2023年6月30日更新

『BLEACH』平子真子の卍解とは?ギャグキャラなのにかっこいいと愛される理由を徹底解説

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BLEACH ブリーチ
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

平子真子の初登場を

平子真子(ひらこしんじ)は虚(ホロウ)化の力を習得した死神で「仮面の軍勢(ヴァイザード)」のリーダーです。金髪のおかっぱ頭と関西弁が特徴的でどことなく胡散臭さをまとった人物ですが、その正体は元護廷十三隊五番隊隊長という実力者。 新作アニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』ではアニオリ卍解シーンがあることで話題の平子真子について、強さや伏線、名言などをまるっと解説します! ※この記事は『BLEACH』の重要なネタバレを含みます。

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『BLEACH』平子真子(ひらこしんじ)のプロフィール

誕生日 5月10日
身長 176cm
体重 60kg
所属 護廷十三隊五番隊隊長→仮面の軍勢→護廷十三隊五番隊隊長
卍解 逆撫(さかなで)
解号 倒れろ『逆撫』
声優 小野坂昌也

平子真子(ひらこしんじ)の初登場は21巻183話。空中で逆さまになりながら飲み物を飲むというただならぬ姿を見せた彼は、主人公・黒崎一護(くろさきいちご)の通う空座高校に転入生としてやってきます。舌ピや小物使いからファッションへのこだわりが見て取れる、一風変わった死神です。 彼は「破面篇」で虚に苦しむ一護を助け、「千年血戦篇」でも護廷十三隊五番隊隊長として活躍します。

平子真子の卍解は扱いが難しすぎる!

始解「逆撫」

BLEACH
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

始解「逆撫(さかなで)」は他人の感覚を支配する能力で、斬魄刀が発する匂いを相手に嗅がせることで発動します。 相手が認識する上下左右の感覚をすべて逆さまにするという効果によって、相手は視覚情報を逆転させながら戦わなければならなくなります。本人いわく「落ちゲーのトラップ」のような能力。

卍解「逆様邪八宝塞」

平子真子の卍解「逆様邪八宝塞」の特徴
  • 敵と味方の認識を逆転して同士討ちさせる
  • 1対多数でないと効果を発揮しない
  • 始解が強者向きで、卍解が雑魚向き

平子の卍解「逆様邪八宝塞(さかしまよこしまはっぽうふさがり)」は、後日談を描くスピンオフ小説『Can't Fear Your Own World』の「叫谷での戦い」で明かされました。 この卍解の能力は、敵味方の認識を逆転させ同士討ちを誘発するというもの。平子自身は巨大な花型の台座に守られ、特殊な発動条件がないのも強みです。しかし、1対1では意味がなく、味方が1人でもいると自滅させてしまう性質上、敵多数vs平子1人の状況下でしか使用できません。 本編中で披露されなかったのもそのためで、千編血戦篇で「滅却師が瀞霊廷の中に現れず、外で陣取ってくれたら大半は片付けられた」と述べています。つまり、この卍解が使用可能≒味方がほぼ全滅した状態であり、戦局をひっくり返す「奇跡の能力」とも言えるでしょう。

アニメ『BLEACH』で平子の卍解が観れると話題

2023年7月スタートのアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のPVでは、なんと原作にはなかったはずの平子の卍解シーンが登場!「みんなまとめてひっくり返したるわ」と妖しく微笑み「卍解」と口にする平子の姿が話題となりました。 無数の敵と1人で対峙する状況がアニメオリジナルで挿入されるのでしょう。

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自己紹介には平子真子の能力の伏線が張られていた!

平子真子は初登場シーンから能力に関する伏線が張られていたキャラです。 初登場時に逆さまに浮かんでいたのもそうですが、平子は転校生の自己紹介でも「得意やねんで、さかさま」と黒板に鏡文字で自分の名前を書いていました。183話の扉絵でも天井に逆さまになって立っている姿が……。 1話扉絵にも実は平子が登場しており、久保先生のなかでもすでに設定が練られていたのでしょう。ここからは伏線回収となった平子の能力を詳しく見ていきます!

平子真子の初登場を

平子真子の斬魄刀は?

平子の斬魄刀は「逆撫(さかなで)」です。始解は「倒れろ——逆撫」の掛け声で刀の形状が変化し、刀身に等間隔の穴が開き、柄の先の部分に40㎝ほどの大きさのリングが出現。柄先のリングに手を入れクルクル振り回すことにより能力が発動します。 能力は振り回すことで発生する甘い香りによって、相手の神経を支配し、視覚感覚等の認識を逆さまに変えてしまうものです。 初対峙した相手は上下前後左右表裏などのすべての感覚が逆転し、逆撫の能力を攻略することは困難を極めるということですが、因縁の敵の藍染相手には全く通じませんでした。 実は藍染の持つ斬魄刀「鏡花水月」の能力は、平子の斬魄刀と同じ神経支配系の能力で上位互換に該当するため、対策が容易だったのです。

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平子真子のその他の能力は?技名がユニークで関西イズムを感じる!

