2023年6月27日更新

『BLEACH(ブリーチ)』十刃(エスパーダ)を一挙紹介!死を司る最強の破面10人と十刃落ちを解説

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大人気漫画『BLEACH』の破面篇に登場する「十刃(エスパーダ)」。その圧倒的強さから、登場時は読者に衝撃を与えました。 本記事では十刃及び、十刃落ち(プリバロンエスパーダ)の個性的なキャラクター達を紹介!それぞれの強さや性格、戦闘エピソード、司る死の形を踏まえて解説します! ※この記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。

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破面篇に現れた強敵・十刃(エスパーダ)とは

十刃(エスパーダ)とは、大人気作品『BLEACH(ブリーチ)』にて登場する戦闘能力が優れた破面(アランカル)10体の総称です。 破面達は帰刃(レスレクシオン)と呼ばれる刀剣解放を行うことで虚(ホロウ)本来の力をその身に回帰させることが出来ますが、十刃の強さは数字持ち(ヌメロス)の中でも群を抜いています。特にヴァストローデと呼ばれる階級を持つ者は護廷十三隊の隊長格すら凌ぐ力を持っているとか。

刻まれた数字の意味は?

彼等の体には必ず1から10の数字が刻まれており、その数は小さい方から順に殺戮能力の高さを表しています。他の破面を『従属官(フラシオン)』として従わせることが出来るなど巨大な権力も与えられていますが、その立場は力のみで維持され、より強い者が現れるとナンバーの入れ替わりがおきる仕組みです。 また、十刃は人間を死に至らしめる要因である10の「死の形」を司り、それが同時に各々の思想・存在理由となって、時には彼等の能力にも繋がっています。 作者の久保帯人曰く「刃(エスパーダ)」の初期メンバーは7人で構成されていて、その後人数が増え現在の10人になったことで「十刃(エスパーダ)」となったそうです。

虚園救出篇を

第1十刃(プリメーラ・エスパーダ):コヨーテ・スターク

帰刃:郡狼(ロス・ロボス)

十刃のNo.1はコヨーテ・スターク。手袋をめている左手に1の刻印があり、下顎骨に仮面の名残を着けた黒髪の中年男性です。常に気だるげそうな雰囲気を出しており、実際、十刃ながらもあまり好戦的ではなく「穏便に済むならそれに越したことはない」といった発言もしています。 帰刃は他の十刃とは違い刀を使わず、2丁拳銃で虚閃や自らの魂を分裂させた狼を操ります。空座町(からくらちょう)の決戦では京楽春水と交戦。 浮竹が加勢しに行くほど彼を追い詰め、さらに乱入してきた「仮面の軍勢」(ヴァイザード)をも容易く戦闘不能にさせるなどの力を発揮します。しかし、再戦時に京楽の斬魄刀・花天狂骨の能力で不意打ちをくらい戦死しました。 読者の中では、ただの始解に破れたため本当にNo.1かと言われがちでしたが、京楽達の能力を即座に把握する高い洞察力や、十刃の中でも1番多くの隊長格を相手にしたことからその強さは紛れもないものと言えるでしょう。

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コヨーテ・スタークが司る死の形

コヨーテが司る死の形は「孤独」。これは彼の存在理由にも関係しています。虚時代、コヨーテは強すぎるあまり周りの虚が死んでいき自分だけが生き残るという経験を幾度もしました。 そしてそんな孤独から逃れるために破面化し、自らの魂と霊圧を分離させた存在・リリネット(後に従属官となる)を生み出します。その後、自分と一緒に居ても滅びないような強い仲間を求めた彼は藍染と出会い、十刃となるのでした。 なお、戦闘で使用している拳銃はリリネットがその姿を変化させたものです。

第2十刃(セングンダ・エスパーダ):バラガン・ルイゼンバーン

帰刃:髑髏大帝(アロガンテ)

