2023年6月3日更新

心に刺さる『呪術廻戦』の名言を0巻から最新話まで時系列に紹介!

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

すべての原点!一巻を

今回は、『呪術廻戦』に登場する名言・名台詞を紹介していきます。本作における珠玉の言葉の数々を、シーンと併せて解説していくので、アニメや漫画を振り返りながら読み進めてみて下さい。 “死”や“呪い”といった人間の負の側面は、本作における大きなテーマです。そして、登場人物たちの言葉には、それらに対する価値観がそれぞれ込められています。ここからは、そんな彼らの死生観とともに紡がれる言葉に注目してみていきましょう。 ※この記事は「呪術廻戦」の重要なネタバレを含みます。

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『呪術廻戦』心に残る名言・名シーンを編ごとに解説!

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0巻(映画「呪術廻戦0」)

「愛ほど歪んだ呪いはないよ」(五条悟)

呪術廻戦 五条悟
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 五条悟
巻数・話数 0巻・1話

五条悟は、御三家・五条家出身の特級呪術師で、作中最強の呪術師。普段から布で両目を覆い隠しているのは、六眼(りくがん)という特殊な眼の持ち主であるため。呪術界の革新を目指し、教師として後進の育成に力を注いでいます。 0巻の1話で、悩む乙骨に対して五条が告げたセリフです。「里香に自分が呪いをかけたのではないか」と言う乙骨に、五条は持論だけどと前置きしたうえでこの言葉を送りました。 乙骨の気持ちに応えようと、乙骨の敵とみなした人間に必要以上の報復を与える呪霊となってしまった里香。2人の関係をよく表している、深い名言です。

「失礼だな 純愛だよ」(乙骨憂太)

呪術廻戦 0巻
(C)芥見下々/集英社
発言者 乙骨憂太
巻数・話数 0巻・最終話

乙骨憂太は、呪術高専に通う学生ながら、日本で4人しか存在しない特級呪術師の1人。特級過呪怨霊「折本里香」に取り憑かれたことを機に呪術師となりました。本作の前日譚である前作『東京都呪術高等専門学校』(通称0巻)の主人公でもあります。 規格外の呪霊に憑かれた乙骨は、呪詛師の夏油傑に目を付けられます。夏油の歪んだ理想にノーを突きつけた彼と呪詛師勢力との衝突は必然でした。この言葉は、そんな彼が夏油との直接対決の際に放ったものです。 特級呪術師でもある夏油の本気に対し、乙骨は里香の呪力を最大解放することに。これは、そのための里香への愛の言葉を冷やかす夏油に対して返した言葉でした。

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「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」(夏油傑)

発言者 夏油傑
巻数・話数 0巻・最終話

夏油傑は、4人しかいない特級呪術師の一角を担う人物でしたが、現在は特級呪詛師。多くの非術師を殺してきたことから、「最悪の呪詛師」と呼ばれています。五条悟がかつて、たった一人の親友だと認めていた人物です。 0巻のラスト、乙骨との勝負に負けた夏油は、ギリギリの状態で逃亡に成功します。次なる作戦に執念を燃やす彼ですが、目の前に五条が現れ一瞬で諦めた顔に。 そして五条から最後の言葉をかけられ、このセリフを言った直後に殺されました。五条がかけた言葉はわかっておらず、作品でも屈指の謎となっています……!

幼魚と逆罰編まで(アニメ1期)

「悠仁。お前は強いから人を助けろ」(虎杖倭助)

呪術廻戦 禪院直毘人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 虎杖倭助
巻数・話数 1巻・1話

虎杖倭助は、虎杖悠仁の祖父にあたる人物で、非術師。両親の顔を知らなかった悠仁の親代わりとして、これまで彼を育ててきました。登場時点で余命いくばくもない状態であり、その後間もなく息を引き取ります。 物語冒頭、病院に見舞いに来た悠仁に静かに語った一言。彼はこの言葉を最後に息を引き取り、悠仁にとってはこれが祖父の遺言となりました。 祖父は悠仁に、死ぬときは大勢に囲まれて死ねるように、自身の力で多くの人を救えと言います。彼は、孫には誰も見舞いに来ない自分のようにはなってほしくないと考えたのです。彼が遺したこの言葉は、後に彼の生き方に決定的な影響を与えることとなります。

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「大丈夫 僕 最強だから」(五条悟)

発言者 五条悟
巻数・話数 1巻・2話

五条が宿儺の指を食った虎杖と初めて会ったときの台詞。彼が宿儺を出してほしいと言ったことに一瞬戸惑った虎杖に対し、こう言っています。 五条悟は、虎杖が宿儺を制御できるかの確認も兼ねて、宿儺を呼びました。現れた宿儺はすかさず彼に襲いかかりますが、彼は宿儺の攻撃を全く意に介しません。この台詞からも分かる通り、五条悟の最強ぶりは物語当初から際立っているのです。

