韓国ドラマ『無人島のディーバ』の最終回ネタバレ・全話あらすじ！キャスト相関図やギホの正体も考察

ディーバとは歌手として大成功を収めた女性のこと。そんなディーバを目指す少女ソ・モクハは、父のDVに耐えられず、1人オーディションを受けるため家を飛び出します。 船でソウルに向かっていたモクハでしたが、不運にも事故に遭い、無人島に漂流。しかしモクハは不屈の精神で息抜き、なんと15年後、奇跡的に救助されました。 モクハは「無人島で孤独を癒してくれたのは憧れの歌手ユン・ランジュの歌だった」とインタビューで話し、それがきっかけでランジュ本人と会うことになります。ついには記者が書いた美談記事によって同居することになった2人ですが……。

2007年の夏。中学2年生のソ・モクハは、“韓国のディーバ(歌姫)”と呼ばれる人気歌手ユン・ランジュに憧れて歌手を目指しています。 ある日モクハは、ラジオの生放送でランジュと電話越しに会話できて大喜び！そのうえ一緒に歌を歌えるチャンスだったものの、クラスメイトの男子生徒チョン・ギホに電話を切られてしまいます。そんなギホは父親チョン・ボンワンから暴力を受けており、家出の準備をしていました。 モクハはギホの協力を得て自分のMVを撮影することに。ギホはモクハの歌声を聞いて驚きます。そしてモクハの腕にある暴行の跡を見て、彼女の状況を察するギホ。彼女もまた父親から虐待を受けていました。 ギホの協力で、ソウルへ行くことにしたモクハ。フェリーに乗った彼女の前に父親が現れると、逃げようとしたモクハはフェリーから海へ落ちてしまいます。モクハは無人島に漂流し、1人で生き抜いていくのでした。

YNG報道局記者のカン・ウハクは、弟でYNGバラエティPDのカン・ボゴルたちと仕事で無人島に来ていました。そこで1人の女性がウハクに抱きついて泣き出します。 女性は15年間無人島で生き抜いていたモクハでした。救出されたモクハのことをニュースにするウハクたちですが、知人からの連絡はありません。ウハクはモクハの取材を続けます。 モクハは憧れの歌手ランジュのイベントへ。やる気のない様子で酒を飲み酔っ払ったランジュがステージに上がると、舞台裏でモクハがマイクを持って歌い、ランジュはその歌に合わせて口パクします。歌が終わると会場は大きな歓声に包まれました。 一方、モクハに「ギホに似てる」と言われたウハクは、頭のケガで高校以前の記憶がありません。ギホの家から持ち帰ったメモが母親の口癖と同じであることに疑問を抱き……。

「RJ RANJOO ENT. (ランジュ・エンタメ)」の社長イ・ソンジュンは、ランジュを外すため会社のロゴを「RnJ RHYTHM & JOY ENTERTAIMENT(リズム＆ジョイ)」に変更すると発表。 すっかり落ちぶれたランジュに、「蔓人参村大祝祭」への出演オファーが入ります。そこで思いもよらない応援を受けた彼女は、涙を流しながら舞台裏で歌っていたモクハを抱きしめました。 その後、酒に酔ったランジュはイ社長に電話し、モクハのオーディションを頼みます。なんとか約束を取り付けて事務所に行きますが、イ社長はオーディションを断り、モクハにランジュのマネージャーになるよう言います。 モクハはランジュのアルバムの売り上げが通算2000万枚になれば、RJエンタメの株の半分が彼女のものになることを思い出しました。 これまでの売上を計算し、あと84,731枚売れば目標に達すると知った彼女は、その目標を達成するまではランジュのマネージャーをし、その後歌手デビューを目指すことにします。

ランジュは全盛期の歌と現在の歌を対決させる生放送番組『N回目の全盛期』に出演することになります。 対決相手となる「2008年のランジュ」の映像が入ったUSBを届けに来たウハクは、なぜギホは連絡をくれないのかと悩むモクハに、自分は事故で記憶を失っており自分がギホでもモクハを探せないと言います。 生放送の日、いつものようにモクハが舞台裏で歌うと、「現在のランジュ」が大差をつけて圧勝しました。 一方、記事を書くために道路の騒音を聞いていたウハクは、録音されていた「あいつ、どこだ……。チョン・ギボ」という怒鳴り声とナイフの音を聞いて気絶してしまいます。目を覚まし、モクハが危ないと思った彼は駅へと急ぎます。 モクハは雨の中、花束を持って旧駅舎で待っていました。そこへチョン・ボンワンが現れ、逃げようとした彼女は転んでしまいます。ポンチョを着た男がモクハを助け起こし、安全なところまで手を引いて逃げました。モクハが「ギホ？」と話しかけると、顔を見せたのはカン・ボゴルでした。