十刃のNo.2は老人男性の見た目をしたバラガン・ルイゼンバーン。大帝の異名を持ち仮面の王冠を被っています。かつては虚圏を統治していたため、その名残か傲慢でプライドが高く藍染への忠誠心は皆無。 十刃の中で唯一「エスパーダ」を名乗らなかった人物です。また、王であったが故に従属官との間には強い上下関係が存在しています。 万物を朽ちさせる“老い”の力を操ることが可能で、帰刃後はボロ布を纏いまさに死神を想像させるような骸骨姿に変化します。砕蜂(ソイフォン)との戦闘ではその能力に加えて、彼女の卍解「雀蜂雷光鞭(じゃくほうらいこうべん)」を受けても余裕で立ち上がるほどのタフさを見せつけました。 そんなチートのような能力を持つバラカンですが、最期は自らの老いの力を利用され死亡することになります。

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バラカン・ルイゼンバーンが司る死の形

バラガンが司る死の形は「老い」。前述の通りそれはバラカンの能力にも繋がっており、意志を持って触れた物を老化し崩壊させることや、帰刃後にはその力を周囲に飛散させることも出来ます。 しかしながら、この力は自分自身にも有効。そのため、バラガンの体表にはそれを退ける結界が張られています。ただ、その結界内に老いの力が入ると対応出来ず、自分自身を朽ちさせてしまいます。

第3十刃(トレス・エスパーダ):ティア・ハリベル

帰刃:皇鮫后(ティブロン)

十刃のNo.3は金髪と褐色肌、何より過激な衣装が特徴的なティア・ハリベル。現十刃の紅一点です。3人の従属官を引連れており、面倒見が良く彼女達からも慕われています。一方で冷静かつ思慮深い性格でもあり、従属官達がやられた際には部下の仇を取ろうとするものの取り乱すことはありませんでした。 水温ふくめ水を自由自在に操って攻撃する戦闘スタイルをとり、その強さは日番谷との対戦で彼を圧倒するほど。「仮面の軍勢」介入後は、彼に加勢したひよ里・リサ含め3対1の攻防を展開し最後まで戦いますが、十刃に失望した藍染によって瀕死の重症を負わされました。 その後、彼女の生死は不明でしたが、キャラクターブックの小説で生存していることが判明。 虚圏に戻り、虚圏を統治する姿が描かれました

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ティア・ハリベルが司る死の形

ハリベルが司る死の形は「犠牲」。彼女は破面になる前「犠牲によって得た力で強くなりたいと思わない」という考えを持ち、倒した虚を食べようとはしませんでした。 しかしある時、仲間(後の従属官)がハリベルのために身代わりとなって倒される事件が起きてしまいます。そして彼女は今までの自分の考え方が間違っていたことを悟るのでした。 コミック第42巻には現在のハリベルの考えを表した「犠牲無き世界などありはしない」で始まる有名な巻頭詩が載っています。

第4十刃(クアトロ・エスパーダ):ウルキオラ・シファー

帰刃:黒翼大魔(ムルシエラゴ) / 刀剣開放・第2階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)

十刃のNo.4は角が生えた仮面の名残を左に被ったウルキオラ・シファー。作中で初めて登場した成体の破面でもあり、非常に残忍で全く感情を出さない人物です。任務を最優先に行動するため藍染からはかなりの信頼を得ています。 自身が気づいているかは不明ですが、グリムジョーいわく好敵手の体に獲物の印として自分の孔と同じ場所(喉元)に穴を開ける癖を持っているとのこと。 帰刃後は悪魔のような翼が生え、そのスピードと戦闘力で卍解・虚化状態の一護が太刀打ちできないほどの強さを見せました。また十刃の中で唯一、超速再生と2段階目の刀剣解放を可能としており、通常の帰刃とは比べ物にならない巨大かつ異質な霊圧を得ることが出来ます。 一護との戦いでは常に優勢であったウルキオラでしたが、最期は完全虚化した彼によってダメージを負い、決着が着いたとは言えないまま肉体が灰化して砕け散ることになりました。 なお、ウルキオラに関しては本当にNo.4程度の実力なのかと疑問に思う読者が多いのですが、それは十刃の序列が戦闘能力ではなく、単純にその火力によって決まるためではないかと推察されています。