「自分が死ぬ時のことは分からんけど 生き様で後悔はしたくない」(虎杖悠仁)

呪術廻戦  虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 虎杖悠仁
巻数・話数 1巻・3話

虎杖悠仁は、本作の主人公。宿儺(すくな)の指を食ったことがきっかけで、呪術師の道を歩み始めました。もともと呪術師ではないため、「術式」は使えません。ただ、常人離れした身体能力の持ち主で、戦いは肉弾戦をスタイルとしています。 呪術高専入学時、虎杖は学長の夜蛾(やが)から呪術師を目指す理由を問われます。上の台詞は、彼が考えた末に達した、この問いに対する答えです。 当初、虎杖は夜蛾の問いに対し「祖父の遺言」だからと答え、不合格を言い渡されました。彼はこのとき「自分が呪い殺されたら祖父のせいにするのか」と痛いところを突かれます。これを受け、呪術師として生きる覚悟をあらためて決意した彼の一言です。

「懸けられるわ 私が私であるためだもの」(釘崎野薔薇)

呪術廻戦 釘崎野薔薇
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 釘崎野薔薇
巻数・話数 1巻・5話

釘崎野薔薇は、都立呪術高専に通う3級呪術師で、虎杖と伏黒が同期の紅一点。東北の田舎から上京してきており、都会に強い憧れを持つ一方で田舎を嫌っています。サバサバした性格で口が悪く、先に手が出てしまうこともしばしば。 田舎が嫌で東京に住みたかったから呪術師になったと言う釘崎。虎杖がそんな理由で命を懸けられるのかと聞くと、彼女はこの言葉とともに即答しました。 外から来た者を排除する故郷の村を嫌悪する釘崎にとって、村にいることは死んだも同然。そこで、生きるため、呪術師を理由に田舎を飛び出してきたのです。彼女の生きる理由、呪術師を目指す理由がしっかりと込められています。

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「誰かを呪う暇があったら 大切な人のことを考えていたいの」(伏黒津美紀)

発言者 伏黒津美紀
巻数・話数 2巻・9話

伏黒津美紀は、伏黒恵の1つ年上の姉にあたる人物で、非術師。彼の父親の交際相手の連れ子だったため、血は繋がっていません。中学時代の荒れていた弟を叱るほどに弟思いで、恵自身も彼女を誰よりも尊敬しています。 伏黒津美紀を代表する名言であり、弟の恵に多大な影響を与えた言葉です。呪術師となった彼を形作る全てが、この言葉に通じています。 恵の姉は、上記の台詞をさらりと言えるほどに立派な人格者でした。しかし、そんな彼女が呪われ、幸せになれないという不条理を彼は許せないでいました。不平等に人を助ける呪術師としての彼は、こうしたことをきっかけに出来上がっていったのです。

「俺は不平等に人を助ける」(伏黒恵)

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 伏黒恵
巻数・話数 2巻・9話

伏黒恵は、都立呪術高専に通う2級呪術師で、虎杖と釘崎は同級生。術式は、父親が「御三家」禪院(ぜんいん)家の血筋であることによるもの。将来有望な呪術師で、影を使った上記の術式を駆使して、任務にあたっています。 少年院での任務中、虎杖の人格を奪った宿儺に対して放った一言。虎杖を助けた理由として、彼を無価値と一蹴する宿儺に対して言ったものです。 伏黒は、呪われてしまった姉のような善人こそ平等に助かるべきと考え、呪術師となっています。ゆえに彼の不平等は、自身の考えに基づいて平等に助けた結果に過ぎません。呪術師としての彼の揺るぎない信念が、ひしひしと感じられる一言です。

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「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ」(伏黒恵)

発言者 伏黒恵
巻数・話数 2巻・9話

上の台詞と同じ場面で、伏黒が宿儺に対して言った言葉。同じく、彼が虎杖を助けた理由として言っています。 先述の通り、伏黒の信念は、自分が善人だと思った人間を優先して助けるというもの。その判断基準は非論理的で、虎杖を助けたのも自分の勝手だとしています。ですが、ただの呪術師である彼にとっては、それでよいのです。信念を貫き通している彼の強さがよく表れています。

「嫌がらせだよ。見下されてた私が大物術士になってみろ。家の連中、どんな面すっかな、楽しみだ」(禪院真希)

呪術廻戦 禪院真希
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 禪院真希
巻数・話数 3巻・18話

禪院真希は、御三家・禪院家出身の4級呪術師ですが、実際の実力は2級相当。口調が荒く男勝りだが非常に仲間思いで、釘崎からは「姐さん」と慕われているほど。術式を持たない代わりに、高い身体能力を持っています。 京都校との交流会前、真希と釘崎は双子の妹である真依と衝突しています。その後、彼女が語った言葉が、この台詞です。 真希は呪術師でありながら、呪力を持たず、呪霊も見えません。そして、名門禪院家は女を軽んじる、古臭い考えに囚われた家でした。彼女はそんな家の連中に一泡吹かせてやろうと、家を飛び出し、呪術師を目指し始めます。彼女の生き方が表れた、力強い言葉です。