状況の理解が追い付いていないモクハに、「ウハクから頼まれたから来た」と答えるボゴル。一方ウハクも旧ソウル駅舎付近に到着し、ギホの父親・ボンワンの自宅の場所を突き止めます。 その頃、ソジュンの妨害工作によってランジュのCDが売り場から回収されてしまいました。モクハは解決策を見出そうと抗議を始めますが、ヨングァンに口パクの動画を使って脅されます。 ファン代表のもとを訪れていたランジュは、彼の娘の結婚式で歌を披露することに。最初は反対していたランジュでしたが、ファン代表が自分にとって恩師のような存在であることを知ります。その後モクハとともにステージに上がり、曲を披露するのでした。 一方ウハクは、危険を冒してボンワンの家に侵入。そこにはボンワンとウハク、ボゴル、そして母が写った写真が置いてありました。

ボンワンの自宅を捜索していたウハクのもとにボゴルがやってきます。そこで2人が本当の兄弟であること、家族がボンワンからの暴力に苦しんでいたこと、ギホが父親の暴力のせいで記憶を失ったことが明かされるのでした。 仕事が順調に進んでいたランジュでしたが、出演中の番組でトラブルが発生します。なんと急遽代理のプロデューサーとして現れたボゴルが、直前になって口パクを禁止してきたのです。 主旨変更のおかげで、ランジュの人気急落を画策していた対戦相手・モレの悪逆は失敗。そして今までモクハに裏で歌ってもらっていたランジュも絶体絶命のピンチです。 一方ボゴルはランジュの代わりにモクハが歌っていたことを見抜いており、代役としてモクハをステージに上げようと考えます。さらに今まで誰の声を聴かせていたのかを明かすよう指示し……。

父サンドゥに過去を聞くウハク。ギホの正体はウハクではなくボゴルでした。かつて役所に勤めていたサンドゥは、ウハク母ハジョンの境遇を放っておけず、ちょうど消息不明となっていた4人家族の名前をもらっていたのです。 一方番組では、ランジュが口パクの件を明かし、謝罪。モクハはモレと歌声で勝負することになります。そして結果は見事モクハの勝利。ついにモクハはステージに立ったのです。そしてその様子を、目を輝かせて見つめていたのはボゴルでした。 ところが番組終了後、モクハは思いがけずウハクとボゴルがボンワンの息子であることを知ってしまいます。自分のせいで兄弟が危ないと感じたモクハは、ランジュにも黙って姿を消しました。 しかし「無人島のディーバ」として一躍有名になったモクハは、目撃情報をSNSにアップされており、すぐボゴルに見つかります。そして自分がギホだと明かしたボゴルは、「生きててくれてありがとう」とモクハを抱きしめ……。

「有名な歌手になれ」と言ってモクハを励ますボゴル。そして最初は反対していたウハクも、モクハが歌手になることを認めます。 その後サンドゥとハジョンも合流し、キャンプを楽しむ5人。モクハへの想いは今も変わらないと話すボゴルに、ウハクは少し複雑でした。 ソウルに戻った後、モクハはいなくなったランジュを探し始めます。その頃ランジュの姿は、認知症の母サンヒがいる施設にありました。その後ランジュとモクハは再会しますが、ランジュはモクハの弁明をさえぎり、事務所に契約満了の意思を伝えるのでした。 一方ボンワンが訪ねてくる悪夢を見たボゴルは、ボンワンの目をそらすため、わざとチュンサム島で姿を目撃させます。ところがボンワンはボゴルの策略を見抜いていました。 姑息な手は通用しないと悟ったボゴルは、覚悟を決めてボンワンの自宅に乗り込み……。

