韓ドラ『ペントハウス2』最終回ネタバレ・全話あらすじ！スリョンやロナの生存についても徹底解説

選ばれし、ごく一部の者だけが住める高級タワーマンション「ヘラパレス」。その最上階ペントハウスに住むのはダンテとソジンです。邪魔者を極悪非道な手段で消し去ったにもかかわらず、すべて忘れて幸せいっぱいに過ごす2人。 ところがある日ソジンはスリョン殺害の罪で逮捕されてしまいます。ダンテの力を使ってなんとか釈放されたソジン。しかし今度は2人の前に夫婦になったユニとユンチョルが現れたのです。そしてヘラパレスの空き部屋に引っ越してきたユニとユンチョル。ソジンたちは何かを企む様子の2人をけん制しますが、次々に弱みを握られていきます。 実はユニとユンチョルは、ダンテとソジンに復讐するためビジネスパートナーとして結婚していたのでした。 そんな中、アメリカにいたユニの娘ロナが帰国し、チョンア芸術高校に復帰します。強力すぎるライバルが現れたことで、ソッキョンやウンビョルら子供たちも不穏な動きを見せ始め……。

スリョンが殺され、殺人の容疑としてユニが逮捕されてから2年の月日が流れていました。ヘラパレスの最上階に住むのは、婚約を噂されているソジンとダンテ。 そんな幸せ絶頂の2人でしたが、ソジンにはとある心配事がありました。それは毎日のように脅迫のメッセージが届くということ……。そんな中ソジンはダンテにプロポーズされますが、なんとスリョン殺害の容疑で逮捕されてしまいます。 その後ユニは釈放され、ロナと共に海外へ逃げるのでした。とはいえソジンは一筋縄ではいきません。ダンテが弁護士と取引し、ソジンが釈放されたのです。

ダンテに公開プロポーズされたソジンは、盛大に婚約パーティーを開催します。しかしそこへユンチョルと共にユニが現れ、パーティーを台無しにされました。さらに数日後、ユニとユンチョルはヘラパレスに入居すると話し……。 後日、大事な公演を控えたソジンは記者会見の場に登壇しますが、思うように声が出せません。なんとかその場はやり過ごしますが、結局声が出せないまま。 そこでソジンは、公演に代わりの歌手を出演させることにします。思い通りの歌手が現れ舞台に上がりますが、その女性はアメリカで手術を受けたユニだったのです。

控室にやってきたのは、ソジンが希望していた女性ではなくユニでした。今まで奪われたものをすべて奪い返すと宣戦布告するユニ。 その後ソジンはヘラパレスの住人たちとパーティーを開きますが、ユニの話になると明らかに機嫌が悪くなります。そんな中、ダンテはユニの周辺情報を調べ、ソジンの替え玉だったことを知るのでした。 一方マリの娘であるジェニは、ロナを庇ったことで辛い日々を送っていました。そしてロナはソジンのもとを訪れ、「チョンア芸術高校に編入したい」と伝えます。ユニは娘の身を案じてアメリカへ戻るよう話しますが、ロナには目的があるようで……。

ホテルの前でダンテを待っていたソジンのもとに、ユンチョルがやってきます。突如として現れた彼に動揺するソジンでしたが、なんとか逃げ切り事なきを得るのでした。しかしユンチョルの目的は他にあるようで……。 一方、ロナはチョンア芸術高校への復学が認められ、再び通い始めます。しかしそれを良く思わないのがウンビョルとソッキョン。2人はロナを追い出すために、芸術祭の予選中にロナとジェニをトイレに閉じ込めます。 しかしこの事件が発覚し、ソッキョンは芸術祭への出場を取り消されるのでした。そして代わりにロナとジェニが参加することになり……。

ソッキョンは何としても芸術祭に参加するべく、ソジンを脅して出場しようと企みます。そんな中、娘が学校でイジメられていたことを知ったマリ。彼女はなんと怒りに身を任せて、イジメに関与した生徒全員を処罰するようチョンア芸術高校へ殴り込むのでした。 一方ダンテは、ソジンが公演で代役を立てたことを彼女の母親と妹に知らせます。その結果、ソジンは理事長の退任を迫られてしまうのでした。 しかしこれらはすべてダンテの思惑。彼はチョンア芸術高校の大元であるチョンアグループを手中に収めるため、暗躍し始めるのでした。

いよいよチョンア芸術高校の芸術祭が開催されました。授賞式に参列する生徒たちは次々と名前を呼ばれますが、会場にはロナとウンビョルの姿はありません。最優秀賞が発表されようとしたそのとき、なんとロナが階段から落下し血塗れの状態で発見されます。 さらにどういうわけか火災報知器が作動され、現場はパニックになった人々によって混沌となるのでした。その結果、警察の現場検証も思い通りに進まず、事件は未解決のまま幕を閉じます。 しかしユニだけは、自分の力で犯人を見つけ出そうとしていました。そんな中、入院していたロナが殺されたという連絡が入り……。