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ウルキオラが司る死の形

ウルキオラが司る死の形は「虚無」。その為か感情の起伏が無く、作中では人間が持つ「心」に納得しがたい思いを抱いていることが分かる発言を度々しています。後に出されたファンブックにて判明した彼の過去編でも、大虚時代の頃に虚無に身を任せて生きていた様子が描かれています。 しかしながら消滅する間際、自分が怖くないかと織姫に訪ね、怖くないという意思の言葉を聞いたウルキオラは「この掌にあるものが心か」と最期にその存在を理解したのち、満足そうに消えていきました。

第5十刃(クイント・エスパーダ):ノイトラ・ジルガ

帰刃:聖哭螳蜋(サンタテレサ)

十刃のNo.5は長い黒髪と下に刻まれた5の文字が特徴的なノイトラ・ジルガ。No.5でありながら何故か自らを最強と豪語し、非常に好戦的な性格で、たとえ格上相手であろうとおかまいなしです。 戦で女が男の上に立つのが気に食わないらしく、かつて十刃No.8だった頃は当時No.3であった女性のネリエルをやたらと目の敵にしていました。 三日月型の大鎌のような武器を使用し攻撃力が高いだけでなく、十刃随一の「鋼皮(イエロ)」を持っています。その硬度はチャドの「魔人の一撃」を平気な顔で受けるレベル。 グリムジョー戦で消耗していたとはいうものの、卍解した状態の一護や、その後救援にきた剣八の斬撃すらも耐えています。 ですが剣八との死闘の末、帰刃するも両手持ちによる剣八の 「剣道」の一撃で深手を負うことに。情を掛ける事と、掛けられる事を嫌ったノイトラは再び剣八に挑もうとしますが最期にトドメをさされ死んでしまいます

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ノイトラが司る死の形

ノイトラが司る死の形は「絶望」。 彼は自分を含めた破面を「救われない存在」と捉えていました。戦いの中で死んでいくことを目的としながら、常に強さを求めて戦いを絶望していたノイトラはそんな生き方しかできない仮面にまさに心の中で絶望していたのでしょう。

第6十刃(セスタ・エスパーダ):グリムジョー・ジャガージャック

帰刃:豹王(パンテラ)

十刃No.6は右顎を覆った仮面の名残を着けたヤンキー風の男、グリムジョー・ジャガージャック。ノイトラ同様、非常に好戦的で本能のままに生きる性格のためよく他の破面と衝突したり、命令を無視して単独で行動に出ることが多い人物です。 気に入った敵は逃がさないと一護を好敵手と見なして執着し、作中では3度の戦いを繰り広げています。 通常でも両手のみならば帰刃形態にすることが可能で、帰刃後はまるで豹を思わせる姿に変貌します。虚化した一護と対等に渡り合える戦闘力を持ち、特にグリムジョー最強の技「豹王の爪(デスガロン)」は彼に重症を追わせるほどの威力を見せました。 刀剣解放により一護を圧倒していたグリムジョーですが、激闘の末に敗北。それでも尚立ち向かおうとし、突然乱入してきたノイトラによって攻撃を受けそのまま生死不明となります。しかしその後千年血戦篇にて再登場を果たし、一護たちと共闘する姿が描かれました。 ちなみに、グリムジョーは人気投票において初登場以来トップ10入りを維持するなど十刃の中ではかなりの人気を誇っており、読者からGJJJ(名前のイニシャル)の愛称をつけられています。

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グリムジョーが司る死の形

グリムジョーが司る死の形は「破壊」。彼は虚時代に仲間(他の虚)を倒し食い続けることでその力を限界まで伸ばし破面化しました。彼の性格が攻撃的なのもこの死の形が関係しているのかもしれません。

