一番好きな武道は「もし映画化されるなら絶対僕がやりたい!」と思っていたそうで、念願叶っての抜擢となりました。
タケミチ役/北村匠海の経歴
北村匠海は映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)にて、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したほか、ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル&ギターとしても活躍中です。12年前にタイムリープした武道は、現代で死亡した恋人・日向を救うため、東卍を調べはじめます。ケンカが弱く、涙もろい性格ですが、どんなに強い相手でもあきらめずに立ち向かいます。そんな真っ直ぐな性格からマイキーにも気に入られました。
佐野万次郎(マイキー)役/吉沢亮
東京卍曾の総長・佐野万次郎(さのまんじろう)、通称「マイキー」を演じるのは吉沢亮です。 吉沢は「マイキーの純粋過ぎるが故の危うさと、時折見せる刺すような冷たい目。その辺を映画として見た時にオーバーになり過ぎないように、ちゃんと落とし所を見つけて演じられればと思います」と、冷静にコメントしました。
マイキー役/吉沢亮の経歴
吉沢亮は2017年に映画『銀魂』で沖田総司役を演じ、ビジュアルの再現度の高さが原作ファンに絶賛され、一躍知名度が上昇。2020年公開の『キングダム』の一人二役の演技が評価され、第62回ブルーリボン賞助演男優賞、エランドール賞新人賞などを受賞しました。小柄ですがケンカが強く、「無敵のマイキー」の異名をとるマイキー。東京卍會の初代総長で、圧倒的カリスマ性でヤンキー集団をまとめています。しかしながら現代で東卍は、極悪犯罪集団になってしまっており……。
龍宮寺堅(ドラケン)役/山田裕貴
東京卍會の副総長・龍宮寺堅(りゅうぐうじけん)、通称「ドラケン」を山田裕貴が演じます。 山田と言えば、「HiGH&LOW」シリーズの初代番長・村山良樹役のイメージも強く、ピッタリの配役ですね。ドラケンを演じるにあたり、「ドラケンをやるなら(原作の)あの髪型にしたい!」と、髪を剃り上げたそうです。
ドラケン役/山田裕貴の経歴
山田裕貴は2017年に『おんな城主 直虎』で大河初出演を果たしたほか、映画だけで12本に出演し、作品ごとに印象を変える好演で「カメレオン俳優」とも呼ばれました。2019年には、主演舞台『終わりのない』にて、第74回(令和元年度)文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞を受賞。金髪の特徴的な髪型と、こめかみにある龍の刺青がトレードマークのドラケンは、頼れる兄貴肌で東卍の副総長としてマイキーを支えています。三ツ谷が「1人で戦況を変える」と称賛するほどのケンカの腕前を持っています。
場地圭介役/永山絢斗
場地圭介は東卍創立メンバーで壱番隊隊長。マイキーの幼馴染で、「血のハロウィン」のメインキャラクターとも言える存在です。 そんな場地圭介を演じるのは永山絢斗です。永山は今回の抜擢について、「思いっきり青春させてもらいました」とコメントしています。ビジュアルポスターや映像を見る限り、ファンも納得の再現度になっていますね!
ロン毛がトレードマークの場地は、誰よりも仲間思いで東卍の創立に関わったメンバーを「宝」と言うほど大切にしています。しかし稀咲が三番隊隊長になった集会で突如として東京卍會脱退を宣言し、芭流覇羅に寝返りました。
羽宮一虎役/村上虹郎
東卍創立メンバーの1人・一虎。マイキーの兄の事件で少年院入りしていた過去があり、幼い頃の家庭事情からやや極端な思考の持ち主です。 そんな一虎を演じるのは『孤狼の血 LEVEL2』(2022年)など、アウトローな作風の映画に数多く出演している俳優・村上虹郎です。村上は公式コメントにて「自分なりにですが、必死に取り組んだ一虎です。」と発言しています。
芭流覇羅のNo.3として、マイキーたちの前に現れます。東卍はもともと、1人で黒龍とモメていた一虎を助けるために旗揚げしたチームでしたが、少年院に入った彼はマイキーを逆恨みするようになり、出所後は芭流覇羅に所属しました。
松野千冬役/高杉真宙
千冬は壱番隊副隊長で、場地を心から尊敬する人物。武道にとってもよき理解者となる、今後の展開に欠かせないキャラクターです。 そんな千冬役に抜擢されたのは、連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも話題の高杉真宙。真っ直ぐに場地や武道と向き合う本作の中でも漢の中の漢である千冬を、高杉がどのように演じるのか、今から楽しみですね!
