『名探偵コナン』山村ミサオの登場回は？死亡説や正体についても解説

幅広い層から支持され、漫画・アニメ・映画と様々なメディアに展開している『名探偵コナン』。 本作には事件解決に挑む個性豊かな刑事たちが多数登場します。この記事ではそのなかでも「ヘッポコ刑事」として有名な山村ミサオをご紹介！基本的なプロフィールはもちろん、登場回や死亡説など気になるポイントもしっかり解説していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

群馬県警に所属している山村ミサオ。のほほんとした顔とお気楽な口調が特徴的で、通称「ヘッポコ刑事」と呼ばれています。その不名誉なあだ名通りミスをするシーンも多く、まったく見当違いなひとを犯人扱いしてしまうことも……。 ただ作中で警部に昇進しているため、刑事としてはそこそこ高い地位に立っています。ちなみに彼は工藤新一の母である工藤有希子の大ファンで、警察になったのも彼女が主演していた刑事ドラマがきっかけだったようです。

山村ミサオが初登場を果たしたのは単行本14巻(アニメ版96話)です。彼はこの事件が初の殺人現場ということで、終始びくびくした様子を見せていました。しかし物語の終盤では麻酔銃で眠らされ、「眠りの小五郎」の代理という重要な役割を任されています。 これ以降も山村は「コナン」シリーズの随所に登場し、そのヘッポコぶりを惜しげもなく披露。また漫画・アニメのみならず劇場版第13作『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』にも登場しており、そこで巡査部長から警部に昇進していたと判明しました。

一部界隈で山村に関する死亡説が囁かれていますが、結論から言うとそのような事実はありません。むしろ彼は登場人物のなかでもコメディ色が強い役回りなので、死の危険とはほぼ無縁のキャラだと思われます。 ただ単行本102巻に収録されたストーリーで、スコッチとして黒の組織に潜入していた諸伏景光が山村の幼馴染だったと判明しました。これにより組織との関わりが深まる可能性が出てきたため、山村が危険にさらされるシーンも増えてくるかもしれません。

作中屈指のおとぼけキャラとして活躍する山村ですが、実は「山村の正体は黒の組織のNo.2であるラムではないか」と噂されているんです。ラムは作中で片目が義眼だと判明しており、山村も距離感が掴めないかのように相手に顔を近付けるクセがあります。 さらに彼が祖母に電話をかけるシーンでは、そのプッシュ音がカラスをモチーフにした童謡『七つの子』に聞こえると判明。この曲はボスに繋がるメールのプッシュ音に似ているとわかっているため、「山村＝組織の関係者説」がより強く疑われるようになりました。 しかしその後、ラムは別人物だと判明し、作者の青山剛昌も「山村＝組織関係者説」を否定しています。山村に疑惑がかかる一連の描写は、読者を誤解させる罠だったのでしょう。

山村にはミサエというそっくりな祖母がいます。おばあちゃん子の山村は休暇中にミサエがいる鳥取に行ったり、彼女にオススメされたドラマにハマったりと、今でも慕っている様子を見せています。 孫との良好な関係を築いているミサエですが、前述したように電話番号のプッシュ音が『七つの子』に似ていたたため一時は「組織のボス説」も囁かれていました。 しかしその後の展開でボスは烏丸蓮耶という資産家の男性だと判明。そのためミサエ＝ボス説は否定されましたが、この2人に関わりがないとは言い切れません。今後物語に絡んでくる可能性もあるので、ミサエの動きにも注意しておきましょう。

アニメ版で山村の声を担当しているのはベテラン声優の古川登志夫です。 1974年から声優活動をスタートし、昭和版『うる星やつら』の諸星あたるや「ドラゴンボール」シリーズのピッコロなど数々の人気キャラを担当してきました。ちなみにコナン作者の青山剛昌は「古川の声が好きでもっと聞きたい」と思っているうちに、山村の出番が増えていったと語っています。

そのおとぼけぶりで笑いどころを数多く提供してくれる山村ミサオ。 2025年のコナン映画は彼と縁が深い長野県警が登場するため、山村自身も登場するかもしれません。これを機に『名探偵コナン』を改めてチェックし、山村の活躍回を復習してみてはいかがでしょうか。