『BLEACH』鳳橋楼十郎は死亡する?無能ながら愛される魅力も徹底解説
鳳橋楼十郎の登場回を
ローズこと鳳橋楼十郎は「仮面の軍勢」の1人として登場する護廷十三隊三番隊隊長を務める死神です。作中屈指のネタキャラとして愛されているローズは最後まで生き抜くことができるのでしょうか。 オールライッ。本記事で鳳橋楼十郎の卍解や活躍、無能と言われてしまう所以、死ぬかどうかなどをまとめて解説していきましょう! ※この記事は『BLEACH』の重要なネタバレを含みます。
鳳橋楼十郎のプロフィール
名前 | 鳳橋楼十郎(おおとりばしろうじゅうろう) |
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性別 | 男 |
身長 | 187cm |
体重 | 73kg |
誕生日 | 3月17日 |
所属 | 護廷十三隊三番隊隊長→仮面の軍勢→護廷十三隊三番隊隊長 |
能力 | 虚化 , 斬魄刀「金沙羅(きんしゃら)」 |
声優 | 樫井笙人 |
ローズこと鳳橋楼十郎(おおとりばしろうじゅうろう)はウェーブがかったロングの金髪が目を引く死神です。私服を着ていた「破面篇」では、少し古臭いロック風の服装に手にはギターというインパクトある出で立ちでした。 ナルシストな言動をしては、同じ「仮面の軍勢(ヴァイザード)」のラブこと愛川羅武(あいかわらぶ)にツッコまれることも。 「千年血戦篇」では護廷十三隊三番隊隊長に復帰しており、他の隊長格とともに前線で戦います。
【死亡】鳳橋楼十郎の死亡経緯とは……?
「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」の滅却師(クインシー)による瀞霊廷(せいれいてい)への第二次侵攻の際、鳳橋と六車拳西(むぐるまけんせい)は敵の精鋭「星十字騎士団(シュテルンリッター)」のマスク・ド・マスキュリンと交戦します。 鳳橋が無能キャラと言われる原因にもなっている後述のうっかり発言のせいで弱点を見破られ、卍解も虚しく鳳橋は敵のビームで腹に大穴を穿たれて敗北。その後、治療を受けるも強襲してきたグレミィ・トゥミューの能力「夢想家」で鳳橋はあっけなく死亡してしまいます。 たしかに彼は死亡したのですが、その後、敵の能力でゾンビとして復活。さらに涅(くろつち)マユリの投薬で死神側のゾンビ兵となって終戦後には人に戻りました。
【無能】鳳橋楼十郎は無能な愛されキャラ
卍解の能力を自ら解説して負ける
ローズ随一の無能エピソードとしていつまでもファンに愛されているのが、前述のマスキュリン戦での失態です。卍解でマスキュリンを追い詰めたことで、鳳橋はどうやら興が乗ってしまったのでしょう。 敵の言葉に呼応して「そう、ボクの術はまやかしさ」とかっこよく決めた後、なんと彼は能力のカギが音楽であることを高らかに説明してしまうのです。このせいで敵に逆転を許しローズは瀕死に陥ってしまうわけですが、そんな負け方ある?と多くの読者を困惑させました。
ハイスペックなのに戦闘描写がカット……だと!?
虚化ができる「仮面の軍勢」、しかも元は護廷十三隊の隊長格。強いに違いないというハイスペック死神ながら、登場時のラスボスがあの藍染惣右介(あいぜんそうすけ)だったため、「破面篇」でのローズの活躍はありませんでした。 次こそは!と読者が楽しみにしていた「千年血戦篇」の初戦では、なんと彼の戦闘シーンがまるっとカット。部下・吉良イヅルの死に怒りを顕にするシーンはめちゃくちゃ熱くてよかったのですが……。ネタキャラな扱いに逆に愛しさが湧いてくるシーンでした。
緊迫した戦いで渾身の美学(ボケ)を披露
「破面篇」では十刃(エスパーダ)の1人コヨーテ・スタークと対峙したローズとラブ。スタークの攻撃で瓦礫に埋まったローズは、自分なりの美学に従って美しく瓦礫から出ようとします。 結局ラブに頭を大根のように引っこ抜かれて「ハゲる!」とローズは抗議するのですが、瓦礫から出るための美学とは?と多くの読者が思ったことでしょう。数少ない出番で体を張ったコントを見せてくれるローズさんが(ネタキャラとして)愛されるのはある種自然の摂理です!
【能力】鳳橋楼十郎の斬魄刀は「金沙羅」
鳳橋の斬魄刀は先端が薔薇の形になっているムチ状の「金沙羅(きんしゃら)」。解号は「奏でろ、金沙羅」。先端を敵に刺したり爆発させたりしての攻撃が可能です。虚化とあわせた「アルペジオ」という技もあります。 卍解は「金沙羅舞踏団(きんしゃらぶとうだん)」で、指揮棒を持った巨大な手と数十人の人形が出現。音楽を操り幻覚を見せる能力で、幻覚で受けたダメージも実際に敵に入るようになっています。 対マスキュリン戦では第1の演目「海流(シー・ドリフト)」、第2の演目「火山の使者(プロメテウス)」、第3の演目「英雄の生涯(アイン・へルデンレーベン)」を披露。とどめを刺す3つ目の技は不発に終わったため詳細不明です。
【来歴】鳳橋楼十郎の登場回・登場シーンを解説
鳳橋の初登場は24巻。「仮面の軍勢」の1人として登場します。110年前を描く過去編では、三番隊隊長として登場。43巻では十刃のスタークをラブ、京楽春水(きょうらくしゅんすい)とともに撃破しますが、藍染には他の者同様に敗北してしまいます。 56巻の第一次侵攻では三番隊隊長としてナナナ・ナジャークープと対峙し、卍解は奪われずに済んだ模様。第二次侵攻でマスキュリンに敗北、64巻572話で死亡が確認されます。 ジゼル・ジュエルによってゾンビ化した鳳橋は66巻で再登場。10年後を描く最終回ではゾンビ化が解除された元気なローズの姿が確認できます。
鳳橋楼十郎の初登場回を
【声優】鳳橋楼十郎を演じるのは樫井笙人
アクの強い鳳橋楼十郎役をアニメで演じているのは樫井笙人(かしいしょうと)です。1990年代から吹替やアニメの脇役を多数演じてきたバイプレイヤーで、『BLEACH』でも鳳橋以外に大前田希千代(おおまえだまれちよ)役をはじめ複数のキャラを担当しています。 同じ人物が演じているとは思えない大前田とローズの声を聴き比べてみるのもおすすめです。
『BLEACH』ローズこと鳳橋楼十郎は憎めない愛されキャラ!
不遇な扱いとネタキャラ的な描写が目立つ鳳橋楼十郎ですが、ついつい目が離せなくなる魅力的なキャラでもあります。2023年7月放送のアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』での描写にも期待しつつ、まずは原作でその魅力を味わってみてください!
「千年血戦篇-訣別譚-」の 鳳橋楼十郎を