馬地が芭流覇羅に寝返った際にもいち早く彼の真意を理解し、武道と協力して自分のできる範囲で手助けします。血のハロウィン編で同い年の武道と急激に仲良くなっていきますが、はじめ年上だと思っていた武道は敬語で話しかけていました。
稀咲鉄太(キサキ)役/間宮祥太朗
悪のキーマンとなる稀咲鉄太(きさきてった)役には、『殺さない彼と死なない彼女』(2021年)の好演も記憶に新しい間宮祥太朗。 間宮は「シンプルで熱いお話なんですが、そこには暗い影も確実に落ちていて。その象徴が稀咲だと思いますし、この群像劇の中で1人だけ独立したような存在になればいいなと思っております」とコメントしました。
キサキ役/間宮祥太朗の経歴
間宮は2008年にドラマ『スクラップ・ティーチャー 教師再生』で俳優デビュー。映画『ライチ☆光クラブ』(2015年)や『お前はまだグンマを知らない』(2017年)、ドラマ『ニーチェ先生』(2016年)など、独自の世界観を持つ作品に多数出演しています。現代で東卍の総長代理を務めている稀咲は、過去では愛美愛主(メビウス)の同世代をまとめていましたが、東卍との抗争後に東卍に加入。頭が切れ、裏で様々なことを画策している彼は、なにかの目的でマイキーに近づきます。
半間修二役/清水尋也
稀咲の右腕にして喧嘩の腕も抜群な半間修二(はんましゅうじ)を演じるのは、俳優・清水尋也。 清水は『ミスミソウ』(2018年)や『さがす』(2022年)などの出演、一見普通に見えて闇を抱えた登場人物をいくつも演じてきました。本作でも半間の不気味な魅力がよく表れた彼の怪演は必見です。
ハンマ役/清水尋也の経歴
オフィス作所属の俳優・清水尋也は、2014年に公開された『渇き。』と2015年に公開された『ソロモンの偽証』にて、両極端な役を演じ一躍話題になりました。2021年6月に公開された『映画大好きポンポさん』では、活動の幅を広げ主人公であるジーン役を演じました。長内の後に愛美愛主の仮総長となった半間は、元愛美愛主のS63組とH1組をまとめて芭流覇羅の初代副総長になりました。かつては歌舞伎町を縄張りとしていましたが、稀咲にスカウトされ、それ以降行動をともにするようになります。
橘日向(ヒナ)役/今田美桜
武道の中学生時代の彼女であり、物語のキーマンである橘日向(たちばなひなた)。そんな彼女を演じるのは、2020年のCM起用社数で女性タレント1位にもなった今田美桜です。 1作目のテレビ放映時には「ヒナを完璧に再現している」などかわいすぎる姿にファンがざわつく事態に。本作でも愛らしさと強さを持ったヒナを熱演しています。
ヒナ役/今田美桜の経歴
「福岡で1番可愛い女の子」のキャッチコピーでお馴染みの今田美桜。スクリーンデビューは2015年に公開された『罪の余白』です。その後芝居の面白さを知った彼女は、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』や『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など様々な話題作に出演し、大きな話題となりました。正義感が強く、現代では小学校の先生をしていた日向。日向の首には武道があげたプレゼントのネックレスが付けられていました。東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡してしまい、武道は彼女を救うためにタイムリープします。
橘ナオト役/杉野遥亮
タケミチのタイムリープに必須の存在であり、物語のカギを握る橘ナオトを演じるのは、杉野遥亮です。 杉野は「今を必死に生きようと奔走するナオトと、「ナオトの今」を創っていきたいと思います」と意気込みを語り、2020年の自身の年齢と、タイムリープの条件をかけて「24年間の中のベストオブ握手を北村匠海と交わしたいと思っています」とコメントしました。