「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです」(七海建人)

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 七海建人
巻数・話数 3巻・19話

七海建人は、虎杖たちの先輩にあたる1級呪術師。視線を隠すためのゴーグル状のメガネと、七三分けの髪型が特徴的。五条が信頼しているほどの実力者で、強い責任感と実直さで任務に臨んでいます。 七海が初めて虎杖と会ったときのあいさつで交わされた言葉の1つ。この一連の会話の中で、彼が呪術師となった理由が見えてきます。 彼は上の台詞のとおり、呪術師はクソだと考え、高専卒業後は就職しました。しかし、企業勤めで労働もクソだと考えるようになり、脱サラして呪術師となります。彼は、同じクソなら自分に適性のある方を選ぶといって、呪術師を選んだのです。

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「どんな女がタイプだ」(東堂葵)

呪術廻戦 東堂葵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 東堂葵
巻数・話数 3巻・19話

東堂葵は、姉妹校である京都校に所属する1級呪術師。大きな身体とドレッドヘアが特徴的な、現在の京都校で最も強い呪術師で、性格はごう慢で粗暴。呪術師としての実力は高く、1級程度の呪霊ならば術式なしで祓うことができます。 これは、東堂が初対面の男に必ず尋ねる台詞です。姉妹校交流会開催前には伏黒に、交流会本番では虎杖に同じことを聞いています。 東堂いわく、女の好み=性癖にはその人物の全てが反映されるとのこと。なので、彼にとってつまらない回答をした者はボコり、面白ければその者と友情を結ぼうとします。なお、伏黒は叩きのめされ、虎杖は認められた後に彼と本気で戦うこととなりました。

「みんな言葉遊びが好きなのさ。なぜなら人間は、言い訳をしないと生きていけないからね」(真人)

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 真人
巻数・話数 3巻・21話

真人は、人間への怖れから生まれた未登録の呪霊で、等級は特級。継ぎ接ぎだらけの身体に長髪の見た目をしており、子供っぽい一面を持ちながら実際は冷酷。呪霊ながら、生物の魂や肉体を自由に変形・改造する術式を使います。 真人が順平との会話の中で言った一言。人生を諦観し始めていた順平との会話の中で見せた、真人が思う人間観の表れです。 順平は、「好き」の反対は「嫌い」であって、「無関心」ではないと言います。彼は続けて、好き嫌いという単純な構図をとりわけ日本人は複雑にしたがる、とバッサリ。これに対し、真人が順平に返した言葉が上の台詞でした。

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「「好きの反対は無関心」なんて初めて言った人はちゃんと地獄に落ちたでしょうか」(吉野順平)

呪術廻戦 吉野順平
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 吉野順平
巻数・話数 3巻・21話

吉野順平は真人に向かって、このセリフを口にします。 順平はいじめを受けていました。「好きの反対は無関心」とよく言いますが、当事者からしたら配慮がなく腹立たしい言葉でしょう。現実世界の言葉にも、疑問を投げかけるこの名言。彼はこの後に「悪意を持って人と関わることが、関わらないより正しいなんてあり得ない」と続けています。

「人を殺したら「殺す」っていう選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」(虎杖悠仁)

呪術廻戦  虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 虎杖悠仁
巻数・話数 3巻・24話

虎杖悠仁は、仲良くなった少年、吉野順平から人を殺したことはあるかと尋ねられます。これに対して彼は、「ない、たとえ相手が悪い呪術師でも殺したくはない」と返しました。そして、その理由として上の台詞を発しています。 虎杖は、ひとたび人を殺せば、命の価値があいまいになってしまうと考えていました。これを怖れる彼は、殺すという選択肢を避けていたのです。

「順平って 君が馬鹿にしている人間の その次位には馬鹿だから」(真人)

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 真人
巻数・話数 4巻・27話

自分を信じていた順平をあっさりと見限ったときの真人の一言。どこまでいってもクズでしかない真人の冷酷な本性が現れた言葉です。 虎杖と順平の戦いの後、その場に真人が現れます。虎杖は順平に逃げるよう言いますが、順平は真人は悪い人じゃないとその場を離れません。真人はそんな順平のことを馬鹿だと言った後、術式で改造し、殺してしまいました。

「一度は許す 二度はない 分を弁えろ 痴れ者が」(両面宿儺)

