『BLEACH(ブリーチ)』最強キャラランキングTOP15!インフレしすぎの強さを徹底検証
「BLEACH(ブリーチ)」は久保帯人の人気漫画で、週刊少年ジャンプに2001年から2016年の間連載されていました。アニメや実写映画など、様々なメディア作品が制作され、連載が終了してもなお根強い人気を誇っています。 「ブリーチ」の見どころは、なんといっても死神たちによるカッコいい戦闘シーンです。漫画版では、見開き2ページにわたってダイナミックな人物絵が描かれることが多く、戦いの中で覚醒する人物たちが読者の心を掴みました。 今回は、そんな「ブリーチ」に登場する強いキャラクターをピックアップし、ciatr独自視点でランキングを作成しました。護廷十三隊の死神だけでなく、滅却師(クインシー)や零番隊の死神を含む、最終巻までのキャラクター最強ランキングTOP15です。 ※この記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。
『BLEACH(ブリーチ)』最強キャラランキングTOP15
ここから、「ブリーチ」に登場する最強キャラクターたちを、ランキング形式で紹介していきます。彼らの能力や戦歴なども、併せて振り返ってていきましょう。
15位 浦原喜助
実力は未知数?元十二番隊隊長
浦原喜助は、現世で浦原商店の店主をしている人物です。しかし、実は彼は護廷十三隊の前十二番隊隊長を務めていました。過去に藍染惣右介の策略によって尸魂界(ソウルソサエティ)を追放されましたが、元隊長の実力は伊達ではありません。 彼は千年血戦編で、星十字騎士団のアスキン・ナックルヴァールと交戦し、ついに真の実力を発揮しました。アスキンとの戦いで一度は追い込まれる浦原ですが、ついに作中で初めて卍解の能力を解放したのです。 彼の卍解は「観音開紅姫改メ(かんのんびらきべにひめあらため)」。巨大な女性が浦原の背後に現れるのが特徴です。その能力は「触れたものを作り変える」というもので、味方が失った目を修復したり、閉鎖空間の扉を作ったり、応用力があります。 浦原喜助は「ブリーチ」序盤から登場しつつも、その真の実力が把握できなかった存在でした。しかし、物語終盤で見せた卍解や、最強かと思われていた藍染にとどめとなる封印を施した実績から、ランクインです。
14位 二枚屋王悦
二枚屋王悦は、霊王宮を守る零番隊に所属している死神。零番隊は、一般の死神にはあまり存在が認知されていないものの、現世と尸魂界(ソウルソサエティ)のバランスを保っている「霊王」を守る、精鋭たちが所属している隊です。 二枚屋は、零番隊の任務を担いながら、すべての斬魄刀(ざんぱくとう)の元となる刀「浅打」を作る職人でもあります。そんな彼が作中で使った斬魄刀は、「鞘伏(さやふし)」です。切れ味が良すぎるため鞘を持たず、むき出しになっている刀で、クインシーたちを一掃しました。 彼は刀を知り尽くしているだけあって、剣術に優れています。また、精鋭のみで構成されている零番隊なので、当然、卍解も使えるものと思われます。 彼は結果的にユーハバッハの親衛隊に負けてしまいますが、いくつもの斬魄刀を所持していたこと、卍解を見せずに敗れたことから、真の実力が発揮されていません。それを加味してランクインです。
13位 ユーグラム・ハッシュヴァルト
ユーグラム・ハッシュヴァルトは、クインシーで、ユーハバッハの右腕的存在。ユーハバッハ率いる「見えざる帝国」のナンバー2で、聖文字は「B」です。ユーハバッハは彼に対し、自分と同じ「分け与える力」を持っていると語っています。 彼の能力は「ザ・バランス」。自分にダメージ(幸運)を与えた相手に、同じ分のダメージ(不幸)を与えるというものです。ユーハバッハが言う「分け与える力」というよりも、「分かち合う力」の方が正しいかもしれませんね。相手に倒されたとしても、ザ・バランスによって相打ちにできます。 実力だけ見れば、もっと上の順位でもいい人物です。しかし彼の能力の性質のせいか、作中ではそこまで目立った活躍がありませんでした。そのため、この順位でランクインです。
12位 グレミィ・トゥミュー