ナオト役/杉野遥亮の経歴
杉野遥亮は2017年に映画『キセキ -あの日のソビト-』で本格的な俳優デビューを飾り、劇中ユニット「グリーンボーイズ」名義でCDデビュー。ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(2016年)、『兄に愛されすぎて困っています』(2017年)といった話題作に出演する一方、バラエティ番組での天然っぷりも人気を集めています。過去にタイムリープした武道の言葉で警視庁組織犯罪課の刑事となったナオトは、日向の弟です。タイムリープのトリガーとなる彼は武道と協力して姉の日向を救うため、時には警察の情報網を駆使しながら奮闘します。
千堂敦(アッくん)役/磯村勇斗
タケミチの親友・千堂敦(せんどうあつし)を演じるのは、磯村勇斗。 アッくんは未来と過去の間で、“陽“から“陰”へと大きく変貌することになり、内面的にも外見的にも変化の多いキャラクター。磯村は「大切な仲間=武道の心に何を投げられるかを考えながら、外見も内面もしっかり変化させて挑みたいです」と、意気込みを語りました。
アッくん役/磯村勇斗の経歴
2015年に特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』の仮面ライダーネクロム/アラン役を演じ、注目を集めた磯村勇斗。2017年には、朝ドラ『ひよっこ』でヒロインの相手役となる前田秀俊役を好演します。2020年に劇場版が公開された『今日から俺は!!』にて、第14回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞しました。アッくんは学生時代、大溝中学で番長をしていました。「溝中五人衆」でつるんでおり、友達思いで頼れる性格です。美容師に憧れ、約束通り一番最初の客として武道を招待します。しかしその裏では家族が人質にとられ武道の命を狙っていました。
三ツ谷隆役/眞栄田郷敦
東京卍會の弍番隊隊長にして、作中でも屈指の人気を誇る三ツ谷隆(みつやたかし)。そんな彼を演じるのは、新進気鋭の俳優・眞栄田郷敦です。 「個人的に大好きな三ツ谷を演じられることにすごく興奮してます。」とコメントした彼が、優しく強い三ツ谷をどのように演じるのか、注目が集まります!
三ツ谷隆役/眞栄田郷敦の経歴
2019年にデビューを果たした新進気鋭の俳優。新田真剣佑の弟としても知られ、ドラマ『星になりたかった君と』で地上波初主演を果たしています。東卍の創立メンバーの1人である三ツ谷は、母子家庭で育ち母親代わりとして2人の妹を世話していたため普段から面倒見がよく、チームでもまとめ役的存在です。一方で、中学では手芸部の部長を務めるというギャップも。
林田春樹(パーちん)役/堀家一希
単細胞ではありながらも、仲間を想う熱い気持ちで隊員からの信頼を得る林田春樹(はやしだはるき)、通称「パーちん」。作中でもキーマンとなるパーちんを演じるのは、個性派俳優として頭角を現す堀家一希です。 劇場版ではパーちんが少年院に行くことになる事件がないというオリジナル設定になっており、原作と流れが違うため難しい役所です。
パーちん役/堀家一希の経歴
堀家一希は数度の舞台経験を経て、『貴族探偵』にてドラマデビューを果たしました。その後に出演した『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』や『ネメシス』での演技で大きな注目を集めます。東京卍會の創立メンバーの1人で参番長隊長のパーちんは、1人でチームを潰したこともあるバリバリの武闘派。短気ですぐに手が出てしまうタイプですが、仲間思いな性格でもあります。血のハロウィン編前に長内を刺したことで少年院に入ってしまいました。
