『名探偵コナン』長野県警の全登場回とメンバーを紹介!優秀すぎて黒の組織と疑われたエリート集団を解説
コナンと引けを取らない作中でもトップクラスの推理力と観察眼を持つ優秀な人材の宝庫・長野県警を徹底解説! コナンの優秀さを見抜く切れ者な大和敢助や諸伏高明、一時期はラム候補として噂された黒田兵衛など、個性豊かなメンバーが揃う長野県警。彼らの登場回をおさらいしながら、長野県警の関係性や活躍を紐解いていきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。
『名探偵コナン』長野県警について
「コナン」に登場する長野県警はとにかく優秀。作中には数多くの警察官が登場しますが、長野県警にはコナンも唸るほどの優秀な警察官が所属しており、ときにはコナン顔負けの推理を見せることもあります。 洞察力に優れた刑事も多く、なかにはコナンがただの小学生ではないと見抜いている者も。黒の組織との意外なつながりものちに判明し、登場回数は多くないものの今後重要な役割を担うかもしれないエリート集団なのです。
優秀で個性的なメンバーが揃う
長野県警の主要メンバーはいずれも鋭い観察眼や洞察力を持ち、優秀すぎるがゆえにコナンから黒の組織関係者だと疑われたこともあります。コナンの優秀さを理解してその言葉に耳を傾けてくれるのも長野県警の特徴です。 キャラデザや性格もクセが強く、名前の由来含めて個性的なメンバーばかり。主要4人は準レギュラーとして登場。ほかに5人の刑事がゲストキャラクターとして、ほか2人の刑事がアニメオリジナルキャラクターとして登場しました。
【確定】2025年の映画の主役は長野県警!
2024年公開の「100万ドルの五稜星」のエンドロールにて、次回(2025年)の主役が長野県警であることが確定しました!元々人気の高かった長野県警は毎年映画への登場を期待されていましたが、来年の映画でやっとそれが叶うことになりました。 警察学校組とも関係の深い彼ら。降谷零(安室透)との絡みが描かれたり、諸伏景光の生存説にも進展があるかも知れません。来年の公開が今から楽しみですね!
個性的な長野県警の主要メンバーを相関図で紹介!
警部・諸伏高明(もろふしたかあき)
年齢 | 35歳 |
---|---|
所属 | 長野県警察刑事部捜査一課 |
初登場 | 「死亡の館、赤い壁」 漫画65巻 , アニメ558話 |
あだ名 | コウメイ |
声優 | 速水奨 |
「所轄のコウメイ刑事」こと諸伏高明(もろふしたかあき)は「三国志」の諸葛亮孔明をモデルとした切れ者の警部です。ハの字の口ひげが印象的な人物で、「三国志」の故事成語を会話に織り交ぜる変わり者。 彼は東都大学法学部を首席で卒業しながらもキャリア試験を受けずに県警本部入りをしました。幼馴染の大和の行方を追って強引な捜査をした結果、所轄へ異動に。自力で本部復帰も果たしています。 彼の知識量は膨大で、推理力も抜群。コナンを「白眉の少年」と呼んで、捜査にも積極的に関わらせます。実弟はスコッチとして潜入捜査をしていた諸伏景光(ひろみつ)です。
警部・大和敢助(やまとかんすけ)
年齢 | 35歳 |
---|---|
所属 | 長野県警察刑事部捜査一課 |
初登場 | 「風林火山 迷宮の鎧武者 / 陰と雷光の決着」 漫画59巻 , アニメ516話 |
あだ名 | かんちゃん(上原からの呼び名) |
声優 | 高田祐司 |
隻眼と長い髪をひとつにまとめた髪型が印象的な大和敢助(やまとかんすけ)は、高明と同じく切れ者な敏腕警部です。高明とは小学生時代からのライバルで、幼馴染で部下の上原由衣とは両思いという関係性。 過去に雪崩に巻き込まれて行方不明となっていました。その際に片目を負傷して隻眼に。隻眼で切れ者という特徴から一時期、黒の組織No.2のラムでは?と疑われていましたが、のちに疑いは晴れました。 よれた服装や乱暴な口調とは裏腹に推理力はかなり高く、毛利小五郎の裏にコナンがいることも看破しているできる男です。
刑事:上原由衣(うえはらゆい)
年齢 | 29歳 |
---|---|
所属 | 長野県警察刑事部捜査一課 |
初登場 | 「風林火山 迷宮の鎧武者 / 陰と雷光の決着」 漫画59巻 , アニメ516話 |
あだ名 | なし |
声優 | 小清水亜美 |