劇中で技らしい技は使用していませんが、一護の虚化を習得する修行の際に暴走した一護を止めるために放った「タンマ落とし」(相手の顔に手をかざし意識を飛ばす技)や、過去篇にて浦原との会話を姿を隠して盗聴していた藍染を見破る際に使った「暖簾返し」(鬼道などによって隠れた相手を暴く技)を使用しています。 平子の技名はユニークなものが多いようです。

虚化

平子は仮面をかぶることで虚化し、虚の能力を使えるようになります。虚化によって身体能力が強化され、本来は虚が使う霊力の光線なども使用可能に。仮面の軍勢のリーダーでもある平子は訓練によって虚化を会得、それを一護にも伝授しました。

平子真子の虚化を原作で

タンマ落とし

一護が内なる虚を制御するため、平子ら仮面の軍勢に教えを請いにきた際、その訓練のなかで平子が一護に対して放った技です。平子はてのひらを一護の顔にかざし、霊圧を放つことで彼の意識を飛ばしました。虚化して暴走した一護を止める際に使用しています。

平子真子のタンマ落としを原作で

暖簾捲り(のれんめくり)

過去編に登場した、空間を切り裂く技が「暖簾捲り(のれんめくり)」です。鬼道などで身を隠している相手の姿を暴くことが可能。本編では鬼道で身を隠し盗聴していた藍染惣右介に対して使用しています。片手でさっと空間を撫でるようにして発動していました。

平子真子の暖簾捲りを原作で

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虚閃(セロ)

仮面をかぶり虚化した平子が放つ技で、自分の正面に斬魄刀の切先を向けて霊力を収束し、破壊力の高い赤色のビームを放ちます。 敵の破面が放つ虚閃と同質のものですが、ヴァイザードが放つ虚閃の方が死神の力と虚の力が足されている分だけ十刃以下の破面よりは威力が高いようです。

破面篇で仮面の軍勢として登場

転校してきた目的は「仮面の軍勢」への勧誘

ヴァイザードは愛染への対抗策として、同じく虚の力を持つ死神である一護を勧誘しようとします。 そのため、平子が空座第一高等学校へ転校して一護に接触。初日から「扁平足の平に、小野妹子の子……」と衝撃的な挨拶をカマし、意味ありげな様子を見せます。一護には取り付く島もなくフラれますが、平子たちに諦める気はありませんでした。 そんな中、日番谷冬獅郎を筆頭とする隊長格が尸魂界から現世にやって来ます。同時に破面が現世に襲来し、一護はNo.6のグリムジョーに追い詰められてしまいました。

虚の力の制御方法を一護に教える

一護はグリムジョーとの交戦を経て、虚の力が抑え切れなくなってしまいました。ヴァイザードの拠点である廃墟を訪れ、「仲間にはならないが虚を抑える方法を教えろ」と宣言。平子は冷静に彼の実力を見極め、特訓に付き合うことを決めます。 虚化を制御するには虚との内在闘争に勝つ必要があり、失敗すれば一護を殺さなければなりません。 内在闘争の間、持ち回りで暴れる一護の相手をするヴァイザードたち。無事虚を制御できるようになり、気分はどうかと尋ねる平子に一護は「悪くねぇ」と返しました。

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グリムジョーとの再戦

前回独断で動いたことにより、十刃落ちしたグリムジョーと再び現世で交戦。斬魄刀も開放することなく、虚化だけで(負傷していたとは言え)グリムジョーを圧倒します。 しかし、ウルキオラおよび「反膜(ネガシオン)」の介入で決着は着きませんでした。

平子真子の悲惨な過去とは?

平子は110年前、護廷十三隊の五番隊隊長だった!?

