2021年3月4日更新

心に刺さる『呪術廻戦』の名言・決め台詞30選!アニメで未登場の名シーンも

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

大人気作品『呪術廻戦』に登場する、名言・名台詞を紹介していきます。登場キャラが語る言葉の数々は、その一言一言が心をつかんで離さないほどに魅力的。本記事では、こうした名言を、登場シーンと併せて解説していきます。

『呪術廻戦』の名言・名台詞をキャラごとに紹介!感動の名シーンをプレイバック

今回は、『呪術廻戦』に登場する名言・名台詞を紹介していきます。本作における珠玉の言葉の数々を、シーンと併せて解説していくので、アニメや漫画を振り返りながら読み進めてみて下さい。 “死”や“呪い”といった人間の負の側面は、本作における大きなテーマです。そして、登場人物たちの言葉には、それらに対する価値観がそれぞれ込められています。ここからは、そんな彼らの死生観とともに紡がれる言葉に注目してみていきましょう。

【呪術高専メンバー】

呪術高等専門学校、通称呪術高専は、密かに呪術師を養成する4年制の教育機関。東京と京都に存在しており、登場する呪術師の多くは呪術高専の学生か関係者です。まずは作品の主軸となる、呪術高専メンバーについてみていきましょう。

虎杖悠仁(いたどりゆうじ)

呪術廻戦
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学年:都立呪術高専1年 術式:なし 虎杖悠仁は、本作の主人公。宿儺(すくな)の指を食ったことがきっかけで、呪術師の道を歩み始めました。もともと呪術師ではないため、「術式」は使えません。ただ、常人離れした身体能力の持ち主で、戦いは肉弾戦をスタイルとしています。

「自分が死ぬ時のことは分からんけど 生き様で後悔はしたくない」(第3話)

呪術高専入学時、虎杖は学長の夜蛾(やが)から呪術師を目指す理由を問われます。上の台詞は、彼が考えた末に達した、この問いに対する答えです。 当初、虎杖は夜蛾の問いに対し「祖父の遺言」だからと答え、不合格を言い渡されました。彼はこのとき「自分が呪い殺されたら祖父のせいにするのか」と痛いところを突かれます。これを受け、呪術師として生きる覚悟をあらためて決意した彼の一言です。

「人を殺したら「殺す」っていう選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」(第24話)

虎杖は、仲良くなった少年、吉野順平から人を殺したことはあるかと尋ねられます。これに対して彼は、「ない、たとえ相手が悪い呪術師でも殺したくはない」と返しました。そして、その理由として上の台詞を発しています。 虎杖は、ひとたび人を殺せば、命の価値があいまいになってしまうと考えていました。これを怖れる彼は、殺すという選択肢を避けていたのです。

「小沢じゃん なにしてんの?」(第64話)

虎杖が中学の同級生だった小沢優子と再会した時の一言。周囲の者について、見た目以外の部分もきちんと見ている彼らしい言葉です。 中学の頃から虎杖に好意を寄せていた小沢は、東京で偶然彼を見かけます。彼女は太っていた中学時代とは別人のように、身長は伸び、すっかり痩せていました。にもかかわらず、彼は一目で彼女が小沢優子だと分かったのです。

伏黒恵(ふしぐろめぐみ)

呪術廻戦
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学年:都立呪術高専1年 術式:十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ) 伏黒恵は、都立呪術高専に通う2級呪術師で、虎杖と釘崎は同級生。術式は、父親が「御三家」禪院(ぜんいん)家の血筋であることによるもの。将来有望な呪術師で、影を使った上記の術式を駆使して、任務にあたっています。

「俺は不平等に人を助ける」(第9話)

少年院での任務中、虎杖の人格を奪った宿儺に対して放った一言。虎杖を助けた理由として、彼を無価値と一蹴する宿儺に対して言ったものです。 伏黒は、呪われてしまった姉のような善人こそ平等に助かるべきと考え、呪術師となっています。ゆえに彼の不平等は、自身の考えに基づいて平等に助けた結果に過ぎません。呪術師としての彼の揺るぎない信念が、ひしひしと感じられる一言です。

「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ」(第9話)