呪術廻戦  宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 両面宿儺
巻数・話数 4巻・28話

両面宿儺は、「呪いの王」と称される、作中最強とされる特級呪物。虎杖が指を体内に取り込んだことで、彼の体に受肉する形で現れました。性格は残忍で、強いと認めた者には興味を持ち、弱い者は痛めつけることを楽しみとしています。 順平との戦いに現れた真人に呼び出された宿儺が、彼に言い放った言葉。彼の強者感がハッキリと伝わる台詞です。 虎杖では話にならないと思った真人は、宿儺に代われと挑発。そして彼に触れ、「無為転変」を発動させようとしたとき、宿儺が現れました。彼は真人が自分の魂に触れようとしたことにいら立ち、上の言葉とともに威圧します。けれどもその直後には、既に虎杖へと戻っていました。

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起首雷同編まで(アニメ1期)

「ルックスに関して俺がどうこう言うと思ってんのかよ パンダだぞ」(パンダ)

パンダ先輩 呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 パンダ
巻数・話数 5巻・39話

パンダは、その名の通りパンダの見た目をした準2級呪術師。人語を話し、感情を持った「突然変異呪骸(じゅがい)」であり、夜蛾が生み出した最高傑作。2年生の中で最も常識的だが、人間固有の行動や心情は持っていません。 交流会で究極メカ丸(アルティメットメカまる)に勝利したときの言葉。パンダだからこそ言える、優しい言葉です。 戦いの後、パンダはメカ丸を動かす与幸吉(むたこうきち)に、手伝えることはないかと尋ねました。そんなパンダに対し、彼は実際の自分を見ても同じことが言えるかと返します。上の台詞は、その言葉に対するパンダからの返答です。

「女の呪術師が求められるのは“実力”じゃないの、“完璧”なの」(西宮桃)

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 西宮桃
巻数・話数 5巻・40話

西宮桃は、京都校に通う2級呪術師で、アメリカ人の父を持つハーフ。ほうきに乗って空を飛ぶことができるため、これを活かした索敵が得意です。後輩の禪院真依のことをとりわけ敬愛しており、真希や釘崎には強い敵対心を燃やします。 姉妹校交流会での戦いで、相手となった釘崎に対して言い放ったもの。この言葉を聞いた釘崎は、面倒くさいといって西宮に怒りを露わにしました。 西宮は、女の呪術師には実力とかわいさの両方が求められていると言います。実力のみが通用するのは男だけで、女はその両方を備え、完璧でなければならないのです。その後に続く真依への思いを聞かされた釘崎は既に、我慢の限界でした。

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「うるせぇよ 不幸なら何しても許されんのかよ じゃあ何か? 逆に恵まれた人間が後ろ指差されりゃ満足か?」(釘崎野薔薇)

発言者 釘崎野薔薇
巻数・話数 5巻・41話

京都校との交流会で、相手となった西宮桃に対していら立ち、言い放った一言です。何かと禪院真依の話をする西宮に対して、真希を思う彼女は怒りを爆発させました。 西宮は、女を軽んじる禪院家で必至に生きる真依を、必要以上に持ち上げます。しかし、釘崎はそんなこと抜きに真希を尊敬し、陰湿な真依を許せませんでした。不幸であることが、真希に当たってよい理由にはならないのです。

「なんで一緒に 落ちぶれてくれなかったの?」(禪院真依)

呪術廻戦  禪院真依
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 禪院真依
巻数・話数 5巻・42話

禪院真依は、京都校に通う3級呪術師で、東京の真希は双子の姉。普段からピストルを所持しており、弾に呪力を込めて呪霊を祓います。真希とは犬猿の仲で、性格は粗暴な姉とは対照的に冷ややかで皮肉屋です。 交流会での姉妹対決の後、真依が真希に言った言葉です。複雑な感情が入り混じる彼女の心境がよく表れています。 真希が家と真っ向から対立した結果、真依も呪術師の修行を行うことに。才能もなく、やりたくもない修行を強いられた妹は、自分を巻き込んだ姉を許せません。一方で、真依は真希が持つ才能を評価していました。この台詞には、姉に置いていかれる妹の寂しさも込められているのです。

「ぶっ とべ」(狗巻棘)

呪術廻戦 狗巻棘
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 狗巻棘
巻数・話数 6巻・46話

狗巻棘は、「呪言師」の家系でもある狗巻家出身の準1級呪術師。術式で自身の声を用いるため、普段の会話はボキャブラリーをおにぎりの具に限定しています。戦うとき以外はハイネックで口元を隠しているのも特徴的。 京都校との交流会の最中、乱入してきた特級呪霊・花御(はなみ)。伏黒や加茂が相手をする中で、サポートしていた狗巻の喉が限界に。これは、それでも声を振り絞り、花御を吹っ飛ばしたときの彼の呪言です。 花御は、狗巻が強い言霊を使っていなくても喉を潰すほどの格上の相手。それでも諦めずに放たれたこの呪言は、言葉少なな彼が見せる、覚悟の表れでした。

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「やめだ やってやるよ!! 自由に!!」(伏黒恵)