清水将貴(キヨマサ)役/鈴木伸之
タケミチのトラウマであり天敵の「キヨマサ」こと清水将貴(きよみずまさたか)を、「劇団EXILE」のメンバーである鈴木伸之が演じます。 鈴木は「悪役ですが、せっかく演じさせてもらうからには皆さんの記憶に残るような際立った“ワル”にしたい」とコメント。外見もできる限り原作を忠実に再現しているそうです。
キヨマサ役/鈴木伸之の経歴
「劇団EXILE」のメンバーとして活躍する鈴木伸之は、2012年に大ヒット映画『桐島、部活やめるってよ』にて映画初出演を果たし、同年のヤンキー映画「アラグレ」シリーズでは主演を務めました。2020年は極悪最凶の番長、片桐智司役を演じた『今日から俺は!!』の劇場版も公開しており、不良モノに縁があるようですね。東京卍會参番隊の隊員であるキヨマサは、武道ら溝中五人衆をケンカで半殺しにして以来、奴隷のように扱っていました。東卍でケンカ賭博を開催し、武道たちを選手として参加させていますが、そのせいでマイキーやドラケンには嫌われているようです。
長内信高役/湊祥希
長内信高(おさないのぶたか)は愛美愛主の総長を務めている人物です。稀咲に策を授けられ、東京卍會の前に立ちはだかりました。 長内を演じるのは湊祥希(みなとよしき)。不良役を演じることが多いという彼は、「凶暴で極悪な、だけど人間味が強く素直な長内という重要な役を演じさせて頂きとても光栄に思っております」とコメントしています。
長内信高役/湊祥希の経歴
湊祥希は18歳で広告系のモデルとしてデビューしました。そして千葉真一と出会ってからは、彼の付き人を務めながら俳優として活動。格闘家としての顔もあり、本作でもその経験がしっかりと活かされています。パーちんをケンカで圧倒した長内ですが、マイキーやドラケンには全く歯が立ちませんでした。なにより彼は稀咲の策略の一部として操られており、そのことをずっと後悔することになります。
マイキーの兄・佐野真一郎役は高良健吾!
佐野真一郎はマイキーの10歳年上の兄で、作中では故人となっています。そんな佐野真一郎を演じるのは俳優・高良健吾です。本予告から真一郎が登場する可能性が高いと言われていましたが、事前のキャストの発表はありませんでした。 実際に映画を鑑賞した人からは、「真一郎くんの優しいイメージにぴったり」など高評価の声が多いようです!
佐野エマ役は「運命」では登場なし
意外にも1作目に登場しなかった佐野エマは、マイキーの異母妹です。見た目は派手なギャルですが、中身はドラケンに一途に恋する乙女。
予想
- 山本舞香
- 川栄李奈
- 松岡茉優
エマはギャルっぽさが印象的なキャラクターです。そこでギャルが似合いそうで、強気な女の子を演じてほしい俳優として山本舞香、川栄李奈、松岡茉優の3人を予想。 山本は『今日から俺は!!』の森川涼子役がハマっていました。川栄や松岡なら、ピュアなエマを楽しめそうですね。ただ前編での登場はなく、後編でも登場しないかもしれません。
映画「東京リベンジャーズ2」を解説
続編で描かれるのは「血のハロウィン編」
『東京リベンジャーズ』では「8・3抗争」を経て、主人公・花垣武道(はながきたけみち)がドラケンの死を阻止するところまでが描かれました。そして続編「東京リベンジャーズ2」では「血のハロウィン」編がメインのエピソードとなります。
「血のハロウィン編」のあらすじ