ボンワンは、ボゴルが録音していることに気づくと激昂しボゴルを激しく殴ります。ボゴルはカメラを設置していたことを明かし、自分たちに近づけば証拠を持って警察に行くと警告してその場を去りました。 モクハがアルバム売り上げ2000万枚達成を諦めたランジュを説得しようとすると、彼女は「昔あなたに似た人がいた」と話し始めます。歌手を目指すその人に全てを懸けたものの、その人は諦めてしまったのです。ランジュが話した「その人」とは、モレのマネージャーであるパク・ヨングァンでした。 モクハは契約先を熟考し、RJエンタメのイ・ソジュンに連絡。投資家向けライブに出演することになり、歌う曲を選んでいたモクハは「古ダヌキ」という作曲家の曲に惹かれます。メッセージを送ると「歌わせない」と返事があり、ひょんなことからそれがヨングァンであることが判明。 諦められないモクハは彼の曲の歌詞を書き換え、ヨングァンに新しい歌詞を渡して「気に入ったら歌わせてください」と詰め寄ります。熱意に負けたヨングァンは、好きにしろと答えるのでした。 ライブでのパフォーマンスを終えたモクハ。ランジュは彼女のデビューアルバムのプロデュースを申し出ます。

「餃子スープ買ってきて」というモクハからのメールを見て餃子スープ店に並んでいたボゴルは、店に取り付けているカメラの映像を見て、兄弟美容室にボンワンの姿があることに気付いて大慌てで向かいます。暴れるボンワンは、ウハクに取り押さえられて警察に。 ある田舎町では池に沈んだ車から白骨死体と遺書らしきものが見つかり、彼らの戸籍盗用を自首したサンドゥの供述とともに報道されます。 ランジュはソジュンの家に戻り、アルバム収録曲を制作し始めました。そしてランジュはモクハに、アルバムを作る代わりにボゴルたちとの関係を絶つよう言います。モクハは家を出ることにし、ボゴルはテレビ局を辞めることに。モクハとボゴルたち一家は再び別々の道を歩き始めたのでした。 その矢先、ランジュのゴシップ記事が出て……。

ランジュとモクハは記者会見に臨み、RJエンタメの株譲渡などの件について説明。しかし、世間はランジュを強く批判し、記事はイ代表の主導だったことも判明しました。 一方、カン家は検察の取り調べを受けることになり、ボゴルはモクハと距離を置こうとします。 モクハは「実刑になってもあんたを諦めない」と言い、15年前と同じ気持ちだと告白しました。その後、モクハが書いたユン・ランジュの新曲「今日を最後のように」がチャートを席巻。病床の母は自分の芸名と同じ名を送った娘の栄光を喜び、息を引き取ったのでした。 取り調べではボンワンの嘘と悪事が明らかとなり、後日、兄弟美容室に通知が届きました。「略式命令請求：嫌疑なし」との内容を確認し、モクハとボゴルは初めてキスを交わします。お祝いのパーティを開くため、サンドゥとウハクはケーキを買いに出かけるのでした。

ケーキ屋を出た瞬間、サンドゥがボンワンに刺され、意識不明の状態になってしまいます。 直後にボンワンも自殺し、遺書には「同時に死ねばジェギョン(ハジョン)の離婚と再婚は不可能。サンドゥは無縁故者として死ぬ」などと書かれていました。 家族の願いが通じてサンドゥは回復し、本名のイ・ウクとヤン・ジェギョンとして婚姻届を提出。兄弟もチェホとギホの名で養子に迎えられ、それぞれの職場に復帰します。モクハはギホが10年以上、探し続けてくれたことを察して、「再会は必然だった」と告げました。 イ代表から「娘には代表ではなく、歌手になって欲しい」という亡き母の願いを聞いたランジュ。株の譲渡は一旦保留にし、新人歌手・モクハの初舞台であり、2人が初めて出会った蔓人参祭り収穫祭のイベントに向けて奔走します。 モクハのデビュー曲「Fly away」は順調に順位を上げ、初の単独コンサートも大成功を収めたのでした。

かつてボンワンの暴力からギホ(ボゴル)を守ったチェホ(ウハク)は、頭に怪我を負い意識不明に。その間にボンワンはチュンサム島へ赴任となり、ギホだけがついていくことになります。その際、母から「名前を変えて隠れるから、あなたも絶対に逃げてきて」と告げられたギホ。 その後なんとか脱出したギホは、母と再会。兄弟はDVを繰り返す実父から姿を隠すため、ウハクとボゴルという新たな名前で生きることになります。その名前とは、行方不明となっている家族のものでした。 ボゴルとモクハの年齢が異なっていたのは、チェホとギホが本物のウハクとボゴルの年齢に合わせたためです。