第7十刃(セプティマ・エスパーダ):ゾマリ・ルルー

帰刃:呪眼僧伽(ブルへリア)

十刃のNo.4は褐色の肌でスキンヘッドという個性的な見た目をしたゾマリ・ルルー。 丁寧な言葉遣いで物腰が柔らかそうに見えますが、戦闘においては人質をとるなど、どんな卑怯な手段も厭いません。首を落とさないと殺したことにはならないという考えを持っていることからもその残虐性がわかります。 十刃中最速の響転(ソニード)を有し、帰刃すると無数の目玉がついたなんとも恐ろしい姿に。 その目で見つめた者の支配権を奪う「愛(アモール)」という能力を持ち、支配された部位はルルーの意思で動かす事が出来ます。全身合わせて50以上の目があるため、全を使用すれば50箇所以上を支配できる計算です。 頭部を支配すると全身を操ることが可能なのでかなり手強い能力に思えますが、「愛」が鬼道に近い能力であり、同じ鬼道で防げることができます。 白夜と対峙した際に彼の卍解「千本桜」で数億という刃に囲まれまれ、最高でも50程度しかモノを支配できないルルーはあっけなく敗北するのでした。

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ルルーの司る死の形

ルルーが司る死の形は「愛」。見つめたものを支配できる能力を彼は「愛」と呼んでおり、一応死の形に準えているのではないかと思われます。 白夜によってたった4話で退場してしまうルルーですが、死ぬ間際に血の涙を流し取り憑かれたように「愛染様万歳!」とまさに愛を表す名言(?)を叫んだことから読者に強烈な印象を与えました。

第8十刃(オクターバ・エスパーダ):ザエルアポロ・グランツ

帰刃:邪淫妃(フォルニカラス)

十刃のNo.8はピンク髪で仮面の名残である眼鏡を掛けたザエルアポロ・グランツ。 虚圏の研究者でマッドサイエンティストの気質があり、いたぶって殺すことを楽しむなど残忍な思考の持ち主です。しかしながら、その技術力は相当なもので、多数の従属官は彼によって改造されています。 自ら戦闘力は高くないと発言しており、直接戦うスタイルではなく改造や相手を解析して卍解などの能力を封じ込めたりといった戦法をとります。 ダメージを受けても改造した従属官を食べると回復できたり、虚夜宮(ラス・ノーチェス)の研究室にて恋次や石田と交戦した際には、内臓のパーツが入った対象者の人形を破壊することで本人にもダメージを与えるといった能力で彼等を翻弄しました。 しかし後からやって来たマユリとの対決で、ザエルアポロが最も誇っている力「自身を相手に孕ませ、甦る能力」を使うも、マユリの実験モルモットにされてしまいす

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ザエルアポロが司る死の形

ザエルアポロが司る死の形は「狂気」。 過去に最上大虚にまでなった彼は十刃No.0の称号を得ますが、ザエルアポロが求めていたのは強さや立場ではなく「完璧な命」でした。 そして自ら中級大虚(ギリアン)の身に落ち、一時は十刃落ちとなってしまいます。 自分から望んで弱体化した件に関してノイトラからは「正気じゃない」と評され、まさにマッドサイエンティストの呼び名の通り狂気を表した人物であると言えるでしょう。

第9十刃(ヌベーノ・エスパーダ):アーロニーロ・アルルエリ

帰刃:喰虚(グロトネリア)

十刃のNo.9は液体で満たされたカプセルに2つの頭が浮いている人間離れした姿のアーロニーロ・アルルエリ。この頭はそれぞれ別の人格を持ち喋り方が異なる他、2つの頭が交互に話すのでセリフがカタカナ口調に変化したりと不気味な雰囲気を醸し出しています。 十刃の中で唯一のギリアン(最下級)であるため戦闘力は低いながらも、取り込んだ虚の能力を使うことが出来ます。今までに喰らった虚の数は33650体。その内の1体がルキアの元上司・志波海燕(しばかいえん)と融合していたために彼に化けることができ、その斬魄刀も使用することが可能です。 ただし、弱点として日光が苦手であり、ルキアとの戦闘では海燕の姿で翻弄するもその正体を見破られ最期は敗北します。