「8・3抗争」でドラケンの命を救い、ヒナの救出にも成功したと思う武道。しかし現代でも東京卍會は巨悪な組織のままで、ヒナはまたしても死亡してしまいます。 東卍が変わっていないのは、「血のハロウィン」が原因でした。マイキーが血のハロウィンで一虎を殺害、犯人の替え玉を用意した稀咲の手に堕ちてしまったのです。ドラケンは稀咲のせいで殺人を犯し、死刑囚となっていました。 武道の次なるミッションは、マイキーが一虎を殺す原因となった、一虎の場地殺害を阻止することです。しかし過去に戻ると場地が東卍の脱退と、芭流覇羅への入団を宣言してしまいーー。 原作コミックス4~8巻で描かれる「血のハロウィン」の詳しい内容については、後ほどネタバレありで解説します。
原作「血のハロウィン編」を
原作「血のハロウィン編」のあらすじネタバレ
現代に戻ったタケミチを待ち受けていた現実とは
ドラケン救出で現代は大きく変わり、「8・3抗争」後の現代では日向は死んでいません。未来を変えられたことに涙を流しながら武道は日向に会いに行きます。 ところが武道が車を降りている間に、日向の乗っている車に千堂の運転する車が激突。車は爆破炎上し、日向は武道の目前で息絶えます。この事件を経て、彼は改めて自分が東卍トップになることを心に誓うのでした。 またこの現代でのドラケンは、稀咲の指示で殺人を犯し死刑囚となっています。
稀咲鉄太が東卍に加入!場地はバルハラへ
再びタイムリープした武道が目にしたのは、稀咲が東卍の参番隊隊長に任命されている姿でした。さらに東卍設立メンバーの1人で壱番隊隊長だった場地圭介(ばじけいすけ)が、東卍を抜けて芭流覇羅(バルハラ)への入隊を宣言します。 武道は場地を連れ戻すことを条件に、稀咲を東卍から外す約束をマイキーと交わしました。弐番隊隊長の三ツ谷や場地の腹心・松野千冬(まつのちふゆ)と協力関係になって奔走する武道でしたが、場地の連れ戻しに失敗。彼は芭流覇羅に正式入隊してしまいます。
全ての始まりは過去の事件
「血のハロウィン」は東卍と芭流覇羅の抗争ですが、その裏には羽宮一虎(はねみやかずとら)と場地、そしてマイキーの過去の因縁が深く関係しています。そもそも3人の関係がこじれたのは、過去のある事件がきっかけでした。 もともと東卍創設メンバーとして仲が良かった3人。ところがマイキーの誕生日プレゼントのために場地と一虎はバイク屋に盗みに入り、そこの店員を撲殺してしまいます。 その店員がマイキーの兄・真一郎だったのです。一虎はこの現実が受け入れられず、事件以降マイキーを強く恨むようになりました。
遂に抗争が勃発!
もとの「血のハロウィン」では、一虎が場地を刺殺し、逆上したマイキーが一虎を撲殺しました。武道はこの結末を変えるため奔走。 なんとか武道が場地を見つけるものの、半間から彼が裏切り者だと吹聴された一虎が場地を刺してしまいます。 重傷を押して戦闘を続ける場地でしたが、稀咲を倒す直前に失神。次に彼が目を覚ますと、マイキーがいまにも一虎を殴り殺すところでした。2人を救うため、場地は自決を選択。武道の制止もあり、マイキーによる一虎撲殺も阻止されます。 場地の死に方が変わり一虎は生存、マイキーも堕ちずに済むという結末を迎えました。
全ての黒幕は稀咲鉄太
「血のハロウィン」を画策したのは稀咲です。彼はこの抗争をきっかけに、芭流覇羅に東卍を取り込み、マイキーを総長とした芭流覇羅を作り上げようとしていたのです。 これが実行されたタイムリープ前の現代では、芭流覇羅を母体とした東卍が極悪集団となっていました。 稀咲は東卍に身を置きながら、芭流覇羅副総長に据えた半間に指示を出し、マイキーを恨む一虎を利用します。場地は稀咲の企みにいち早く気がついており、彼を倒すために東卍を抜けて芭流覇羅に入っていたのです。
原作「血のハロウィン編」を
「東リベ2」続編は原作通りにはいかないかも!?