ギホの父親ボンワンは、息子が2人いるにもかかわらず、やたらギホにのみ執着しています。この理由については大きく2パターンの考察があり、1つ目は“ギホが家出と同時に父を訴えて懲戒免職に追い込んだから”というものです。 そしてSNSで話題となっている2つ目の理由は、“実はチェホが母の連れ子で、ボンワンの実子はギホだけだから”というもの。違和感のある家族写真や、写真を見つめるボンワンがギホの姿だけを指でなぞっているシーンなどからそういった予想が生まれているようです。 いずれにしても、今後本当の理由が明らかになることでしょう。

主人公のモクハを中学時代に助けようとしてくれたギホは、モクハが無人島から帰還すると消息が掴めませんでした。このギホの現在について、SNSではモクハを発見したカン・ウハクまたはカン・ボゴルのどちらかではないかと考察されています。 特に多いのは「ウハクではないか」という声。頭のケガで高校以前の記憶がないウハクですが、ギホと年齢が同じで、モクハから「ギホに似てる」と言われているほど性格も似ている様子です。ただ、ギホは海軍だったのに、船酔いしているのはおかしいと指摘されています。 そのため、キャスト的にはギホ＝ボゴルである可能性の方が高いでしょう。駅前でギホが待つシーンでは兵役中の制服姿もあったため、記憶がないウハクではないと考えられるほか、15年前のギホと同じようにモクハに靴を履かせてあげたのもボゴルでした。 ギホが誰なのかという点にも注目しながら観てみましょう。

島で育ち、歌手になることを夢見るソ・モクハ。無人島で15年間を過ごすことになりますが、救出された後は運命的に憧れの歌手ランジュと同居することに。 そんなモクハは打たれ強く、どんな状況でもくじけることのないメンタルの強さを持っている人物です。歌手の夢に向かって前向きに努力を続け、その姿が周りに影響を及ぼします。 パク・ウンビンは丁寧な役作りをすることで有名ですが、モクハ役を演じるにあたっても歌の練習を重ねたそうです。彼女の歌唱力に期待しましょう！

カン・ボゴルはテレビチャンネルYGNの芸能局プロデューサーを務める人物。バラエティ番組担当とは思えないほど寡黙で、落ち着いた男性です。 ある日ボランティア活動をしていたボゴルは偶然モクハを救出しますが、彼女とは深い縁で結ばれていました。感情表現が得意ではありませんが、実は愛情にあふれた優しいボゴルと、モクハの関係性に注目です。 なおボゴルを演じるチェ・ジョンヒョプとパク・ウンビンは、ドラマ『ストーブリーグ』以来の再共演となります。

歌手であるユン・ランジュ。一時は最高のディーバとして一世を風靡しましたが、アルバム制作や投資で失敗が続き、落ちぶれてしまいました。 40代のランジュは人生を悲観していましたが、30歳を過ぎてもなお歌手の夢を追いかけるモクハと出会い、忘れていた情熱を取り戻します。しかし運命とは皮肉なもので、またもや人生の岐路に立たされてしまい……。

カン・ボゴルの兄であるカン・ウハクは、YGNの報道局で記者として働く人物です。ある日ボゴルと共にモクハを助け、彼女の事情に共感して物心両面でサポートをしていきます。 ウハクほど明るく愉快な人物は珍しく、その社会性は「最高レベル」と言われるほど。とくに家族に対する愛情は格別で、人間的な魅力にあふれる男性です。

イ・ソジュンはランジュが所属しているエンターテインメント会社の代表です。かつてランジュのマネージャーとして仕事を始めたソジュンは、1人で会社を大きくした有能な人物でもあります。 容姿にも恵まれ、学歴やマナーも優れているソジュンは、紛れもなくエリート。そんな彼がランジュやモクハにどのような影響を与え、また与えられるのか注目です。

『無人島のディーバ』は監督をオ・チュンファン、脚本をパク・ヘリョンが担当します。この2人がタッグを組むのは『あなたが眠っている間に』と『スタートアップ：夢の扉』以来3度目となります。 オ監督はこれまで「ホテルデルーナ」や『ビッグマウス』を演出し、幻想的で美しいシーンを何度も作り上げてきました。 一方パク作家は『君の声が聞こえる』や『ピノキオ』などでジャンルを超えたストーリーを描き、先進的な内容で視聴者を魅了してきた人物です。

『無人島のディーバ』のあらすじやキャストの情報を詳しく紹介しました。実績のある監督・脚本家の3度目のタッグということで、とても期待できる作品です。 配信後にはあらすじのネタバレも予定しています。ぜひチェックを忘れずに！