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アーロニーロが司る死の形

アーロニーロが司る死の形は「強欲」。虚を喰らえば喰らうほど、求めれば求めるほど使用出来る能力が増え、強くなれる——。まさに強欲の塊と言えますね。

第10十刃(ディエス・エスパーダ)→第0十刃(セロ〜):ヤミー・リヤルゴ

帰刃:憤獣(イーラ)

十刃No.10は顎に仮面の名残を残した巨漢のヤミー・リヤルゴ。怒りやすく粗暴な性格で仲間であっても躊躇無く殺すほどに短気かつ暴力的な人物です。何故かあのウルキオラと相性が良く、悪態をつきながらも相棒のような関係を築いていました。 戦闘スタイルは素手で倒すという単純なもの。1番下っ端のNo.10として登場するヤミーですが、実は溜めた力を一気に解放する帰刃の発動により、「10」の数字から「1」が剥がれ、「0」に変化するという特殊な破面でした。 つまり十刃に与えられた本来の数字は1~10ではなく、0~9であったのです。力を解放した後は副隊長クラスの人物を瞬殺するなどの実力を見せますが、白夜と剣八との戦いではその戦闘シーンが省略されいつの間にか敗北。 剣八からは「つまらない戦いだった」と言い捨てられたヤミー。しかし、「(第二解放のウルキオラを含めても)ヤミーが十刃最強である」と公式ファンブックにて明言されています。 シーン的にそうは見えないのですが、ウルキオラ戦を経てパワーアップした虚化一護の渾身の月牙天衝を受けても少し痛いで済む、ノイトラを一撃で倒した剣八が手こずるなどそれなりに根拠はあるように思えます。

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ヤミーが司る死の形

ヤミーが司る死の形は「憤怒」。怒りがパワー源となっているヤミーは死の形がその能力に繋がっていることが分かります。非常に怒りやすく好戦的なのもこの為でしょう。

格下げ!?十刃落ち(プリバロンエスパーダ)とは

十刃落ち(プリバロンエスパーダ)はその名の通り、かつては十刃であったものの、藍染によってさらに強力な破面が誕生してしまったがために十刃の称号を剥奪された者達の総称です。彼等には3桁の数字が与えらることから「3桁(トレス・シフラス)」とも呼ばれています。 現十刃にはもちろん及びませんが、かつてその立場に身を置いだけあって従属官などの数字持ちとは比べ物にならないほどの実力を持っています。

ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク

帰刃:羚騎士(ガミューサ)

ネリエルは元十刃No.3の立場についていた破面。グラマラスな体型の成人女性であり、頭には山羊の頭蓋骨のような形をした仮面を被っています。 かつてはノイトラの相手を余裕でするほどの実力を持っていましたが、無駄な争いをしない性格かつ女性であったがために彼からは目をつけられていました。 そしてある日、ノイトラとザエルアポロの企みにより仮面を割られ霊力が漏れたネリエルは幼女の姿になり、記憶喪失になってしまうのでした。 ネリエルとしての記憶を失った彼女は元従属官であるペッシェとドンドチャッカと一緒に、ネル・トゥという破面の少女として過ごすことに。その後虚圏を訪れた一護と出会い、他の破面に襲われそうになった所を助けてもらったことから彼と行動を共にするようになります。 満身創痍の一護をノイトラが襲撃した際には、彼を守りたいという衝動で記憶が戻り成人化。刀を解放してノイトラを追い詰めますが、あと1歩のところで再び幼女の姿に変わってしまいます。 そのため2人のどちらが強いかは分からず終いでしたが、少なくとも本来の姿であればネリエルには現十刃に匹敵する強さが十二分にあると言って良いでしょう。

ネリエルは千年血戦篇にも登場!?