実写映画では「8・3抗争」が終結し、現代でヒナと再会する場面まで描かれました。原作ではそのまま「血のハロウィン編」に続きます。 しかし続編が原作通りにいく可能性は非常に低いでしょう。なぜなら血のハロウィン編でキーポイントとなる、場地が東卍を抜ける理由がないからです。 原作では場地が東卍を抜け、芭流覇羅に寝返ってしまいます。しかし実際はその寝返りはフェイクで、芭流覇羅を内部から探っているだけでした。その行動の原因になったのは、彼が稀咲とマイキーの取引を聞いたことです。 原作ではパーちんが長内を刺してしまい、少年院に入ってしまいます。そして仲間を少年院から出所させたいマイキーに、稀咲は取引を持ちかけるのです。しかし実写映画では、パーちんは長内を刺していません。最後の愛美愛主との戦いにもしっかりと参加していました。 そのため血のハロウィンは根底から覆されてしまっているのです。他にも半間とマイキーの戦いなどがカットされており、血のハロウィンに繋がる重要な事項が実写映画では描かれていませんでした。 場地の事情が変わったとなれば、作中で屈指の人気を誇る千冬の扱いも変わる可能性があります。変わってしまった内容で、血のハロウィンにどう繋げるのか。続編に期待しましょう!
「血のハロウィン編」見どころ
メガホンを取るのは『貞子3D』や『映画 賭ケグルイ』などの英勉監督
実写映画『東京リベンジャーズ』の監督は、『貞子3D』や『ヒロイン失格』、独特の世界観と顔芸が話題となった『映画 賭ケグルイ』などの英勉です。 本作を真正面から撮ると宣言し、「生身の武道、マイキー、ドラケンはじめ愛すべきキャラクター達がみんなの為に命を張れる場所を提供してあげたいと考えてます」とコメント。 この「命を張れる場所を~」と言うのは比喩ではなく、本作はヤンキー漫画お馴染みの“病院送り”どころではない、生死を賭けるシーンが多々あります。 そこに絡んでくるのが、物語の重要なファクターとなる「タイムリープ」。過去に干渉するタケミチの行動が、熱い思いが、どのように未来を変えていくのか……。「不良×タイムリープ」という、新時代のヤンキー漫画の映画化に、英監督が挑みます!
プロデューサー曰く、「泣き虫のヒーローと最強で最高な仲間たちの物語」
本作のプロデューサーは、『記憶にございません!』、2020年3月公開の『一度死んでみた』の共同プロデューサーを務めた岡田翔太。 岡田が英監督に、「絶対面白くなるので映画化しましょう!」と声をかけてから構想数年、ようやく発表までこぎ着けました。岡田が「泣き虫のヒーロー」と評した通り、タケミチは喧嘩の弱いヤンキーですが、ヒナタを救いたい一心でどんな事件にも相手にも全力でぶつかります。 現代と過去を何度も行き来し、心が折れそうになっても、ダサくてみっともなくてもリベンジに挑み、成長する姿に胸を打たれること間違いなし!それは作中のキャラクターも同じで、“誰かのために”頑張るタケミチに惹かれ、支えたいと思うようになるのです。
【#東リベエモい】北村匠海×吉沢亮×山田裕貴が映画のコメントを読んで嬉死??
映画公開当時にYouTubeで公開された1本の動画が大きな話題を呼びました。 「#東リベエモい」のハッシュタグが付き、主要人物を演じた3人が映画を観たファンのコメントをひたすら読むこの動画。3人が喜ぶコメントをスタッフが厳選したというだけあって、終始「気持ちいい」とご満悦な3人の姿が微笑ましく映っていました。 その中で「山田裕貴君ってどんな人にもなれちゃうの、すっごい。」「山田君にしかできないよドラケンは。」と憑依の上手さを称賛するコメントが多く寄せられ、「ありがとうございます」と思わず笑みを浮かべた山田裕貴。 コメントに賛同し彼をベタ褒めする北村匠海と吉沢亮の姿からは、3人の仲の良さもよくわかりました!