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 伏黒恵
巻数・話数 7巻・58話

八十八橋(やそはちばし)での任務で出くわした特級呪霊との戦いでの一言。本気を出すために迷いを振り切った伏黒が発した、一切打算のない言葉です。 伏黒は五条との稽古にて、自分が本気を出せず、殻を打ち破れない理由を指摘されます。そのときのことを思い出した彼は、この言葉とともに何やら吹っ切れた様子。そして、強引ながら領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を発動するのでした。

「周りに味方が何人いようと 死ぬときは独りだよ」(五条悟)

発言者 五条悟
巻数・話数 7巻・58話

珍しく稽古をつけてほしいと頼まれた五条が、伏黒に対して言った一言。虎杖の成長の横で伸び悩む伏黒に送られた、彼なりのアドバイスです。 連係プレーがあるとしても、呪術師の戦いは基本的に“個人競技”。五条は、周囲の力を算段に入れていては、本気を出すことはできないと指摘します。彼は伏黒に、独りであることともっと欲張ることを意識させて、彼の殻を破ろうとしたのです。

「小沢じゃん なにしてんの?」(虎杖悠仁)

呪術廻戦 虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 虎杖悠仁
巻数・話数 8巻・64話

虎杖が中学の同級生だった小沢優子と再会した時の一言。周囲の者について、見た目以外の部分もきちんと見ている彼らしい言葉です。 中学の頃から虎杖に好意を寄せていた小沢は、東京で偶然彼を見かけます。彼女は太っていた中学時代とは別人のように、身長は伸び、すっかり痩せていました。にもかかわらず、彼は一目で彼女が小沢優子だと分かったのです。

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過去編(アニメ2期予定)

「私達は最強なんだ」(夏油傑)

呪術廻戦
発言者 夏油傑
巻数・話数 9巻・72話

天元との同化に向かう天内理子に、護衛を任された夏油が言い放ったセリフです。このセリフを聞いた理子は、「もっと皆と一緒にいたい」と口にします。 優しさはもちろん、まったく言い過ぎではないのが夏油、五条の怖いところ。五条の代名詞的セリフでもある「僕最強だから」の秘話が判明する、感慨深いシーンでもあります。

「そうか 死ね」(夏油傑)

発言者 夏油傑
巻数・話数 9巻・72話

大暴れをする伏黒甚爾に、夏油が言ったセリフです。親友の五条を殺したと告げられ、護衛対象であり絆を深めてきた理子も目の前で殺された彼。冷静に現実を把握しながら、心は熱く煮えたぎらせ強大な呪霊を出し伏黒甚爾に向かいます。 シンプルでカッコいいですが、同時に仲間想いの夏油をみて少し胸が苦しくなるシーンです。

「そうか?そうだな そーかもなぁ!!」(五条悟)

発言者 五条悟
巻数・話数 9巻・74話

伏黒甚爾との戦いのなかで、特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」で貫かれた五条。死は目前の状況でしたが、ギリギリで呪力の核心を掴み反転術式での治癒を会得します。そして伏黒甚爾の前に再び現れ、このセリフを叫びました。 新しい力に目覚めた彼が、冷静ではなく完全にハイになっているのがよくわかる名言です!

「天上天下唯我独尊」(五条悟)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
発言者 五条悟
巻数・話数 9巻・76話

伏黒甚爾との戦闘中に、完全に覚醒した五条。バケモノじみた強さだった伏黒甚爾を圧倒してみせます。そして戦闘の最中に、「天上天下唯我独尊」と口にしたのです。 「天上天下唯我独尊」は天の上にも下にも、つまり「全宇宙で我よりも尊いものはない」という意味。まさに呪術師・五条悟が、最強になった瞬間なのです。

「猿は嫌い それが私の選んだ本音」(夏油傑)

呪術廻戦 夏油傑
©︎芥見下々/集英社
発言者 夏油傑
巻数・話数 9巻・78話

非術師のことを「猿」と呼んで徹底的に見下す夏油の、心からの本音です。彼が目指す世界を作るための覚悟がはっきりと表れた言葉でもあります。 親友同士だった五条と夏油は、夏油が一般人を大量に殺したことをきっかけに決別。その後、夏油は術師だけの世界を作るための資金と呪いを集め始めます。手始めに宗教団体を乗っ取ろうとした彼は、この言葉とともに、団体の反対派を呪殺しました。

「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」(五条悟)

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 五条悟
巻数・話数 9巻・79話

回想にて、五条がまだ幼い頃の伏黒と出会ったときにつぶやいた言葉です。彼が既に、これからの呪術師の卵に、期待を込めていることが分かります。 伏黒は父親が御三家・禪院家の血筋だったため、術式を受け継いでいました。そんな彼の元に五条が現れ、どうなりたいか尋ねると、彼は姉の幸せを優先する選択をします。こうして彼は呪術師となることを決意し、五条は未来の呪術師に期待を寄せるのでした。