上の台詞と同じ場面で、伏黒が宿儺に対して言った言葉。同じく、彼が虎杖を助けた理由として言っています。 先述の通り、伏黒の信念は、自分が善人だと思った人間を優先して助けるというもの。その判断基準は非論理的で、虎杖を助けたのも自分の勝手だとしています。ですが、ただの呪術師である彼にとっては、それでよいのです。信念を貫き通している彼の強さがよく表れています。

「やめだ やってやるよ!! 自由に!!」(第58話)

八十八橋(やそはちばし)での任務で出くわした特級呪霊との戦いでの一言。本気を出すために迷いを振り切った伏黒が発した、一切打算のない言葉です。 伏黒は五条との稽古にて、自分が本気を出せず、殻を打ち破れない理由を指摘されます。そのときのことを思い出した彼は、この言葉とともに何やら吹っ切れた様子。そして、強引ながら領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を発動するのでした。

釘崎野薔薇(くぎさきのばら)

呪術廻戦 釘崎野薔薇
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学年:都立呪術高専1年 術式:芻霊呪法(すうれいじゅほう) 釘崎野薔薇は、都立呪術高専に通う3級呪術師で、虎杖と伏黒が同期の紅一点。東北の田舎から上京してきており、都会に強い憧れを持つ一方で田舎を嫌っています。サバサバした性格で口が悪く、先に手が出てしまうこともしばしば。

「懸けられるわ 私が私であるためだもの」(第5話)

田舎が嫌で東京に住みたかったから呪術師になったと言う釘崎。虎杖がそんな理由で命を懸けられるのかと聞くと、彼女はこの言葉とともに即答しました。 外から来た者を排除する故郷の村を嫌悪する釘崎にとって、村にいることは死んだも同然。そこで、生きるため、呪術師を理由に田舎を飛び出してきたのです。彼女の生きる理由、呪術師を目指す理由がしっかりと込められています。

「うるせぇよ 不幸なら何しても許されんのかよ じゃあ何か? 逆に恵まれた人間が後ろ指差されりゃ満足か?」(第41話)

京都校との交流会で、相手となった西宮桃に対していら立ち、言い放った一言です。何かと禪院真依の話をする西宮に対して、真希を思う彼女は怒りを爆発させました。 西宮は、女を軽んじる禪院家で必至に生きる真依を、必要以上に持ち上げます。しかし、釘崎はそんなこと抜きに真希を尊敬し、陰湿な真依を許せませんでした。不幸であることが、真希に当たってよい理由にはならないのです。

「皆に伝えて 「悪くなかった」!!」(第125話)

「渋谷事変」にて、釘崎が死ぬ間際に虎杖に残した言葉。彼女はこれまでの人生を振り返った後、笑顔でこの台詞を発しています。 真人の攻撃を食らった釘崎は、かつて友達と交わした約束を思い出していました。しかし、約束は果たせそうにないと悟った彼女は、虎杖に言葉を託します。それは、これまでの人生は悪いものでもなかったという、ポジティブな気持ちでした。

五条悟(ごじょうさとる)

呪術廻戦 五条悟
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学年:都立呪術高専1年担当 術式:無下限呪術(むかげんじゅじゅつ) 五条悟は、御三家・五条家出身の特級呪術師で、作中最強の呪術師。普段から布で両目を覆い隠しているのは、六眼(りくがん)という特殊な眼の持ち主であるため。呪術界の革新を目指し、教師として後進の育成に力を注いでいます。

「大丈夫 僕 最強だから」(第2話)

五条が宿儺の指を食った虎杖と初めて会ったときの台詞。彼が宿儺を出してほしいと言ったことに一瞬戸惑った虎杖に対し、こう言っています。 五条は、虎杖が宿儺を制御できるかの確認も兼ねて、宿儺を呼びました。現れた宿儺はすかさず彼に襲いかかりますが、彼は宿儺の攻撃を全く意に介しません。この台詞からも分かる通り、五条悟の最強ぶりは物語当初から際立っているのです。

「周りに味方が何人いようと 死ぬときは独りだよ」(第58話)

珍しく稽古をつけてほしいと頼まれた五条が、伏黒に対して言った一言。虎杖の成長の横で伸び悩む伏黒に送られた、彼なりのアドバイスです。 連係プレーがあるとしても、呪術師の戦いは基本的に“個人競技”。五条は、周囲の力を算段に入れていては、本気を出すことはできないと指摘します。彼は伏黒に、独りであることともっと欲張ることを意識させて、彼の殻を破ろうとしたのです。

