『名探偵コナン』ピスコの登場回は何巻何話？死亡の真相なども解説

マンガ・アニメ・映画と幅広い分野で人気を獲得している『名探偵コナン』。 本作に登場する敵キャラと言えば黒の組織ですが、この記事では組織幹部として活躍するピスコについて徹底解説！基本的なプロフィールはもちろん、登場回や死亡の真相など、気になる情報をあますことなくお伝えしていきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

黒の組織の幹部として暗躍するピスコ。本名を枡山憲三と言い、表では大手自動車メーカーの会長を務める「経済界の大物」と呼ばれています。 普段は物静かで穏やかな雰囲気を醸し出していますが、その本性は非常に冷徹です。また長年組織に貢献してきただけあり、71歳になっても抜群の射撃精度をキープしていました。しかしながらとある騒動をきっかけに、忠誠を誓っていたボスから見捨てられてしまいます。

ピスコが登場するのは単行本24巻(アニメ版176話～178話)に描かれたエピソードです。アニメ版では『黒の組織との再会』と銘打たれており、のちにキーパーソンとして活躍するベルモットも初登場を果たした超重要回となっています。 このなかでピスコはとある人物の口封じを任され暗躍しており、その一方で灰原哀を追うジンたちの物語も展開。2つのシナリオが絡み合い進んでいく様子はスリル満点です。加えて灰原が大人に戻るシーンも描かれるなど、見どころ盛りだくさん。 ピスコが気になる方はもちろん、それ以外の方にも是非見て欲しいコナン屈指の名作回です。

組織の情報漏洩を阻止するため、ターゲットを暗殺したピスコ。見事に任務を遂行したものの、なんと彼はジンの手により殺されてしまいます。 ピスコは任務遂行時に銃を構えていたところを、偶然カメラマンに撮影されていたのです。しかもその写真が翌日の朝刊に使用されることに……。これによりピスコはボスから見限られ、命令を受けたジンにより始末されてしまいます。 彼は長きに渡り組織に貢献してきましたが、最後はあまりにも単純なミスで失脚してしまうのでした。

本編で死亡してしまったピスコですが、劇場版第13作となる『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)に名前のみ登場しています。実は本作のボスキャラとして登場した組織メンバーのアイリッシュが、父のように慕っていた存在として名前を挙げたのがピスコだったのです。 2人の詳細な関係はわからないものの、アイリッシュはピスコを深く尊敬していました。そのため彼はピスコの仇であるジンを恨み、虎視眈々と復讐の機会を窺っていたのです。しかし最後はピスコ同様、ジンの手により殺されてしまいます。 「漆黒の追跡者」は数ある劇場版のなかでも特に評価が高い名作です。ピスコを深く知るためにも、1度は鑑賞してみることをオススメします。

犯行現場を撮影されたうえ、コナンにも正体がバレるなど無能な面が目立ちがちなピスコ。しかしその一方で、彼は灰原の正体がシェリーだと気付くなど優秀な面も見せていました。 もしも彼が生き残ってその情報をボスに伝えていたら、本編の展開は大きく変わっていたはず。またピスコは老齢でありながら、暗闇でシャンデリアの鎖を撃ち抜くという神業までやってのけています。失敗に目が行きがちですが、彼は組織のなかでもトップクラスに有能な人物だったのかもしれません。

アニメ『名探偵コナン』でピスコの声を担当したのはベテラン声優の村松康雄です。 1955年から活動をスタートし、俳優・声優・ナレーターとして活躍。『ONE PIECE』のトムや『それいけ!アンパンマン』のにんにく和尚をはじめ数多くのキャラを演じ、様々な名作を支えてきました。しかしながら高齢により少しずつ活動が減少していき、2024年4月に老衰のため逝去しています。

登場シーンは少ないものの、その有能ぶりでコナンや灰原を追い詰めたピスコ。 彼が活躍するエピソードは緊迫感満点で見どころ満載！これを機に該当話をチェックし、ピスコとコナンたちのバトルを改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。