渋谷事変編(アニメ2期予定)

「キッショ なんでわかるんだよ」(羂索)

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 羂索
巻数・話数 11巻・90話

術式:正式名称不明(他人の体を乗っ取る術式)、他 偽の夏油傑/加茂憲倫(以下、偽夏油とする)は、夏油傑の姿をした別人。呪霊を操りながら虎杖や五条と敵対してきましたが、夏油本人ではありませんでした。偽夏油は、「史上最悪の術師」、 加茂憲倫が夏油の体を乗っ取った形になります。 羂索が五条に、自身の正体を明かした際のセリフです。五条は姿形が夏油であるにも関わらず、夏油ではないと見抜きました。読者のなかでも本物の夏油との行動の違いから別人説が囁かれていましたが、ついにここで真実が明かされます。 頭を取り外し脳味噌を見せるシーンは、中々ショッキングです……!

「後悔か さてどんな味だったかな」(羂索)

発言者 羂索
巻数・話数 11巻・93話

羂索に対して、「肉体を返せ」と言い放つ菜々子と美々子。2人が体を返さなければ後悔するぞと脅すのに対して、羂索がつぶやいた一言です。 真人たちが虎杖や宿儺に対してゲームを始める中、羂索はゲームへの参加をパス。こうして独りになったところに、菜々子と美々子が現れます。彼は2人をいなすと、後悔に関する何かを思い出そうとしていました。その姿はまるで、彼がずいぶん昔から生きているかのようでした。

「禪院じゃねぇのか よかったな」(伏黒甚爾)

呪術廻戦 伏黒甚爾
©︎芥見下々/集英社
発言者 伏黒甚爾
巻数・話数 13巻・113話

お互い親子だと知らずに戦う、伏黒甚爾と伏黒恵。しかし勘づいた甚爾は、恵に名前を尋ねます。自分の名前を名乗った恵の声を聞いて、甚爾はこのセリフを口にするのでした。 彼はこのセリフを言いながら、頭に呪具を突き刺し自害します。無茶苦茶だった彼が、初めて人間らしい面をみせたシーンです。

「人間 術師 呪霊 千年前戦った中ではマシな方だった 誇れ オマエは強い」(両面宿儺)

呪術廻戦 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 両面宿儺
巻数・話数 14巻・116話

「渋谷事変」にて、宿儺は特級呪霊・漏瑚(じょうご)と戦います。これは、彼が漏瑚を仕留める際に、最後に力を認めたときの台詞です。 宿儺に追い詰められた漏瑚は、先に逝った花御と陀艮(だごん)に会っていました。するとそこに宿儺が現れ、敗因を指摘し始めた後に上の言葉を伝えています。この言葉を聞いた漏瑚は、気が付けば涙を流していました。

「後は頼みます」(七海建人)

呪術廻戦 七海
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 七海建人
巻数・話数 14巻・120話

「渋谷事変」で、真人に殺された七海の最後の言葉。この言葉は、死ぬ前に駆けつけた虎杖に向けて言っています。 真人に触れてしまった七海は、同期の灰原のことを思い出していました。そこに虎杖がやってくると、彼の目の前にいるとされる灰原が何かを言えといいます。その葛藤の末、最後に彼がつぶやいたのがこの言葉でした。なお、この言葉が誰に向けた言葉なのかは意見が分かれています。

「皆に伝えて 「悪くなかった」!!」(釘崎野薔薇)

呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 釘崎野薔薇
巻数・話数 15巻・125話

「渋谷事変」にて、釘崎が死ぬ間際に虎杖に残した言葉。彼女はこれまでの人生を振り返った後、笑顔でこの台詞を発しています。 真人の攻撃を食らった釘崎は、かつて友達と交わした約束を思い出していました。しかし、約束は果たせそうにないと悟った彼女は、虎杖に言葉を託します。それは、これまでの人生は悪いものでもなかったという、ポジティブな気持ちでした。

「正しさの押し付け合いさ!!ペラッペラの正義のな!!」(真人)

呪術廻戦 真人
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 真人
巻数・話数 15巻・126話

無為転変によって、釘崎を瀕死にした真人。それを目の当たりにした虎杖は、完全に心が折れてしまいます。そこに畳みかけるように、真人はまさかの「黒閃」を放ちました。 そして虎杖の甘さを並べ、戦争は間違いを正す戦いではないと前置きしたうえでこのセリフを吐き捨てたのです。悔しいですが、真人の言っていることも間違いではない気がしてしまいます……。

「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」(脹相)