平子は110年前、尸魂界(ソウルソサエティ)で護廷十三隊の五番隊隊長を務めていました。当時の恰好は長髪の金髪に袖付きの羽織姿。飄々とした態度は変わりませんが観察眼が鋭く、ちょっとした部下の異変にも気が付き、対策を講じます。 隊長を務めていたのは110年も前なので、現在の尸魂界で彼の存在を知る者は限られています。護廷十三隊総隊長の山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)を含め、知る者は数名ほどでした。 破面(アランカル)篇では死神とは別の第三勢力として登場し、黒崎一護に虚の力の制御方法や虚化の修行などの様々サポートをしています。

一護と出会い、虚(ホロウ)化を伝授

自身の中に潜む虚を制御できずに苦しむ黒崎一護。そんな彼にヴァイザードの平子が近づきます。虚化のことと、それを制御できるということを仄めかされた一護は制御する方法を平子から力づくで聞こうとしますが、同じくヴァイザードであるひよ里に邪魔をされ、あえなく失敗。 平子は虚の力の押さえ方を教え仲間に引き入れるかどうかを決める選択権は、ヴァイザードにあり、もし彼らが認めなければ虚になっても何しても知らないということを一護に伝えます。 そんな平子の厳しい言葉を受けながらも、なんとか一護はヴァイザードに認められることに。こうして平子たちは彼の虚を制御する為の特訓を始めるのでした。 特訓の中で一護に心の中で内なる虚と対峙させる平子。現実では結界の中で彼らヴァイザードたちが理性の無いホロウ化した一護と戦います。ボロボロになりながらも内なる虚に打ち勝った一護に対し、平子は彼なら当然といった表情を見せました。厳しいながらも一護の力を1番認めていたのは他の誰でもない、平子自身だったのかもしれません。 その後さらなる修行を経て平子は一護に虚化を伝授するのでした。

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ヴァイザードの始まり、諸悪の根元は藍染惣右介

110年前尸魂界では死神の魂魄が消失する事件が発生。平子は事件の調査解決班として始末特務部隊に抜擢され事件を調査しています。 観察眼が鋭い平子は、事件が起きる以前より不穏な行動の目立つ死神藍染惣右介(あいぜんそうすけ)を自分の五番隊に加入させ、監視を続けていました。しかし監視は空振りになり、藍染に激しい違和感を覚えつつも月日は過ぎていきます。 ある日、謎の虚出現の一報を受け、討伐のため現場に駆けつけ目にしたのは、虚化し暴走状態で暴れまわる同僚で九番隊隊長の六車拳西(むぐるまけんせい)たちでした。暴走する拳西たちを縛道で抑えようとしますが、戦闘の最中に藍染からの攻撃を受け、自身も虚化してしまいます。 平子は虚化する最中に尸魂界での一連の騒動が、事件を起こした張本人の藍染の口から虚化実験であることを知り、無念のまま倒れます。 虚化の原因を知っていた尸魂界の技術開発局局長の浦原喜助(うらはらきすけ)の助けによって一命を取り留めますが、尸魂界からは処断対象の虚として追われることになります。このため、蒲原や当時二番隊隊長だった四楓院夜一(しほういんよるいち)の手を借り現世に逃れました。

藍染と対峙し、戦闘するも……

空座町(からくらちょう)における藍染派との戦いにおいて、平子は藍染と対峙することに。一護のため、他のヴァイザードの仲間とともに決戦の地に現れ、自ら先陣を切って藍染に斬りかかろうとします。しかし、東仙に邪魔されてしまうのでした。 藍染に近づくことが出来ず、市丸ギンと戦っていた平子でしたが、仲間のひよ里がギンの手によって致命傷を負わされしまいます。それを目にした平子は自らの斬魄刀・逆撫(さかなで)を始解し、再び藍染に攻撃。 上下左右前後、あらゆる方向感覚と体感を不覚に落とし込めるという攻略難易度が高い技であるにも関わらず、ものの数手で藍染はその要領を把握し、自由自在に動くことが出来るようになるのでした。そして平子はあっさり敗北。 あまりにも見せ場がありませんでしたが、作中最強説も根強い藍染が相手なので、仕方ないかもしれませんね……。

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かつて平子たちを追い出した山本総隊長たちとの和解

BLEACH ブリーチ 山本元柳斎重國
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

藍染惣右介が崩玉の力を手に入れるため、尸魂界の転覆を謀った事件は、護廷十三隊とヴァイザードが共闘し、破面や十刃を死闘の末撃破し、最終的に死神代行黒崎一護が死神の力と引き換えに藍染を倒す形で決着を迎えます。 藍染が起こした110年前の魂魄消失事件と崩玉を手に入れようした破面事件との関係がすべて明かされた為、平子達ヴァイザードの処断は取消となり護廷十三隊の山本総隊長との和解となりました。 和解後の平子は110年前の役職に復帰し、改めて護廷十三隊の五番隊隊長を務めています。

原作『BLEACH』千年血戦篇での活躍は?