原作コミックは10代、20代のバイブル的存在『東京卍リベンジャーズ』
『東京卍リベンジャーズ』は、2017年3月より講談社の週刊少年マガジンにて連載中。作者は『新宿スワン』、『デザートイーグル』で知られる和久井健です。 従来のヤンキー漫画の要素と、SFの「タイムリープ」要素をかけ合わせた新たな世界観を生んだ本作は、ヤンキー漫画界に新風を吹き込みました。ヘタレだった主人公・タケミチが成長していく姿、カッコ良すぎる仲間との絆やその中で生まれる名言の数々……。 熱い名シーンが若者の心を掴み、累計発行部数は2000万部を突破(2021年6月時点)!今最も10代、20代に支持されるバイブル的なコミックスなのです。
映画『東京リベンジャーズ』の前作を振り返り
映画『東京リベンジャーズ』のあらすじ
主人公・花垣武道(はながきたけみち)は、壁の薄いボロアパートに住み、バイト先の年下店長からはバカ扱いされる人生どん底のフリーター。 タケミチはある日、学生時代に付き合った人生で唯一の彼女・橘ヒナタと、彼女の弟・ナオトが関東最凶の組織「東京卍曾」に殺されたことを知ります。 事件のニュースを見た翌日、彼は駅のホームで何者かに背中を押され、そのまま線路に転落!死を覚悟した瞬間、不良学生だった時代にタイムスリップし、10年前のナオトと遭遇するのです。 タケミチが過去で出会ったナオトに未来について教えたことで、ヒナタは救えなかったものの、ナオトは生き延び現代で刑事になっていました。タケミチはナオトに、「10年前に戻り、東京卍曾を潰せばヒナタを助けられる。力を貸して欲しい!」と告げられ、人生のリベンジを決意します!
前作『東京リベンジャーズ』の結末【ネタバレ】
ドラケンとマイキーが決別!?
パーちんの友達が愛美愛主と揉めたことで、原作同様全面戦争を宣言するトーマン。しかし帰還した現代で、武道は「ドラケンが愛美愛主との抗争で死んだ」こと、「マイキーがそこからおかしくなった」ことを知ります。過去で出会ったマイキーに“悪”を感じなかった武道は、マイキーの変貌を止めるためドラケンを救うと決意しました。 武道は過去に戻り抗争をやめるように訴えますが、もちろんパーちん達はそれを良しとしません。そこに乗り込んできてしまう愛美愛主の長内。長内はパーちんをタイマンでボコボコにしますが、その長内をマイキーが1発KOします。 長内が落ちていたビンの破片でマイキーを刺そうとするも、それをドラケンが身を挺して阻止。大事に至らなかったドラケンを見て、武道は安堵の表情を浮かべるのでした。 原作では大事件となったパーちんの傷害や逮捕は丸々カットされており、劇場版では事件を発端とする内輪揉めも描かれていません!
騙されたドラケンは1人で愛美愛主と対峙
未来の変更成功に安堵する武道ですが祭りの最中、ドラケンに恥をかかされたキヨマサと愛美愛主が密会している現場に遭遇します。まだ未来は変わっていないと気付くも、キヨマサ達に見つかり捕まってしまう武道。 その頃ドラケンはマイキーを、マイキーはドラケンを別の場所で待っていました。愛美愛主の稀咲が長内に策を与え、偽情報で分断させていたのです。大量の愛美愛主メンバーに1人で立ち向かっていくドラケン。マイキーも少し経った後、異常に気付きドラケンの元へ向かいます。 そして怪物のような強さで何人もの敵を倒し待っていたドラケンと共に、マイキー達は愛美愛主との抗争に臨むのでした。 こちらのシーンも抗争場所が倉庫になっていたりと、要所要所で原作から変更されている部分があります。
東卍集結!ドラケンを救った武道は未来で日向に再会
トーマンvs愛美愛主の抗争中、遂にキヨマサから刺されてしまうドラケン。マイキーに任された武道は、溝高五人衆の力を借りながらドラケンを病院へ運びます。しかし前に立ちはだかるキヨマサ。トラウマから足がすくみ一方的な展開になるも、最後は不格好な武道らしい戦い方で勝利を掴むのでした。 見事ドラケンを救い、武道は現代に帰ってきます。前回の現代で死んでしまったあっくんが美容師として働く隣をすれ違い、真っ先にヒナの家に向かう武道。インターホンを鳴らすと、そこには大人となったヒナの姿があるのでした。 映画がここで終わってしまったためハッピーエンドのように見えますが、物語自体は原作の展開にも繋がるストーリーになっています。そのため映画2作目が制作されれば、大人になったヒナが再び殺される場面から始まる可能性も感じる終幕となりました。