呪術廻戦 脹相
©︎芥見下々/集英社
発言者 脹相
巻数・話数 16巻・134話

術式:赤血操術(せっけつそうじゅつ) 脹相は、特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」1番で、9兄弟の長男。呪霊ながら人の姿をしており、兄弟の中でも最も人間に近い姿をしています。御三家・加茂家の術式と肉弾戦を駆使した戦い方が主な戦闘スタイルです。 脹相はそれまで、弟たちを殺した虎杖を殺そうとしてきました。しかし、彼は態度を一変させ、上の台詞とともに“弟”の虎杖たちとともに戦い始めるのでした。 脹相は術式の影響で、離れていても血の繋がった兄弟の異変を感じ取ることができます。彼は虎杖の「死」を強烈に感じたことから、虎杖が自分の弟だと確信しました。こうして彼は、兄として全力で弟を支えながら、羂索たちに立ち向かっていきます。

渋谷事変・その後

「オマエは何を託された?」(東堂葵)

呪術廻戦 東堂葵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 東堂葵
巻数・話数 15巻・127話

釘崎が目の前で殺され心が折れてしまった虎杖に、東堂はいくつもの言葉をかけます。「呪術師は全員で呪術師」「俺たちが生きている限り仲間が真に敗北することはない」「仲間の死に理由を見出そうとするのは時に冒涜になる」と並べ、虎杖にこの問いかけをしました。 虎杖が復活するきっかけとなった、深すぎる名言です……!

「幸せになってくれ」(メカ丸)

呪術廻戦 メカ丸
©︎芥見下々/集英社
発言者 メカ丸
巻数・話数 15巻・128話

東京へ新幹線で向かう三輪に、メカ丸が伝えた最期の言葉です。 メカ丸は「弱いのは俺」「大好きな人がいた」と三輪に伝え、このセリフを口にします。この時点で、メカ丸はすでに死んでしまっていました。だからこそ涙が止まらない、メカ丸こと与幸吉の気持ちの大きさがよくわかる名言です。

「人の心とかないんか?」(禪院直哉)

呪術廻戦 禪院直哉
©︎芥見下々/集英社
発言者 禪院直哉
巻数・話数 17巻・150話

完全に覚醒し、虐げられてきた禪院家への反逆を開始した真希。そんな彼女が「炳」のメンバーを殺し、首を投げたのを見た禪院直哉が言ったセリフです。 そもそも真希が反逆を開始したのは、直哉を含む禪院家の上層部が勝手な策謀を繰り広げた結果。人格的にも行動的にも、「完全にこっちのセリフだよ」と言いたくなる煽り文句です。

「ざけんなや 呪力が練れん ドブカスが」(禪院直哉)

発言者 禪院直哉
巻数・話数 17巻・152話

真希との戦いに敗れ瀕死の直哉ですが、完全に死亡してはいませんでした。しかし真希を罵る彼の後ろに、包丁を持つ人影が。真希に殺されたと思っていた真希の母が、直哉を刺したのです。そこで直哉は呪力が練れずに、死亡しました。 女性への価値観が終わっていた直哉が、綺麗に伏線を回収した最期。5・7・5の俳句になっていたことで、読者には今もなおいじられ続けています。

「俺は部品だ」(虎杖悠仁)

呪術廻戦 虎杖悠仁
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 虎杖悠仁
巻数・話数 18巻・157話

秤に協力してもらうため出向いた虎杖は、彼を認めさせるため一方的に殴られ続けます。秤の「熱を伝えろ」という問いに対して、熱はないと前置きしたうえでこのセリフを告げる彼。 「超つまんない」と激怒した秤でしたが、最終的には虎杖の「熱」を受け取り彼を認めました。虎杖の、呪術師としての覚悟がよくわかるシーンです。

死滅回游編

「私だけは目を開けていたい」(日車寛見)

発言者 日車寛見
巻数・話数 18巻・159話

弁護士の術師である日車寛見が虎杖の前に立ちはだかります。彼は不利な弁護でも引き受ける弁護士でした。自分に負荷がかかるのも気にしない日車は、理由を聞かれ「昔からおかしいと思ったことを放っておけない性分で、それが直っていないだけ」と説明します。 そして正義の女神が法の下の平等のため、人々が自分のために目を瞑るならと前置きしたうえで、この言葉を口にしたのです。

「なんで自分なんかのために必死になるんですか?」(乙骨憂太)

発言者 乙骨憂太
巻数・話数 20巻・176話

死滅回游で積極的に点を取る理由を聞かれた乙骨は、烏鷺亨子(うろたかこ)に「友達とか恋人とかはいないのか」「全く共感できない」と前置きしこのセリフを口にします。 なんでも人のためと考え人間ができている乙骨の、人間がよく表れている言葉です。ちなみにこれを言われた烏鷺は、しっかりと激怒していました……!

「満ちてねぇから不満なんだろ」(石流龍)

発言者 石流龍
巻数・話数 20巻・177話

乙骨と戦闘を開始した石流龍(いしごおりりゅう)は、1000年前の術師です。前の人生で悔いが残っているのかというと、そうでもないとのこと。強い敵とも戦い、いい女性とも会えた。それでも彼はなぜか満たされず、欲望は「何が不満だ」と問いかけてきます。 そして石流は乙骨を殴りながら、このセリフを頭に思い浮かべるのでした。ストレートでわかりやすく、石流らしい名言です!