上原由衣(うえはらゆい)は大和、高明と幼馴染の女性刑事です。初登場時は事件の被害者の妻・虎田由衣として登場しました。 彼女はもともと捜査一課にいましたが、昔からの想い人・大和が雪崩で死んだと勘違い。生前彼が追っていた事件の謎を解くため、因縁があると思われる虎田家に嫁いでいたのです。夫の事件をきっかけに、大和から「刑事長も待ってるぜ、お前のいれたまずいコーヒーを」と言われ復職を決意。 以降は旧姓の上原で職場復帰し、大和の部下として登場します。「かんちゃん」との恋の進展は読者からも注目されています。
元捜査一課長・黒田兵衛(くろだひょうえ)
年齢 | 50歳 |
---|---|
所属 | 長野県警察刑事部捜査一課→警視庁捜査一課管理官 |
初登場 | 「県警の黒い闇」 漫画86巻 , アニメ810話 |
あだ名 | なし |
声優 | 岸野幸正 |
強面で威圧感のある黒田兵衛(くろだひょうえ)は、元長野県警捜査一課長です。初登場時は警視庁から長野県警に出向中で、のちに警視庁一課管理官に就任した警視。 ながらくラムの最有力候補と目されていましたが、実際はコナンの味方となる人物でした。顔の火傷と右目の義眼は、羽田浩司の事件に巻き込まれ組織の追手から逃げた際に負ったもの。黒田は10年近く意識不明で入院していました。 黒田が安室透と電話をして「バーボン」と呼んでいた描写から、黒田は公安のトップ・裏理事官も兼任していることが窺えます。
その他の長野県警メンバー
甲斐玄人(かいくろと)
甲斐は故人で、子供の頃から上原や大和が慕っていた巡査です。6年前に村の祭りで流鏑馬の射手を務めた甲斐は落馬事故によって死亡します。上原はその死に疑問を抱き、虎田家へ嫁ぎました。
竹田繁(たけだしげる)
「県警の黒い闇」に登場した竹田繁警部は、大和が容疑者となった警官連続殺人事件の被害者の1人。9年前の銃乱射事件では、犯人を射殺しています。
三枝守(さえぐさまもる)
三枝守は竹田班所属の警部。県警内の怪しいグループ「啄木鳥会」のメンバーとして拳銃の横流しをしていたことがバレて逮捕されます。
鹿野晶次(かのしょうじ)
鹿野晶次は竹田班所属の警部補。彼も啄木鳥会のメンバーだったことから犯人のターゲットとなり、竹田に次ぐ2番目の被害者として自宅で殺害されます。
秋山信介(あきやましんすけ)
竹田班巡査部長・秋山信介は連続殺人事件の犯人です。9年前の銃乱射事件の流れ弾で妹を亡くしました。事件に使われた銃が竹田ら啄木鳥会から横流しされたことを突き止め、復讐を実行。大和に罪を被せようとするも逮捕されます。
山田
山田刑事は「疑惑の天体観測」に登場するアニメオリジナルキャラクター。長野市内で発生した転落事件の捜査の指揮を担当します。
水戸光一(みとこういち)
水戸はアニメオリジナル「黒いイカロスの翼」に登場する刑事。県内で発生した殺人事件の捜査を指揮します。
長野県警メンバーの全登場回を重要度と共に紹介!
59巻(アニメ516話):「風林火山」
重要度:★★★
漫画 | 59巻 |
---|---|
アニメ | 516話 |
大和と上原(当時は虎田)が初登場したのがこのエピソード。
内容を簡単に説明!
敵対する虎田家と龍尾家で発生した「風林火山陰雷」になぞらえた連続殺人事件の調査のため、大和敢助が登場。大和はその場に居合わせたコナンや服部平次と劣らぬ推理力で、事件の真相を突き止めてみせました。事件解決後は大和が幼馴染の上原に復帰を持ちかけており、6歳差幼馴染の関係性に多くの読者がニヤニヤすることに。作者いわく上原は最初犯人の予定だったものの、愛着が湧いたために犯人を変えたそうです。
65巻(アニメ557話):「危険な二人連れ」
重要度:★★
漫画 | 65巻 |
---|---|
アニメ | 557話 |
上原と大和2回目の登場となったこの回。
内容を簡単に説明!
エンストで困っていた阿笠博士と灰原哀が、偶然上原たちの車に拾ってもらうというエピソードです。大和の強面な風貌と、誤解を招く言葉遣いのせいで、灰原たちは2人が殺人犯だと勘違いしてしまいます。事件らしい事件は起きませんが、上原が現職復帰したことがわかるエピソードです。また大和がトイレに逃げ込んだ灰原を追いかけたせいで「このドスケベ野郎!」と怒られてしまう回でもあります。
65巻(アニメ558話):「死亡の館、赤い壁」
重要度:★★★
漫画 | 65巻 |
---|---|
アニメ | 558話 |
諸伏高明が初登場となった洋館での殺人事件。口ではライバルと言いながらも、事件にのめり込むと無茶をしがちな諸伏を心配する大和の様子も描かれます。
内容を簡単に説明!