騎士団による一度目の侵攻

BLEACH ブリーチ 山本元柳斎重國
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

「星十字騎士団(シュテルンリッター)」の1度目の侵攻では、五番隊副隊長として復帰した雛森桃と行動を共にします。 クインシーは死神の卍解を奪う術を持っており、総隊長・山本元柳斎、砕蜂、朽木白哉、狛村左陣、日番谷冬獅郎ら隊長格が卍解を失います。平子が対峙した相手は不明ですが、彼自身は卍解を奪われることなく生還しました。 総隊長の死亡をはじめとして、護廷十三隊全体が甚大な被害を被ったことを受けて、星十字騎士団の次なる侵攻に備えることになりました。

二度目の侵攻で戦闘不能に?

BLEACH ブリーチ バンビエッタ・バスターバイン
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

2度目の侵攻では、狛村と共にバンビエッタ・バスターバインと交戦。完聖体となった彼女の全方位攻撃と逆撫は相性が悪く、形勢逆転され戦闘不能になります。 雛森の治療で戦線復帰できるまでに回復し、重傷の砕蜂を庇って戦う二番隊副隊長・大前田希千代と合流するも、バズビーの奇襲を受けることに。彼の「バーナーフィンガー4」によるマグマに呑まれ、一時消息不明となりますが、逆撫の能力を使って攻撃を逸らして生き延びていました。

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霊王宮決戦

BLEACH ブリーチ ユーハバッハ
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

浦原や生存している面々と共に、先発隊として一護が乗り込んだ霊王宮へ続く門を作成。霊王宮決戦では他の隊長格と協力してジェラルド・ヴァルキリーと戦いします。 ジェラルドの奇跡の能力に苦戦し、最終的にはほぼ致命傷の技から雛森を庇って戦線離脱。見せ場は少なかったものの、部下を守りきり自身も無事生き残りました。一護がユーハバッハを倒したことで戦いが終わり、死闘を生き抜いた平子は10年後も五番隊隊長を続けています。

平子真子と他キャラクターの関係性とは?

猿柿ひよ里

猿柿ひよ里(さるがきひより)は平子とともに仮面の軍勢の1人となった死神です。平子とは100年以上前から、どつき合いの漫才コンビのようなやりとりをしています。 2人はいつも口喧嘩をしていますが、ひよ里が斬られた際に真剣な表情で彼女を抱き上げる平子や、「ゴメンな……シンジ」と伝えるひよ里からは深い信頼関係が感じられました。かわいいケンカップルとして2人の交際を望むファンも多いのですが、そのあたりは残念ながら本編では描かれていません。

平子真子とひよ里の絡みを

仮面の軍勢

ラブ・愛川 羅武 (あいかわ らぶ) 元・七番隊隊長。星型のアフロヘアとサングラス、緑ジャージが特徴で、『週刊少年ジャンプ』をこよなく愛している。
ローズ・鳳橋楼十郎 (おおとりばし ろうじゅうろう) 三番隊隊長。70年代ハードロック風の見た目に反して穏やかな性格をしているが、ややナルシストな面がある。
矢胴丸リサ (やどうまる リサ) 元・八番隊の副隊長。お下げ髪にメガネ、セーラー服という清楚な見た目だが、エロ本好きの変態。復隊後は八番隊の隊長に就任した。
ハッチ・有昭田鉢玄 (うしょうだ はちげん) 元・鬼道衆の副鬼道長。結界や回道(回復用の鬼道)が得意で、力を使いこなせていない井上織姫に助言を送った。
六車拳西 (むぐるま けんせい) 九番隊隊長。荒っぽい一面があるものの情に厚く、九番隊副隊長・檜佐木修平がかつて憧れた死神。
久南白 (くな ましろ) 元・九番隊隊長の副隊長。ふざけた態度と見た目だが、15時間を超えて虚化できる逸材。復隊後は副隊長に檜佐木がいたため、スーパー副隊長に据えられる。

仮面の軍勢(ヴァイザード)を名乗る彼らは、虚の力が発現した死神たち。100年以上前の護廷十三隊の隊長格であり、藍染らが行った崩玉の実験の被害者です。 「魂魄消失事件」に巻き込まれる形で虚の力を手にし、中央四十六室の判断で虚として処分されかけましたが、浦原たちの手引で永い間現世に身を潜めていました。全員が虚化を習得しており、仮面を被ることで虚特有の能力を使用できます。 平子とローズ、拳西、舞白、リサはのちに元の隊に復職し、残りは現世に留まりました。

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藍染惣右介

BLEACH 藍染惣右介 ブリーチ
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ ©KLabGames