グレミィ・トゥミューは「見えざる帝国」の1人で聖文字は「V」です。大きなフードと細い目が特徴的で、見えざる帝国の部隊「星十字騎士団」の中で一番強いのは自分だ、と自信に満ちたセリフを放っています。 彼の能力は「The Visionary(ザ・ヴィジョナリー)」。彼が想像したことを実現させるという能力で、隕石を落としたり、宇宙空間を作り出したりと、規格外の戦いを見せました。想像力さえあれば、何でもアリのチート能力です。 しかし、ネガティブな想像も現実のものになってしまうという弱点があります。更木剣八との戦いで、グレミィは自身の負けを想像してしまい、敗れました。 彼が自信に満ちた発言をしていたのは、能力の性質と関係があったのだと考えられます。能力自体は強力ですが、リスクも高いのでこの順位に。
11位 ペルニダ・パルンカジャス(霊王の左腕)
ペルニダ・パルンカジャスは、「見えざる帝国」星十字騎士団の一人です。深くフードを被っていて、激昂すると頭部がうごめくなど、その正体は不明でした。しかしのちに彼は、ソウルソサエティの安定を守る存在である「霊王」の左腕であることが明らかになります。 彼は文字通りの「左腕」である存在ですが、意思を持ち、星十字騎士団の1人として戦いに参加します。能力は「The Compusory(ザ・コンパソリィ)」。自らの神経を拡張し、相手の体内に通すことによって意のままに操り、体を押しつぶしてしまいます。 ペルニダは、肉体を押しつぶした相手の血を解析することで、自らを成長させることが出来ます。そして敵を倒すほど成長するので、その成長性は無限大です。能力の相性が悪く、涅マユリに敗れてしまいますが、無限の成長性を加味してランクインです。
10位 涅マユリ
涅マユリは護廷十三隊の十二番隊隊長を務める死神です。技術開発局という、死神が使用するアイテムなどを開発する施設の局長も兼任しています。 そのため彼は頭脳派ポジションで、戦いの際には自身の開発した薬品を使うことが多いです。また、斬魄刀や自身の体を改造していて、容姿はマイナーチェンジを繰り返しています。 彼の始解は「疋殺地蔵(あしそぎじぞう)」、卍解は「金色疋殺地蔵」です。疋殺地蔵の能力は切った相手の四肢の動きを止めることが出来ます。また、卍解の能力は周囲に致死毒をまき散らすというものです。 能力自体は相手の動きを奪う、「毒」のような効果ですが、彼は斬魄刀を改造することが出来ます。千年血戦編では、自分の周囲の敵を自動的に切りつける改造をするなど、様々な状況に対応する力があります。 マユリは、石田雨竜に敗北したことを除けば、とても勝率の高いキャラクターです。霊王の左腕・ペルニダ戦での勝利や、どんな敵にも即時に対応できる分析力と能力の幅を考えると、妥当な順位ではないでしょうか。
9位 更木剣八
更木剣八は、護廷十三体の十一番隊隊長を務める死神です。隊長クラスは全員卍解を使えますが、更木だけは始解すら使えないまま隊長になった、異例の存在。しかし能力がない状態でも、大きな霊圧とタフネスで、その強さは他の隊長たちに引けを取りません。 そんな彼の能力が、千年血戦編でついに覚醒します。彼の始解は「野晒(のざらし)」。巨大な斧のような形に変化し、グレミィが落とした隕石をも一撃で粉砕する力があります。そして、更木の斬魄刀から生まれた草鹿やちるが斬魄刀に戻ると、卍解も習得しました。 始解や卍解が無いときも、単純な戦闘力のみで隊長にのしあがった人物です。その実力は、ユーハバッハによって特記戦力に数えられるほどでした。 作中では卍解をコントロールできなかった更木ですが、習得したての力で十分強かったことから、この順位でランクインです。
8位 石田雨竜