当時会場を警備していた警備員が逮捕されましたが、ロナ殺害には関わっていないことが明らかになります。一方、娘を亡くしたユニは絶望の淵に立たされていました。そんな彼女のもとに、真相を知るローガンが現れます。 「この事件にはユンチョルも関わっている」ーー。手を組んでいるはずのユンチョルが関係者だと知ると、ユニは激しく動揺します。 一方ロナを病院送りにしたウンビョルは、精神的に病んでいました。そんな娘の姿を見て心配したソジンとユンチョルは、試験段階の薬をウンビョルに投与します。すると彼女は、ロナ殺害の事件だけを忘れており……。

ユニはある日、ヘラパレスでスリョンと見た目が瓜二つの女性ナ･エギョを見つけます。慌てて追跡し、スマホに盗聴アプリを仕組むことに成功しました。その後、ローガンと共にエギョの動向を探り始めます。 一方、ウンビョルがロナの事件に関与していることを知ったユンチョルは、ユニの前から姿を消すのでした。しかしユニに本当の想いを伝えることができなかったと後悔しており……。 そんな中、ソジンは自分がダンテの罠に引っかかったことを知ります。すでに取り返しがつかない状態に陥りますが、ユンチョルの娘に対する愛情を知ったことで覚悟を決めるのでした。

授賞式で火災報知器を鳴らしたのはダンテだったことが発覚します。エギョと会話をしていたダンテは揉み合いになり怪我を負いました。そしてエギョを絞め殺そうとしたそのとき、ユニとローガンが彼女を救います。 一方ダンテの部屋へ侵入し、殺害の証拠であるネックレスを見つけ出そうとするソジン。しかしそこへダンテが現れ、脅されてしまいます。ウンビョルに試験段階の薬を飲ませたこと、ユンチョルと手を組もうとしていること……。 すべてを知られたソジンは、ユンチョルとウンビョルを海外へ逃がそうとします。しかしその途中、ユンチョルがロナ殺害容疑で捕まってしまい……。

ヘラパレスではソジンとダンテの結婚式が開催されていました。そのときソジンのもとに、ユンチョルがロナ殺害の容疑で逮捕されたと連絡が入ります。そしてユンチョルも出国できずに家へ帰されたことが発覚。 その後ソジンは「なんとしても娘を守れ」というユンチョルからの願いを聞くのでした。 そんな中、ウンビョルは不注意から頭を打ったことでロナの事件を思い出します。そしてソジンはウンビョルから事件当日に起きた出来事を聞かされるのでした。 現場にはどうやらウンビョルとロナ以外にもソッキョンがいたらしく、さらにダンテもおり……。

ソジンはユニにすべてを明かします。ウンビョルが事件に関与していたこと、ユンチョルと共に隠蔽工作をしたこと……。そして真犯人を捕まえるために協力してほしいと頼み込むのでした。 そんな中ローガンは、エギョがスリョンであることを確信して別荘を訪れます。しかしダンテによって邪魔され、会うことはできませんでした。一方エギョは、なぜかローガンを自分から遠ざけようとしており……。 数日後、スリョンが生きていることを知ったユニ。さらに死んだはずのロナも、スリョンによって命を救われていたことを知るのでした。

ソジンに睡眠導入剤を飲まされたダンテは、翌朝目を覚ますと自宅に警察がやってきます。そしてなんとエギョ殺害の容疑で逮捕されたのです。さらに警察は自宅の秘密の書庫も発見し、遺骨が見つかるのでした。 その後、別荘の地下室に閉じ込められていたスリョンとロナが保護されます。一方ソジンは、スリョンとロナを閉じ込めたとして逮捕されました。実はソジンも、スリョンから財産と夫を奪うためにダンテと手を組んでいたのです。 すべてはユニが練った作戦だったことを知るスリョン。彼女に会うために自宅へ向かいますが、すでに行方をくらませており……。

「私は罪を犯したから罰を受ける」ーー。ユニの置手紙を読んだスリョンは、後日ユニが警察にミン・ソラ殺害の犯人だと話したことを知ります。その結果、再びソラ殺害事件の調査が始まるのでした。 そして次々とソラ殺害に関わったヘラパレスの住人たちが逮捕されます。いよいよ始まるソラ殺害事件の裁判。ダンテ・ソジン・ギジュン・サンア・マリの5人は頑なに容疑を否認しますが、唯一ユンチョルだけが罪を認め、全員が関与していることを証言します。 すべての事件が解決し、ヘラパレスに平和が戻ってきました。そんなある日、刑務所にいるダンテのもとに何者かからのメッセージが届きます。一方スリョンはローガンに会いに行きますが、彼が乗る車が目の前で爆発し……。