「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」(第79話)

回想にて、五条がまだ幼い頃の伏黒と出会ったときにつぶやいた言葉です。彼が既に、これからの呪術師の卵に、期待を込めていることが分かります。 伏黒は父親が御三家・禪院家の血筋だったため、術式を受け継いでいました。そんな彼の元に五条が現れ、どうなりたいか尋ねると、彼は姉の幸せを優先する選択をします。こうして彼は呪術師となることを決意し、五条は未来の呪術師に期待を寄せるのでした。

禪院真希(ぜんいんまき)

呪術廻戦
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学年:都立呪術高専2年 術式:なし(持っていない) 禪院真希は、御三家・禪院家出身の4級呪術師ですが、実際の実力は2級相当。口調が荒く男勝りだが非常に仲間思いで、釘崎からは「姐さん」と慕われているほど。術式を持たない代わりに、高い身体能力を持っています。

「嫌がらせだよ。見下されてた私が大物術士になってみろ。家の連中、どんな面すっかな、楽しみだ」(第18話)

京都校との交流会前、真希と釘崎は双子の妹である真依と衝突しています。その後、彼女が語った言葉が、この台詞です。 真希は呪術師でありながら、呪力を持たず、呪霊も見えません。そして、名門禪院家は女を軽んじる、古臭い考えに囚われた家でした。彼女はそんな家の連中に一泡吹かせてやろうと、家を飛び出し、呪術師を目指し始めます。彼女の生き方が表れた、力強い言葉です。

狗巻棘(いぬまきとげ)

呪術廻戦 狗巻棘
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学年:都立呪術高専2年 術式:呪言(じゅごん) 狗巻棘は、「呪言師」の家系でもある狗巻家出身の準1級呪術師。術式で自身の声を用いるため、普段の会話はボキャブラリーをおにぎりの具に限定しています。戦うとき以外はハイネックで口元を隠しているのも特徴的。

「ぶっ とべ」(第46話)

京都校との交流会の最中、乱入してきた特級呪霊・花御(はなみ)。伏黒や加茂が相手をする中で、サポートしていた狗巻の喉が限界に。これは、それでも声を振り絞り、花御を吹っ飛ばしたときの彼の呪言です。 花御は、狗巻が強い言霊を使っていなくても喉を潰すほどの格上の相手。それでも諦めずに放たれたこの呪言は、言葉少なな彼が見せる、覚悟の表れでした。

パンダ

パンダ先輩 呪術廻戦
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学年:都立呪術高専2年 術式:なし パンダは、その名の通りパンダの見た目をした準2級呪術師。人語を話し、感情を持った「突然変異呪骸(じゅがい)」であり、夜蛾が生み出した最高傑作。2年生の中で最も常識的だが、人間固有の行動や心情は持っていません。

「ルックスに関して俺がどうこう言うと思ってんのかよ パンダだぞ」(第39話)

交流会で究極メカ丸(アルティメットメカまる)に勝利したときの言葉。パンダだからこそ言える、優しい言葉です。 戦いの後、パンダはメカ丸を動かす与幸吉(むたこうきち)に、手伝えることはないかと尋ねました。そんなパンダに対し、彼は実際の自分を見ても同じことが言えるかと返します。上の台詞は、その言葉に対するパンダからの返答です。

乙骨優太(おっこつゆうた)

学年:都立呪術高専2年 術式:不明 乙骨優太は、呪術高専に通う学生ながら、日本で4人しか存在しない特級呪術師の1人。特級過呪怨霊「折本里香」に取り憑かれたことを機に呪術師となりました。本作の前日譚である前作『東京都呪術高等専門学校』(通称0巻)の主人公でもあります。

「失礼だな 純愛だよ」(0巻最終話)

規格外の呪霊に憑かれた乙骨は、呪詛師の夏油傑に目を付けられます。夏油の歪んだ理想にノーを突きつけた彼と呪詛師勢力との衝突は必然でした。この言葉は、そんな彼が夏油との直接対決の際に放ったものです。 特級呪術師でもある夏油の本気に対し、乙骨は里香の呪力を最大解放することに。これは、そのための里香への愛の言葉を冷やかす夏油に対して返した言葉でした。