石田雨竜は、死神を恨むクインシーとして登場するも、黒崎一護の仲間となった人物です。 千年血戦編ではユーハバッハの後継者として、彼と同じ聖文字「A」を与えられました。石田は再び死神の敵となったかのように見えましたが、実はユーハバッハを倒すために、「見えざる帝国」に潜入していたのです。 彼は大気中の霊子を固め、弓を形成して矢を放つ、クインシーの力で戦います。周りの霊力を集めて戦うため、修行によって霊子を収束する能力を上げたり、特殊な武器を使うことで技を強化していきました。 また千年血戦編では、聖文字「A」の力「完全反立(アンチサーシス)」の力を使っています。この能力は、指定した2点の間ですでに起こった出来事を逆転させるというもの。 またこの能力は、ハッシュバルトの能力が自身のダメージを相手に与えるのに対して、自身のダメージと相手のダメージを転換するものです。 石田はたゆまぬ努力によって、聖文字を与えられる前から、涅マユリに勝利するなどの強さを見せています。聖文字の力によってさらに強くなり、ユーハバッハを倒すのに一役買った実績なども加味し、上位にランクインです。
7位 リジェ・バロ
リジェ・バロは星十字騎士団のクインシーで、聖文字は「X」。ユーハバッハの最高傑作とされる人物で、その呼び名に恥じぬ実力を持っています。 彼の能力は「The X-axis(ザ・イクサクシス)」。万物を貫通する光を放って戦います。さらに彼は、万物を貫通させるという能力を自分自身の体に適応させ、相手の攻撃を透過させました。 防御不可能な攻撃と、どんな攻撃も受けない絶対防御を身にまとい、零番隊をも圧倒する実力者です。 最終的には、京楽の神剣「八鏡剣」で跳ね返され、自身の能力に倒れました。とはいえ、京楽の卍解ですら苦戦を強いられました。八鏡剣の力が無かったとしたら、誰もリジェ・バロを倒すことが出来なかったのではないでしょうか。そのため上位にランクインです。
6位 京楽春水
京楽春水は元八番隊隊長で、山本元柳斎亡き後は護廷十三隊の総隊長になった人物です。普段は飄々としており、楽観的な性格ですが、誰よりも真実を見抜く力に長けています。 彼の斬魄刀は「花天狂骨(かてんきょうこつ)」。数ある斬魄刀の中でも珍しい二刀一対の刀で、その能力は「遊び」をモチーフにしています。 「影鬼」や「だるまさんがころんだ」などの技があり、実際の遊びをモデルに、対象となる相手にルールを強制します。例えば影鬼では、相手の影を踏むことにより、影の中から攻撃を繰り出すなど、有利な状況を作り出せるのです。 京楽の卍解は「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)」。この能力は周囲を自身の霊圧で包み込み、その領域に入っている人全員を巻き込んで、演劇のように展開する4段階の攻撃を与えます。呪いのように徐々に相手を弱体化させ、最後には相手の首を切ってしまうという攻撃です。 最強と思われたリジェ・バロを倒した実績と、総隊長になるほどの実力を評価して上位にランクしました。
5位 山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)
山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)は、護廷十三隊の総隊長を務める死神です。千年以上の間、彼を超える死神が現れず、総隊長の座に君臨していました。しかしユーハバッハに敗れて命を落としてしまったので、現総隊長は京楽です。 彼の始解は「流刃若火(りゅうじんじゃっか)」。最古の斬魄刀であり、炎熱系の能力の中で最強と言われています。刀にまとった大きな炎は、喰らった敵を一瞬で焼き尽くしてしまうほどの威力です。 彼の卍解は「残火の太刀(ざんかのたち)」です。始解でまとっていた炎は消え、焦げた刀身が現れます。天候をも左右する力があり、ソウルソサエティ中が異常乾燥状態になってしまうほど。太陽のごとき絶大な力をもって、触れたものを消滅させます。 元柳斎の強さは、藍染惣右介が彼専用に対策を打ったほど。総隊長の名は伊達ではありません。文句なしのランキング上位です。
4位 兵主部一兵衛(ひょうずべいちべえ)
兵主部一兵衛は、霊王宮を守る零番隊に所属する死神です。「まなこ和尚」の異名を持ち、その由来は、あらゆるものの「真の名前」を知っているということ。彼は斬魄刀を含め、ソウルソサエティのあらゆる物や事象に名前を付けた人物です。 彼の斬魄刀は「一文字(いちもんじ)」。巨大な筆の形をしており、この斬魄刀によって撫でられたものは 名前を失い、一兵衛の所有物になってしまいます。逆に、卍解「しら筆一文字」は、「一文字」で名を失ったものに新たに名を与え、相手にその名が表す性質を与えます。 理論上は、相手を粉塵に変えてしまうこともできてしまうという、強力な能力です。また一兵衛は、ユーハバッハに殺されても、体を再生させています。そのタフネスと零番隊に所属している実力を兼ねて、この順位です。