藍染惣右介は110年前は平子の部下だった死神です。当時から平子は藍染に違和感を感じていましたが、その違和感の正体を突き止める前に、彼の「死神の虚化」実験に巻き込まれて望まぬ虚化の力を手に入れることになってしまいます。 感覚支配系の能力を持つという共通点もありますが、平子は藍染に簡単に負けてしまいました。平子の能力が藍染の下位互換だと言われるのはこのせいです。平子にとっては戦うには相性の悪い相手といえます。

平子真子と藍染惣右介の過去を

雛森桃

雛森桃(ひなもりもも)は平子が五番隊隊長に復帰後、その副官を務める女性死神です。心酔する藍染の裏切りでひどく傷ついていた彼女ですが、平子が復帰した際には元来の明るさを取り戻していました。平子のメンタルケアが効いたのでは?という説も出たほどです。 最終巻で描かれた10年後も、2人は五番隊の隊長と副隊長を務めており、飄々キャラ&真面目キャラでよいバランスのコンビになっていました。平子が彼女を「桃」と呼ぶのも、妄想が広がります。

平子真子と雛森のコンビを

黒崎一護

BLEACH ブリーチ 黒崎一護
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

虚化のコントロールを教えた黒崎一護は平子にとって弟子のような存在です。一護から見た平子は、当初はちょっと変わった転入生で、後に自分の意思とは関係なく「仮面の軍勢」に引き入れようとする強引な人物でした。 修行や共闘を経て信頼関係ができてからは、2人はともに戦う仲間となっています。序盤は胡散臭さ満点だった平子ですが、「一護の味方や」の言葉通り、裏切りも思惑もなく最後まで一護の味方であり続けました。

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平子真子のかっこいい名台詞・名シーンまとめ

上に立つ者(モン)は下の者(モン)の気持ちは汲んでも顔色はうかがったらあかん

36巻の過去編で、当時隊長だった平子が新たに隊長に昇格した浦原喜助に対して、隊長としての心構えを語った言葉です。いつもは飄々とした物言いで本音が見えてこない平子ですが、このセリフからは彼の隊長としての威厳がうかがえます。 護廷十三隊や仮面の軍勢など、組織を率いてきた男の言うことは重みが違いますね。

この名言シーンを

何が無茶やねん オマエ一人で戦わす方が よっぽど無茶やろ

45巻、空座町決戦で護廷十三隊や仮面の軍勢は一護に藍染の始解を見せないよう立ち回って戦います。その様子を見て心配の声をあげる一護に、平子はこのセリフとともに「一人で背負うな厚かましい、これは俺ら全員の戦いや」と声をかけました。 なんでも1人で背負ってしまいがちな一護のことをよく分かっているからこそ言える言葉です。

この名言シーンを

あかんわ 俺らはあんたらの味方ちゃう俺らは藍染の敵 ほんでもって 一護の味方や

護廷十三隊が藍染率いる十刃達と死闘を繰り広げるなか、助太刀に現れた仮面の軍勢。総隊長の山本元柳斎は、過去の経緯もあって平子に味方と捉えていいのかと訪ねます。 それに対しての平子の返答です。「一護の味方」を顔を見せないで言わせるオサレな演出と相まって、平子のかっこよさがにじみ出ている名シーンです。

この名言シーンを

TVアニメ版「ブリーチ」で平子真子を演じた声優は小野坂昌也(おのさかまさや)

平子真子役は小野坂昌也(おのさかまさや)が務めています。大阪府出身の声優で青二プロダクション所属、リングアナウンサーやナレーターとしても活躍中の中堅声優です。特技は即興で歌や芝居をつくることで、そのスキルは声優やナレーター業に生かされています。 大阪府出身なため、関西弁を話すキャラクターを担当することが多く、声優業にギャグやコントなどをアドリブで取り入れ、人気を獲得しています。元々は声優ではなくお笑い芸人を目指し活動していましたが、芸人に弟子入りはハードルが高いと断念し、改めて俳優になるため青二塾大阪校に入学しました。 卒業後に上京し青二プロダクションに所属、OVA『ビー・バップ・ハイスクール』主役加藤浩志の担当をきっかけに声優デビューしました。 代表作は『キン肉マン2世』キン肉万太郎役、『よんでますよ、アザゼルさん。』アザゼル役、『はじめの一歩』千堂武士役です。

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アニメ『BLEACH』平子真子の卍解や活躍に注目!

BLEACH 千年血戦篇 ブリーチ

胡散臭すぎる第一印象に反して、最後まで一護の味方で仲間思いだった平子真子。そのギャップに魅了された人も多いのではないでしょうか?原作では対峙した敵との相性や斬魄刀の性質上、あまり活躍の場がありませんでしたが、アニメの卍解シーンに期待ですね!