2018年6月18日更新

『BLEACH-ブリーチ-』史上"最高"の卍解を検証!【強さだけじゃない】

週刊少年ジャンプの人気漫画『BLEACH』が2016年ついに完結。ダイナミックなバトルーシーン、とくに最終奥義「卍解」の迫力は圧巻でした。そこでここでは2018年の実写映画化に先駆けて、卍解の中でも個性際立つトップ10を厳選してご紹介します。

卍解、『BLEACH-ブリーチ-』の死神たちの究極奥義を3つの要素でランキング付けしてみた

人の魂を食らう虚(ホロウ)など、さまざまな強敵との戦いを描いた人気漫画『BLEACH』。2001年から約15年に渡って週刊少年ジャンプで連載され大人気となりました。2016年38号で全686話が完結し、全74巻が発行されたコミックスは累計9000万部を突破しています。 物語の中で、主人公黒崎一護をはじめとする「死神」たちが振るう武器が「斬魄刀」です。それは単なる刃物ではありません。どちらかと言えば、生物兵器に近い存在だと考えたらわかりやすいでしょう。 斬魄刀はそれぞれに個性に合わせた名前を持ち、独特の癖や個性があります。さらに使い手との関係性が変化すると形態も破壊力もお話にならないレベルで成長する「解放」が可能。中でも護廷十三隊の隊長格だけが「解号」と呼ばれる言葉とともに発動する進化型の解放状態「卍解」は、死神にとっての究極奥義とも言える技です。 今回はその発動時のインパクトを、「かっこよさ」「意外性」「強さ」という3つのポイントで採点(各100点満点)してみました。『BLEACH』史上最高の卍解は果たして誰のどんな技でしょうか。

第10位 朽木ルキア「舞え、袖白雪」

卍解名:白霞罰(はっかのとがめ)

朽木ルキアは『BLEACH』の全エピソードを通して、中心的役割を果たしてきた女性の死神。初めは守られ役のヒロイン的ポジションかと思われましたが、終始、一護とともに「主役級」の大活躍を見せてくれました。罪人として処刑寸前まで追い詰められるなど紆余曲折を経て、ラストは立派に護廷十三隊の十三番隊隊長です。 彼女が振るう「袖白雪」は、尸魂界でもっとも美しい斬魄刀。氷雪系ならではのクールな卍解ぶりが魅力です。ルキア自身が氷の彫像のような美しい姿に変身するとともに、猛烈な冷気で敵を瞬間冷凍、粉砕します。 その威力は、塵レベルまで相手を粉砕しカケラも残さないほど。徹底した非情さがさらに、クールビューティな萌え感を煽ってくれます。 【カッコよさ】70点 【意外性】55点 【破壊力】75点 【総合力】200点

第9位 市丸ギン「射殺せ、神鎗」

卍解名:神殺鎗(かみしにのやり)

不気味な微笑みや冷酷な振る舞い、尸魂界を裏切るなどの所業で、嫌われキャラランキング上位に入りそうだった市丸ギン。ですが、破面篇クライマックスの大どんでん返しでみごとにイメージチェンジを果たし、好感度が急上昇しました。キャラ設定の意外性では、ナンバーワンと言えそうです。 彼の斬魄刀「神鎗」もまた、意外性がひとつの特徴。超高速で超伸び縮みする自在性が最大の売りでしたが、実際にはそれほど疾くも長くもないのだとか。刀身が一瞬で塵状になって相手を突き刺し、刃の中に仕込まれた猛毒を体内に仕込むという思いのほか細やかな裏技には、驚かされました。 【カッコよさ】50点 【意外性】80点 【破壊力】75点 【総合力】205点

第8位 砕蜂「尽敵螫殺(じんてきしゃくせつ)雀蜂」

卍解名:雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)

砕蜂(ソイフォン)が隊長を務める二番隊は、優れた身体能力を生かした隠密行動が本領。戦闘時には敏捷に動き回って敵を翻弄するのが得意です。実際、彼女の斬魄刀「雀蜂」が始解した時には、蜂のように舞い刺す技で敵を滅殺しました。 しかしその卍解「雀蜂雷公鞭」は、そんな隠密機動のイメージとはまったく真反対の荒技です。解放された斬魄刀はロケットランチャーのような形になって右腕に装備されます。そこから打ち出されるのは身長の倍はありそうな「針」状のミサイル。重すぎて動きがとても鈍くなるという、隠密らしからぬ弱点の持ち主です。 【カッコよさ】50点 【意外性】85点 【破壊力】75点 【総合力】210点

第7位 班目一角「裂けろ、鬼灯丸」

卍解名:龍紋鬼灯丸

本来、卍解は護廷十三隊の隊長格しか使いこなすことはできないハズのもの。ところが、戦闘特化型の十一番隊第三席、班目一角は見事に卍解状態まで解放してみせました。 2段階目の解放を遂げた鬼灯丸は、もはや剣ではなく斧のような形状に変化します。しかも1本ではなく3本。両手に一本ずつ、背中には屏風状態でさらに巨大な刃を背負っています。 生来のスキンヘッドと組み合わさった姿はまるで歌舞伎を見ているかのような大迫力。刻まれた龍の紋様がエナジーバロメーターの役割を果たしているところもユニークな演出です。 【カッコよさ】75点 【意外性】65点 【破壊力】75点 【総合力】215点