千年血戦篇にて、ネリエルは元従属官であるペッシェとドンドチャッカと一緒に再登場を果たします。グリムジョーも一護と共にシュテルンリッター(星十字騎士団)と闘います。

No.103:ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ 

帰刃:暴風男爵(ヒラルダ)

ドルドーニはNo.103のラテン系を思わせる容姿と喋り方をした十刃落ち。独特なテンションと行動で一護とネルからはドン引きされ、最初はただの胡散臭いおじさんとも思われました。 しかし戦闘に入るとその姿勢は一変。十刃時代のナンバーは判明していませんが、蹴り技を主体とした戦闘スタイルで月牙天衝すら弾き返す強さがありました。 これを期に十刃に復帰しようと多少卑怯な手段も使って戦うも、最終的には虚化一護に敗れてしまいます。早々に退場したサブキャラながら、交戦中に言い放った「甘さ(チョコラテ)はここに置いて行け」というセリフは一護に檄を飛ばした名言として有名です。

No.105:チルッチ・サンダーウィッチ

帰刃:車輪鉄燕(ゴロンドリーナ)

チルッチはNo.105のやたらと好戦的なツインテール美少女。虚夜宮内の柱だらけの部屋で石田、ペッシェと対峙します。戦闘中にペッシェが偶然放った技で転倒し、怒りのまま思わず帰刃するなど非常にキレやすくもある人物です。 刀剣解放後は巨鳥のような姿になって攻撃しますが、石田のゼーレシュナイダーを前に劣勢を強いられます。このままでは勝てないと悟ったチルッチは、最終手段として自らの手や翼を切り捨てて大技を炸裂しますが、それすらも石田に見切られ敗北。 切り捨てた部分は2度と元には戻ることはないらしく、腕を焼き切るのと同じとのこと。勝負に敗れた後はドルドーニ同様、一護達を追っかけてきた葬討部隊によって殺されてしまいます

No.107:ガンテンバイン・モスケーダ

帰刃:龍拳(ドラグラ)

ガンテンバインは派手なオレンジ色のアフロと星マークがついた仮面の名残が特徴の男性破面。ナンバーは107で、フェアな状況で行う戦いを好んでいます。 虚圏編ではチャドと交戦。最初は優勢だったものの、自身の力に共鳴する形で彼の「巨人の右腕」と「悪魔の左腕」を覚醒させてしまい、敗北することになります。 その後、勝利したチャドも突然現れたノイトラにやられ、2人ともども葬討部隊に処刑されかけますが駆け付けた卯ノ花によってなんとか一命を取り留めました。

No.102:ピカロ

帰刃:戯擬軍翅(ランゴスタ・ミグラトリア)

小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』を

ピカロは、一護が死神の力を失った後の空白の時間を描いた小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』に登場するNo.102の元十刃。 100人以上の子供破面から成り、今までにない1群にして1体の破面です。彼等の頭は普通の子供のそれとなんら変わりませんが、故に無邪気かつ残忍な性格で相手の「死」に関係なく気が済むまで遊び続けます。 なお、全ての個体が1ヶ所に揃った時の力は白夜の「千本桜景厳」にも匹敵すると言われています。

『BLEACH(ブリーチ)』十刃(エスパーダ)は個性的!味方だと心強い

十刃(エスパーダ)や十刃落ちのキャラクターは、敵でありながらも個性的でかっこよく人気が高いです。そんな彼らが登場する「破面篇」では非常に熱い戦闘が繰り広げられるシーンが多く、見応えがあります。 また、十刃の中には「千年血戦篇」にて再登場を果たすキャラもいます。そのため、アニメ「破面篇」に加えて「千年血戦篇」もぜひチェックしてみることをおすすめします。

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