真犯人を知って消されそうになった諸伏は間一髪のところを救出されると、大和やコナン、毛利小五郎らとともに「三国志」の「空城の計」で真犯人をおびき出し、見事に捕らえました。大和と同様、諸伏もこの事件ですぐにコナンがただものではないと見抜いています。
74巻(アニメ652話)「毒と幻のデザイン」
重要度:★
漫画 | 74巻 |
---|---|
アニメ | 652話 |
出番は少ないですが、長野県警の3人(大和・諸伏・上原)が登場します。
内容を簡単に説明!
死者から手紙が送られてきた謎を解くべく、服部平次とコナンは調査を始めます。大和ら長野県警は軽井沢の別荘で、「クレイジーダイヤモンド」という現象について説明します。
82巻(アニメ752話):「赤い女の惨劇」
重要度:★★
漫画 | 82巻 |
---|---|
アニメ | 752話 |
コナンが毛利蘭・鈴木園子・世良真純とともに訪れた長野の貸別荘で起きた事件。このエピソードでは上原がメインで活躍しました。
内容を簡単に説明!
このエピソードでは上原がメインで活躍しました。15年前に凄惨な殺人事件を起こし逃走中の通称・赤女が犯人と目された事件で、別荘では次々と怪現象が起こります。新たな殺人が起きたことで、管轄の上原が登場。さらに15年前の赤女事件で凶器を発見した大和と諸伏は、当時の違和感をきっかけに調書の矛盾に気づき、事件解決の糸口を見つけます。
86巻(アニメ810話):「県警の黒い闇」
重要度:★★★
漫画 | 86巻 |
---|---|
アニメ | 810話 |
「県警の黒い闇」は長野県警内の腐敗を描いた衝撃エピソードで、被害者・容疑者・犯人がすべて長野県警となっています。当時長野県警に出向していた黒田兵衛の初登場回です。
内容を簡単に説明!
次々と長野県警が殺される事件が起こり、しかも大和にも嫌疑がかかります。ついに大和が指名手配されてしまう事態に。慌てる上原をよそに諸伏は淡々と策を講じ、大和を殺そうとする真犯人を追い詰めることに成功します。黒田兵衛の異様なまでの存在感も印象的な回でした。
96巻(アニメ983話):「キッドVS高明 狙われた唇」
重要度:★★★
漫画 | 96巻 |
---|---|
アニメ | 983話 |
諸伏vs怪盗キッドの対決が見どころのエピソードです。
内容を簡単に説明!
キッドからの予告状に困っていた鈴木次郎吉に、諸伏は宝石を氷柱に入れておくという知恵を授けました。結局キッドは遠山和葉に変装してその場に留まり、氷が溶けてから宝石を盗み出します。宝石を元の持ち主に返すため、コナンも諸伏もキッドの変装に気づいていましたが見逃しました。ちなみにこの事件の翌日、諸伏は警察を辞めたと語っていた弟が公安で殉職したことを遺品から悟ります。
97巻(アニメ1003話)「36マスの完全犯罪」
重要度:★★★
漫画 | 97巻 |
---|---|
アニメ | 1003話 |
長野で起きた事件の依頼を受けた小五郎は助手の安室透やコナンらと現場に向かいます。
内容を簡単に説明!
大雪で道が分断されたため、諸伏や大和は小五郎から現場の動画を送ってもらうことに。そこで諸伏は、安室に既視感を覚えます。以前、弟から紹介された親友の降谷零が安室であること、弟の遺品の送り主「0」=零であることに諸伏が気づく重要な回*となりました。直後に黒田から電話をもらった諸伏は、黒田の指示なのか安室とは初対面のフリをしています。
劇場版13作目「漆黒の追跡者(チェイサー)」
大和と上原が劇場版初登場となった「漆黒の追跡者」。長野県を含む6県で連続殺人事件が発生、長野県警からは大和と上原が捜査に加わります。上原はTVアニメ版に先駆けてこの劇場版で刑事復帰を果たしました。 2人は容疑者のカップルで逃走中の深瀬稔と吉井リサの対応にあたります。上原は吉井にナイフで刺されかけますが、目黒警部がかばってくれたため無傷で済みました。 映画公開時点でアニメ未登場だった諸伏は本作には登場していません。
優秀な長野県警組の再登場はある?もっと活躍が観たい!
主要キャラの能力が軒並み高く、大和と上原がいるのでカップルという意味でも人気の高い長野県警について紹介しました。最終決戦で彼らの見せ場はあるのか、今後の長野県警の登場回に注目&期待しましょう!