第6位 阿散井 恋次「咆えろ、蛇尾丸」

卍解名:狒狒王蛇尾丸、双王蛇尾丸

六番隊副隊長、恋次もまた隊長格しか使えないはずの卍解「狒狒王蛇尾丸」を身につけました。能力解放にともなって巨大な蛇の骸骨のような姿に変貌、高速で遠距離まで届く伸縮力を利用した突貫攻撃が得意です。 しかし蛇尾丸には実は、もう1段階上の「真の卍解」がありました。その名は、「双王蛇尾丸」。右手には巨大な刃「オロチ王」、左手に「狒狒王」の腕が装備された姿はちょっとしたパワードスーツ感覚。とくに右手のオロチ王は、切るだけではなく炸裂系攻撃にも対応しています。 【カッコよさ】85点 【意外性】70点 【破壊力】65点 【総合力】220点

第5位 黒崎一護「斬月!!」

卍解名:天鎖斬月

本来、習得までに長い年月が必要な卍解ですが、黒崎一護は天才を超える天才ぶりを発揮して、考えられないほど短期間にその技を習得しました。 解放時の斬魄刀「残月」は黒く細身の刀身に変化します。合わせて一護もロングコートのような死覇装(しはくしょう)をまとう姿に変身。打ち出される月牙天衝は大きな山も真っ二つにする破壊力を発揮します。 敵を圧倒する高速機動性も含めて、大きさや手数でわかりやすい破壊力をアピールしがちなほかの卍解とはひと味違う天鎖斬月。その戦いぶりには、ストイックな「剣士の魂」が感じられます。 【カッコよさ】80点 【意外性】65点 【破壊力】90点 【総合力】235点

第4位 狛村 左陣「轟け、天譴(てんけん)」

卍解名:黒縄天譴明王・断鎧縄衣(こくじょうてんげんみょうおう・だんがいじょうえ)

七番隊の隊長である狛村は、実は人狼。そのためもともと人並み外れた巨体ですが、卍解によって現れる「黒縄天譴明王」は身長も横幅も十倍以上は大きい鎧武者の姿をしています。その足元に立っている狛村は、まるで一寸法師のようです。 失ってしまった卍解の力が復活した時、鎧を脱ぎ捨てた姿の「断鎧縄衣」へと進化しました。カッコよさでは圧倒的に進化前が上ですが、攻撃特化型の後者の破壊力は強烈です。 術者がダメージを共有するというあからさまな弱点は変わらないものの、その潔さは漢気ではナンバーワンの、狛村のイメージにぴったりです。 【カッコよさ】90点 【意外性】75点 【破壊力】75点 【総合力】240点

第3位 日番谷 冬獅郎「霜天に坐せ、氷輪丸」

卍解名:大紅蓮氷輪丸(だいぐれんひょうりんまる)

尸魂界史上最年少で隊長(十番隊)となった、天才美少年。クールでマイペースな印象ですが、時には松本乱菊との絡みでコメディパートを担当することも。ひとたび戦闘となればほどよくピンチに陥りながら緊迫感を煽り、形成逆転で爽快感を味わわせてくれます。ある意味「戦上手」な冬獅郎の愛剣が、氷輪丸です。 氷雪系の斬魄刀として最強と言われる氷輪丸の卍解「大紅蓮氷輪丸」は、冬獅郎の体を覆うように広がる氷の龍や4枚の花びらに似た氷のモニュメントなど、まるで舞台衣装のようなところも魅力のひとつ。多彩な技も、ひとつひとつが美しく華麗です。 【カッコよさ】95点 【意外性】80点 【破壊力】75点 【総合力】250点

第2位 朽木白哉「散れ、千本桜」

卍解名:千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)

華やかさと破壊力を兼ね備えた卍解「千本桜景厳」には、いかにも最終奥義らしいオーラがあります。始解時は刀身が桜の花びらのように細かく分裂して、宙を舞い散り敵を切り裂く「千本桜」が、卍解では刀そのものが千本単位で出現。敵にとっては悪夢のような情景が広がります。 すべての刀身が分散した時の鋭い刃数は数億枚という説も。そのままでも十分な殺傷力を持つのに敵を包みこんで身動き取れなくしてしまう「吭景」や、すべての刃を一本の刀状に密集させることで攻撃力を極限まで高める「終景」など、攻めのバリエーションが多彩なことも特徴です。 【カッコよさ】100点 【意外性】90点 【破壊力】85点 【総合力】275点

第1位 山本 元柳斎 重國「万象一切灰燼と為せ、流刃若火」

卍解名:残火の太刀(ざんかのたち)

一番隊隊長と総隊長を兼ねる史上最強の死神、山本 元柳斎 重國。その「流刃若火」は、攻撃系としてはあらゆる斬魄刀を凌いでいると言われています。なにしろ解号が「万象一切灰燼と為せ」。あらゆるものを焼き尽くせ!という言葉そのものに、圧倒的な殲滅力が感じられます。 始解時ほど「炎上感」も圧倒感もない解放状態ですが、その内には反則技に近い常軌を逸した破壊力が秘められています。それこそまさに意外性の塊。さらに渋さが極まる総隊長ならではの威厳と風格も含めれば、かっこよさでも満点と言わざるを得ないのです。 【カッコよさ】100点 【意外性】100点 【破壊力】100点 【総合力】300点

2018年夏、実写版ブリーチで福士蒼汰は最終奥義を放つのか!?

山本総隊長が1位を獲得しましたが、とはいえ愛染惣右介の「鏡花水月(きょうかすいげつ)」や更木剣八の「野晒(のざらし)」など、始解でも破壊力抜群な展開もありました。要は死神と斬魄刀がどれほど濃密な関係を築いているかが、かっこよさや強さを左右する重要なポイントになっているようです。 ちなみに作品中で初めて披露された卍解は、よりによって涅マユリの「金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)」。意外性とグロさは満点ですが、かっこよさでは採点不能です。 2018年夏に公開が予定されている劇場版では、主人公の黒崎一護を福士蒼汰が演じるとのこと。監督は『GANTZ』などを手がけた佐藤信介が担当します。果たして劇中で卍解は炸裂するのか? 乞うご期待です。