七海建人(ななみけんと)

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学年:都立呪術高専卒業生 術式:十劃呪法(とおかくじゅほう) 七海健人は、虎杖たちの先輩にあたる1級呪術師。視線を隠すためのゴーグル状のメガネと、七三分けの髪型が特徴的。五条が信頼しているほどの実力者で、強い責任感と実直さで任務に臨んでいます。

「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです」(第19話)

七海が初めて虎杖と会ったときのあいさつで交わされた言葉の1つ。この一連の会話の中で、彼が呪術師となった理由が見えてきます。 彼は上の台詞のとおり、呪術師はクソだと考え、高専卒業後は就職しました。しかし、企業勤めで労働もクソだと考えるようになり、脱サラして呪術師となります。彼は、同じクソなら自分に適性のある方を選ぶといって、呪術師を選んだのです。

「後は頼みます」(第120話)

「渋谷事変」で、真人に殺された七海の最後の言葉。この言葉は、死ぬ前に駆けつけた虎杖に向けて言っています。 真人に触れてしまった七海は、同期の灰原のことを思い出していました。そこに虎杖がやってくると、彼の目の前にいるとされる灰原が何かを言えといいます。その葛藤の末、最後に彼がつぶやいたのがこの言葉でした。なお、この言葉が誰に向けた言葉なのかは意見が分かれています。

東堂葵(とうどうあおい)

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学年:呪術高専京都校3年 術式:不義遊戯(ブギウギ) 東堂葵は、姉妹校である京都校に所属する1級呪術師。大きな身体とドレッドヘアが特徴的な、現在の京都校で最も強い呪術師で、性格はごう慢で粗暴。呪術師としての実力は高く、1級程度の呪霊ならば術式なしで祓うことができます。

「どんな女がタイプだ」(第19話、第34話)

これは、東堂が初対面の男に必ず尋ねる台詞です。姉妹校交流会開催前には伏黒に、交流会本番では虎杖に同じことを聞いています。 東堂いわく、女の好み=性癖にはその人物の全てが反映されるとのこと。なので、彼にとってつまらない回答をした者はボコり、面白ければその者と友情を結ぼうとします。なお、伏黒は叩きのめされ、虎杖は認められた後に彼と本気で戦うこととなりました。

西宮桃(にしみやもも)

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学年:呪術高専京都校3年 術式:不明 西宮桃は、京都校に通う2級呪術師で、アメリカ人の父を持つハーフ。ほうきに乗って空を飛ぶことができるため、これを活かした索敵が得意です。後輩の禪院真依のことをとりわけ敬愛しており、真希や釘崎には強い敵対心を燃やします。

「女の呪術師が求められるのは“実力”じゃないの、“完璧”なの」(第40話)

姉妹校交流会での戦いで、相手となった釘崎に対して言い放ったもの。この言葉を聞いた釘崎は、面倒くさいといって西宮に怒りを露わにしました。 西宮は、女の呪術師には実力とかわいさの両方が求められていると言います。実力のみが通用するのは男だけで、女はその両方を備え、完璧でなければならないのです。その後に続く真依への思いを聞かされた釘崎は既に、我慢の限界でした。

禪院真依(ぜんいんまい)

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学年:呪術高専京都校2年 術式:構築術式 禪院真依は、京都校に通う3級呪術師で、東京の真希は双子の姉。普段からピストルを所持しており、弾に呪力を込めて呪霊を祓います。真希とは犬猿の仲で、性格は粗暴な姉とは対照的に冷ややかで皮肉屋です。

「なんで一緒に 落ちぶれてくれなかったの?」(第42話)

交流会での姉妹対決の後、真依が真希に言った言葉です。複雑な感情が入り混じる彼女の心境がよく表れています。 真希が家と真っ向から対立した結果、真依も呪術師の修行を行うことに。才能もなく、やりたくもない修行を強いられた妹は、自分を巻き込んだ姉を許せません。一方で、真依は真希が持つ才能を評価していました。この台詞には、姉に置いていかれる妹の寂しさも込められているのです。

夏油傑(げとうすぐる)(生前)

