『夜桜さんちの大作戦』死亡キャラ一覧！切ない死因のキャラも……

あまり人が死なない『夜桜さんちの大作戦』ですが、そのなかでも無念の死を遂げた人物たちが。100年以上生きたキャラクターもいれば、他人のために覚悟を決めて亡くなったキャラクターもいました。 そこで今回は『夜桜さんちの大作戦』の死亡キャラを、死亡シーンや死亡した巻数と共に徹底解説していきます。 ※本記事には『夜桜さんちの大作戦』の重要なネタバレを含みます。

『夜桜さんちの大作戦』の作中で死亡した人物のなかには、物語に大きな影響を与えたキャラも存在します。 そこでここからは本作の死亡キャラの死因や死亡シーンを詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください！

表向きは皮下医院の院長である医者として振る舞っている皮下真は、実はタンポポの幹部でした。「ソメイニン」の模倣品である「葉桜」を開発した人物で、大正時代から生きています。 そんな彼は世界に葉桜をバラ撒こうと目論むも、夜桜家の合体技の前に敗北。幽閉されていた彼は、不老不死の能力を失い死亡間近になってしまいました。そこで皮下は太陽に、つぼみを倒すにはより多くのソメイニンが必要であること、自分はソメイニンの塊であることを教えます。 そして太陽に取り込まれたことで、消滅しました。

ハクジャはソメイニンの模倣品である葉桜に、100%適合できた女性です。10年前は歩くこともできない病気でしたが、葉桜のおかげで歩けるようになっています。 葉桜のせいで太陽の家族が死んだことに罪悪感を感じながらも、皮下を裏切れなかった彼女。最終的には太陽と激闘を繰り広げ、敗北します。そして100%に耐えられるのは約10年という葉桜の副作用で寿命を迎え、細胞が破壊され頭髪が抜け落ちて死亡しました。

本作の主人公である朝野太陽の家族は、作品開始時点ですでに死亡しています。製薬会社で勤務していた父は気弱ながら一生懸命な性格、看護師だった母は明るい性格、弟の光は太陽と仲がよかったとのこと。 太陽を含む4人はある日事故に遭い、太陽以外の3人は事故死したと1巻の1話で語られていました。しかし実際は口封じのため、3人は事故にみせかけ殺されていたのです。 3人を殺したのは、タンポポ幹部の皮下真でした。

百合は、元凄腕スパイである黒顔の娘です。黒顔から溺愛されていた百合。忙しい父に拗ねた態度をとるものの、実は彼女も父を愛していました。 しかしそんな百合を、突如悲劇が襲います。誕生日に送られてきた1つの荷物。その荷物は、ある政治家が黒顔を殺すために送ってきた爆弾でした。それを開けてしまった百合は、爆発した爆弾によって死亡してしまったのです。 この事件は、黒顔が復讐の鬼となるきっかけとなっています。

アフロヘアーとサングラスが特徴的な、奇抜政治家「黒百合義正」。その正体は、元凄腕スパイの黒顔でした。 元々政治家お抱えのスパイとして、情報収集や政敵の暗殺をしてきた彼。しかし政治家に切り捨てられ娘を失ってからは、復讐の鬼と化します。 ついに副総理まで手にかけようとする黒顔ですが、それを戦いの末に太陽が阻止。太陽に家族の死の秘密を話そうとした彼は、何者かに暗殺され命を落としました。

ユカリは、「悪握組」の組長である塩竹と付き合っていた女性です。その正体は、塩竹が持っている政界や財界の人物の情報が載っているリストを狙った、政治家側のスパイでした。 政治家側のスパイでありながら、自分に優しくしてくれる塩竹を本気で愛してしまった彼女。任務と塩竹の間で板挟みになり、最終的に消される自分の運命を知っていたユカリは、塩竹を守ると決意します。そして彼女は政治家も道連れにしようと、実力が高い嫌五にすべてを託し、自殺したのでした。

今回紹介した死亡キャラのなかには、登場が少なくあまり重要ではないキャラクターも。しかしその死に、何かを感じた人も多いのではないでしょうか。 ぜひ死亡キャラたちの最期、そして彼らが与えた影響を、『夜桜さんちの大作戦』でチェックしてみてください！