「ゴタゴタぬかしてねえでかかってこい キモオタ」(秤金次)

発言者 秤金次
巻数・話数 21巻・181話

漫画家志望のシャルル・ベルナールと戦いに来たは、「殺したい程憎いと思わせてくれ」と身勝手な要求をされます。それに「お前の漫画なんて頼まれても読まない、根暗がうつる」と言い放ち、このセリフを続けたのです。 これを言われたシャルルは、涙を流しながら怒りました……!秤の粋で大胆な性格が、よく表れている名言です!

「音量上げろ生前葬だ」(鹿紫雲一)

発言者 鹿紫雲一
巻数・話数 21巻・187話

秤と対峙する鹿紫雲一(かしもはじめ)ですが、秤が連続で大当たりを引き当て、無敵状態に突入します。そこで「4分11秒をしのげば」という考えがチラつくも、「それは雑魚の考え」と改める鹿紫雲。 そして「4分11秒の不死身モードの間に殺す」と決め、秤が大当たりを引いた際に流れる音楽に向けて、このセリフを言い放ちました。作中でも、1、2を争うカッコいいセリフです!

【最新】五条復活後

「私がいたろ、何が独りだ馬鹿野郎」(家入硝子)

呪術廻戦 家入硝子
©︎芥見下々/集英社
発言者 家入硝子
話数 220話

ついに五条の封印を解く寸前、家入硝子は過去に五条が「誰も独りにさせないよう、強く聡い奴らを育てる」と言っていたのを思いだしていました。彼女は夏油、五条と同期です。 それでも五条は夏油を失い、独りで走ってきました。少し寂しそうな家入の哀愁と同時に、今では増えた同志に希望も感じられるシーンです。

「オマエさ、もっと言葉を選んだ方がいいんじゃないか?今際の際だぞ」(五条悟)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
発言者 五条悟
話数 221話

天使によって獄門疆の封印が解かれ、ついに五条が解放されます。彼が現れたのは、羂索のもとでした。 獄門疆に関して軽口を叩く羂索に、五条はこのセリフを告げます。そして直後に羂索に向け、強烈な攻撃を放ちました。結果的に攻撃は避けられその後は両面宿儺と戦う展開になりましたが、いちいち言葉選びがカッコいい五条先生です……!

「勝つさ」(五条悟)

発言者 五条悟
話数 221話

一触即発の五条と宿儺ですが、羂索が宿儺を止めます。戦いは持ち越しとなり、五条は12月24日を指定しました。 五条が言うには、「命日が2つあるとややこしい」とのこと。12月24日は夏油の命日です。「勝つ気かい?」と問われた彼は、虎杖に質問されたときを思いだしながら「勝つさ」と応えるのでした。 1巻の伏線が、ここにきて回収される激アツ展開です!

「応えられなければここで死ね!」(伊地知潔高)

呪術廻戦 虎杖悠仁 伊地知清隆
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
発言者 伊地知潔高
話数 223話

戦いに向かう直前の五条は、伊地知潔高に結界を頼みます。結界を張るなら自分以外にも適任者がいそうなのに、なぜ自分をと疑問に思う伊地知。そんな彼に五条は、「信用できるから」とシンプルな理由を告げました。 伊地知は命を削るように、全力で結界を張ります。なぜなら最強の男が信用できると言ってくれたからです。普段は五条に対して弱気な伊地知ですが、しっかりと絆はあるとわかります……!

「勘違いしてるみたいだから言っとくけど、そっちが挑戦者(チャレンジャー)だから」(五条悟)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
発言者 五条悟
話数 223話

ついに始まる史上最強の術師・宿儺と、現代最強の術師・五条悟の決戦。仲間の力も借りながら、五条は最大出力の虚式「茈」を放ちました。両手を前に出すも抑えられず、宿儺はビルの倒壊と共に一瞬で腕を失います。 そして五条は反転術式で腕を治しながら出てくる宿儺の前に立ち、このセリフを平然と言い放つのでした。宿儺にこのセリフは、五条先生の煽り性能爆発で痺れます!

カッコ良すぎる名言『呪術廻戦』はアニメも漫画もチェックすべし!

これまで、『呪術廻戦』における登場人物の名言を紹介してきました。振り返ってみれば、本作の台詞はいずれも味わい深いものばかり。彼らのバックボーンや死生観などがよく表れており、一言一言が心に突き刺さります。 『呪術廻戦』は、人間の心や感情を台詞で繊細に表現しきっている、極めて稀有な作品です。本作はこれからも、心揺さぶる名言を次々と生み出してくれることでしょう!