死んだはずのロナですが、本作の終盤で、実は生きていることが判明します。 石階段でウンビョルに突き落とされたロナ。その後ダンテに頭を刺され、呼吸器まで外されたロナは、亡くなったはずでした。母親であるユニはもちろん、ロナに好意を寄せていたソクフンも悲しみに暮れます。 ところがある日、ソクフンの前に頭に包帯を巻いたロナが現れるのです。驚くソクフンにロナが経緯を説明します。ロナを助けていたのは、スリョンでした。エギョのふりをして戻ってきたスリョンは、ダンテの思惑を見抜き、先回りしてロナを救っていたのです。 ダンテに呼吸器を止められたことで一度は心肺停止となったロナですが、スリョンの懸命な心臓マッサージや、複数回の手術によって意識を取り戻していました。そしてロナはソクフンに連絡を取り、最終的にはユニの前にも姿を見せたのです。 この「ロナの生存」は本作における大きなどんでん返しの1つとなっています。

ダンテに刺され、殺されたはずのスリョンでしたが、実は生きていました。シーズン1でダンテに刺されたのは、スリョンと瓜二つのナ・エギョだったからです。 当時ソクフンとソッキョンをダンテから救うため、書斎へ向かおうとしたスリョン。しかしそこにエギョが現れ、「最後に子供たちの顔が見たい」という理由でスリョンと入れ替わることを提案したのです。危険なため反対したスリョンでしたが、ソクフンたちの生みの親であるエギョは譲らず……。 そしてスリョンとエギョは入れ替わり、何も知らないダンテはスリョンではなくエギョを殺していたのでした。 その後生き延びたスリョンは、ダンテたちに復讐をするため、エギョのふりをして戻ってきます。変装したスリョンはエギョにしか見えませんでしたが、本作の後半で正体を明かしました。 実はシーズン1でダンテに殺される前のスリョンが左手でコーヒーカップを持っていたのですが、スリョンは右利き。この時すでにエギョと入れ替わっていたという伏線が、本作で回収された形です。

「ペントハウス」シリーズの醍醐味といえば、予測不可能で突拍子もない展開。もちろん『ペントハウス2』も例外ではありません。 ユニとユンチョルの結婚をはじめ、死んだと思われたロナやスリョンの生存など視聴者を驚愕させる展開が続きます。また罪を認めて味方になったかと思われた人物が裏切る展開も多く、誰を信用していいのか全く分からない状態。 そして最大のどんでん返しは本作のラストです。ダンテやソジンが服役刑となり、ようやく幸せを掴んだと思われたスリョンとローガンにまさかの出来事が起こります。 『ペントハウス2』はさまざまな人の復讐が絡んでいたため、前作に比べてより怒涛の展開が続きました。信じ難い展開の連続は、なぜかクセになり目が離せません。ぜひペントハウスワールドの沼にはまってください！

『ペントハウス2』は登場人物たちの心理描写も見どころです。本作のキャラクターは復讐、愛、嫉妬といった関係性が複雑に絡み合っています。そんな彼らの迷いや怒り、悲しみといった心理が、キャストの高い演技力で丁寧に表現されているのです。 たとえば娘ウンビョルのためにユニやロナを裏切ってしまったユンチョルが、離婚を切り出す場面。ユンチョルも悪人であることに変わりはないのですが、彼の複雑な気持ちが伝わる感動のシーンとなっています。 一方でキム・ソヨン演じるソジンは、前作同様、大胆すぎる心理描写が魅力。彼女が目を見開き、叫び狂う様子は迫力満点です。とくに携帯のメモリーカードを食べるシーンはお見逃しなく。 味方と敵が怒涛の入れ替わりを見せる登場人物たちの巧みな心理描写を、ぜひ楽しんでください！

シーズン1では数多くの謎が残り、視聴者がモヤモヤした気持ちのまま幕を閉じました。報われない状態で無念の死を遂げたスリョンは本当に亡くなったのか、ユニは自分の首をナイフで刺してそのまま死んだのか……。 中心人物たちが次々と死んでいく中、圧倒的な力で勝ち組となったダンテとソジン。ラストシーンでは、ソジンがヘラパレスの最上階にのし上がった姿も映っていました。 このまま2人が勝った状態で良いのか……。果たして消えたローガンや、残された子供たちはシーズン2でどのような活躍を見せるのでしょうか。本作ですべてが明かされます！

多くの謎を残したまま幕を閉じた『ペントハウス』は、『ペントハウス2』でほとんどの謎が明かされました。 シーズン1ではキャスト陣の迫力満点の演技に驚かされましたが、シーズン2ではそれ以上の演技を味わうことができます！ そして再び不穏な空気のまま終わった本作ですが、シーズン3はどのようなストーリーになるのでしょうか。