学年:都立呪術高専卒業生 術式:呪霊操術(じゅれいそうじゅつ) 夏油傑は、4人しかいない特級呪術師の一角を担う人物でしたが、現在は特級呪詛師。多くの非術師を殺してきたことから、「最悪の呪詛師」と呼ばれています。五条悟がかつて、たった一人の親友だと認めていた人物です。

「猿は嫌い それが私の選んだ本音」(第78話)

非術師のことを“猿”と呼んで徹底的に見下す夏油の、心からの本音です。彼が目指す世界を作るための覚悟がはっきりと表れた言葉でもあります。 親友同士だった五条と夏油は、夏油が一般人を大量に殺したことをきっかけに決別。その後、夏油は術師だけの世界を作るための資金と呪いを集め始めます。手始めに宗教団体を乗っ取ろうとした彼は、この言葉とともに、団体の反対派を呪殺しました。

【呪霊・呪詛師】

ここからは、呪霊や呪詛師による言葉を紹介していきたいと思います。呪術師が祓う存在である呪霊や、彼らに敵対する呪詛師は、どんな言葉を語るのでしょうか。個性的な呪霊や呪詛師の人物像とともにみていきましょう。

両面宿儺(りょうめんすくな)

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

両面宿儺は、「呪いの王」と称される、作中最強とされる特級呪物。虎杖が指を体内に取り込んだことで、彼の体に受肉する形で現れました。性格は残忍で、強いと認めた者には興味を持ち、弱い者は痛めつけることを楽しみとしています。

「一度は許す 二度はない 分を弁えろ 痴れ者が」(第28話)

順平との戦いに現れた真人に呼び出された宿儺が、彼に言い放った言葉。彼の強者感がハッキリと伝わる台詞です。 虎杖では話にならないと思った真人は、宿儺に代われと挑発。そして彼に触れ、「無為転変」を発動させようとしたとき、宿儺が現れました。彼は真人が自分の魂に触れようとしたことにいら立ち、上の言葉とともに威圧します。けれどもその直後には、既に虎杖へと戻っていました。

「人間 術師 呪霊 千年前戦った中ではマシな方だった 誇れ オマエは強い」(第116話)

「渋谷事変」にて、宿儺は特級呪霊・漏瑚(じょうご)と戦います。これは、彼が漏瑚を仕留める際に、最後に力を認めたときの台詞です。 宿儺に追い詰められた漏瑚は、先に逝った花御と陀艮(だごん)に会っていました。するとそこに宿儺が現れ、敗因を指摘し始めた後に上の言葉を伝えています。この言葉を聞いた漏瑚は、気が付けば涙を流していました。

真人(まひと)

呪術廻戦 真人
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術式:無為転変(むいてんぺん) 真人は、人間への怖れから生まれた未登録の呪霊で、等級は特級。継ぎ接ぎだらけの身体に長髪の見た目をしており、子供っぽい一面を持ちながら実際は冷酷。呪霊ながら、生物の魂や肉体を自由に変形・改造する術式を使います。

「順平って 君が馬鹿にしている人間の その次位には馬鹿だから」(第27話)

自分を信じていた順平をあっさりと見限ったときの真人の一言。どこまでいってもクズでしかない真人の冷酷な本性が現れた言葉です。 虎杖と順平の戦いの後、その場に真人が現れます。虎杖は順平に逃げるよう言いますが、順平は真人は悪い人じゃないとその場を離れません。真人はそんな順平のことを馬鹿だと言った後、術式で改造し、殺してしまいました。

「みんな言葉遊びが好きなのさ。なぜなら人間は、言い訳をしないと生きていけないからね」(第21話)

真人が順平との会話の中で言った一言。人生を諦観し始めていた順平との会話の中で見せた、真人が思う人間観の表れです。 順平は、「好き」の反対は「嫌い」であって、「無関心」ではないと言います。彼は続けて、好き嫌いという単純な構図をとりわけ日本人は複雑にしたがる、とバッサリ。これに対し、真人が順平に返した言葉が上の台詞でした。

偽の夏油傑/加茂憲倫(かものりとし)

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

術式:正式名称不明(他人の体を乗っ取る術式)、他 偽の夏油傑/加茂憲倫(以下、偽夏油とする)は、夏油傑の姿をした別人。呪霊を操りながら虎杖や五条と敵対してきましたが、夏油本人ではありませんでした。偽夏油は、「史上最悪の術師」、 加茂憲倫が夏油の体を乗っ取った形になります。