実写映画「東京リベンジャーズ」相関図
映画と原作漫画の違いを解説
1:中学から高校に変更されたキャラ設定
原作漫画から映画への1番の変更点は、主人公である武道の年代の変化です。原作では中学生の彼ですが、映画では高校生へと変わっていました。そのためお馴染みの溝中五人衆も、劇中では溝高五人衆を名乗っています。 また武道が高校2年生になったということは、マイキー達も高校3年生となっているでしょう。その影響かは不明ですが、マイキーやドラケンよりも年上となるスマイリーやムーチョは登場しませんでした。
2:エマは出てこない……
原作では終盤にかけ、徐々に大切な役割をになっていくマイキーの妹、エマ。漫画では初期から登場したキャラとしてお馴染みの彼女ですが、残念ながら映画には登場しませんでした。 エマの原作初登場は、武道が3回目にタイムリープした直後です。しかし映画では2回目のタイムリープ中にそのまま集会に参加、3回目のタイムリープ後はあっくんと自転車に乗っている場面だったため、1回分のタイムリープがカットされています。 その影響もあり、エマの登場シーンは描かれていません。
3:ヒナが武道に惚れた過去が違う
超重要事項であった、ヒナと武道の過去。漫画では小学生時代にヒーローのように輝いていて正義感溢れる武道を、ヒナが好きになった事実が明らかになっています。しかし映画で語られた2人の出会いは、原作の出会いとは全く違うものでした。 コンビニでバイトをしていたヒナは、柄の悪いチンピラに絡まれてしまいます。そこへ偶然居合わせた武道が、頭のおかしい変人のフリをして乱入。 その姿を見たチンピラは、ドン引きでその場を後にします。そして「これしか思いつかなくて」と恥ずかしそうにする武道の弱くても正義感溢れる姿に、ヒナは恋心を芽生えさせたのでした。
4:武道vsキヨマサの構図が強い
原作は20巻以上も続く『東京リベンジャーズ』ですが、映画は2時間で1つの作品としてまとめなければいけません。そのため本作のラスボスポジションであるキヨマサと武道の敵対関係が、より顕著に描かれていました。 キヨマサが立ちはだかる、武道のラストバトル。漫画ではキヨマサ含むキヨマサ一派に阻まれピンチの場面に溝中五人衆が助けに来る流れでしたが、映画ではキヨマサ一派を溝高五人衆が退けた後に、待ち構えていたキヨマサと1体1で対峙する展開に変更されています。
前『東京リベンジャーズ』の評価・感想
全体的によくできていたと思います。俳優さんの演技は素晴らしかったし、最後もハッピーエンドで満足感も高かったです。しかし原作ファンからは、あまり評価がよくなかった様子。たしかにストーリーや登場人物も度々変更されていて、物足りなさを感じる部分はあったかもしれません。しかしそれは2時間の映画にまとめようと思えばある程度はしょうがないですし、原作後半に繋がる伏線などは変更せざるを得ないでしょう。個人的には武道とヒナの出会いが変わっていたのも、キヨマサをラスボスにしたのも、気になりませんでした。それでいて物語の大軸である、気弱な武道が自分なりの方法でするリベンジはしっかりと表現されていたので、2時間の実写化としては文句なしだと思います。
実写映画「東京リベンジャーズ」のキャストまとめ
映画「東京リベンジャーズ」は実写キャストがアツすぎる!
実写映画「東京リベンジャーズ」のキャストやあらすじについて解説しました。 信念と価値観がぶつかり合い、仲間との絆が紡ぎ出す人間模様……。タイムリープによって未来が変化し、スリリングな群像劇が展開する本作。 原作者の和久井も、「キャストの皆さんのお名前を聞いた瞬間に、スクリーン上のタケミチ達のイメージがすぐに浮かんで震えました!!」と太鼓判を押しただけあって、キャスト陣の腕が光る作品に仕上がっていましたね。 続編の「血のハロウィン編」にも期待しましょう!