3位 藍染惣右介
藍染惣右介は元五番隊隊長で、護廷十三隊を裏切り敵となった人物です。五番隊隊長だったころは自身の能力を偽っていて、敵となって初めて圧倒的な真の実力を見せつけました。 彼の斬魄刀は「鏡花水月(きょうかすいげつ)」。始解の瞬間を目にした全員に、完全催眠をかけるという能力です。この力によって、護廷十三隊の死神たちは全員が催眠にかけられていました。 日番谷冬獅郎が藍染と対峙した際、日番谷は見事彼を討ち取ったかのように見えました。しかし、実際に刺されていたのは雛森桃。藍染の「鏡花水月」は催眠という地味な能力ではありますが、読者をもだます展開で、度肝を抜かされる強さを示しました。 藍染は最後まで卍解を見せていないことから、真の実力はまだまだ未知数です。しかしながら護廷十三隊を圧倒した強さ、死神の中でもトップクラスの霊圧を加味し、3位にランクインしました。
2位 黒崎一護
黒崎一護は言わずと知れた「ブリーチ」の主人公。そして、物語終盤に明かされる彼の正体は死神・虚(ホロウ)・滅却師の3種族のルーツを持っている人物でした。 物語の始まりは彼が偶然、死神になったことがきっかけです。しかし、父が死神、母は虚に憑かれた滅却師と、その素質は生まれ持ったものでした。 彼の斬魄刀は「斬月(ざんげつ)」。常時開放型の大きな刀で、斬撃を飛ばす技「月牙天衝(げつがてんしょう)」を繰り出します。また彼の卍解は「天鎖斬月(てんさざんげつ)」といい、刀の見た目がスタイリッシュな日本刀になるほか、技が強くなります。 彼の死神としての力は、非常にシンプルです。しかし一護は、虚化して強力な力を身につけたり、一度失った死神の力を取り戻すことでパワーアップしたりしています。また必殺技の「月牙天衝」も、大地を割くほどの威力を発揮したりと、シンプルな強さゆえに彼の力の強大さが分かります。 一護が最終的にユーハバッハを倒し、物語は終息していきます。主人公らしく、数々の強敵を打ち破ってきたことと、生まれ持ったポテンシャルの高さ、さらなる成長性を加味し、上位にランクインです。 とはいえ、ユーハバッハを倒せたのは周囲の協力あってのことなので、一歩退いて2位に。
1位 ユーハバッハ
ユーハバッハは「ブリーチ」の最終章に登場する最強のキャラクターです。最終的には一護に破られてしまいますが、単体での強さは「ブリーチ」に登場する中でナンバー1と言ってよいでしょう。 ユーハバッハの聖文字は「A」、能力は「全知全能(ジ・オールマイティ)」です。この能力は、これから起こるすべてのことを見通すというもので、彼にはどんな能力も効かなくなります。それだけでも強いうえ、仲間に分け与えた力を自分の元へ戻すと、その能力や経験を継ぐことが出来ます。 彼の能力は「霊王の右腕」の登場によってさらなる進化を遂げます。ユーハバッハは右腕と融合し、見通した未来を改変する力を得ました。 最終的には一護と雨竜によって倒されるものの、まさにラスボスにふさわしい、チート級の最強キャラでした。単体での強さと異次元レベルの能力を評価し、1位です。
「BLEACH ブリーチ」は強くて魅力的なキャラばかり
今回は、「BLECH ブリーチ」の強いキャラクターから、TOP15を選出してランキング形式で紹介してきました。しかし、主人公たちの成長に合わせて敵も強くなるため、ランキングは物語後半のキャラクターが多くなってしまいます。 今回は紹介しきれなかったですが、「ブリーチ」には魅力的なキャラクターが多数登場します。破面編のグリムジョーやウルキオラ、死神代行消失編の月島や銀城など、敵味方を問わずそれぞれの個性が立っていて、推せるキャラクターばかりです。 大迫力の戦闘シーンや、主人公の成長だけでなく、強くカッコいい登場人物たちの存在が「ブリーチ」の人気を支えていると言ってよいでしょう。