「後悔か さてどんな味だったかな」(第93話)

偽夏油に対して、「肉体を返せ」と言い放つ菜々子と美々子。2人が体を返さなければ後悔するぞと脅すのに対して、偽夏油がつぶやいた一言です。 真人たちが虎杖や宿儺に対してゲームを始める中、偽夏油はゲームへの参加をパス。こうして独りになったところに、菜々子と美々子が現れます。彼は2人をいなすと、後悔に関する何かを思い出そうとしていました。その姿はまるで、彼がずいぶん昔から生きているかのようでした。

脹相(ちょうそう)

術式:赤血操術(せっけつそうじゅつ) 脹相は、特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」1番で、9兄弟の長男。呪霊ながら人の姿をしており、兄弟の中でも最も人間に近い姿をしています。御三家・加茂家の術式と肉弾戦を駆使した戦い方が主な戦闘スタイルです。

「全力で『お兄ちゃん』を遂行する!!」(第135話)

脹相はそれまで、弟たちを殺した虎杖を殺そうとしてきました。しかし、彼は態度を一変させ、上の台詞とともに“弟”の虎杖たちとともに戦い始めるのでした。 脹相は術式の影響で、離れていても血の繋がった兄弟の異変を感じ取ることができます。彼は虎杖の「死」を強烈に感じたことから、虎杖が自分の弟だと確信しました。こうして彼は、兄として全力で弟を支えながら、偽夏油たちに立ち向かっていきます。

【その他】

最後に、番外編的に呪術師や呪霊以外の登場人物の名言を紹介します。以下の者は非術師ですが、呪術師たちの人格に大きな影響を与えた者ばかりです。彼らのどんな言葉が呪術師たちの心に刻まれていったのか、みていきましょう。

伏黒津美紀(ふしぐろつみき)/恵の姉

伏黒津美紀は、伏黒恵の1つ年上の姉にあたる人物で、非術師。彼の父親の交際相手の連れ子だったため、血は繋がっていません。中学時代の荒れていた弟を叱るほどに弟思いで、恵自身も彼女を誰よりも尊敬しています。

「誰かを呪う暇があったら 大切な人のことを考えていたいの」(第9話)

伏黒津美紀を代表する名言であり、弟の恵に多大な影響を与えた言葉です。呪術師となった彼を形作る全てが、この言葉に通じています。 恵の姉は、上記の台詞をさらりと言えるほどに立派な人格者でした。しかし、そんな彼女が呪われ、幸せになれないという不条理を彼は許せないでいました。不平等に人を助ける呪術師としての彼は、こうしたことをきっかけに出来上がっていったのです。

虎杖倭助(いたどりわすけ)/虎杖の祖父

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虎杖倭助は、虎杖悠仁の祖父にあたる人物で、非術師。両親の顔を知らなかった悠仁の親代わりとして、これまで彼を育ててきました。登場時点で余命いくばくもない状態であり、その後間もなく息を引き取ります。

「悠仁。お前は強いから人を助けろ。手の届く範囲でいい、救える奴は救っとけ。迷ってもいい、感謝されなくても気にするな。とにかく1人でも多く助けてやれ」(第1話)

物語冒頭、病院に見舞いに来た悠仁に静かに語った一言。彼はこの言葉を最後に息を引き取り、悠仁にとってはこれが祖父の遺言となりました。 祖父は悠仁に、死ぬときは大勢に囲まれて死ねるように、自身の力で多くの人を救えと言います。彼は、孫には誰も見舞いに来ない自分のようにはなってほしくないと考えたのです。彼が遺したこの言葉は、後に彼の生き方に決定的な影響を与えることとなります。

カッコ良すぎる名言『呪術廻戦』はアニメも漫画もチェックすべし!

これまで、『呪術廻戦』における登場人物の名言を紹介してきました。振り返ってみれば、本作の台詞はいずれも味わい深いものばかり。彼らのバックボーンや死生観などがよく表れており、一言一言が心に突き刺さっていきます。 『呪術廻戦』は、人間の心や感情を台詞で繊細に表現しきっている、極めて稀有な作品です。本作はこれからも、心揺さぶる名言を次々と生み出してくれることでしょう。